〜 第1節(Round1) 〜

グループA バイエルン リヨン セルティック アンデルレヒト 得点 失点 勝点
バイエルン・
 ミュンヘン
   
 
○ 2-1
 
 
 
1 0 0 2 1 3
リヨン  
 
   
 
○ 1-0
 
1 0 0 1 0 3
セルティック  
● 1-2
 
 
   
 
0 0 1 1 2 0
アンデルレヒト  
 
 
● 0-1
 
 
  0 0 1 0 1 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


バイエルン 2−1 セルティック
マカーイ 73' 86' トンプソン 57'

 アウェーのセルティックが積極的なプレーを見せる。バイエルンはなかなかフィニッシュに持ち込むことができない。前半は両チーム無得点のまま後半へ。
 48分にバイエルンは右CKを得る。ニアサイドに放り込まれたボールをリンケが頭で流すと、ファーサードにいたマカーイがヘディングシュート。しかし叩きつけることができずにクロスバーを越えた。50分にもボールをつないで右のマカーイに展開、マカーイがゴール前にボールを放り込んだが、走りこんできたゼ・ロベルトのヘッドはゴールわずか左に外れた。しかし、バイエルン攻勢のムードに。
 だが、先制はセルティック。57分、アガトが右サイドからロングクロスを放り込むと、ゴール正面に入り込んだハートソンの裏に回ったトンプソンが頭で合わせ、ゴールを奪った。
 73分、バイエルンはセルティックディフェンダーのクリアボールをマカーイがボレー、このシュートがゴール左下すみに決まり、同点に追いつく。
 さらにバイエルンの攻撃は続く。押せ押せのムードの中、85分にはゴール正面でゼ・ロベルトが絶好のチャンスからシュートを放ったが枠の外。だがその1分後、右中盤からセルティックゴール前にマカーイが放り込んだボールが、走りこんだバラックも触れなかったもののそのままゴールイン、ようやくバイエルンが逆転する。
 前半は冴えなかったものの、結局新加入マカーイの2点でバイエルンが初戦を飾った。


リヨン 1−0 アンデルレヒト
ジュニーニョ 26'(P)




グループB インテル Dキエフ Lモスクワ アーセナル 得点 失点 勝点
インテル    
 
 
 
 
○ 3-0
1 0 0 3 0 3
ディナモ・
 キエフ
 
 
  ○ 2-0
 
 
 
1 0 0 2 0 3
ロコモティフ・
 モスクワ
 
 
 
● 0-2
   
 
0 0 1 0 2 0
アーセナル ● 0-3
 
 
 
 
 
  0 0 1 0 3 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


アーセナル 0−3 インテル
フリオ・クルス 22'
ファン・デル・メイデ 24'
マルティンス 41'

 注目の一戦。ベストの布陣のホーム・アーセナルに対し、インテルは怪我のヴィエリを欠く。ゲームはアーセナルがボールをまわす展開に。
 5分、インテルゴール正面25MほどのところでFKを得たが、アンリのシュートは壁に当たってしまった。13分には小気味よいパスワークからヴィルトールがPエリア内深く入り込みゴール前に折り返したが、GKトルドがキャッチ。
 直後、インテルは縦のロングパスにマルティンスが反応、スピードで抜け出しかけたがGKレーマンに詰められてゴールならず。15分、ピレスのインターセプトからアーセナルにチャンス。リュングベリにボールがつながりゴール前に入り込んだが、シュートはGK正面だった。
 アーセナルのペースが続いているように見えた22分、インテルは左サイドスローインからのプレーでフリオ・クルスが左サイドを抜け出すと、そのままPエリアに突入。飛び出してきたレーマンを交わすようなチップシュートでゴールを奪い、あっさりと先制する。
 さらに24分、インテルは今度も左サイドからチャンスを作る。大きく開いたキリ・ゴンザレスがゴール正面へクロス。アーセナルのDFがヘッドでクリアしたボールを、ファン・デル・メイデが右足一閃、強烈なボレーシュートがゴール右に突き刺さり、あっという間に2点差としてしまう。
 31分、アーセナルはリュングベリがマテラッティに倒されたと判断され、PKを得る。しかし、アンリがゴール右を狙ったシュートはすこしコースが甘く、トルドの反応も同サイドであったために止められてしまう。アーセナルは41分にも失点。今度はエムレがドリブルで中盤を翻弄するとゴール前で張っていたマルティンスへパス。マルティンスはタックルを受けながらもボールを離さず、小さいモーションからすばやく、かつ強烈なシュートをゴールに叩き込む。アーセナルは、大量3点ビハインドで後半へ折り返す。

