マンチェスターC | 0−2 | バルセロナ |
メッシ 54(PK) Dアウベス 90 |
公式戦としては初顔合わせとなる両チーム。 ホームのシティは好調アグエロが残念ながら怪我のため不在。ネグレドのワントップで臨む。ジェコや怪我明けのナスリはベンチスタート。ミルナーが出場停止。 バルセロナはメッシ、サンチェス、イニエスタのセットで前を構成してきた。セスクが中盤でスタメン。故障から戻ってきたネイマールはベンチスタート、プジョールは欠場となっている。 ゲームはバルセロナがボールを回すいつもの展開。ただしシティも決して引いて守るのではなく、回させながら機をうかがう。 19分のシティ。最終ラインから前線中央のシルバへ縦パスが入り、さらにトップのネグレドへとボールをつなげる。ネグレドはピケと競り合いながらもボールを失わず、右に押し出される格好になったがゴールへとボールを折り返す。しかしボールはそのままゴール前を横切ってしまった。 25分には左サイドでFKを得たシティ。シルバが放り込んだボールをゴールエリア手前でコンパニーがキーパーのバルデスと競り合い、ボールはゴール前へ。弾んだボールに選手が群がる中、戻ったバルデスが両腕を伸ばしてキャッチしゴールを守った。 前半はゴールレスで終了。 後半の50分あたりはバルセロナがボールを保持する時間帯。そしてシティが自陣でボールを奪い持ち上がろうとした52分、バルセロナが再び奪い返してカウンター。DFラインのギャップを狙うメッシに正確なボールが通り、抜け出したところで、CBデミチェリスが背後からスライディングで倒してしまう。これがPKとレッドカードをもたらすことに。 PKはメッシがど真ん中に決めて、バルセロナが1点をリードし数的優位にも立った。 こうなると当然試合はバルセロナペース。67分、Dアウベスの右からの折り返しにシャビが中央からシュート。1分後にはワンツーで右サイドを突破したDアウベスがそのまま持ち込みシュートと攻める。しかしいずれも枠を捕らえず。 劣勢のシティも77分にFKの流れから相手陣内でボールをつなぎ、Yトゥレから大きく右サイドのサバレタヘと展開。サバレタが右のインサイドでダイレクトに中へ折り返すと、Pエリア内のシルバがこれを胸トラップからボレーシュート。だが、キーパーのバルデスにセーブされてしまった。 とはいえ、ひとり少ない状況でバルセロナに勢いづかせることなく、残り時間もあとわずかというところまできた。 だが、あと数十秒で90分というところで、守備のミスをついてDアウベスが右サイドからPエリアへ突入、キーパーの股下からシュートをゴールに押し込んで、大きな追加点を決めた。シティにとってはとても痛い時間帯の失点。 2−0でアウェーのバルセロナが1stレグを制した。 |
バルセロナ | 2−1 | マンチェスターC |
メッシ 67 Dアウベス 90+1 | コンパニ |
1stレグは一人退場者を出して0-2で敗れたシティ。カンプ・ノウに乗り込んで3点以上を奪わなくてはならない。この退場のシーンで審判を批判したペジェグリーニ監督は2試合のベンチ外。 ホームのバルセロナは、メッシ、ネイマール、セスク、シャビ、イニエスタらが先発。 序盤、シティは前線から厳しくプレッシャーをかけてショートカウンター狙い。必然的に後方のスペースが空くため、バルセロナにもシティゴールに迫る機会が増える。シティはファール覚悟のディフェンスでこれを耐える。そして、時間の経過とともに激しい内容ながらもバルセロナペースの展開となっていく。 8分にはルーズボールに反応したメッシをレスコットがPエリア内で倒したかに見えたが、ノーホイッスル。 18分のバルセロナの攻撃。シティのPエリア手前で細かくパスをつないでDFを揺さぶると、左サイドでDFラインの裏を狙い斜めに入ったアルバにセスクから絶妙なタイミングでパスが入る。