〜 第3節(Round3) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループA: マンチェスターU vs Rソシエダ
グループB: Rマドリッド vs ユベントス
グループF: アーセナル vs ドルトムント
グループH: ACミラン vs バルセロナ





グループA 得点 失点 勝点
マンチェスター・ユナイテッド 2 1 0 6 3 7
レバークーゼン 2 0 1 8 5 6
シャフタール・ドネツク 1 1 1 3 5 4
レアル・ソシエダ 0 0 3 1 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

レバークーゼン 4−0   シャフタール    
キースリンク 22、72
ロルフェス 50(PK)
サム 57

マンチェスターU 1−0   レアル・ソシエダ  
マルティネス 2(OWN)




グループB 得点 失点 勝点
レアル・マドリッド 3 0 0 12 2 9
ガラタサライ 1 1 1 6 9 4
ユベントス 0 2 1 4 5 2
コペンハーゲン 0 1 2 2 8 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

レアル・マドリッド 2−1   ユベントス    
Cロナウド 4、29(PK) ジョレンテ 22

ガラタサライ 3−1   コペンハーゲン
フェリペ・メロ 10
スナイデル 38
ドログバ 45+1
クラウデミール 88




グループC 得点 失点 勝点
パリ・サンジェルマン 3 0 0 12 1 9
オリンピアコス 1 1 1 5 5 4
ベンフィカ 1 1 1 3 4 4
アンデルレヒト 0 0 3 0 10 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

        アンデルレヒト 0−5   PSG
イブラヒモヴィッチ 17、22、36、62
カバーニ 52

ベンフィカ 1−1   オリンピアコス
カルドーソ 83 ドミンゲス 29




グループD 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 3 0 0 11 1 9
マンチェスター・シティー 2 0 1 6 4 6
CSKAモスクワ 1 0 2 4 7 3
プルゼニュ 0 0 3 2 11 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

     CSKA 1−2   マンチェスターC
トシッチ 32 アグエロ 34、42

バイエルン 5−0   プルゼニュ      
リベリ 25(PK)、61
アラバ 37
シュバインシュタイガー 64
ゲッツェ 90+1




グループE 得点 失点 勝点
チェルシー 2 0 1 8 2 6
シャルケ 2 0 1 4 3 6
バーゼル 1 1 1 3 3 4
ステアウア・ブカレスト 0 1 2 1 8 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ステアウア 1−1   バーゼル
タトゥ 88 ディアス 48

    シャルケ 0−3   チェルシー
Fトーレス 5、69
アザール 87




グループF 得点 失点 勝点
アーセナル 2 0 1 5 3 6
ボルシア・ドルトムント 2 0 1 6 3 6
ナポリ 2 0 1 4 4 6
マルセイユ 0 0 3 2 7 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

    アーセナル 1−2   ドルトムント
ジルー 41 ムヒタリアン 16
レバンドフスキ 82

 マルセイユ 1−2   ナポリ
Aアユー 86 カジェホン 42
サパタ 67




グループG 得点 失点 勝点
アトレティコ・マドリッド 3 0 0 8 2 9
ゼニト 1 1 1 2 3 4
ポルト 1 0 2 2 3 3
ウィーン 0 1 2 0 4 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

    ポルト 0−1   ゼニト
ケルザコフ 85

    ウィーン 0−3   アトレティコ
Rガルシア 8
Dコスタ 20、53




グループH 得点 失点 勝点
バルセロナ 2 1 0 6 1 7
ACミラン 1 2 0 4 2 5
セルティック 1 0 2 2 4 3
アヤックス 0 1 2 2 7 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

セルティック 2−1   アヤックス   
フォレスト 43(PK)
カヤル 53
シェーネ 90+4

ACミラン 1−1   バルセロナ
ロビーニョ 9 メッシ 23





〜 ゲーム詳細 〜



グループA

マンチェスターU 1−0   レアル・ソシエダ  
マルティネス 2(OWN)

 ホームのユナイテッドは、国内リーグで出場機会がなく代表でも冴えない香川が久しぶりに左MFで先発。
 ファン・ペルシは休みで、FWはルーニーの相手としてハビエル・エルナンデスが入った。そのほかにも普段出ていない選手がメンバーに並んだ。

前半

 試合はいきなり、そして思いがけない形で動く。ユナイテッドの左サイドでのスローインを受けた香川がタッチライン際をうまく持ち込み、ルーニーとのパス交換で中へと入ろうとしたところでDFに引っ掛かったが、すかさず左SBのエブラが寄せて奪い返し、ボールはルーニーの元へ。
 ルーニーはドリブルでPエリアへ侵入、フェイントでDF2枚を剥がしてそのままシュート。ボールは右のポストを叩いたが、跳ね返ってきたボールをソシエダのマルティネスが押し込んでしまい、1分少々でユナイテッドが先制した。

