通常防具 |
ボゴミルの鎧 |
ボゴミル派。グノーシス主義(マニ教)の流れを汲む。 この世の物質は全て悪魔の被造物であり、世俗の権威や社会制度、教会組織、典礼にも意味はない、個人における信仰のみが人を救済に導く、と説いたため、反体制的と見なされ、支配層や教会から弾圧された。 |
カタリの鎧 |
カタリ派。 ボゴミル派の思想を継承したが、こちらの方が更に過激。物質社会を拒むあまり、結婚(生殖)そのものを忌避。そのため、妊娠の可能性のない同性愛を黙認するという姿勢をとっていました。が、それは既に、聖書の基本的な教えに反しているような?? |
スペロニの鎧 |
スペロニ派。 教会典礼の全てを否定し、「聖書」に則して生活し、生存し、思考する者のみがキリストの愛によって聖化されると説いた。 |
フミリアティの鎧 |
フミリアティ(卑称派)。 懺悔の共同生活を営むために共同生活をしていた身分の低い人々の総称。教皇庁への不服従を理由に破門。 |
ヨアキムの鎧 |
ヨアキム・デ・フローリス。キリスト教の神秘主義的説教家。 独自の歴史観を持ち、熱心に教会の改革を唱え、中世のキリスト教会に大きな影響を与えた。 |
アモリの鎧 |
アモリ派。 哲学的認識こそが、神に至る道であると説く。霊的に完成された人間は、何を行おうと、堕落したり罪に落とされることはない、と信じ、結果、強姦・姦通など、あらゆる肉欲を容認した。教会に「狂気の沙汰」と評され、弾圧の上、消滅。 |
エックハルトの鎧 |
ヨハネス・エックハルト。神学者にして、ドミニコ会に属する神秘主義者。 神は肯定的述語で言い表しえないとする否定神学を介して、存在を超える無と神とを同一視した。 |
アヴィラの鎧 |
アヴィラの聖テレジア。 肉食の禁止や絶対の沈黙など、禁欲的宗派である改革カルメル会を創立。43才の時、神より遣わされた天使の手で、焼けた金の矢に心臓を貫かれるという幻視を受ける。 天使に矢を向けられ、恍惚の表情を見せる修道女、というイメージは、キリスト教美術の題材にも使われている。…結構、聖女・聖人関係の題材って、えっちいのが多い。 |
<豆知識>
神秘主義
世界の起源は、合理的な理解を超えた神秘的なものであり、独自の直接的な内的経験であるエクスタシス(恍惚)などによって会得するほかないとする、宗教や哲学上の立場。
と、このように、百科事典には書かれています。
脳内麻薬出まくりだろうって状態で、「神を見た」とか言う人いるよね。そゆことかな、とちょっと思いましたです。
一般に、個人的、反科学的、秘義的な方向に走りがち、だそうです。そりゃ、そーだろね。
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大邪神の鎧 |
メタトロンの鎧 |
大天使メタトロン その名は<玉座に侍る者>を意味する。ユダヤ教において、天使の中で最も偉大といわれ、“契約の天使”“万物の創造主”“小ヤハウェ”“闇の支配者”等々、多彩な呼称を持つ。ユダヤの民間伝承では、神と大地との間に「地上を人間に貸し与える」という契約が結ばれているとされているが、この契約書を作ったのがメタトロンであるといわれる。モーセを守護して、エジプト脱出の折り、海を割ったのが彼であるという説もある。 しかし、ある伝承ではメタトロンは血に飢えた天使であって、自分に背く者を何人も串刺しにして、苦悶のうちに死なせるといい、故にサタンとしばしば同一視され、天上界におけるサタンの姿であるとされている。 カバラにおいても、とにかく、謎の多い存在である。
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ウリエルの鎧 |
大天使ウリエル <神の炎>を意味する。四大天使の一人で、地の属性を持つ。大地の炎=火山か。宇宙の運行と地球の気象を司る。最後の審判の折りには神の意志により、清き死者には魂を吹き込んで復活させ、汚れた死者の魂は拷問で苦しめるとされる、法に対して峻厳な天使である。 |
サリエルの鎧 |
大天使サリエル <神の命令>を意味する。死の天使として、死霊達を監視する。モーセにさまざまな知識を与えた天使であるともいわれる。月の性質の秘密を知るため、サタンに従って堕天したとの説もある。月は、魔術的なものに結びつくためである。 |
ミカエルの鎧 |
