〜 第5節(Round5) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループE: マンチェスターC vs バイエルン
グループG: シャルケ vs チェルシー





グループA 得点 失点 勝点
アトレティコ・マドリード 4 0 1 14 3 12
ユベントス 3 0 2 7 4 9
オリンピアコス 2 0 3 6 11 6
マルメ 1 0 4 2 11 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アトレティコ 4−0   オリンピアコス      
Rガルシア 9
マンジュキッチ 38、62、65

マルメ 0−2   ユベントス
ジョレンテ 49
テベス 88




グループB 得点 失点 勝点
レアル・マドリード 5 0 0 12 2 15
FCバーゼル 2 0 3 6 7 6
リバプール 1 1 3 4 8 4
ルドゴレツ 1 1 3 5 10 4
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ルドゴレツ 2−2   リバプール
アバロ 3
テルジエフ 88
ランパード 8
ヘンダーソン 37

    バーゼル 0−1   レアル・マドリード
Cロナウド 35




グループC 得点 失点 勝点
レバークーゼン 3 0 2 7 4 9
モナコ 2 2 1 2 1 8
ゼニト 2 1 2 4 4 7
ベンフィカ 1 1 3 2 6 4
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ゼニト 1−0   ベンフィカ
ダニー 79

レバークーゼン 0−1   モナコ  
オカンボス 72




グループD 得点 失点 勝点
ボルシア・ドルトムント 4 0 1 13 3 12
アーセナル 3 1 1 11 7 10
アンデルレヒト 1 2 2 7 9 5
ガラタサライ 0 1 4 3 15 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アンデルレヒト 2−0   ガラタサライ
ムベンバ 44、86

アーセナル 2−0   ドルトムント  
サノゴ 2
Aサンチェス 57




グループE 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 4 0 1 13 4 12
ローマ 1 2 2 8 12 5
マンチェスター・シティー 1 2 2 7 8 5
CSKAモスクワ 1 2 2 6 10 5
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

CSKA 1−1   ローマ
Vベレズツキ 90+3 トッティ 43

マンチェスターC 3−2   バイエルン         
アグエロ 22(PK)、85、90+1 シャビ・アロンソ 40
レバンドフスキ 45




グループF 得点 失点 勝点
パリ・サンジェルマン 4 1 0 9 4 13
バルセロナ 4 0 1 12 4 12
アヤックス 0 2 3 4 10 2
アポエル 0 1 4 1 8 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アポエル 0−4   バルセロナ
スアレス 27
メッシ 38、58、87

PSG 0−2   アヤックス     
カバーニ 33、83
イブラヒモヴィッチ 78
クラーセン 67




グループG 得点 失点 勝点
チェルシー 3 2 0 14 2 11
スポルティング 2 1 2 11 9 7
シャルケ 1 2 2 8 14 5
マリボル 0 3 2 4 12 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

     シャルケ 0−5   チェルシー
テリー 2
ウィリアン 29
キルヒホフ 44(OWN)
ドログバ 76
ラミレス 78

スポルティング 3−1   マリボル
マネー 10
ナニ 35
スリマニ 65
ジェフェルソン 42(OWN)




グループH 得点 失点 勝点
FCポルト 4 1 0 15 3 13
シャフタール・ドネツク 2 2 1 14 3 8
アスレティック・ビルバオ 1 1 3 3 6 4
BATEボリソフ 1 0 4 2 22 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

     BATE 0−3   ポルト
エレーラ 56
マルティネス 65
テージョ 89

シャフタール 0−1   アスレティック
サン・ホセ 68





〜 ゲーム詳細 〜



グループE

マンチェスターC 3−2   バイエルン         
アグエロ 22(PK)、85、90+1 シャビ・アロンソ 40
レバンドフスキ 45

 ここまでわずか勝ち点2と後の無いシティが、4連勝でグループ1位突破を決めているバイエルンを迎えた一戦。
 シティは前節のレッドカードでYトゥレとフェルナンジーニョが不在。怪我でジェコ、シルバらが離脱中。
 バイエルンは骨折のラームが離脱中。ゲッツェとミュラーをベンチに温存してスタート。

 シティボールのキックオフ直後、バイエルンはフルスロットルのプレスを仕掛け、単なる消化試合以上の意気込みを見せる。対するシティは出だしのプレスをしのぎカウンターで対抗。試合は拮抗した展開となる。
 9分、バイエルンはボールを回してシティDFの隙を伺うと、左サイドでリベリとロッベンが絡み、ロッベンがPエリア内に浮き球のパスを放り込む。ここへ逆サイドから斜めにローデが走り込んだが、キーパーのハートに素早く寄せられて、シュートはブロックされてしまった。
 20分にシティーのカウンターからアグエロが独走、Pエリアまで持ち込みシュート態勢をとったところで、背後からベナティアのタックルを受け転倒。このプレーでシティにPKが与えられ、早々にベナティアが退場となってしまった。
 PKはアグエロ自ら決めて、ホームのシティが幸先よく先制した。

