〜 第6節(Round6) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループA: マンチェスターU vs シャフタール
グループF: ナポリ vs アーセナル





グループA 得点 失点 勝点
マンチェスター・ユナイテッド 4 2 0 12 3 14
レバークーゼン 3 1 2 9 10 10
シャフタール・ドネツク 2 2 2 7 6 8
レアル・ソシエダ 0 1 5 1 10 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

マンチェスターU 1−0   シャフタール 
ジョーンズ 67

レアル・ソシエダ 0−1   レバークーゼン
ドブラク 49




グループB 得点 失点 勝点
レアル・マドリッド 5 1 0 20 5 16
ガラタサライ 2 1 3 8 14 7
ユベントス 1 3 2 9 9 6
コペンハーゲン 1 1 4 4 13 4
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ガラタサライ 1−0   ユベントス  
スナイデル 85

コペンハーゲン 0−2   レアル・マドリッド
モドリッチ 25
Cロナウド48




グループC 得点 失点 勝点
パリ・サンジェルマン 4 1 1 16 5 13
オリンピアコス 3 1 2 10 8 10
ベンフィカ 3 1 2 8 8 10
アンデルレヒト 0 1 5 4 17 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ベンフィカ 2−1   PSG
リマ 45(PK)
ガイタン 58
カバーニ 37

オリンピアコス 3−1   アンデルレヒト  
サビオラ 33、58
ドミンゲス 90+5(PK)
クリスタン 39




グループD 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 5 0 1 17 5 15
マンチェスター・シティー 5 0 1 18 10 15
プルゼニュ 1 0 5 6 17 3
CSKAモスクワ 1 0 5 8 17 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

   バイエルン 2−3   マンチェスターC
ミュラー 5
ゲッツェ 12
シルバ 28
コラロフ 39(PK)
ミルナー 62

プルゼニュ 2−1   CSKA    
コラージュ 76
ワーグネル 90
ムサ 65




グループE 得点 失点 勝点
チェルシー 4 0 2 12 3 12
シャルケ 3 1 2 6 6 10
バーゼル 2 2 2 5 6 8
ステアウア・ブカレスト 0 3 3 2 10 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

シャルケ 2−0   バーゼル   
ドラクスラー 51
マティプ 57

チェルシー 1−0   ステアウア
バ 10




グループF 得点 失点 勝点
ボルシア・ドルトムント 4 0 2 11 6 12
アーセナル 4 0 2 8 5 12
ナポリ 4 0 2 10 9 12
マルセイユ 0 0 6 5 14 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

   マルセイユ 1−2   ドルトムント
ディアワラ 14 レバンドフスキ 4
グロスクロイツ 87

ナポリ 2−0   アーセナル   
イグアイン 73
カジェホン 90+3




グループG 得点 失点 勝点
アトレティコ・マドリッド 5 1 0 15 3 16
ゼニト 1 3 2 5 9 6
ポルト 1 2 3 4 7 5
ウィーン 1 2 3 5 10 5
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ウィーン 4−1   ゼニト
ホジナー 44、51
ユン 48
キーナスト 90+3
ケルザコフ 35

アトレティコ 2−0   ポルト         
ラウール・ガルシア 14
ジエゴ・コスタ 37




グループH 得点 失点 勝点
バルセロナ 4 1 1 16 5 13
ACミラン 2 3 1 8 5 9
アヤックス 2 2 2 5 8 8
セルティック 1 0 5 3 14 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

 ACミラン 0−0   アヤックス

バルセロナ 6−1   セルティック     
ピケ 7
ペドロ 40
ネイマール 44、48、58
テージョ 72
サマラス 88





〜 ゲーム詳細 〜



グループA

マンチェスターU 1−0   シャフタール 
ジョーンズ 67

 前節で勝ち抜けを決めたユナイテッドが、同じく5節の時点で2位につけるシャフタールをホームに迎えた一戦。
 このところユナイテッドは国内ゲームのホームゲームで2連敗、モイーズ監督の身辺が少しざわつきはじめており、消化試合であっても勝利を得たいところ。この日はトップ下の香川と右サイドにヤヌザイを揃って先発起用。トップはルーニーが務める。

前半

 ユナイテッドペースで試合が始まったが、シャフタールが12分に鋭いカウンターからチャンスを迎える。中盤でヤヌザイのパスをカットし攻撃に転じると、タイゾンからの絶妙なスルーパスにテイシェイラが反応、Pエリア内左からゴール逆サイドを狙って左足を振り抜いたが、ボールは惜しくもわずか右に外れた。
 その後、ユナイテッドのミスなどからシャフタールの方がゴールに近づく場面を多く作り出す。しかし詰めきれないまま時計は進む。
 そんな中、37分にユナイテッドにチャンス。中盤のギグスが前線に放り込んだボールにヤングが競り勝ち、前に出たキーパーを見切ってループシュート。しかし右へと外してしまい、ヤングは頭を抱えた。
 ここから前半終了まではユナイテッドのペースとなるが、スコアは動かずハーフタイムへ。