大天使ミカエル <神に似た者>を意味する。四大天使の一人で、火の属性を持つ。天使軍団の最高指揮官であるとされる。古い竜、すなわちサタンを屠る者とされ、それは異教に対するキリスト教の勝利を意味する。キリスト教において、彼が最も偉大な天使であるとされる所以である。 |
ラグエルの鎧 |
大天使ラグエル <神の友>を意味する。天使達を監視し、罪を犯した者を糾弾するのを任とする。 |
ラファエルの鎧 |
大天使ラファエル <神の薬>を意味する。四大天使の一人で、風の属性を持つ。人間への癒しを役職としており、とりわけ医学知識への造形が深い。冥界に人の魂を導くのも彼であるとされている。 |
ガブリエルの鎧 |
大天使ガブリエル <神の力>を意味する。四大天使の一人で、水の属性を持つ。楽園の守護者。聖母マリアへの受胎告知をしたことで、キリスト教美術ではお馴染みの存在。イスラム教でも、モハメットにコーランを書き写させた天使として、尊祟されている。神の命により、背徳の街ソドムとゴモラを焼き尽くしたのも、この天使。大天使の中で唯一、女性であるとする説もあり。 |
<豆知識>
七大天使
“御前天使”とも呼ばれます。七人の大天使は、神と同席することを許された天使として、数ある天使達のトップの座を占めるといわれています。(九階級中八位だけど)
しかし、七大天使のメンバーには諸説あり、四大天使以外の三天使は、神学者や時代等によって、大いに意見が分かれるところです。が、大方、ラグエル、サリエル、メタトロン、ラミエル、カマエル、ハニエル、サラカエルのうちから選出されているようです。彼等の重大な仕事といえば、黙示録に語られる“終末”の折り、子羊によって七つの封印が解かれたら、ラッパを吹き鳴らして、世界に破滅を呼び込む事。
想像するだにドラマチックな映像ですが、人間にとってはあんまりありがたくない天使達なのかも。
四大天使
“方位の天使”“エレメンツの天使”という呼称の示す通り、東西南北、地水火風をそれぞれ守護する天使達です。仏教でいう“四天王”、道教でいう“四神”といったところ。
上記の七大天使のうちに名を連ねていますが、中でも知名度がピカイチなので、天使といったらこの人達!という感じもしますね。蛇足ですが、タロットカードの大アルカナにも顔を覗かせています。
名前 |
ミカエル |
ガブリエル |
ラファエル |
ウリエル |
方位 |
東 |
北 |
西 |
南 |
エレメンツ |
火 |
水 |
風 |
土 |
霊力 |
知性 |
想像 |
理性 |
感受 |
美徳 |
慎重 |
節制 |
正義 |
堅忍 |
象徴するカード (タロット) |
14.節制 |
20.審判 |
6.恋人 |
3.女帝 |
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邪神(悪魔)の鎧 |
イスハークの鎧 (ルピルピ着用) |
イサクのアラビヤ名。(クラールさん情報)
イサクは、ノアの子セムの子孫。父はアブラハム。母はサラ。
長年、二人の間に子はなかったが、神が彼らに与えたとされる。
時に、アブラハム99才。サラ90才。
凄いな、神。
まぁ、その後、神はこのイサクを、生け贄として要求するんですが。(結論だけ言うと、自分の命令通りに、父が本当に子を殺そうとした事に満足して、それは止めさせるんですが)
色んな意味で、凄いな、神。
ちなみに、このアブラハム。神のお告げで放浪の旅に出て、行く先々を自分の土地としていきます。それもこれも、神の言葉故。
イサクの子ヤコブを祖先として、イスラエル12部族が派生したとされており、ユダヤ、イスラム、キリストの世界三大宗教は、総じて「アブラハムの宗教」とも呼ばれています。 |
ヌーフの鎧 (クレージュ着用) |
ノアのアラビヤ名。(クラールさん情報) 人名辞典「ノア」の項参照。 |
ユーシフの鎧 |
ヨセフのアラビヤ名。(クラールさん情報) 1.アリマタヤのヨセフ。磔刑台にかけられ死んだイエスの遺体を引き取って埋葬した、福音書曰くの「善良で正しい人」 2.聖母マリアの婚約者(イエスの養父)ヨセフ。私生児に当たるイエスを受け入れ、マリアを妻にした、福音書曰くの「正しい人」 どっちにしても、「正しい人」っぽい。 |
ヤフヤーの鎧 |
ヨハネのアラビヤ名。(クラールさん情報) 人名辞典「ヨハネ」の項参照。 |
マグダラの鎧 |
