Hiraoka先生の命を守る部屋
その4
心臓エイド/ AED
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あなたにできること
AEDについて知ろう!
電気ショック
運命を左右するのは最初の10分間!
致命的な心臓の乱れたリズム(心室細動等)を電気ショックで,元の正しいリズムに戻すことができます(このことを除細動といいます)。
TVドラマなんかでも良くやってるので,ご存じの方もおられるかも知れません。以前は,病院の中で医師しか使えませんでした。使用法を間違えるといろいろな危険があるからです。
しかし,不整脈で倒れた方の運命を左右するのは最初の10分間ですから,当然病院に到着してから行っても(心臓が元に戻ったとしても脳や重要臓器は障害を受けてしまっていますから)あまり救命率は良くなりません。
心臓エイド/ AED (自動除細動器)
そこで,人が倒れている現場で除細動ができないか?と考えられたのがAED(自動除細動器)です。難しい診断や設定を内蔵コンピューターが自動でやってくれる優れものです。
使い方は簡単
ふたを開けて,電源を入れれば,後は音声案内で指示してくれるとおりにするだけです。
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使い方が分からなくても、本体に書いてあるので、心配はいりません。
(パッドと呼ばれる粘着シートを,箱の中に書いてある絵のとおりに,倒れている人の胸に貼り付け,コードを接続するだけです)電気ショックの瞬間には,大量の電気が流れますので,「離れて下さい」と指示が出たら絶対に触らないで下さい。水たまりや電気を通すものがつながってないかも確認して下さい。また「心電図波形を解析中です」とアナウンスされている間も,機械や体に 触らないで下さい。1回で除細動ができない場合,自動的に3回まで電気ショックを繰り返します。放電後には数秒間の充電時間がありますので焦らないで機械に任せて下さい。
あなたにできること AED による蘇生
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診断から操作方法まで、音声でおしえてくれます
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使い方は機種によって異なりますが、本体のフタやカバーなどに書いてあります。
AEDのパッドのコードをつなぎます。(あらかじめつないであるものもあります)
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電源ボタンを押します。
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仰向けにし、服を脱がせます。(パッドは濡れていない裸の皮膚に貼ります)
胸の2カ所にパッドを貼ります。
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解析をはじめます。
通電ボタンを押し、離れます。
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この後、AEDの指示にしたがって、再度除細動か心臓マッサージを行います。
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先に述べた様に「心臓マッサージ」は「絶え間なく」が基本ですから,装着の直前まで一人が心臓マッサージを続け,他の人がAEDを扱うという風に工夫して下さい。
電気ショック後も,心臓のリズムが戻らなければ,速やかに「心臓マッサージ」を再開しましょう。
救命の連鎖
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。不幸にして心臓が戻らなかったとしても・・・
医療スタッフが蘇生処置をおこなっても,いったん心停止になると救命率は決して高いものではありません。
不幸にして残念な結果に終わったとしても,あなたの行為は誇りにこそ思っても決して自分を責める必要はありません。また法律的にも善意で行われた蘇生処置に対して責任を問われることは一切ありません。
それでも,自責の念が頭を離れず,夜眠れないときは,どうぞここへ戻ってきて下さい。そして,自分がやったことを,残念な気持ちをそのまま伝えて下さい。
私達には,どうしてあげることもできないかもしれませんが,あなたの苦しみを理解し受け入れることができます。話を聞いてもらうだけで楽になる事ってあると思います。
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