パリ・サンジェルマン | 1−1 | チェルシー |
カバーニ 54 | イバノビッチ 36 |
チェルシー | 2−2 | パリ・サンジェルマン |
ケイヒル 81 アザール 延長6(PK) |
Dルイス 86 Tシウバ 延長24 |
1stレグを1-1で折り返し、チェルシーホームで迎えた2ndレグ。なかなか内容の濃い試合となった。 序盤からテンション高く、激しい当たりが随所で発生。そんな中の31分、あまり目立っていなかったイブラヒモヴィッチがオスカルに対しスライディング。ぶつかる直前に足をたたんだものの、先にボールに触ったオスカルを倒し、厳しい判定ではあったが一発退場となってしまった。 ここから試合もややヒートアップし、立て続けにイエローカードが舞う。スタジアムも不穏な空気が漂う中、43分、DコスタがPエリア内でカバーニに倒されたとアピールするも笛は鳴らず。ハーフタイムを迎える。 チェルシーは後半からウィリアンを投入し、イエローをもらったオスカルを下げた。一人多いチェルシーがボールを保持する展開だが、PSGも一人一人の頑張りが目立ち、それほど優劣は感じさせない。 57分にはチェルシーのCKを跳ね返してPSGのカウンターが炸裂。DFラインの背後を取ったカバーニにパストーレからスルーパスが入って抜け出すと、キーパーをも縦にかわす。そのまま左の角度の無いところからゴールを狙ったカバーニだが、惜しくもニアポストに嫌われてしまった。 チェルシーは65分にも自陣でボールを奪われるミスから攻め込まれ、ヒヤリとさせられる。 残り時間20分を切り、1stレグのアウェーゴール差で逃げ切り狙いも頭をかすめるのか、一人多いチェルシーの攻撃は迫力をひそめる。逆にFWのDコスタはストレスをためてラフプレーでイエローカードを受けると、挑発したDシウバにもイエローが飛び出し、再びカードが飛び交う展開に。 そんなこんなで残り10分。スタジアムもヒートアップする中で右CKを得たチェルシー。Pエリア内でボールがルーズになったところを、ケイヒルが正面からボレーシュート。これが決まって、ホームのチェルシーがいい時間帯にリードを奪った。 ただ、PSGにとってみればまず1点取らなくてはならないという状況に変わり無い。 82分に攻め込むと、左のマクスウェルからのクロスをゴール正面で直前に交代出場したラベッシが頭でミートするが、キーパーの正面。 その勢いのまま85分に右CKを奪うと、ラベッシが上げたボールに合わせたDルイスの強烈なヘディングシュートがチェルシーゴールに突き刺さり、ついに10人のPSGが振り出しに戻すことに成功した。 試合のテンションは上がったまま、ロスタイムには主審の見ていないところでDコスタがPSGのマルキーニョスを押し倒すなどあったが、決着着かず延長戦へ。 延長戦でもアウェーゴールが有効なため、チェルシーにしてみれば失点は命取りとなる。早めにけりを付けようとしてか、頭からドログバを投入してきた。 様子見のまま訪れた延長5分、チェルシーがCKの流れから再びゴール前にボールを放り込んだところで、ドログバと競り合ったTシウバが痛恨のハンド。PKとなる。これをアザールがきっちり決めて、チェルシーが再び半歩リードを奪う。 さすがにダメージとなったか、PSGの勢いは衰え、そのまま延長前半を終了。 延長後半となり、両チームの運動量は落ちてきた。 延長13分、PSGに右CKのチャンス。ラベッシの上げたボールに、テリーの前を取ったTシウバがヘディングシュート。しかし、たたき付けるようなボールにキーパーのクルトワが鋭く反応、腕で弾かれてしまった。 だが続けて左のCKを得ると、モッタがファーサイドに入れたボールに再びTシウバが今度はテリーのからヘディングシュート。山なりのボールはクロトワが伸ばした手の上からゴール左のネットに収まり、10人のPSGが土壇場でリードを奪うことに成功した。 残り時間はおよそ5分。チェルシーも攻めるが、PSGの選手交代やボールをキープするプレーにチャンスをもらえずタイムアップ。死力を尽くした120分の戦いは全てセットプレーによる得点で2-2で引き分け。1人少ないアウェーのPSGが2試合トータルでチェルシーを上回り、準々決勝へと駒を進めた。 |
パリ・サンジェルマン |
3−3 アウェーゴールの差より | チェルシー |
シャフタール | 0−0 | バイエルン |
バイエルン | 7−0 | シャフタール |
ミュラー 4(PK) ボアテング 34 リベリ 49 バドシュトゥバー 63 レバンドフスキ 75 ゲッツェ 87 |