マグダラのマリアから。 元は娼婦でしたが、イエスと出会い回心。十字架に掛けられた後のイエスの復活を目撃したのも彼女でした。新約聖書に登場する女性では、聖母マリアに次ぐ扱いの大きさです。 |
イーサーの鎧 |
イエスのアラビヤ名。(クラールさん情報) 世界に知らぬ人とてない、説明不要のジーザス・クライスト・スーパースター。民族宗教であるユダヤ教から、世界宗教キリスト教を生み出した歴史偉人。イスラムでも、ユダヤでも、預言者として認められています。 |
ムーサーの鎧 (ファウスト専用) |
モーセのアラビヤ名。(クラールさん情報) モーセは、イスラエルを代表して、神から十戒を授かる。その際のイスラエルの民と神との契約が、メフィストフェレスとファウストの間の契約に引っかけてあるのかな。 |
ルーイソスの鎧 (モーゼ専用) |
秘教的現代SF小説「ベルゼバブの孫への話」(ゲオルギ・グルジェフ著)に登場する天使。一般宇宙化学物理大天使の肩書きを持つ。(クラールさん情報) 未読よ未読。読まなくちゃー。(><) |
大天使の鎧 |
リリスの鎧 |
アダムの最初の妻。カバラ文献によると、当初、人間は男(アダム)と女(リリス)が同時に造られたのだという。しかし、男性主導の結婚を嫌って、リリスは出奔。そのため、今度は従順な存在を、と、アダムの肋骨を使って、イブが造られたというのである。その後、リリスはルシファーの情婦となり、“デーモンの女王”とも呼ばれる存在になる。膨大な数のルシファーの子供を産み、“デーモンの母”ともなった。“命在るもの全ての母”であるイブとは対極に位置する。 |
モーロックの鎧 |
モロク。ヘブライ語で<王>を意味する。牡牛の頭部を持つ異形の神。 子供の生け贄を欲するところから、キリスト教徒から大パッシングを受ける。元々、モロク神への生け贄を放り込む火の祭壇をもつ神殿一帯を“ゲヘナ”と言っていたらしい。これがそのまま「地獄」の意となった。 故にモーロックは地獄の炎を支配する魔王である。 |
ベヒーモスの鎧 |
ビヒモス、あるいはベヒモット。旧約聖書によると、神が己の力を誇示するために造った怪獣。後に象頭人身であるインドの神ガネーシャのイメージと融合して、象頭として描かれるようになった。中世期、その異形から、悪魔と見なされるように。 結構、可哀想かもしれない。 |
アラストルの鎧 |
古代ローマの悪魔学では、家にまつわる悪霊とされている。しかし、更にその前には、<復讐する者>の呼称の示すとおり、いわゆる破壊神だったのかもしれない。 |
ベルフゴルの鎧 |
ベルフェゴール。 人名辞典の項にも書いたので、ここでは付加的な事のみを。 元々はフェニキアの豊穣神バール・ベオールだったともいわれる。男根の神、割礼の神であったらしい。 悪魔学の七つの大罪では、<怠惰>を司っている。 |
ベルゼブブの鎧 |
ベルゼブル、ベールゼブブとも。<蝿の王> 蝿=腐敗、死、悪霊を運ぶものの意か。ミルトンの「失楽園」では、サタンに次ぐ地位を持つ者として書かれている。または、サタンの別名であるとする説も。悪魔学によると、七つの大罪のうち<暴食>を司り、人々の自尊心をくすぐって、罪へと誘う。
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(メフィストの鎧) |
(実際には登場しませんでしたが、一応。…ほんとになかったかも、ですが) メフィストフェレス。<光を憎む者> 16世紀過ぎ、伝説の占星術師ファウストゥスが召還に成功したとされる悪魔。その知名度と反比例して、実力的には今ひとつ。…というか、はっきり言って下っ端だ。だけど、ゲーテの戯曲「ファウスト」では、変幻自在、両性具有の悪魔として、なかなか深いものを見せてくれました。 |
<豆知識>
ルシファー(=サタン)
B/Mの世界では、その逸話などからメフィストフェレス=ルシファーとして描かれていたようなので、ルシファーについて、ちと語ってみたく思います。
<光を運ぶもの><明けの明星>を意味し、“最も美しく、偉大なる者”と頌えられた大天使(熾天使とする説もあり)だった彼は、神に成り代わり、己が玉座に座ることを願い、神に反乱を興します。この時、彼に従った天使の数、実に1/3とも、9/10ともいわれますが、この戦いに敗北した反乱軍は、天界から堕とされ、結果として、堕天使となったのですが、この折りの
『天国で仕えるより、地獄で統治した方がいい』
というルシファーの台詞(ミルトン著「失楽園」より)は秀逸!