キーパーが飛び出すと、この時点でゴールマウス前にはバルサの3選手しかいない状況となり、アルバの折り返しをネイマールが押し込んだ。 だが、この難しいシーンはオフサイドを取られ、シティはまたもやジャッジに救われる。 38分、イニエスタが自陣から最前線のネイマールにロングパス。ネイマールはこれをゴールを背にするかたちで頭でトラップ、反転して背後のコラロフをかわし一気にPエリアに持ち込みシュートしたが、キーパーのハートが触ってわずかにゴール右に外れた。 続く右ショートコーナーからメッシがゴール前にボールを送り、シャビが反応しスライディングシュート。しかしここもハートがクリア。 41分にようやくシティがゴールに迫る。シルバがバルサゴール前を斜め左に走り込み、そこにYトゥレからミドルパスが入る。シルバは後方からのボールをヒールで直接落とすと、フリーのナスリがゴール正面からシュートを放つ。しかし、キーパーの正面を突いてしまった。 44分、バルセロナはCBマスチェラーノがボールをカット、そのままドリブルで持ち上がりカウンター。センターサークルでマスチェラーノからボールを受けたメッシが続けてドリブル、二人をターンを交えてかわし、3人目、4人目が寄せて来たところでフリーのネイマールへとパス。Pエリア内でボールを受けたネイマールにハートがゴールマウスを飛び出しディフェンス、勢いを削がれたネイマールは浮き球のシュートを狙ったが、カバーしていたフェルナンジーニョにクリアされた。 かなり飛ばしたことで何とか無失点で前半を終えたシティ。後半は怪我のためFWをアグエロからジェコに代えてスタート。 51分、シティが敵陣でボールを回し攻撃をうかがう展開。しかしバランスの良いバルセロナの守備は隙がなく、ついには最終ラインのレスコットからのパスをネイマールが狙い済ましてインターセプト、すかさず前のメッシにボールが渡り逆襲を受ける。右サイドをドリブルで持ち込んだメッシは緩急をつけてレスコットを振り切りゴール前まで切り込んでシュート。だが左ポストがボールを跳ね返し、シティに運が味方する。 その1分後にはシティに決定機。バルセロナ陣内でネイマールのミスからショートカウンター。左サイドから放り込まれたボールをジェコがヘッド。ゴール左上の良いコースへと飛んだものの、キーパーのバルデスが素晴らしい反応でタッチし、ゴールの外へと追いやった。 直後のバルセロナ。シティのPエリア内に右サイドからグラウンダーのクロスが入りそこにセスクが飛び込むも、ハートが先にセーブしシュートを阻止。 逆にシティがバルセロナゴール前に3枚入り込み、最後はサバレタがフリーでシュートするも枠を外す。1分置きに交互にチャンスを迎え、ゴールが生まれるのも時間の問題と思えた。 66分、ロングボールをうまく納めて縦へ抜けようとするジェコとマークしていたピケがお互いをつかみ合い、ジェコのチャンスが潰されたかに見えたが、ジェコにファールの判定。続いてメッシのポストプレーに対しレスコットが体当たりするかたちでボールを奪うもノーホイッスルと、レフリーの判定にスタジアムがざわつきはじめる。 そこからすぐにバルサがボールを奪い返し、シティ陣内でパスを回す。そしてセスクがDFラインの裏を狙うメッシにパスしたところにレスコットが足を出すが、ボールは裏へとこぼれ、拾ったメッシがキーパーのタイミングを外すチップシュートを決めて、ついにバルセロナが先制した。 バルセロナは71分にも、メッシの前線でのキープから走り込んできたシャビのシュートへとつながったが、ハートが横っ飛びで弾き出す。 シティはこのあとシルバを下げてネグレドを、ナスリを下げてヘスス・ナバスを投入。 77分にはシティがカウンター。左に開いたジェコへボールが渡ると、ジェコは対峙するピケを半ば振り切ってPエリアへ。