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2000年度 阪上ゼミ報告書 (2001年1月)

電動車椅子サッカーについて

N. K.  O. K.

  1. はじめに

  2. 電動車椅子サッカーとは

  3. 電動車椅子サッカーの現状

  4. おわりに <電動車椅子サッカーにふれて>

 

1.はじめに

 私たちは、ゼミで何かひとつタイトルを決めてそのタイトルに関して、当事者の方にお会いしはなしを聞いてくるということで、なにを調べようかと考え、お互いに共通するということもあり、「障害者スポーツ」について調べることにしました。その数ある障害者スポーツのなかから身近で誰でも一度はみたことのある「サッカー」で「電動車椅子サッカー」に焦点を当てて調べることにしました。

2.電動車椅子サッカーとは

 電動車椅子サッカーとは、アメリカ・カナダなどで「パワーサッカー」と呼ばれている重度身体障害者のスポーツとして、1980年頃に誕生した団体競技である。

 日本では、それから二年後の1982年に大阪市身体障害者スポーツセンタに勤務していた指導員の手によってパワーサッカーをヒントに考案、発足されたのが始まりとなっている。

 車椅子サッカーは電動の車椅子に乗って相手のゴールへボールを取り合いながらサッカーと同じようにシュートを決める、4名以下で1チームとなる2チームで行われる。コートの大きさはバスケットボールのコートと同じ大きさで行われる。

 ルールはいろいろあるが、健常者のスポーツよりも反則に対してのルールはとても厳しいものがあり、特徴のあるものをいくつかあげてみると、

 その他はさほど普通のサッカーと変わりない。部分的にフットサルのルールに類似している。

3.電動車椅子サッカーの現状

 日本の電動車椅子サッカーは、日本電動車椅子サッカー連盟からなっており、いろいろな規約があり第一章から第三十六章でなっている。規約の第三章第三条にある目的は、身体障害者の心身の健全な発達に寄与することは障害者スポーツにおいて最も重要なものであると考えられる。規約もあまり普通のスポーツとかわりがない。現在41チーム、368名が加盟している。(2000年現在)

 以上規約、競技規則、概要は http://homepage1.nifty.com/MOTERCHIAR-FOTTBALL/  に載っている。

4.おわりに <電動車椅子サッカーにふれて>

 はじめは、「障害者スポーツ」という考えで接していましたが調べて、お会いして話を聞くともう一つの独立した「スポーツ」としてみえるようになっていました。一人一人がしっかりとしたルールのなかで楽しみながら運動しているのをみていると、本当にこの人たちは障害があるのかとおもってしまうほどです。

 これからもTVやイベントなどでも障害者スポーツというものがでてくると思います。今回のレポートや授業を通じ、より詳しくなったと思うので注意してみていきたいと思います。