この後、地獄の王=サタンとなった、とする説が一般的です。しかし、サタンという単語も扱いが一定しておらず、資料によっては、ベリアルをサタンの一人とする記述があったり、ベルゼブブがサタンと書かれていたり、まちまちです。サタンというのが元々「反逆者」を意味するヘブライ語から来ているので、悪魔の支配者階級=サタンと捉えるのが正しい場合もあるようです。
そこら辺は、文脈を捉えて判断せよ、という事なんでしょうかね。
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アクセサリ |
トビトの石 (指輪) |
「トビト書」(旧約聖書外典) 物語性と教訓に富んだ民間説話集。 |
ユディトの石 (指輪) |
「ユディト書」(旧約聖書外典) 民間説話を元にした架空の戦記。 |
マカバイの石 (指輪) |
「マカバイ記1〜4」(1〜2は旧約聖書外典、3〜4は旧約聖書偽典) 歴史書。 |
エステルの石 (指輪) |
「エステル記」(旧約聖書) 王妃エステルという架空のヒロインがペルシアの迫害からユダヤを救う、一種の歴史小説。この書だけが、聖書の中で異質です。なんせ、神への祈りの記述が全くない。陰謀ありーのロマンスありーので、ちょっと千一夜みたいな雰囲気あります。 |
シラの指輪 |
「ベン・シラの知恵」(旧約聖書外典) 日常生活全般に関する知恵文学。 |
バルクの指輪 |
「バルク書」(旧約聖書外典) 「バルクの預言」あるいは「バルクの黙示録」とも。 |
<豆知識>
典外書(外典・偽典)
旧約聖書が編纂されたのは、紀元1世紀頃の事だそうで、それ以前、紀元前3世紀頃からそれまでに書かれた膨大な数に上る文献の中から、どれを正典とするか、という会議で外されたもの、教会に認知されていない文献を外典といいます。正典とも外典とも違うものを偽典といいますが、外典は殆どギリシア語、偽典はその他種々の言語が混ざっている、という理由以外、特に資料的な区別対象にはならないようです。
これらを合わせて、典外書と称します。
内容が通俗的だとか、異端的である、またはギリシア語版のみでヘブライ語版が存在しない、等々の理由で正典から外されたものの、読んで面白いのは、断然、こっちの方だったりするんでしょうね。
(しかし私、まだ未読。読んだら各書に関する解説記述を更新する予定)
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天証 |
天使(エンジェル)【天使九階級中第九位】 |
大天証 |
大天使(アークエンジェル)【天使九階級中第八位】 |
座天証 |
座天使(オファニム)【天使九階級中第三位】 |
トンホーン |
トン(「東」を示す中国語)+ホーン(角) |
ナンホーン |
ナン(「南」を示す中国語)+ホーン(角) |
シャーホーン |
シャー(「西」を示す中国語)+ホーン(角) |
ペイホーン |
ペイ(「北」を示す中国語)+ホーン(角) |