 7分、ギグスからのスルーパスで左サイドを抜け出した香川がゴール前にボールを折り返した際、反応していたエルナンデスが倒れたがPKとはならず。
 14分には右からのクロスにゴール正面でルーニーが合わせたがキーパーがブロック。
 20分のCKからの流れでエルナンデスが決めたヘディングシュートはオフサイド。
 その後はユナイテッドのチャンスも減り、時間が過ぎる。
 ソシエダの最初のチャンスは44分、グリーズマンのFKは左ポストに跳ね返された。

後半

 後半立ち上がりこそソシエダが圧力をかけたものの、その後はややユナイテッドペースで進む。
 65分、ルーニーのパスで右サイドを抜け出したヴァレンシアがあまり角度のないところからゴールを狙ったボールは左ポスト直撃。跳ね返りを香川が狙ったがシュートコースをDFに阻まれてしまう。
 直後にはカウンターから、右のヴァレンシアが折り返したボールをノーマークの状態で香川がPスポット付近で受けるビッグチャンスを迎えるも、ワンタッチ挟んでしまいシュート不発。今シーズンノーゴールの香川は、絶好のアピールの機会を逸してしまう。
 しかし香川はその後も積極的に動き回り、Pエリアでパスを引き出すなど、ユナイテッドの攻撃にアクセントを付ける演出には貢献しつづけた。
 80分にハビエル・エルナンデスがヤングと交代すると、ルーニーがトップに入り、香川は中央へ移動。
 ソシエダも長いボールでゴールへ向かいつづけたが、試合はこのまま終了。ユナイテッドが早い時間の1点を守り、ソシエダを下した。




 
 
 
 

グループB

レアル・マドリッド 2−1   ユベントス    
Cロナウド 4、29(PK) ジョレンテ 22

 ビッグチーム同士の対戦。まずは、サンチャゴ・ベルナベウが舞台。
 マドリッドはベンゼマのワントップ、2列目にCロナウド、モドリッチ、ディ・マリアが入る。キーパーはカシージャス。
 ユベントスはマルキージオ、ジョレンテ、新加入のテベスを前線に並べる。トップ下はもちろん、ピルロ。

前半

 2分、ユベントスのマルキージオがファーストシュートをミドルレンジから狙い、カシージャスがパンチングでCKに逃れる。
 4分にはマドリッドにチャンス。右サイドでケディラからボールをもらったディ・マリアがドリブルで少し下がりながら中に持ち込みつつ、入れ代わるように中央から右DFの裏を狙ったCロナウドにスルーパス。これを受けたCロナウドは飛び出してきたブッフォンをシュートフェイントでいなして、右サイド角度のあまりないところからチップキックシュート。早い時間にマドリッドがリードを奪った。

 15分あたりからユベントスに流れが傾きはじめる。それでもなかなかチャンスまでは持ち込めなかったが、22分に右サイドを上がったカセレスからのやや長くなったクロスをポグバが身体能力の高さを見せヘディングシュート。これはカシージャスが弾き返したが、こぼれ球をジョレンテが押し込んで同点に追いついた。

 27分にFKを得たマドリッド。ボールがゴール前に放り込まれた際、セルヒオ・ラモスがキエッリーニに引き倒され、PKと判定される。Cロナウドがこれをきっちり沈め、マドリッドが再び勝ち越して前半を終了。

後半

 後半に入って4分になるところで、マドリッドがカウンター。右に開いたCロナウドが縦にドリブル、キエッリーニをスピードで抜き去ろうとしたところで、腕で顔を押されてファールを受ける。このプレーで肘打ちを見舞ったとして、キエッリーニは一発退場となってしまった。
 これを受け、コンテ監督はやや精彩も欠くピルロを50分過ぎに下げてしまう。
 マドリッドは66分、ベンゼマとベイルを交代。
 しかしその後は流れが片方に傾くことはなく試合終了。マドリッドが3連勝した。




 
 
 
 

グループF

    アーセナル 1−2   ドルトムント
ジルー 41 ムヒタリアン 16
レバンドフスキ 82

 2連勝でグループ1位のアーセナルと、勝ち点3で2位ドルトムントの対戦。
 アーセナルは新加入フラミニが前のゲームで脳震盪を起こしたことで不在。
 ドルトムントはクロップ監督がベンチ外のペナルティ。

前半

 両チームともややアクセルを抑えた序盤。そんな中の15分過ぎ、攻め込んだドルトムントからいったんボールを奪ったアーセナルだが、Pエリアすぐ外でラムジーが運ぼうとしたところを再び奪われ、ムヒタリアンにゴールを献上。アウェーのドルトムントが先制した。

