ここまで3連敗のソシエダは、今節も敗れるとグループステージ敗退となる。グループ首位ユナイテッドを迎えての一戦。
そのユナイテッドはキャリック、エバンス、ラファエルらが怪我で、クレバリーは体調不良で不在。ファン・ペルシもベンチスタートとなり、ルーニーとエルナンデスが前線に、中盤をフェライニとギグスが務め、右MFバレンシア、そして香川も左MFで先発。
前半
前半、どちらもペースを握れないまま時計が進む。
香川がシュート2本、良いクロスを1本放ったが、両チームとも大きな見せ場はなく45分終了。
後半
後半も同じような決め手のない展開に、ユナイテッドは63分、エルナンデスとルーニーを下げ、ファン・ペルシとヤングを投入する。これで香川がトップ下へと移動、いきいきとプレーしだし、ようやく停滞していた試合が動き出す。
わずか1分後の64分、センターライン付近右サイドでボールを受けた香川がドリブルでゴール正面へと運び、DFに態勢を崩されながらも左のヤングへパスを通す。ヤングはDFとキーパーの間にボールを折り返したところへ、ファーサイドに走り込んできたファン・ペルシが右足シュート。しかし惜しくも右のポストを直撃、跳ね返された。
68分にも中盤でパスをもらった香川が右前方をうかがうファン・ペルシにパスを送ってユナイテッドにチャンス。Pエリア内に持ち込んだファン・ペルシは切り返しのフェイントで縦に抜けたが、マイナスに戻したボールはPスポットで待ち構える香川に合わず、チャンスを逸する。
しかしユナイテッドの流れが続く。1分後、左サイドから攻撃を組み立てると、Pエリア内でヤングが香川とのワンツーの際に倒されたとして、PKをゲット。ファン・ペルシがキッカーを務めたが、またもや右のポストに当ててしまい、得点に至らなかった。
80分、香川から左のヤングへボールが展開、ヤングが放り込んだボールはゴール前ファン・ペルシの頭を経由し逆サイドでフリーのバレンシアの元へ。すかさずシュート性のボールを蹴り込んだが、ゴールのカバーに入っていたDFがクリア。
ソシエダにはノーチャンスのままロスタイムまで1分というところで、ユナイテッドのフェライニが2枚目のイエローを受け、退場。
そのためモイーズ監督は香川に代えてジョーンズをピッチへ送り、ロスタイムも守りきって、勝ち点1ずつを分け合った。
|