そこで後ろから滑り込んだピケに足が接触、ジェコは倒れてしまう。しかし主審はノーホイッスル。シティの選手が抗議する中、サバレタが2枚目のイエローで退場となってしまった。 不利な状況のシティだが88分に得た右CKでジェコが頭で落としたボールをコンパニが押し込み、この試合をタイスコアとする。 しかしロスタイム、イニエスタがDFの裏に抜け出しパスを受け、Pエリア内右サイド深く持ち込んでからマイナスのパスを送ると、DアウベスのシュートはDFに当たってゴール。 結果、バルセロナが2連勝でクォーターファイナルに進出した。 |
マンチェスターC | 1−4 | バルセロナ |
レバークーゼン | 0−4 | パリ・サンジェルマン |
マテュイディ 3 イブラヒモヴィッチ 39(PK)、42 キャバイエ 88 |
パリ・サンジェルマン | 2−1 | レバークーゼン |
マルキーニョス 13 ラベッシ 53 | サム 6 |
レバークーゼン | 1−6 | パリ・サンジェルマン |
アーセナル | 0−2 | バイエルン |
クロース 54 ミュラー 88 |
昨年と同じ顔合わせの好カード。 ホームのアーセナルはサノゴがFWで先発。スキャンダルの渦中にあるジルーはベンチ。 一方のバイエルンは臀部手術の関係でリベリが不在。前線をマンジュキッチ、ロッベン、ゲッツェで構成。 出だしから積極的な姿勢を見せるアーセナルだが、ファーストシュートはバイエルン。3分にクロースが際どいミドルシュートで狙ったが、キーパーのシュチェスニーが好反応、ワンハンドで枠の外へ弾き出した。 お互いが攻め合う中、7分にはアーセナルのチャンス。Pエリア内までボールを運びそこから粘ると、ゴール正面からサノゴがグラウンダーのシュート。しかし今度はバイエルンのキーパー、ノイアーが素早く体を投げ出し腕でブロック、得点を許さない。 勢いづくアーセナルはその1分後、ウィルシャーのスルーパスに抜け出したエジルが後ろ足を使った切り返しでファールを誘い、良い時間帯にPKをゲットする。この絶好のチャンスにエジル自らキッカーを務めたが、中央甘く蹴り込んだボールはノイアーに阻止されてしまい、ものにすることができなかった。 10分を過ぎるとアーセナルの前線からのプレスは影をひそめ、徐々にバイエルンが落ち着きを取り戻す流れとなる。 アーセナルは21分、右サイドからバイエルンを攻略、折り返したボールをゴール正面のサノゴまでつなげたが、サノゴが消極的にパスを選択、ゴールを脅かすことはできなかった。 続く23分、今度は中盤でサノゴがボールを奪い、ゴール前へと走り込むチェンバレン目掛けてミドルパス。並走するDFアラバが辛うじて先に足を伸ばし触ったものの、ボールはゴール方向へと転がり、勢いそのままチェンバレンが迫る。しかし飛び出してきたノイアーがいち早くクリアに成功、ピンチを回避する。 37分のバイエルンの攻撃。ロッベンが右サイド長い距離をドリブルで持ち込み、いったん中央のクロースへとボールを預けてから再びPエリア内へと動き直す。クロースから山なりのパスが戻されたところで飛び出したシュチェスニーが引っ掛けてしまい、PK。シュチェスニーは一発退場となってしまった。 ベンゲル監督はカソルラを下げ、ファビアンスキーがゴールに入る。 キッカーはアラバ。シュートはキーパーの反応の逆を取ったが左ポストに当ててしまい、バイエルンもPKを失敗してしまった。 前半はこのままスコアレスで終了。 後半、バイエルンのグアルディオラ監督はイエローをもらったボアテングを下げ、ラフィーニャを投入。10人の相手に対しフォーメーションも4-2-3-1に変更、トップ下にゲッツェ、左チアゴ、右ロッベンとする。 アーセナルは耐えながらも時折バイエルンゴールへと迫るシーンを作り出していたが、54分、自陣深いところでバイエルンにボールを回され、最後はクロースが外から巻くようにゴール右上にシュートを決めて、ついに均衡が崩れた。 