 後半、インテルはやや守り重視になり、アーセナルもなかなかインテルゴール前に入り込めない。64分にはピレスとジルベルト・シウバに代えてベルカンプとカヌーを投入。インテルも2人を入れ替えリフレッシュを図る。67分、アンリが縦への長いボールに反応しボールをキープすると、DF一人をかわしてPエリアへ突入しシュート。だが力なく、トルドがキャッチ。
 79分のアーセナル、カヌーのポストからアンリがシュートを放つが、トルドが難なくカット。81分にはゴール正面でボールをつなぐと、左のコールから右のカヌーへボールが渡ってシュート。しかしこれもトルドが反応し、ゴールを守る。83分にインテルゴール右45度、25Mほどの位置からFKを蹴ったアンリのシュートも、トルドががっちりとキャッチした。
 91分のインテル、カロンがワンツーで抜け出しGKと1対1。ゴール右を狙ったシュートは、しかしポスト。はじかれたボールにマルティンスが反応したが、厳しい体勢でのシュートは枠を捉えなかった。アーセナルはインテルを前にいい形を作れず、ホームで完封負けを喫した。  


Dキエフ 2−0 Lモスクワ
ディオゴ・リンコン 83' 90'+1'

 



グループC モナコ デポルティボ AEKアテネ PSV 得点 失点 勝点
モナコ    
 
 
 
 
○ 2-1
1 0 0 2 1 3
デポルティボ・
ラ・コルーニャ
 
 
   
△ 1-1
 
 
0 1 0 1 1 1
AEKアテネ  
 
△ 1-1
 
 
 
  0 1 0 1 1 1
PSV      
アイントホーフェン
● 1-2
 
 
 
   
 
0 0 1 1 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


AEK 1−1 デポルティボ
ツァルタス 86' パンディアーニ 12'



PSV 1−2 モナコ
ボウマ 65' モリエンテス 31'
シセ 56'


 ホームのPSVがボールを回す展開。3分、左サイドでボールを拾ったPSVのロッベンが強烈なミドルシュートを放ったが、GKがブロック。試合が進むにつれ、PSVのラフなタックルが目立つようになる。
 31分、PSVコリンのラフプレーから、モナコが左サイドでFKを得る。ロテンがゴール前に蹴りこんだクロスボールがワンバウンドしてファーサイドに流れたところ、モリエンテスが詰めておりヘッドで先制。
 後半の56分にモナコは追加点。モリエンテスとシセがワンツーを繰り返して中央を突破、簡単にゴールを奪った。
 60分、PSVはゴール前でケズマンがポストで落としたボールにフェネゴールがシュートを放とうとしたが、ボールが足につかずこぼしてしまう。このボールをケズマンが蹴りこもうとしたが、GKがナイスセーブ。しかし65分、PSVのボウマがゴール正面25MほどのFKを、壁の左をまいて見事ゴール左隅に叩き込み、1点を返す。
 80分、PSVは中盤からのリスタートでゴール前にロングボールを放り込むと、フェネゴールがバックヘッド、ボールはゴール右サイドへと転がったが、GKが辛うじてはじき出した。時間もなくなってきた90分、PSVは縦へのパワープレー。ヘッセリンクがゴール前でGKと競いながらもボールをつなぎ、デヨングが最後にシュートを放ったが、枠を外してしまった。ゲームはこのまま終了、アウェーのモナコが勝利した。