シャフタール | 0−7 | バイエルン |
バーゼル | 1−1 | ポルト |
ゴンサレス 11 | ダニーロ 79(PK) |
ポルト | 4−0 | バーゼル |
ブライミ 14 エレーラ 47 カゼミーロ 56 アブバカル 76 |
バーゼル | 1−5 | ポルト |
シャルケ | 0−2 | レアル・マドリード |
Cロナウド 26 マルセロ 79 |
2冠を狙うマドリードと内田先発のシャルケとの一戦。昨シーズンのベスト16と同じカードとなった。 ホームのシャルケはフンテラールとシュポ・モティングの2トップ。内田は右ウィングバックの定位置。 マドリードはCロナウド、ベンゼマ、ベイルの強力FWが顔をそろえた。 試合はがっぷりと組み合った形で進む。14分、シャルケは内田のパスからゴール前でFKのチャンスを迎えるが、壁に阻まれる。 26分、攻め込んだマドリードはブロックを作るシャルケに対し、右サイドのカルバハルがDFラインとキーパーの間にボールを放り込み、ここに入り込んだCロナウドがヘディングできっちりシュートを決め、先制に成功した。 その後シャルケは、フンテラールが足を痛め、しばらくプレーを続けたが続行不能で交代となり、勢いを削がれていく。 そのまま前半を終え後半に折り返すも、シャルケはなかなか攻め手を見いだせない。 そんなシャルケにこの日一番のビッグチャンスが74分に訪れる。マドリード陣内でのパス回しから、右の大外からPエリア内に走り込んだ内田にロングボールが入る。内田がこれをきっちり落としたところへ、Pアーク内からプラテが直接シュートを放ったがクロスバーをヒット。跳ね返ってきたボールが内田に収まるも、内田のシュートは立ちはだかるマルセロに当たって勢いを削がれ、カシージャスにキャッチされてしまった。 79分、シャルケ陣内左サイドでCロナウドと内田のマッチアップ。ヘーガーもヘルプに来たが、Cロナウドはセオリー通りふたりの間からドリブルで強引に突破し、内側のマルセロへパスを送る。マルセロはこのボールを思いっきり良くシュートにつなげ、見事ゴール右隅に決めた。 その後、マドリードは余裕を見せた選手交代を挟んで、シャルケにチャンスを与えず試合を終わらせ、アウェーゴール2つで初戦をものにした。 |
レアル・マドリード | 3−4 | シャルケ |
Cロナウド 25、45 ベンゼマ 53 |
フクス 20 フンテラール 40、84 ザネ 57 |
1stレグはマドリードがアウェーで2ゴールを挙げ、完封で先勝。この試合も、ベンゼマ、ベイル、Cロナウドの攻撃陣を先発させてきた。 シャルケは少なくとも2点が必要。内田は足の怪我の影響もあってか、ベンチスタートとなった。 試合序盤から攻撃力に優るマドリードが度々シャルケゴール前までボールを運び、チャンスを作る。その一方で守備が緩いため、シャルケにも攻め込むチャンスが等しく訪れた。 そんな中、先制したのはシャルケだった。20分、後方から組み立てたシャルケは右のバルネッタがゴール前へクロス、このボールが遠いサイドのフクスへ渡り、フクスが強烈な左足シュートをカシージャスに当てながらゴールへとねじ込んだ。 エンジンがかからないマドリードにホームの観客からブーイングが浴びせられるが、それでもあっさりと同点に追いつくところはさすが。25分に訪れた右CKで、ゴール前のCロナウドが一度前に出てからバックステップでDFを剥がしてヘディングシュート。サポーターに「見たか」と言わんばかりに拳を振り上げた。 29分、シャルケは足を痛めたシュポモティングに代えて19歳のザネを投入する。 38分、マドリードはCBバラーヌの軽率なバックパスをフンテラールに狙われ、カシージャスがクリアしようとしたボールが滑り込むフンテラールに当たりゴール方面へと転がったが、わずかにマウスを外れた。 続く40分、ゴール正面に入ったフクスが後方からのボールを頭で落としたところを、フンテラールが右足でシュート。惜しくも右のポスト上段をたたく。 しかし流れを切らずにそのままボールを展開したシャルケは、再びフクスがPエリア内に入り込んでつぶれながらもポストプレーでボールをつなぐと、走り込んだマイヤーがシュート。カシージャスがブロックするが、こぼれ球に詰めたフンテラールが押し込んで、再びシャルケが勝ち越しに成功する。 そして2点目を取ったことで、シャルケはあと1点マドリードに上回れば勝ち越せる状況となった。 だが前半終了間際、左からのクロスに反応したCロナウドがあっさりとこの日2度目のヘディングシュートを決めて、スコアを同点とし後半へ折り返した。 