バイエルンは63分、左後方から右前方のロッベンへ絶妙なロングパスが入り、これをロッベンは左足であわせてゴール逆サイドを狙ったが、ファビアンスキーの好セーブに阻まれる。 残り時間も少なくなりアーセナルにとっては1点差でも御の字という展開に見えたが、87分に中盤で得たFKの際にCBコシエルニーを相手ゴール前まで上げて、チームとして攻撃姿勢を示す。 だが結果的に簡単に跳ね返されてしまった上、守備陣が急いで戻ったものの、ズレをバイエルンに突かれてミュラーにヘディングシュートを許し、失点してしまった。 ロスタイムにはクロースのグラウンダーのシュートが右ポストを叩くが追加点とはならず試合終了。 1試合を通して7割以上ボールを支配したバイエルンがアウェーゴールを2つ奪って先勝した。 |
バイエルン | 1−1 | アーセナル |
シュバインシュタイガー 55 | ポドルスキ 57 |
アウェーに乗り込んだアーセナルは、3点以上得点することがベスト8入りの最低条件。昨シーズンはここでバイエルンを叩いている。とはいえ、92-93シーズンにUCLとなって以降、ホームの1stレグで敗れ2ndレグで逆転した例は2つしかない。宮市がベンチメンバーとして帯同していたものの予め登録していなかったという不備からベンチ外となってしまった。 フラミニはベンチスタート。アルテタとチェンバレンが中盤底に入り、2列目にカソルラ、エジル、ポドルスキ。トップにジルーという顔触れ。 一方のバイエルンはマンジュキッチを筆頭にリベリ、ロッベン、ゲッツェで前線を構成。ボランチにはチアゴとシュバインシュタイガーが入る。 ゲーム開始直後から積極的にボールをチェイスする両チーム。 10分を過ぎると、バイエルンボールの時にアーセナルは自陣に引いて迎えるスタイルへと移行。 26分、バイエルンが右サイドでFKをゲット。チアゴがゴール前に送った絶妙なボールをハビ・マルティネスが合わせてゴールに押し込んだが、オフサイドでカウントされず。 前半終了直前にはバイエルンがパスをつないで攻め込むと、左サイドからゴール前にクロス。こぼれたボールをゴール正面Pエリアの際からゲッツェがシュートするも、キーパーがセーブ。 バイエルンが65%とゲームをほぼ支配して前半終了。 後半、アーセナルは冴えのないエジルに代えてロシツキを投入しスタート。そして後半も立ち上がりは前からプレスを仕掛ける。 51分にバイエルンが反撃、ロッベンが右サイドをドリブルで突破、そのままPエリア内へ切り込んだところで転倒。だが、ファールはなく流される。 54分にもバイエルンボールを左サイドに運び、リベリが中央に向かってドリブルで仕掛ける。そしてゴール正面にオーバーラップしてきたシュバインシュタイガーへコースをついてパスを通すと、これをシュバインシュタイガーがワントラップからきっちりシュートを決めて、ついにバイエルンがゴールを奪った。 このわずか2分後、アーセナルはポドルスキが左サイドの高い位置でラームの背後からプッシング気味にボールを奪うと、そのままPエリアに持ち込み角度のあまりないところから左足でニアサイドをぶち抜き、この試合をタイスコアへと戻すことに成功する。 その直後にも、左サイドでカソルラの絶妙なパスからポドルスキが抜け出しアーセナルはカウンター。アーリークロスをセンターに走り込むジルー目掛けて蹴り込んだが、ここは間一髪アラバがクリアしピンチを防いだ。 69分、今度はバイエルンが敵陣右サイドでファール気味にボールを奪うとアーセナルの選手が一瞬プレーをストップ、その隙に攻撃を畳み掛ける。そしてシュバインシュタイガーからの浮き球にチアゴがゴール前に抜け出しビッグチャンス。チアゴはここでさらに左のマンジュキッチへとダイレクトで折り返す。