グループD ユーべ Rソシエダ ガラタサライ オリンピアコス 得点 失点 勝点
ユベントス    
 
○ 2-1
 
 
 
1 0 0 2 1 3
レアル・
ソシエダ
 
 
   
 
○ 1-0
 
1 0 0 1 0 3
ガラタサライ  
● 1-2
 
 
   
 
0 0 1 1 2 0
オリンピアコス  
 
 
● 0-1
 
 
  0 0 1 0 1 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ユーべ 2−1 ガラタサライ
デル・ピエロ 5'
フェラーラ 73'
ハカン・シュクール 19'

 まだ試合も落ち着く前の5分、ユーベは右サイドのカモラネージからゴール前に走りこんだデル・ピエロにスルーパス。このボールをゴール左サイドへダイレクトに蹴りこみ、早い時間にリードを奪う。
 ここからユーベペースで試合が進む。ガラタサライにとって耐える時間が続く。しかし19分、ガラタサライは右からのCKのチャンスで、ニアサイドに走りこんだハカン・シュクールが頭で押し込み同点に追いついた。
 33分、今度はユーベがCKからチャンスを作る。ファーサイドのトレセゲにボールが渡り、ヘッド。ボールはキーパーの脇を抜けたが、ゴール内で守っていたバチスタが辛うじてクリアーした。
 後半もユーベペース。65分、デル・ピエロが自ら倒されて、ゴール正面25M弱のところでFKを得る。右足から蹴りだされたボールはゴール右上に飛んだが、クロスバーに弾かれてしまった。73分、今度は左サイドでデル・ピエロがファールを受ける。ちょこんとゴール前に放り込んだFKにユーベとガラタサライの選手たちが走りこんだが、ほんの少しだけフェラーラが触ったもののコースはほぼ変わらず、転々とゴール内に転がり込んでユーベが勝ち越した。
 90分、ユーベは中盤右からのFK。ゴール前に長いボールを放り込むと、途中出場のディ・バイオがすばやく走りこんでヘッド。低くたたきつけたよいシュートだったが、GKモンドラゴンがすばらしい反応で弾き出した。ゲームは2-1、途中苦しい時間帯があったもののユーベが勝ち点3を手にした。


レアル・ソシエダ 1−0 オリンピアコス
コバチェヴィッチ 80'(P)




グループE マンチェ レンジャーズ シュツットガルト パナシナイコス 得点 失点 勝点
マンチェスター・
  UTD
   
 
 
 
○ 5-0
 
1 0 0 5 0 3
レンジャーズ  
 
  ○ 2-1
 
 
 
1 0 0 2 1 3
シュツットガルト  
 
 
● 1-2
   
 
0 0 1 1 2 0
パナシナイコス  
● 0-5
 
 
 
 
  0 0 1 0 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


マンチェスター・UTD 5−0 パナシナイコス
シルベストル 13'
フォーチュン 14'
スールシャール 33'
バット 40'
ジェンバ・ジェンバ 83'



レンジャーズ 2−1 シュツットガルト
ネルリンガー 74'
ロベンクランズ 79'
クラニィ 45'+3'




グループF Rマドリッド ポルト パルチザン マルセイユ 得点 失点 勝点
レアル・
マドリッド
   
 
 
 
○ 4-2
 
1 0 0 4 2 3
ポルト  
 
   
△ 1-1
 
 
0 1 0 1 1 1
パルチザン  
 
△ 1-1
 
   
 
0 1 0 1 1 1
マルセイユ  
● 2-4
 
 
 
 
  0 0 1 2 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


パルチザン 1−1 ポルト
デリバシッチ 54' コスチーニャ 22'



Rマドリッド 4−2 マルセイユ
ロベルト・カルロス 29'
ロナウド 34'、57'
フィーゴ 61'(P)
ドログバ 26'
バン・ブイテン 83'






グループG ラツィオ チェルシー Sプラハ ベジクタシュ 得点 失点 勝点
ラツィオ    
 
 
 
 
○ 2-0
1 0 0 2 0 3
チェルシー  
 
   
○ 1-0
 
 
1 0 0 1 0 3
スパルタ・
プラハ
 
 
● 0-1
 
   
 
