〜 第4節(Round4) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループA: Rソシエダ vs マンチェスターU
グループB: ユベントス vs Rマドリッド
グループF: ドルトムント vs アーセナル
グループH: バルセロナ vs ACミラン





グループA 得点 失点 勝点
マンチェスター・ユナイテッド 2 2 0 6 3 8
レバークーゼン 2 1 1 8 5 7
シャフタール・ドネツク 1 2 1 3 5 5
レアル・ソシエダ 0 1 3 1 5 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

 シャフタール 0−0   レバークーゼン

レアル・ソシエダ 0−0   マンチェスターU




グループB 得点 失点 勝点
レアル・マドリッド 3 1 0 14 4 10
ガラタサライ 1 1 2 6 10 4
コペンハーゲン 1 1 2 3 8 4
ユベントス 0 3 1 6 7 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ユベントス 2−2   レアル・マドリッド
ビダル 42(PK)
ジョレンテ 65
Cロナウド 52
ベイル 60

コペンハーゲン 1−0   ガラタサライ
ブラーテン 6




グループC 得点 失点 勝点
パリ・サンジェルマン 3 1 0 13 2 10
オリンピアコス 2 1 1 6 5 7
ベンフィカ 1 1 2 3 5 4
アンデルレヒト 0 1 3 1 11 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

PSG 1−1   アンデルレヒト   
イブラヒモヴィッチ 70 デ・ゼーウ 68

オリンピアコス 1−0   ベンフィカ  
マノラス 13




グループD 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 4 0 0 12 1 12
マンチェスター・シティー 3 0 1 11 6 9
CSKAモスクワ 1 0 3 6 12 3
プルゼニュ 0 0 4 2 12 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

マンチェスターC 5−2   CSKA
アグエロ 3(PK)、20
ネグレド 30、51、90+2
ドゥンビア 45+1、71(PK)

プルゼニュ 0−1   バイエルン      
マンジュキッチ 65




グループE 得点 失点 勝点
チェルシー 3 0 1 11 2 9
シャルケ 2 0 2 4 6 6
バーゼル 1 2 1 4 4 5
ステアウア・ブカレスト 0 2 2 2 9 2
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

バーゼル 1−1   ステアウア
シオ 90+1 ピオバッカーリ 17

チェルシー 3−0   シャルケ   
エトー 31、54
バ 83




グループF 得点 失点 勝点
アーセナル 3 0 1 6 3 9
ナポリ 3 0 1 7 6 9
ボルシア・ドルトムント 2 0 2 6 4 6
マルセイユ 0 0 4 4 10 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ドルトムント 0−1   アーセナル
ラムジー 62

ナポリ 3−2   マルセイユ   
インラー 22
イグアイン 24、75
Aアユー 10
トバン 64




グループG 得点 失点 勝点
アトレティコ・マドリッド 4 0 0 12 2 12
ゼニト 1 2 1 3 4 5
ポルト 1 1 2 3 4 4
ウィーン 0 1 3 0 8 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

        ゼニト 1−1   ポルト
フッキ 28 ルイス・ゴンザレス 23

アトレティコ 4−0   ウィーン        
ミランダ 11
ラウール・ガルシア 25
フィリペ・ルイス 45
ジエゴ・コスタ 82




グループH 得点 失点 勝点
バルセロナ 3 1 0 9 2 10
ACミラン 1 2 1 5 5 5
アヤックス 1 1 2 3 7 4
セルティック 1 0 3 2 5 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アヤックス 1−0   セルティック
シェーネ 51

バルセロナ 3−1   ACミラン     
メッシ 30(PK)、83
ブスケッツ 40
メッシ 23





〜 ゲーム詳細 〜



グループA

レアル・ソシエダ 0−0   マンチェスターU

 ここまで3連敗のソシエダは、今節も敗れるとグループステージ敗退となる。グループ首位ユナイテッドを迎えての一戦。
 そのユナイテッドはキャリック、エバンス、ラファエルらが怪我で、クレバリーは体調不良で不在。ファン・ペルシもベンチスタートとなり、ルーニーとエルナンデスが前線に、中盤をフェライニとギグスが務め、右MFバレンシア、そして香川も左MFで先発。