これをマンジュキッチがももトラップで合わせたところ少し流れてしまい、よく反応していたファビアンスキにセーブされてしまった。 その後もアーセナルはプレスを強めに仕掛けながら機をうかがうも、バイエルンの安定したボール運びの前になかなかチャンスを作れず、奪った際にはすかさずバイエルンのチェックを受けてフィニッシュまでつながらない。 逆にロスタイム、カウンターからロッベンにPエリアへの侵入を許し、コシエルニーが粘り強く対応したものの足が掛かってロッベンを倒したとしてバイエルンにPKを献上。 このピンチに、ミュラーがど真ん中を狙ったシュートをファビアンスキが足に当ててストップ、追加点は許さない。 しかしこのあともバイエルンのゴールを割ることはできず、試合終了。バイエルンがベスト8に進出した。 |
アーセナル | 1−3 | バイエルン |
ACミラン | 0−1 | アトレティコ |
Dコスタ 83 |
アトレティコ | 4−1 | ACミラン |
Dコスタ 3、85 アルダ 40 ラウール・ガルシア 71 | カカ 27 |
ACミラン | 1−5 | アトレティコ |
ゼニト | 2−4 | ドルトムント |
シャトフ 57 フッキ 69(PK) |
ムヒタリアン 4 ロイス 5 レバンドフスキ 61、71 |
ドルトムント | 1−2 | ゼニト |
ケール 38 |
フッキ 16 ロンドン 73 |
ゼニト | 4−5 | ドルトムント |
オリンピアコス | 2−0 | マンチェスターU |
ドミンゲス 38 キャンベル 55 |
マンチェスターU | 3−0 | オリンピアコス |
ファン・ペルシ 25(PK)、45+1、52 |
国内で調子の上がらないユナイテッド(直前のリヴァプール戦も完敗)、このUCLでも1stレグのアウェー戦を0-2で落としているが、唯一タイトルの可能性を残す大会のために絶対に負けられない。 香川起用明言の報道が流れていたが、結局香川はベンチとなった。ファン・ペルシとルーニー、ウェルベックにバレンシアという前線のセット。 対するオリンピアコスは既に国内リーグ優勝を決めており、週末に行われたゲームでは一部主力を温存していた。 試合はユナイテッドがボールをシンプルに前へと運ぶことで、ユナイテッドが有利に進める。 11分右サイドでルーニーがボールを奪うと縦に持ち込みゴール前にクロス、ファン・ペルシに渡ったが、密着マークでシュートならず。 18分には左のギグスからクロスが入り、ルーニーがヘディングシュートを放ったが、惜しくも左ポストに弾かれる。 再び同じようにギグスが左後方からクロスを放り込んだ23分、ボールを受けたファン・ペルシがバックチャージを受けたとされてユナイテッドにPKが与えられた。ファン・ペルシ自らゴール右に決めて、まず1点を返す。 オリンピアコスは40分に右サイドを易々と突破すると、折り返されたボールを立て続けに2度のシュートへとつないだが、いずれもキーパーのデ・ヘアがブロックしゴールならず。 するとユナイテッドは前半ロスタイム、センターサークルからギグスが右前方のルーニーへロングパスを通す。ルーニーはDFの足元からゴール前へ折り返すと、これをファン・ペルシがきっちりゴールに蹴り込み、2試合合計でタイスコアへと戻すことに成功して前半を終えた。 後半に入って5分経過したところで、ウェルベックが倒されユナイテッドが正面やや右、22mほどの位置でFKをゲット。 ファン・ペルシとルーニーがセットする中、ルーニーをオトリにファン・ペルシが左足でゴール左目掛けてシュート。キーパーは逆を取られて反応できず、ファン・ペルシのハットトリックでユナイテッドがベスト8に近づいた。 その後は大きな動きなく時計が進む。そしてタイムアップ。ユナイテッドが逆転でオリンピアコスを破りベスト8進出を決めた。 ただ、ロスタイムまで2分ほどのところで、この日大活躍のファン・ペルシが背後から左足を蹴られて負傷。一月程度は離脱することになり、喜びだけではない結果となってしまった。 |
