ホームのユナイテッドは、国内リーグで出場機会がなく代表でも冴えない香川が久しぶりに左MFで先発。
ファン・ペルシは休みで、FWはルーニーの相手としてハビエル・エルナンデスが入った。そのほかにも普段出ていない選手がメンバーに並んだ。
前半
試合はいきなり、そして思いがけない形で動く。ユナイテッドの左サイドでのスローインを受けた香川がタッチライン際をうまく持ち込み、ルーニーとのパス交換で中へと入ろうとしたところでDFに引っ掛かったが、すかさず左SBのエブラが寄せて奪い返し、ボールはルーニーの元へ。
ルーニーはドリブルでPエリアへ侵入、フェイントでDF2枚を剥がしてそのままシュート。ボールは右のポストを叩いたが、跳ね返ってきたボールをソシエダのマルティネスが押し込んでしまい、1分少々でユナイテッドが先制した。
7分、ギグスからのスルーパスで左サイドを抜け出した香川がゴール前にボールを折り返した際、反応していたエルナンデスが倒れたがPKとはならず。
14分には右からのクロスにゴール正面でルーニーが合わせたがキーパーがブロック。
20分のCKからの流れでエルナンデスが決めたヘディングシュートはオフサイド。
その後はユナイテッドのチャンスも減り、時間が過ぎる。
ソシエダの最初のチャンスは44分、グリーズマンのFKは左ポストに跳ね返された。
後半
後半立ち上がりこそソシエダが圧力をかけたものの、その後はややユナイテッドペースで進む。
65分、ルーニーのパスで右サイドを抜け出したヴァレンシアがあまり角度のないところからゴールを狙ったボールは左ポスト直撃。跳ね返りを香川が狙ったがシュートコースをDFに阻まれてしまう。
直後にはカウンターから、右のヴァレンシアが折り返したボールをノーマークの状態で香川がPスポット付近で受けるビッグチャンスを迎えるも、ワンタッチ挟んでしまいシュート不発。今シーズンノーゴールの香川は、絶好のアピールの機会を逸してしまう。
しかし香川はその後も積極的に動き回り、Pエリアでパスを引き出すなど、ユナイテッドの攻撃にアクセントを付ける演出には貢献しつづけた。
80分にハビエル・エルナンデスがヤングと交代すると、ルーニーがトップに入り、香川は中央へ移動。
ソシエダも長いボールでゴールへ向かいつづけたが、試合はこのまま終了。ユナイテッドが早い時間の1点を守り、ソシエダを下した。
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