地名
 
魔法都市リニア 英単語Linear。意味は一次の、一次元の(クラールさん情報)
ちなみに、インターリニア聖書、というのもありまして、これは聖書原典本文のすべての単語に、日本語訳や品詞分解が付されている聖書です。「始まりの」というところでしょうか。
ゴルゴダの監獄 「髑髏」を意味する。イエスが騙り救世主&国家騒乱罪に問われて、十字架に掛けられた場所。
当時のローマでは、政治犯は十字架に磔とするのが一般的だったそうです。…あの頃、ユダヤはローマの占領下にあったからねぇ。イエスが裁かれたのは、自明の理というヤツよね。
宗教都市リベイラ 聖地ティベイラ。
当時の最高法院があったので、多くの賢者が集まるユダヤ人の精神的中心地であった。ここで、ユダヤ教の口伝律法の集大成「タルムード」が編纂されたと云われる。
「タルムード」というのは、神との契約を準拠するユダヤ教徒が、一般的な生活の中で具体的に何をしてはならないか、とか、そーいう事を事細かに書いたものらしいです。もー、……すごいです。私、ユダヤ教徒でなくてよかったです。
ケデロンの村 エルサレムの東、オリーブ山と神殿の丘の間に位置する谷。
オリーブ山は、終末の日に最初に死者の復活が始まるところ、と云われています。そのため紀元前から、死んだらオリーブ山に葬ってほしい、と願うユダヤ教徒がとても多かったようで、ケデロンの谷から見える山の斜面は共同墓地でびっしり、という状態らしいです。
強欲の街パンデモニウム 「万魔殿」の意。ギリシア神話にいう神々の集う神殿「万神殿」(パンテオン)の反語としたミルトンの造語で、無数の悪魔が集う魔殿、というところ。
「失楽園」の中で、マモンがここを金銀財宝で飾り立てた大宮殿として造築しました。
暴食の街カナン 乳と蜜の流れる地。神により、イスラエルの民に「永遠の所有地」として約束された場所。
元々、ここに住んでいたイスラエルの民は、エジプトで立身出世したヨセフに一族でエジプトに呼び寄せられた時から、再びカナンに帰るまで、大変な艱難辛苦を舐める事になる。
もう、モーセ大活躍である。
ナルシス・テーゼッタの丘 水仙の学名 Narcissus tazetta(ナルシス・タゼッタ)から(クラールさん情報)
ちなみに、水仙には毒があります。球根から葉から花から、全部、アルカロイド系毒物。体内摂取により、胃腸炎を起こし、下痢頭痛などを催します。食べちゃ駄目ですよ?<誰も食べないって
欲情の街ベギルド 決戦の地メギド。最終戦争を意味するハルマゲドンは元々「メギドの丘」の意。
「ヨハネの黙示録」では、神と悪魔の最終決戦がこの地で行われると示されています。
中世ドイツ語で欲情を表す「Begierde」(クラールさん情報)
傲慢の街ソドム 悪魔ベリアルの手に堕ちた悪徳の街。ソドミー(男色、獣姦)の語源。
神の雷により、一夜にして滅んだとされていますが、この辺の記述が核による被害を思わせるとかいう本が、別冊ムーやなんかで出てましたね。結構、面白かったです。
怠惰の街ゴモラ 神の怒りに触れ、一夜にして滅ぶ。
どうもソドムと一緒くたに語られがちで、この街単体としてのイメージは薄いなぁ。
奴隷の地ノア 人名辞典「ノア」の項参照。
バベルの塔 天にも届くと云われた塔。神の怒りに触れて崩れる。
この塔の工事を中止させるため、今まで単一言語だった彼等民族の言葉を混乱(バラル)させたとされる。
…悲しい外国語教育への第一歩。
約束の地ディアボロス 「敵対者」を意味するヘブライ語「ハ・サタン」の直訳ギリシア語。この言葉は更に「デビル」の語源となった。
こちら、ユダヤ人を指す、とも言われてますが、それは恐らく「ディアスボラ」(離散する)から混合されたのかな、と。その辺、キリスト教圏でのユダヤ人差別にも繋がってるみたいです。
ちなみに「約束の地」は本来、カナンを指す。
蛇足ながら、「エンジェル」の語源は、「使者、伝令」を意味するヘブライ語「マラーク」の直訳ギリシア語「アンゲルス」
エデンの園 アダムとイブに与えられた地。善悪を知る実をつける木と不死の実をつける木があったとされる。サタンの奸計にはまって、人間が神から禁じられていた善悪を知る実を食べた事により、楽園から追放されることになる。
人間、いつまでも子供のままじゃいられないのよ、大人ってそーいうものなの、という逸話。
その上、知恵をつけた人間が不死の実を取りに戻って来ないように、楽園へと至る門にはケルビムの護衛までつけられているらしい。
だったら初めからそんなもの、植えないがよろしかろう。



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