後半

 後半開始早々、シャフタールはドグラス・コスタがダブルタッチで抜け出し会場を沸かせ、続くCKのこぼれ球をラキツキが正面から狙ったが右のポストをかすめてゴールならず。
 すると今度はユナイテッド。CKやFKでシャフタールゴールに攻め込むと、50分、左のヤングがPエリア内に送ったスルーパスに香川が反応、素早く中央から左に流れる形でゴールラインを割る寸前のボールに追いつき、ギグスへと戻してチャンス演出。キーパーが飛び出していた状況だったが、ギグスがボールを横に出したところでDFにカットされ、フィニッシュまで至らなかった。
 そしてこの時点でグループAの別カードでレバークーゼンがリードし、このままだとシャフタールは勝ち上がれない状況となったが、シャフタールは無理には攻め込まずにユナイテッドのプレッシャーをうまくいなしつつチャンスを伺う。
 57分、ユナイテッドは左サイドでヤングがボールをカットしチャンス。ルーニーとのワンツーで縦に突破したヤングからゴール前に折り返されたボールを、香川が一旦DFの背後に消えてから前に走り込んでニアサイドを狙ったが、競り合ったDFにコースを逸らされゴールならず。
 63分に選手交代。シャフタールが一枚、ユナイテッドはヤングとギグスを下げ、ファン・ペルシとクレバリーの2枚カードを切ってきた。ルーニーがトップ下、香川は一応左担当だがマイボールの時はかなり自由に中盤を動き回ってボールに顔を出す。
 ファン・ペルシという絶対的FWの影響もあって試合に動きが出はじめると、67分にユナイテッドが右CKをゲット。このチャンスにファーサイドのジョーンズがこぼれてきたボールをボレーでたたき込んで、ついに均衡が崩れた。

 このあとはユナイテッドが無難に逃げ切って、グループリーグ首位突破を確定。一方のシャフタールはレバークーゼンに逆転を喫し、ヨーロッパリーグに回ることとなった。




 
 

グループA

ナポリ 2−0   アーセナル   
イグアイン 73
カジェホン 90+3

 5節を終えてまだどのチームが勝ちぬけるか決まっていない、唯一のグループ。グループ首位のアーセナルが勝ち点3のリードを保っているものの、2位のドルトムント、3位のナポリも可能性がある状況。そのためアーセナルは勝ちか引き分けで自力突破を決めることができる。
 マルセイユは勝つか引き分けたうえで、もう一方のゲームでドルトムントに土がつくことを期待する状況。ただし3点以上の差でアーセナルに勝てば、勝ち点12で並び、かつ直接対決の得失点差でアーセナルを上回ることができる。
 ナポリは中盤のハムシク、キーパーのレイナが故障により不在。中盤はメルテンス、ジェマイリ、ベーラミが先発、インレル、インシーニェがベンチスタート。
 一方のアーセナルはサニャが怪我で不在。ウィルシャー、ラムジー、ウォルコットがベンチスタート。ジルーのワントップに、エジル、ロシツキ、カソルラ、アルテタらが先発。

前半

 前半は中盤の攻防中心、アーセナルのパス回しに対しナポリが奪いに行く展開。したがってアーセナルが6割近いポゼッションを占めたが、シュートは少なくチャンスもわずか。
 23分のアーセナルの攻撃。中盤エジルが右から中に入ってきたフラミニへパス、フラミニはダイレクトで左のジルーへボールを送る。ジルーはPエリア内左のやや角度のないところから左足を振りぬいたが、キーパーがブロック。跳ね返ったボールがエジルにこぼれたが、シュートはミートしなかった。
 前半終了時点でマルセイユ対ドルトムントは1対1。このままだとナポリは3位となる。

後半

 後半も同じような流れで進む。
 57分にナポリはパンデフを下げてインシーニェ投入。直後にナポリ左SBアルメロが左サイドを突破しPエリア内まで持ち込んだが、シュートは力なくキーパーに防がれてしまった。ただ、流れはナポリに。
 62分、アーセナルCBコシエルニーの中途半端なクリアボールをイグアインが拾い、すかさずカジェホンへスルーパス。しかしコシエルニーがPエリア内で追い付き、カジェホンの切り返した後のシュートはゴール左に外れていった。
 67分、アーセナルはカソルラOUT、ラムジーIN。だが、流れを変えることができない。
 すると73分、左サイドからアルメロが中央へ折り返したボールをイグアインが後ろのカジェホンへ落とすと、カジェホンはワンタッチの後、イグアインへリターンパス。CBメルテザッカーを背負った状態だったが、軽く横に押し出し反転しながら左足シュート、見事ゴール左隅に決めてナポリが先制した。

 ここでアーセナルはロシツキを下げてメルテンスをピッチへ送り、得失点差で優位に立つこともあり、時間をかけたプレーを選択する。だが直後にアルテタがインシーニェに背後からファールを犯し、2枚目のイエローで退場となってしまった。
 それでもプランを変えず、パスをつないで時計を進めようとするアーセナル。この時点でもう一方のドルトムントは変わらず1-1のスコアであり、このままいけば勝ちあがれるナポリは前線からプレッシャーをかけてボールを奪うものの、10人のアーセナルに対して無理せずじっくり攻めてチャンスをうかがう。
 82分、アルメロが左サイドを上がってボールを折り返すと、ニアサイドのインシーニェがスルー、ボールはゴール前に転がったが、そのまま誰も反応できずに流れてしまった。

 88分、ここでドルトムントがマルセイユからリードを奪い、このまま終わることを目論んでいたナポリのプランがもろくも崩れ去る。
 ロスタイムは3分、もはや2点を奪わなくてはならないナポリだがいきなりギアが上がるわけでもなく、カジェホンが1点を返すのが精いっぱい。中盤でボールを奪ったカジェホンが左のインシーニェに展開、そのままゴール前に走りこんだところへ浮き球のパスが入り、キーパーが触る前にカジェホンがタッチしてボールをゴールへと放り込んだ。
 直後に試合は終了。ナポリは03-04シーズンで現行のレギュレーションとなってから、勝ち点12を取りながらも敗退となる初めてのチームとなってしまった。