前半

 前半、どちらもペースを握れないまま時計が進む。
 香川がシュート2本、良いクロスを1本放ったが、両チームとも大きな見せ場はなく45分終了。

後半

 後半も同じような決め手のない展開に、ユナイテッドは63分、エルナンデスとルーニーを下げ、ファン・ペルシとヤングを投入する。これで香川がトップ下へと移動、いきいきとプレーしだし、ようやく停滞していた試合が動き出す。
 わずか1分後の64分、センターライン付近右サイドでボールを受けた香川がドリブルでゴール正面へと運び、DFに態勢を崩されながらも左のヤングへパスを通す。ヤングはDFとキーパーの間にボールを折り返したところへ、ファーサイドに走り込んできたファン・ペルシが右足シュート。しかし惜しくも右のポストを直撃、跳ね返された。
 68分にも中盤でパスをもらった香川が右前方をうかがうファン・ペルシにパスを送ってユナイテッドにチャンス。Pエリア内に持ち込んだファン・ペルシは切り返しのフェイントで縦に抜けたが、マイナスに戻したボールはPスポットで待ち構える香川に合わず、チャンスを逸する。
 しかしユナイテッドの流れが続く。1分後、左サイドから攻撃を組み立てると、Pエリア内でヤングが香川とのワンツーの際に倒されたとして、PKをゲット。ファン・ペルシがキッカーを務めたが、またもや右のポストに当ててしまい、得点に至らなかった。
 80分、香川から左のヤングへボールが展開、ヤングが放り込んだボールはゴール前ファン・ペルシの頭を経由し逆サイドでフリーのバレンシアの元へ。すかさずシュート性のボールを蹴り込んだが、ゴールのカバーに入っていたDFがクリア。

 ソシエダにはノーチャンスのままロスタイムまで1分というところで、ユナイテッドのフェライニが2枚目のイエローを受け、退場。
 そのためモイーズ監督は香川に代えてジョーンズをピッチへ送り、ロスタイムも守りきって、勝ち点1ずつを分け合った。




 
 

グループB

ユベントス 2−2   レアル・マドリッド
ビダル 42(PK)
ジョレンテ 65
Cロナウド 52
ベイル 60

 前節ホームでユベントスを下し、3連勝でグループ首位のマドリッドに対し、未だ2分けの勝ち点2、3位に甘んじるユベントス。このホームゲームはどうしても勝ち点3が欲しいところ。ジョレンテ、テベス、マルキージオを前線に配し、ピルロをセンターに、左MFポグバ、右MFビダルという布陣。
 一方のマドリッドは勝てば勝ち抜け確定というゲーム。この日はディ・マリアをベンチに置き、ベイルが先発。ベンゼマ、Cロナウドがポジションを入れ替えながらユベントスゴールを狙う。中盤はモドリッチ、ケディラ、そして復帰したシャビ・アロンソ。

前半

 序盤は両チームが相手の良いところを出させない内容で、ややばたつく感じ。時間がたつと、マドリッドが後方でボールをキープしながら隙をうかがう展開となるが、ユベントスがうまく守り、反対に速攻からチャンスシーンを作り出していく。
 17分のユベントスの攻撃。左サイド深いところへボールを運ぶと、ポグバが意表を突くタイミングで右足アウトサイドにかけた早いボールをゴール前へと蹴り込む。これをマドリッドのDFぺぺがクリアミス。しかしカシージャスが反応しブロック、事なきを得た。
 27分にもユベントスが左サイドからチャンスを作る。大きな展開からボールを受けたテベスがドリブルでマドリッドのPエリア手前へと運び、右足でインスイングのボールをファーサードに走り込むマルキージオ目掛けて放り込む。ペペに競り勝ったマルキージオがヘディングシュートを打ち下ろしたが、ここもカシージャスが右足を残してクリアするファインセーブでゴールを割らせない。
 40分には、左サイドのテベスがPエリア内に走り込むポグバへパスを送る。するとマドリッドのDFバラーヌがスライディングでポグバを倒し、ユベントスがPKをゲット。ビダルがゴール右上にシュートを突き刺し、カシージャスもノーチャンス。ユベントスが先制した。