後半53分、マドリードは左サイドからシャルケを崩しにかかる。コエントランとのパス交換からベンゼマがPエリア内をドリブル、中央からさらに右に運んでキーパーを剥がし、ボールをゴールへ流し込んだ。マドリードがこの試合初めてリードを奪う。 だがその3分後、シャルケのザネが右45度の位置から左足で巻くようなシュートをファーサイドに決めて、またもや同点に。シーソーゲームの様相を呈してきた。 シャルケペースで時計は進み、80分、3枚目のカードで内田が投入された。 そして84分、プレーに冴えの見られないベイルからボールを奪ったシャルケがカウンター。前線のザネが時間を作る間にDFラインの裏をフンテラールが狙う。ザネからの絶妙なパスを受けたフンテラールのシュートはクロスバーの下を叩いてゴールイン。再び試合の行方はわからなくなった。 流れもシャルケのまま変わらず、87分にザネのミドルシュート、90分にはPエリア内のポストプレーからヘーベテスがシュートとゴールに迫るも、もう1点には届かずタイムアップ。 成績は1勝1敗ながらゴール数の差でマドリードがシャルケを下し、ベスト8に進んだ。 |
シャルケ | 4−5 | レアル・マドリード |
マンチェスターC | 2−4 | バルセロナ |
バルセロナ | 1−0 | マンチェスターC |
ラキティッチ 31 |
先勝して優位な形でホームゲームを迎えたバルセロナ。ブラジル代表ネイマール、ウルグアイ代表スアレス、そしてアルゼンチン代表のメッシが前線を務める。 対するシティはアルゼンチン代表アグエロのワントップ。中盤底にYトゥレが入る。 6分にバルセロナがシティ陣内に攻め込みネイマールがシュートを放ったが、左ポストに嫌われ先制ならず。 11分、メッシがPエリア内左をイニエスタとのワンツーで切り込みシュート。しかしキーパーのハートがクリア。 14分にはシティの反撃。右サイドから攻めると、YトゥレがPボックスでゴール前にボールを送る。ここにミルナーが走り込んだが、Dアウベスのスライディングによりシュートを打てず。 一方でシティは30分までに、ネイマールに対するプレーをファールと取られフェルナンジーニョが、メッシのドリブルに体をぶつけてコラロフが、背後からのスライディングでシルバが、それぞれイエローを受けてしまった。 31分、バルセロナがカウンター。センターライン右に開いたメッシがボールを受け取ると、細かいドリブルで牽制しながら斜めに侵入。DFがずるずる下がったところで逆サイドを駆け上がるラキティッチにふわりとパスを送る。Pエリア内で胸トラップしたラキティッチはフリーでシュート、先制点をゲットした。 36分、ナスリがボールを奪われた後にネイマールの足を背後から刈り、4人目のイエロー。 非常にプレーが切れているこの日のメッシは、手が付けられない。38分の2度目の股抜きシーンには、観客も喝采を送る。 40分に中盤でボールを受けたメッシはそのまま中央をドリブル、強引な仕掛けはシティの守備陣が留めたが、すかさず左前方のネイマールへポンと浮き球のパスを出して自信もPエリア内へ。ネイマールは右足でトラップ、すかさずシュートではなくゴール前へと折り返したが、メッシに渡る前にCKへと逃れられた。 44分には左のネイマールからオフサイドをかい潜ったスアレスにパスが通り、寄せてきたハートに対してチップシュートを放ったが、勢いが弱く、右ポストに当たってゴールならず。 バルサリードのままゲームを折り返す。 後半、シティはややかかり気味のナスリを下げ、ヘスス・ナバスを投入。 48分、中盤で前を向いたメッシからDFラインの裏へ落とすパスが入り、バルセロナにチャンス。走り込んでいたアルバがPエリア内でトラップからシュートを打つが、ハートが寄せてコースをつぶす。 クリアボールを再びバルセロナがつなぐとメッシがPエリア外からシュートを狙ったが、ここもハートが弾き返した。 このあとシティもバルセロナ陣内にボールを運ぶシーンが増えるが、なかなかチャンスを作れない。 64分にはワンツーで右サイドを深くえぐったナバスがゴール前にパスを送ったが合わせる人間がおらず、さらにゴール前にボールが戻って混戦となったが、人数のそろったバルセロナにクリアされてチャンスを逃す。 そしてこのボールがバルセロナのカウンターに。ネイマールがボールを運び、中央やや右を駆け上がるメッシへラストパス。メッシは勢いのままハートを縦にかわそうとしたが、ハートに冷静に止められてしまった。 