〜 第3節(Round3) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループB: アーセナル vs シャルケ
グループD: アヤックス vs マンチェスターC
グループH: マンチェスターU vs ブラガ





グループA 得点 失点 勝点
ポルト 3 0 0 6 2 9
パリ・サンジェルマン 2 0 1 6 2 6
ディナモ・キエフ 1 0 2 5 7 3
ディナモ・ザグレブ 0 0 3 0 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ポルト 3−2   ディナモ・キエフ  
ヴァレラ 15
マルティネス 36、78
グセフ 21
イディエ 72

 ディナモ・ザグレブ 0−2   パリSG
イブラヒモヴィッチ 33
メネーズ 43




グループB 得点 失点 勝点
シャルケ 2 1 0 6 3 7
アーセナル 2 0 1 5 4 6
オリンピアコス 1 0 2 4 6 3
モンペリエ 0 1 2 4 6 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

  アーセナル 0−2   シャルケ
フンテラール 76
アフェライ 86

モンペリエ 1−2   オリンピアコス   
シャルボニエール 49
トロシディス 73
ミトログル 90+1




グループC 得点 失点 勝点
マラガ 3 0 0 7 0 9
ACミラン 1 1 1 3 3 4
ゼニト 1 0 2 3 6 3
アンデルレヒト 0 1 2 0 4 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ゼニト 1−0   アンデルレヒト
ケルザコフ 72(PK)

マラガ 1−0   ミラン   
ホアキン 64




グループD 得点 失点 勝点
ボルシア・ドルトムント 2 1 0 4 2 7
レアル・マドリッド 2 0 1 8 5 6
アヤックス 1 0 2 4 6 3
マンチェスター・シティー 0 1 2 4 7 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アヤックス 3−1   マンチェスターC
デ・ヨング 45
モイサンデル 57
エリクセン 68
ナスリ 22

ドルトムント 2−1   レアル・マドリッド
レバンドフスキ 36
シュメルツァー 64
Cロナウド 38




グループE 得点 失点 勝点
シャフタール・ドネツク 2 1 0 5 2 7
チェルシー 1 1 1 7 4 4
ユベントス 0 3 0 4 4 3
ノアシェラン 0 1 2 1 7 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ノアシェラン 1−1   ユベントス
ベックマン 50 ブチニッチ 81

シャフタール 2−1   チェルシー
Aテイシェイラ 3
フェルナンジーニョ 52
オスカール 88




グループF 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 2 0 1 4 4 6
BATE 2 0 1 6 5 6
バレンシア 2 0 1 6 2 6
リール 0 0 3 1 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

            BATE 0−3   バレンシア
ソルダード 45+1(PK)、55、69

     リール 0−1   バイエルン
ミュラー 20(PK)




グループG 得点 失点 勝点
バルセロナ 3 0 0 7 3 9
セルティック 1 1 1 4 4 4
スパルタク・モスクワ 1 0 2 6 7 3
ベンフィカ 0 1 2 1 4 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

スパルタク・モスクワ 2−1   ベンフィカ       
ラファエウ・カリオカ 3
ジャルデウ 43(OWN)
リマ 33

バルセロナ 2−1   セルティック  
イニエスタ 45
ジョルディ 90+4
サマラス 18




グループH 得点 失点 勝点
マンチェスター・ユナイテッド 3 0 0 6 3 9
クルージュ 1 1 1 4 3 4
ブラガ 1 0 2 4 5 3
ガラタサライ 0 1 2 1 4 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ガラタサライ 1−1   クルージュ
ブラク 77 ヌンク 19(OWN)

マンチェスターU 3−2   ブラガ
エルナンデス 25、75
エバンス 62
アラン 2、20





〜 ゲーム詳細 〜


グループB

  アーセナル 0−2   シャルケ
フンテラール 76
アフェライ 86

  前節ホームで最後の最後に追いつかれてしまい1勝1分けのシャルケが、2連勝中のアーセナルホームへと乗り込む。
 しかし直前の国内リーグ戦の結果は、シャルケ優位といった内容。
 アーセナルはトップにジェルビーニョ。その下にカソルラ、左ポドルスキ、右ラムジーという攻撃陣。
 シャルケはフンテラールのワントップ。2列目は左からアフェライ、ホルトビー、ファルファン。いつも通り内田は右SBに入った。

前半

 試合は序盤アーセナルがボールを回す展開。しかし15分あたりからシャルケが時折アーセナル陣内深く攻め込むようになる。
 さらにそのあと両チームともミスが出るようになり、それに応じてややオープンな内容となる。
 内田も何度か右サイドをえぐってチャンスを演出。43分にはDFライン裏のスペースにボールを要求、センターサークル内からのロングボールに走り込み、右足できれいにトラップすると、ニアに走り込むフンテラールへ折り返す。フンテラールは角度の浅いところから直接狙ったが、シュートはゴール右に外れた。
 前半は、得点もロスタイムも無く終了。