後半

 後半に折り返しての52分、ユベントスがボールを回すところをマドリッドがうまくプレッシャーをかけていくと、自陣右サイドで追い詰められたカセレスがバックパス。このボールがCロナウドに当たってコースが変わり、ピッチ中央のベンゼマの元へ。ベンゼマはPエリア内左サイドにスルーパスを送ると、走り込んでいたCロナウドが詰め寄るブッフォンを見切って浮かせたシュートをゴールへ決め、マドリッドが同点に追いついた。Cロナウドはこのゴールで、グループリーグでの得点記録8に並んだ。

 ここからユベントスのペースが落ちる。56分、ユベントスゴール前の攻防からシャビ・アロンソがミドルシュートを狙うと、クロスバーをヒット。
 分厚い攻撃に耐えていたユーベが58分に反撃。ポグバがマドリッドのPエリア内左サイドでドリブルを仕掛け、深く持ち込んでからゴール前に早いボールを折り返す。これにマルキージオが反応したが、カシージャスがブロック。跳ね返ったところを再び狙ったマルキージオだが、今度はカバーに入ったペペがクリアしゴールならず。
 60分のマドリッド。左SBマルセロからのロングボールを受けたCロナウドは、ピッチのやや右サイドで待ち構えるベイルへパスを回す。ベイルは対峙したアサモアにPエリア内で勝負を仕掛け、アサモアがアウトサイドからの突破を警戒し外に身体が開いたところを、内にかわして左足を一閃。矢のようなシュートがゴール右サイドに吸い込まれ、マドリッドが試合をひっくり返した。

 しかしその5分後、ユベントスがマドリッド陣内へ攻め込むと、右サイドのカセレスからのクロスをバラーヌの軽いマークをかわしたジョレンテが頭でたたきつけ、ゴール。スコアは2-2に。

 その後は前半に見られたようにブロックを作って守るユーベと後方のパス回しで様子を探るマドリッドという構図に戻り、どちらもリスクは侵さず試合終了。もう一方のゲームでコペンハーゲンが勝ったため、第4節でのグループリーグ突破はお預けとなり、ユベントスは最下位に沈むこととなった。




 
 

グループF

ドルトムント 0−1   アーセナル
ラムジー 62

 勝ち点6で3チームが並ぶグループF。前節アウェーでアーセナルを倒したドルトムントが、今度はホームにアーセナルを迎える。
 アーセナルのフラミニは、この試合の復帰には間に合わず、欠場となった。

前半

 両チーム攻守の切り替えが早く、気の抜けない展開。
 開始4分、ドルトムントが細かくダイレクトパスをつないでアーセナルゴール前に迫るが、アーセナルのCBメルテザッカーがボールをカット。
 16分、ドルトムントが左サイドでFKをゲット。ゴール前ファーサイドに入ったボールをベンダーが頭で折り返したところ、スボティッチがシュートを狙ったが、勢いのないボールは左に外れた。
 ドルトムントのチャンスが続く。37分には右サイドからアーセナル陣内へ攻め込み、ゴール前フリーのムヒタリアンにパスが通ったが、シュートを左に外してまたも得点ならず。
 アーセナルも良いプレーを見せたがチャンスに結び付かず、シュート0で前半は終了。

後半

 後半の50分、ドルトムントのロイスがヘディングでアーセナルゴール左隅を狙ったが、キーパーが横っ跳びでクリア。
 51分にはドルトムントのカウンター。ムヒタリアンがセンターライン付近からのドリブルでPエリア手前まで持ち込み、右のブワシュチコフスキヘボールを渡す。ブワシュチコフスキはそこから鋭いシュートを狙ったが、キーパーがワンハンドでブロック。跳ね返りにドルトムントの複数の選手が反応したが、これはオフサイド。
 ドルトムントの一方的な流れの様相を呈してきた中、62分に均衡が崩れる。アーセナルが攻め込み、右に開いたエジルがゴール前にフワリとしたクロスを送る。これをジルーが頭で落とし、いち早く反応したラムジーがやはり頭で押し込んで、不利だったアーセナルがファーストシュートで得点に成功した。