66分のバルセロナの右CK。Pエリア内でボールを受けたメッシが一旦後方に戻すと、Dアウベスがすかさずループパスのワンツー。メッシはゴールに背を向けた状態の胸トラップから、シュートフェイントでターンしようとしたが、ここもハートが素早く詰めてボールを奪い、ファインプレーでチームを救う。 バルセロナのチャンスは続く。71分、右に開いたメッシから、サニャの背後を取ったネイマール目掛けクロスが入る。ネイマールが左足で合わせたシュートはハートがブロック、こぼれ球に反応したアルバが左サイド角度の無いところからゴールへ流し込んだが、これはオフサイド。 その1分後にはイニエスタのスルーパスにネイマールが飛び出すが、ここもハートがしっかり寄せて左足でシュートを止めた。 この直後にシティが攻め込むと、スローインの流れからアグエロが仕掛けてピケからPKをゲット。しかしアグエロが蹴ったボールはコースが甘く、キーパーに止められてしまう。 ピンチの後は再びバルセロナにチャンス。シティのCKのボールを奪ったアルバが前線のスアレスにパス、さらにそこから前方をトップスピードで走るネイマール目掛けスルーパスが入る。だがここもハートが立ちはだかり、ネイマールのワンタッチしたボールをしっかりと体を倒して両腕で止めた。 86分には右に開いたメッシからのパスにスアレスが飛び出しPエリア内右からシュートするが、またもやハートがブロック。 ハートのスーパープレーはまだ続く。89分にバルセロナがカウンターを仕掛けて4対2のビッグチャンス。ボールは左のネイマールに渡り、深い位置からマイナスにパス。受けたメッシは反転してサニャのマークを振り切りゴール正面で右足を振り抜く。だが、ハートがシュートコースに素早く入って跳ね返すと、さすがにメッシも大の字に寝転がり天を仰いだ。 試合はこのまま終了。敗れたシティだが、ハートの活躍はMOMに値するものだった。 |
マンチェスターC | 1−3 | バルセロナ |
ユベントス | 2−1 | ドルトムント |
テベス 13 モラタ 43 | ロイス 18 |
ドルトムントはンモービレがトップを務める。香川はベンチ。 アウェーのドルトムントだが、立ち上がりから積極的にプレスを仕掛け、少ないタッチで前線へボールを運びペースをつかむ。 しかし先制したのは様子をうかがっていたユベントス。13分にカウンターから3人だけで攻め込むと、モラタが左からDFラインとキーパーの間にボールを蹴り込む。反応したキーパーがボールをこぼすと、抜目なくテベスが詰めた。 だがドルトムントもその5分後に思わぬ形で追いつく。 ドルトムント陣内からのロングボールをフリーで処理しようとしたCBキエッリーニが足を滑らせボールを失うと、ロイスが奪ってそのまま持ち込みブッフォンとの1対1を制した。 28分、ドルトムントのピシュチェクが深いタックルを受け、交代。 一方のユベントスも36分という早い時間にピルロが負傷、ベンチへ下がってしまった。 ユベントスが守勢に回る時間が続いたが、再びゴールをこじ開けたのはユベントスだった。最終ラインから前線のテベスにボールが収まると、テベスは前を向いて体を当てられてもバランスを崩さず、左のポグバヘ展開。ポグバがダイレクトでゴール前にボールを折り返すと、モラタが右足でゴール右隅にシュートを決めた。 後半になっても似たような流れで進むが、さすがに徐々に出足が鈍くなりミスも目立つようになってきた。 71分にユベントスのチャンス。Pアーク付近に5人が攻め込み、密集するドルトムントの選手との奪い合いからテベスが小回りよくシュートを放ったが、わずかに左に外れた。 86分にはペレイラがPエリア内の左からシュートを放つがゴール前を横切ってしまう。 ドルトムントは最後までスタイルを通したが、終盤は大きなチャンスを作れず。ホームのユベントスがまず先勝した。 |
ドルトムント | 0−3 | ユベントス |
テベス 3、79 モラタ 70 |
ユベントス | 5−1 | ドルトムント |
アーセナル | 1−3 | モナコ |
チェンバレン 90+1 |
コンドグビア 38 ベルバトフ 53 カラスコ 90+4 |
モナコ | 0−2 | アーセナル |
ジルー 36 ラムジー 79 |
アーセナル |
3−3 アウェーゴール差により | モナコ |
レバークーゼン | 1−0 | アトレティコ |
チャルハノール 57 |
アトレティコ | 1−0 | レバークーゼン |
Mスアレス 27 |
レバークーゼン |
1−1 PK戦2-3 | アトレティコ |