0 0 1 0 1 0
ベジクタシュ ● 0-2
 
 
 
 
 
  0 0 1 0 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


Sプラハ 0−1 チェルシー
ガラ 85'



ベジクタシュ 0−2 ラツィオ
スタム 37'
フィオーレ 77'




グループH ACミラン セルタ ブルージュ アヤックス 得点 失点 勝点
ACミラン    
 
 
 
○ 1-0
 
1 0 0 1 0 3
セルタ  
 
   
△ 1-1
 
 
0 1 0 1 1 1
クラブ・
ブルージュ
 
 
△ 1-1
 
   
 
0 1 0 1 1 1
アヤックス  
● 0-1
 
 
 
 
  0 0 1 0 1 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ブルージュ 1−1 セルタ
セテルネス 84' ファンフラン 50'



ACミラン 1−0 アヤックス
インザーギ 67'


 02-03シーズンでは準々決勝で顔をあわせた両チーム。立ち上がりはアヤックスが積極的にシュートを放つ。ボールは両チーム小気味よく動く。
 25分、ミランのハンドからアヤックスが右45度25M程の距離でFKのチャンス。ファン・デル・ファールトが左足でゴール右上を直接狙ったシュートは、しかしミランGKヂダがかすかに触りCKに逃れた。
 30分、ミランはガットゥーゾから右サイドへ出たパスにシェフチェンコが追いつくと、ゴール前へダイレクトで折り返し。ここに走りこんでいたインザーギがややマイナス気味ながらダイレクトでシュートを狙ったが、ゴール右に外れた。
 33分、ミランはコスタクルタに代えてラウルセンを投入。35分のアヤックス右サイドの攻撃。トラベルシからのセンタリングにイブラヒモヴィッチが頭で合わせたが、ヂダがはじき出した。
 後半に入ってすぐの48分、シェフチェンコがPエリアわずか内のところでポストとしてボールを受けると、すばやい反転からシュートへ。だが、ボールはクロスバーを越えてしまった。
 53分のアヤックス。マクスウェルがボールを長くキープした後、右のトラベルシへ展開。そのままダイレクトにクロスがあがり、ファーサイドのイブラヒモヴィッチがヘディングシュートを放ったが、GKヂダがしっかりとキャッチした。
 67分、ミランはたてへの早い攻め。インザーギがポストでボールを受けると、ゴール正面のシェフチェンコへパス。シェフチェンコが振り向きざまにシュートを放ち、ロボントもすばらしい反応を見せてボールをとめたが、こぼれたボールを狙っていたインザーギが見事シュートを決めてACミランが先制した。
 75分、ミランは左サイドのルーズボールをシェフチェンコが拾うと、DFを一人抜いてドリブルでゴールを目指す。カカ、インザーギもゴール前へ駆け上がり、3対2の圧倒的有利な状況に。しかしシェフチェンコはパスを出さず、Gkロボントの脇を突くシュートを狙う。ロボントはシュートを体に当ててゴールを守ると、続くカカ、インザーギのシュートをディフェンス陣がよくしのぎ、ピンチを逃れた。
 アヤックスは守りを薄くし攻撃に力を入れるが、なかなかフィニッシュに至らない。88分、カカがドリブルでゴール前まで入り込むと、そのままディフェンダーと競いながらもエンドラインぎりぎりからシュート。ボールはラインぎりぎりのところを転がりクロスバーに当たったが、ゴールにはつながらなかった。
 91分、ガットゥーゾが密着マークをしたイブラヒモヴィッチを振りほどこうとしてパンチを顔にみまい、レッドカードを受けてしまった。数的優位になったアヤックスは94分、トラベルシが右サードを強引に突破しボールをゴール前へ送る。ゴール前で待っていたイブラヒモヴィッチのシュートはヒットしそこないカフーに当ててしまったが、こぼれたボールをさらにファン・デル・ファールトがつめる。しかしヂダがすばらしい反応を見せシュートをはじき出し、ピンチを脱した。