1月
年末年始は食道楽だ。12月、職場でうどんを頂いたので、てんぷらうどんか、きのこうどんかで、迷っていたが、買い出しに行くと、野菜天セットが売られていたので、今年はてんぷらうどんに決めた。その時、おせちも買った。今の職場に勤務してから、お正月を迎えるのがうれしくなった。
いつもの、100円ショップの弁当箱に、黒まめや、かまぼこ、伊達巻を詰める。自炊も、6年続いているけれど、やはり、お祝い事のお料理というのは、詰めるだけでも楽しい。と、一昨年あたりから、気付いた。
紅白見て、うどんを食べて、寝て、年が明ける。初詣に近所の神社に参拝し、お雑煮を食べる。
正直、こういうことが、ままならない年もあった。心身とも、荒んだ年明けもあった。当たり前を大事に思える今、この先また、何があるか分からないけれど、自分に驕ることのないようにしていかなくては。と思う。
おみくじは、大吉。一喜一憂しないように、とあった。まさにその通りだなと思い、持ち帰ってきた。洗足池は、今年も、日の光を浴びて、きらきらと輝いている。
1月から、2月にかけて、私も含め、友人たちの誕生日ラッシュが続く。皆が、結婚する前は、誕生日会などと言って、飲み会をしたり、誰かの家で集まったりしていた。最近は専ら、ラインという、スマートフォンでリアルタイムで閲覧する、メッセージのようなサービスを使う。こういう形のツールは、進化し続けているけれど、私も、小説のホームページをインターネットで配信したり、それを、SNSで宣伝したりして、ちゃっかり利用している。昔は、自分の文章が、ワープロで活字になるだけで、感激していた。本を出版したいと野望を膨らませてもいたけれど、今となっては、より多くのひとに、読んでもらえて、誰かの心にとどまる、そんな作品が書きたいと、思うようになった。インターネットも、ツイッターも、今のところ、楽しく参加している。
一人ぼっちだった、わたしに、情報を、得たり、発信したりする術が与えられたのは、有難いことだ。教えてくれた、友人に感謝。
誕生日プレゼント、というか、自分で自分に、新しいスマートフォンを買った。わたしは、以前より、アイフォンを使っている。なかなか使いこなすまで行かずに、三年がたち、バッテリーがもたなくなったと、職場の人に話すと、ちょうどその人も、買い替えを考えている、と聴いて、勢いで注文してしまった。
前回の、買い替えのときは、SIMカードというメモリチップの接続のしかたが解らず、壊してしまい、修理に出した。今回は、初めから、ショップで入れ替えてもらうことにしている。
久しぶりの渋谷。オリンピックまでに、街が新しくなる、とのことだけれど、公園通りで私の用がある辺りは、まだあまり変わっていないように思える。アップルストアのお姉さんは、事情を説明すると、慣れた手つきで、すぐ、SIMカードの入れ替えをしてくれた。着いてから、ほんの五分くらいの出来事だった。何日も前から緊張していた田舎者の私は、あまりにもあっけない結末に、世の中は、進化していて、より、便利になっているのだと、思うことにした。時代遅れな私だけど、久しぶりの渋谷は、いるだけでとても刺激的だったと、信号待ちのスクランブル交差点で、マリオカートを眺めながら、爽快な気分になった。これは、ちょっとした冒険だな、とも思った。
テレビのニュースで、中国で肺炎が流行っている、と最初に聞いたのは、いつだったろう。気づくと、連日、空港閉鎖のニュースが、テレビでも、ネットでも、良く流れている。そういえば、先日の渋谷も、中国の人、というか外国の人たちを、あまり見掛けなかったし、私の職場のリハビリ患者さんも、中国の人が毎日来てたのに、いつからか来なくなった。豚コレラの時のような印象だな、と思い、わたしは、アトピー症の手を、まめに洗っている。思い返すと、先日、風邪をひいてたけれど、熱は出ていない。咳止めを貰いに、近所の内科を受診したけれど、あれはたしか、ニュースよりも前の話だった。飛沫感染するウイルスらしいので、帰宅してから、うがいをするようにしている。毎年、このじきは、いろいろ慌ただしいので、健康管理は、いつも以上に気をつけなければならない、と思う。