20世紀最大の魔術師。自らを黙示録の獣と称した。マスター・テイロンは、ペンネームのひとつ。
友人アーサー・エドワード・ウェイトの推薦で「黄金の夜明け」に参加する。だけど、それが「黄金の夜明け」分裂の原因ともなる。
同性愛者であるという噂とか、何よりも強烈な人格の持ち主であったため、行く先あちこちで問題を起こしているお人。友人であったはずのアーサー・E・ウェイトの事も、物凄い勢いで批判…いや、あれは中傷だな…していたりして、その後はめっきり仲悪かったはず。
新婚旅行中のエジプトで、妻がトランス状態に陥り、そのとき彼自身に降りてきた聖守護天使エイワスの声を記録。…天使?と、ちょっとつっこみ入れたくなりますが。
その後、悪魔の半実体化に成功しているのですが、それがこの天使…って、やっぱ悪魔ぢゃんか!<つっこみ
えー、ともあれ。
この天使だか悪魔だかの言葉を記録したのが、「法の書」と呼ばれる著作。
日本語版も発行されています。まぁ、トンデモなんだけどね。
その後、この「法の書」の実践研究のために、A∴A∴(銀の星)という魔術結社を設立しました。テレマ僧院での実践性魔術!→ムッソリーニに追い出される、とか。何というか、元気な人だったようです。
「汝の欲するところをなせ それが法の全てとならん」
「法の書」よりの有名な一節です。
関連項目:潜在能力名辞典「
テイロン」