 これで気が緩んだのか、前半残り15分ほどのあたりから一人多いシティは受け身のサッカーとなり、バイエルンが盛り返す。特に今期マドリッドから加入したシャビ・アロンソが、守備ではいち早く危険なエリアをカバーしシティーのチャンスの芽を摘み、攻撃では中央でバランサーとなり、正確なコースと多彩なスピードコントロールのパスでタクトを振る。
 そして38分、そのシャビ・アロンソからリベリへ狭いコースを突く絶妙なリターンパスが入り、そこからの流れでバイエルンがFKをゲット。ゴール正面わずか左、20mほどの位置。これをシャビ・アロンソが壁のサイドから巻くようにしたグラウンダーのシュートをゴール右下に見事に決めて、同点とする。

 その後も一人少ないバイエルンのペース。シティはパスを回された揚句、右サイド中盤からボアテングにゴール前へロングパスを放り込まれ、サニャとの競り合いに勝ったレバンドフスキの肩に当たったシュートが決まり、10人の相手に2失点を喫してしまった。

 この後もシティはシャキッとせず、時計が進む。しかし70分あたりになるとさすがにバイエルンの足が止まってきて、バイエルン陣内で試合が進むようになる。
 それでもバイエルンの要所要所での素早いディフェンス、そして守護神ノイアーの前に、なかなか追加点を奪えないシティ。だが、残り時間も少なくなってきたところでチャンスが訪れる。
 85分、バイエルンがシティー陣内でボールを回していたところ、シャビ・アロンソの横パスを途中出場のヨベティッチがカット、そのボールを拾ったアグエロがゴール前へと一気にボールを運ぶ。そして冷静にゴール右ポストの内側をたたくシュートを転がし込んで、シティーが同点に追いついた。

 こうなるとスタジアムのサポーターはヒートアップ。なんとかしのぎたいバイエルンは、一度遅延行為でイエローを受けたノイアーが、ぎりぎりの時間稼ぎで時計を進めようとする。
 ロスタイムは3分とのアナウンス。その直後、バイエルンゴール前に放り込まれたボールをCBボアテングが処理を誤り、これをすかさずアグエロが奪取。そのままゴール正面からボールをゴールへ押し込んで、ハットトリックで逆転する。
 さすがに10人のバイエルンは残り時間でこの勢いを覆すことができず、ホームのシティーがバイエルンを倒し、勝ち点を5に伸ばすことに成功した。
 そしてもう一方の試合がドローで終わったため、3チームが勝ち点5で並び最終節を迎えることになった。




 
 
 
 

グループG

     シャルケ 0−5   チェルシー
テリー 2
ウィリアン 29
キルヒホフ 44(OWN)
ドログバ 76
ラミレス 78

 引き分けでもほぼグループ突破が決まるチェルシーがシャルケのホームに乗り込んだゲーム。シャルケも勝ち点3を奪って突破を手繰り寄せたい。
 シャルケの内田はいつも通り右SBで先発。アザールとマッチアップする。

 試合立ち上がり、いきなり内田が右サイド高く上がってボールに絡むと、すかさずチェルシーはその背後のスペースを突き、Dコスタがシャルケゴール前まで攻め込む。
 このプレーでチェルシーがCKを得ると、それをテリーが高い打点のヘディングで押し込んで、いきなりチェルシーが先制した。

 その後もチェルシーの迫力ある攻撃をシャルケが必死に跳ね返す展開が続いたが、13分には内田が右サイドで起点を作って反撃。シュポ・モティングがシュートまで持ち込んだが、高くバウンドしたボールはクロスバーに跳ね返された。
 チェルシーペースで試合は進むも動きが無い中の28分、モウリーニョ監督が声をかけ、セスクが前の方でボールの引き出し役を担うと、早速結果を出す。
 セスクから中のウィリアンにボールが渡り、アザールとのパス交換で再びウィリアンがボールを持つと、右45度からシュート。キーパーが足元のボールを手で取りにいってわきの下を抜かれるミスもあり、チェルシーに追加点が入った。

 43分にはセスクからのゴール前へのループパスにオスカールが反応、しかしシュートはキーパーに弾き出された。
 直後のCK、内田にパスを出しそこねるなど精彩を欠いていたCBキルヒホフがなんとヘディングで考えられないようなオウンゴール。これで試合はほぼ決した。
 キルヒホフは前半で交代。内田が再三、右前方のスペースを突いてチェルシーに対しアドバンテージを取っていたが、得点までには結び付かず、ブーイングの中、前半を終了。

 後半、シャルケがシステムを変更したことで、チェルシーに渡り合うようになったが、76分、オフサイドラインの裏を狙ったセスクからのロングパスがウィリアンに通ると、最後は途中出場のドログバが仕留めてチェルシーが4点目をゲット。
 さらにその直後、セスクからの前線へのパスをアザールが受け、左のドログバへ。ドログバはPエリアに持ち込んでからファーサイド目掛けフワリとクロスを上げると、ここに数分前に入ったばかりのラミレスが走り込み、ヘディングシュートを決めた。

 ロスタイムにも惜しいシーンのあったチェルシーだが更なる追加点とはいかず。とはいえ完勝でグループリーグ突破を決めた。
 シャルケはこの敗戦で3位に後退、最終節に望みをかけることとなった。