立ち上がりの時間帯、ホームのアーセナルは積極的なプレスでペースをつかむ。ガラタサライも受け身になったわけではないが、自陣で耐えるシーンが目立つ。
先制点は22分、左サイドを縦にボールを運んだサンチェスが中へ切り返してからスルーパス。裏を狙って走り込んだウェルベックが抜け出し、キーパーの真多を抜くシュートを決め、アーセナルがリードする。
さらに30分、今度はガラタサライDFが頭で競り合ったボールが最終ラインの背後に落ち、先に反応したウェルベックがスピードでちぎってキーパーとの1対1も制し、2点目をゲット。
35分にはガラタサライCBフェリペ・メロがサンチェスへの両足タックルでイエローを受けると、アウェーのトルコサポーターが発炎筒を何本もピッチに投げ込み試合が中断。
そして41分、ガラタサライのカウンターを潰したアーセナルは素早く前線にボールを運び、エジルのスルーパスでサンチェスが左サイドから抜け出す。サンチェスはドリブルでDFを一人かわし、ゴール右隅にシュートを流し込んだ。前半のうちに3点のリードとほぼ試合を決めて、後半へ折り返す。
後半、選手とフォーメーションを代えて攻めの姿勢をガラタサライがとったことで、ややオープンな展開に。しかしここで結果を出したのはまたしてもホームのアーセナルだった。
52分、ガラタサライゴール前での斜めの動き出しでチェンバレンからのパスを引き出したウェルベックが、飛び出してきたキーパーに対しチップシュートを決めて、ハットトリックを達成。
このあとアーセナルは点差もあってゴール前で守るシーンが増える。そして60分、パンデフのスルーパスに反応したユルマズをキーパーが倒してしまい、PKを献上。しかもレッドカードの厳しい判定となる。このPKをユルマズが決めて、ガラタサライが一矢報いた。
一人分のアドバンテージも得たガラタサライは積極的にシュートを打ちはじめる。80分には右サイドのウミトからのクロスをユルマズが頭で合わせるが、キーパーが横っ飛びでブロックしゴールならず。
ロスタイム、逆にアーセナルがカウンターからカソルラとキーパーの1対1を演出。飛び込むキーパーに対しチップシュートを放ったが、やや力が弱くゴールに収まる前にクリアされてしまった。
直後に試合は終了した。
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