 38分にアーセナルがチャンスを迎えたが、ロシツキのミドルはすんでのところでDFにクリアされて同点ならず。
 しかしその3分後、右のサニャからのクロスがDFとキーパーの連携ミスでこぼれたところ、詰めていたジルーがボールをゴールに押し込んでスコアを振り出しに戻した。

後半

 後半も、全体的にはホームのアーセナルがボールを支配するものの、2人、3人と素早く寄せてボール奪取を狙うドルトムントの戦術と微妙なバランスを保ったイーブンゲームが続く。
 69分、アーセナルが右サイドを攻略、抜け出したエジルからのマイナスのパスを、途中出場のカソルラがダイレクトで狙ったが、惜しくもゴール右上角のバーを叩く。
 75分あたりからは、慎重になったのか、スタミナの問題か、ドルトムントの出足が弱くなりアーセナルに流れが傾きだす。
 しかし82分、自陣ゴール前でアーセナルの攻撃を防ぎ大きなクリアボールが中盤で残っていたレバンドフスキのポストに入った瞬間、ドルトムントの3人の選手が敵陣へと猛ダッシュしカウンターを仕掛ける。勢いを殺さず右サイドへボールを展開、グロスクロイツが長めのクロスを放り込むと、ファーサイドへフリーで走り込んだレバンドフスキがダイレクトボレーでゴール左からネットを揺らす。ドルトムントが良い時間帯に勝ち越しに成功した。

 このあと選手交代等で攻めの姿勢を見せるアーセナルだったがチャンスを作ることはできず、急に降り出した雨の中で試合終了。ドルトムントが勝ち点3を奪い、グループ首位に立った。




 
 
 
 

グループH

ACミラン 1−1   バルセロナ
ロビーニョ 9 メッシ 23

 1勝1分のACミランが2連勝中バルセロナをホームに迎えた一戦。昨シーズンはここでバルセロナを倒している。
 バルセロナはメッシが復帰、ネイマールとサンチェスで前線を構成する。

前半

 立ち上がり、様子を伺うバルセロナに対し、隙を見てミランがゴール前まで攻め込む。7分には左サイドから中へドリブルで持ち込んだロビーニョが、シュートと見せかけムンタリへスルーパス。ムンタリのシュートはゴールネットを揺らしたが、オフサイドだった。
 続く9分、ミランのクリアボールの処理をバルセロナの最終ライン、マスチェラーノとピケが中途半端にしたところ、ロビーニョがボールを奪ってミランのチャンス。ロビーニョは軽く溜めて左から追い越しPエリアに入るカカヘボールを渡す。カカは一つドリブルを挟んで右足アウトサイドでゴール前へと折り返し、走り込んでいたロビーニョがゴール左隅にシュートを決め、ACミランが好機を生かして先制した。

 その後もなかなかバルセロナの調子は上がらなかったが、23分、ミランのCBサパタが犯したパスミスからバルセロナにボールが渡り、イニエスタがドリブルで運んでから右サイドフリーで待っていたメッシへパスを送る。Pエリア内でボールに追いついたメッシはそのままシュートは打たずに右足で中へ切り返したため、背後からSBコンスタンに寄せられ体制を崩しかける。しかしその圧を耐えて小さく左足を振り抜くと、ボールはゴール右に滑り込んだ。メッシのゴールでバルセロナが試合を振り出しに戻した。

 この得点の後は、よくあるバルセロナ戦のゲームスタイルに。ミランがしっかりゴール前でブロックを作り、その外をなかば自由にバルセロナがボールを動かす。ミランは全く誘いには乗らずにバルセロナが中にボールを運んで来たところを狙い、その代償として奪ったとしても前線に残るロビーニョだけで、すぐにバルサボールとなってを繰り返す。
 28分、ミランは左のCKまで持ち込み、ロビーニョがファーサイドに蹴り込んだボールにキーパーのバルデスが目測を謝り飛び出してしまうチャンスに恵まれたが、メクセスのヘディングシュートは枠の外だった。

後半

 後半もミラン陣内でゲームが進む。
 52分にミランがカウンターを仕掛け、左サイドのムンタリから絶妙なボールがバルセロナゴール前に走り込むロビーニョに入る。しかしロビーニョはこれをスルー、後続は続かず、ビッグチャンスを不意にする。
 対するバルサは54分、イニエスタが中央突破からシュートまで持ち込んだが、キーパーのアメリアの好セーブに止められた。
 その後は両チーム大きなチャンスはなく、また無理もせず、引き分けのまま試合を終えた。