オリンピアコス | 2−3 | マンチェスターU |
ガラタサライ | 1−1 | チェルシー |
シュジュ 65 | Fトーレス 9 |
チェルシー | 2−0 | ガラタサライ |
エトー 4 ケイヒル 42 |
ガラタサライ | 1−3 | チェルシー |
シャルケ | 1−6 | レアル・マドリッド |
フンテラール 90+1 |
ベンゼマ 13、57 ベイル 21、69 ロナウド 52、89 |
シャルケホームで行われた1stレグ、マドリッドはディ・マリア、モドリッチ、シャビ・アロンソが2列目を形勢し、前線に入ったベンゼマ、Cロナウド、ベイルが2点ずつ奪う、想像以上の大差がつく試合となった。 シャルケの内田は怪我でメンバー外。 立ち上がりはシャルケがやや前にパワーをかけ、マドリッドは様子を伺ながらという流れ。しかし、マドリッドは13分に先制に成功する。 ベイルが個人技でDFをかわし、Cロナウドにボールを当ててPエリアに飛び込もうとする。Cロナウドがダイレクトで出したボールはDFに引っ掛かったものの、こぼれたところをすかさずベンゼマが反応、ゴールネットを揺らした。 リスタート直後にシャルケに挽回のチャンス。右サイドからマドリッド陣内へボールを運んでゴール前に折り返すと、Sラモスとペペがクリアしそこない、ボールはゴール真ん前に走り込んでいたドラクスラーの前に。しかしキーパーのカシージャスが反応しており、ドラクスラーのシュートを見事ブロック、跳ね返りを狙ったマイアーのシュートは枠を大きく超え、決め切ることができなかった。 シャルケはその後も闘志を失わず悪くないパフォーマンスを見せていたが、20分に最終ラインでボールを回している最中、ドラクスラーのぞんざいなバックパスを取りに行ったサンターナがベンゼマにボールを奪われ、ベイルにつながれてしまう。ベイルはそのままPエリアへとボールを運び、やや強引にDF2枚を突破、そのままゴールにボールを押し込んでしまった。 このあとはCロナウドが度々チャンスを迎える。32分に迎えたDFと1対1のシーンでは抜き切る前にミドルシュートを狙ったが、ボールは左ポストを直撃。 5分後にはスルーパスに飛び出しPエリア内左45度の位置からシュートを放つも、キーパーがブロック。前半は0−2で折り返す。 後半立ち上がりも攻撃を強めたシャルケだったが、52分にマドリッドがカウンター。CロナウドがまたもやDFと1対1になると、今度はシザースでかわしてPエリア内左からシュート。ゴール右サイドにボールを叩き込み、試合を決める3点目が入った。 57分にはやはりカウンターから、中盤右サイドでボールを受けたベンゼマが前方のCロナウドへミドルパス、そのまま自ら走り寄って今度は近い距離でワンツーを使ってPエリアの右サイドに侵入する。DF1枚にキーパーも飛び出しコースを切りに行ったが、ベンゼマが放ったシュートは間を抜けてゴール。 次の得点は69分。中盤右サイドでマドリッドがボールをインターセプト、そのままセルヒオ・ラモスからスルーパスが入り、ベイルがキーパーのタイミングを外すシュートを決めた。 6点目はCロナウド。途中出場したマドリッドのイスコがシャルケ陣内でボールを奪うと、ベンゼマ、Cロナウドと渡り、Cロナウドがキーパーをも振り切ってゴール右隅に流し込んだ。 シャルケは辛うじてロスタイムに無失点ゲームを続けていたマドリッドのゴールをフンテラールのボレーシュートでこじ開けたが、焼け石に水だった。 |
レアル・マドリッド | 3−1 | シャルケ |
Cロナウド 21、73 モラタ 75 | ホークラント 31 |
シャルケ | 2−9 | レアル・マドリッド |