 ドルトムントは64分、レバンドフスキが相手陣内右サイドの深いところでボールを拾い、メルテザッカーを剥がしてゴール前に鋭いクロスを蹴り込んだが、ブワシュチコフスキとロイスは合わせることができず、ボールは流れてしまう。
 その直後にはアーセナルのカウンター。ラムジーとジルーで攻め込み、左サイドからジルーが蹴り込んだ長い直線的なクロスをPエリアのファーサイドに逃げたラムジーが胸トラップ、すかさずシュートを放ったが、キーパーの足に当たって追加点とはならなかった。
 続くCKで連続してアーセナルがチャンスを作ると、ドルトムントもすかさず高速カウンターでアーセナルゴールに迫る。一気に試合が動き出した。
 アーセナルが70分に左サイド30M程の位置で得たFKの場面、ゴール前に放り込まれたボールをメルテザッカーがバックヘッドで狙ったが、わずかにクロスバーの上。
 このあと、両チームとも選手交代等で主導権を握ろうとするが、残り10分あたりからアーセナルが勝ち逃げモードとなり、スコアは動かず試合終了。
 アーセナルが前節の借りを返し、勝ち点3を手に入れた。




 
 

グループH

バルセロナ 3−1   ACミラン     
メッシ 30(PK)、83
ブスケッツ 40
メッシ 23

 このところ不調のミランがカンプノウでバルセロナと対戦。
 バルセロナはこのゲームに勝てばグループリーグ突破が決まる。シャビ、イニエスタ、メッシを起用。FWは他にネイマールとサンチェスの組み合わせ。
 一方のミランはFWにロビーニョ、その下にカカを置く布陣。バロテッリはベンチスタート。

前半

 試合は最初からバルセロナペース。ミランはなかなかボールを奪えず、マイボールになった際にもバルセロナのプレッシャーが早く潰されてしまう。守備でも対人に厳しくなるため、ネイマールを相手にする左SBのアバーテは早々に審判から注意を受けてしまった。
 20分、バルセロナがミランゴール前でパスを回し、左のアドリアーノからゴール前に低く早いクロスが入ったが、サンチェスらにはタイミングが合わず。
 何とか失点を免れていたミランだが、半ばサンドバッグ状態の中で29分、アバーテがネイマールを倒しPKを献上。これをメッシがど真ん中に蹴り込み、バルセロナがリードした。

 さらにその10分後、左サイドでバルセロナがFKをゲット。シャビが少し早いタイミングでゴール前にボールを放り込むとミランのマンマークDFが出遅れて、全くフリーのブスケッツが頭でゴール。早くも2点差とした。

 しかしミランも前半終了直前、カカがダニエウ・アウベスの背後を取って左サイドを一気にドリブル、Pエリアの深いところから折り返されたボールがピケのオウンゴールを誘って、スコアを2-1として後半へ。

後半

 ミランはロビーニョに代えてバロテッリを投入し、残り45分をスタート。
 63分のバルセロナ。左でボールを受けたネイマールがゴール前のメッシに早いパスを送ると、メッシはいとも容易く左足でピタリと収め、すかさずシュートのために良い位置へボールを動かしたが、DFに寄せられ不発。
 その直後、今度はミランのバロテッリがドリブルで二人をかわし右サイドを突破。グラウンダーでゴール前に折り返されたボールはニアサイドへ走り込んできたカカにドンピシャだったが、Dアウベスのマークもあってシュートは枠の外だった。
 74分、左サイドでバルサがボールを奪ってネイマールがメッシとのワンツーで二人をかわし、再びダイレクトでボールを中央のメッシへ。メッシはDFを引き付けてからPエリア内で右のサンチェスへパス。しかしサンチェスのシュートは、アッビアーティがワンハンドのビッグセーブで弾きだした。
 83分、ミランが自陣ゴール前に4-4のDFで構えるところ、中央でボールを持ったメッシから左前方DFの間に入り込んだ途中出場のセスクにパスが入る。セスクはこれをダイレクトで中央へと横パスを戻すと、そこにゴールに向かって真っすぐにメッシが入り込んできてワンタッチでボールを前へ運び、あっさりとキーパーと1対1に。飛び出してきたアッビアーティにチップシュートで対応し、難無く点が決まった。

 試合はこのままのスコアで終了。バルセロナのベスト16進出も決まった。