後半

 後半開始2分のアーセナルの攻撃。カソルラがゴール正面で巧みなボール捌きでキープした後、左サイドに展開。そのままゴール前に折り返されると、Pエリア内でボールをつなぎ最後はラムジーがシュートで終えるが、DFにブロックされた。
 50分にはシャルケにチャンス。左CKはブロックされたが、これをつないで右のファルファンへ。この日アーセナル左SBに入ったサントスだが攻撃意識が強すぎて度々バランスをくずしており、ここも簡単にボールを取りにいってあっさりとかわされピンチを招く。突破したファルファンは狙い済ましてPスポット上のヘベーデスにパスを送ったが、ヘベーデスはシュートをふかしてしまいチャンスをものにできなかった。
 なかなか良い形を作れないアーセナルは、75分にようやく最初のカードを切り、ジェルビーニョに代えてジルーを送る。
 しかしその直後、アーセナルゴール前でボールをつないだシャルケは、トップに張っていたフンテラールにボールがこぼれ、振り向きざまに放ったシュートがキーパーの足元を破ってゴールに突き刺さり、アウェーのシャルケが先制に成功した。

 残り10分を切り、2つの選手交代で打開を図るアーセナルだが、85分に中央突破を仕掛けたところでボールを奪われてしまう。そのままシャルケはカウンターがはまり、右のファルファンの折り返しを左のアフェライが決めて、点差を2に広げた。
 試合はこのまま終了し、アウェーのシャルケがアーセナルから勝ち点3を奪った。



 
 
グループD

アヤックス 3−1   マンチェスターC
デ・ヨング 45
モイサンデル 57
エリクセン 68
ナスリ 22

 ここまで勝ち点0のアヤックスが、前節終盤になんとか追いついて勝ち点1としたシティを迎える一戦。
 シティはテベス、バロテッリがベンチスタート。

前半

 引き気味でスタートしたシティ。そのため、攻撃の迫力はイマイチ。アヤックスは狭いところをテンポの良いパス交換で崩しにかかる。
 しかし先手をとったのはシティ。22分、後方でのボール回しから一転、前線中央のミルナーヘ長いパスが入ると、さらに左サイドから裏へと抜けたナスリにスルーパスを通す。フリーのナスリはPエリア内左45度の角度からシュートを決めて、アウェーチームが先制した。

 その後もシティがカウンターから何度かチャンスを作ったが、次第に序盤と同じようにアヤックスの組み立てを引いて受ける形に落ち着いてしまう。
 ほとんど何もないまま前半を終えようという時間帯、シティ陣内中央からアヤックスのデ・ヨングがこの日優位に立っていた右サイドに大きく展開。そのボールがゴール前に折り返されて来たところを、走り込んだデ・ヨング自らフィニッシュ。キーパーは一歩も動けず、アヤックスが同点として後半へ折り返した。

後半

 アヤックスボールで後半スタート直後、右サイドでミルナーがインターセプトし、シティにいきなりのチャンス。ドリブルで持ち込みPエリアニアサイドに入り込んだアグエロにパスを通すが、アヤックス守備陣が殺到してシュートまで至らせずピンチを脱する。
 引き続きチーム全体の連動した動きでシンプルなタッチのパスをつなぎ、攻め込むアヤックス。
 57分に得た右CK。ゴール前に蹴り混まれた早いボールにニアに走り込んできたモイサンデルがフリーでヘッド。ボールをゴール左に流し込んで、アヤックスが勝ち越した。

 60分過ぎ、シティは選手交代と同時に4バックから3バックへシステムを変更、流れを変えようと試みる。
 しかし68分、攻め込んできたアヤックスからボールを奪った後、自陣で再びボールを失うと、最後はエリクセンにシュートを決められてしまった。

 さらにシティはその2分後、カウンターを受ける。バベルのシュートはDFがブロックしたものの、そのあとのボールをアヤックスに拾われると、サナがワンツーでPエリア内に抜け出す。だがここはキーパーのハートが素早く飛び込みシュートを足で弾いて、被害の拡大を防いだ。
 72分にシティの反撃。前線へのロングボールをアグエロが頭で落として中央のジェコヘ。DFに着かれながらも押さえ込んでPエリア内へ持ち込み、キーパーと1対1に。しかしここはキーパーが飛び出しシュートを食い止め、ピンチを救った。
 押し込むチェルシーは76分、中盤ヤヤ・トゥレからの絶妙な浮き球を柔らかいトラップで受けたナスリが、そのままPエリア内からシュート。しかし枠の外。
 終盤の選手交代でジェコ、アグエロに加え、テベス、バロテッリをピッチに並べたマンチーニ監督だが、CKを奪うまではいくもののゴールに迫ることはできず、試合は終了。

 国内リーグでは無敗を誇るシティだったが、またしてもUCLでは勝ち点を積み上げることができず、グループ最下位となってしまった。
 アヤックスは3位に浮上した。



 
 
グループH

マンチェスターU 3−2   ブラガ
エルナンデス 25、75
エバンス 62
アラン 2、20

 1勝1敗のブラガを、2連勝のユナイテッドがホームに迎える一戦。
 先週末のプレミアリーグを欠場した香川、そしてクレバリーはスタメン。一方、次の週末はチェルシー戦を控えていることから、エブラとファーディナンドをターンオーバーで休ませた。怪我人もいて人員不足のDFラインだが、CBにはキャリックが入り、左SBにUCL初出場のビュットネル、右SBラファエルで3バックを構成。前線はファン・ペルシとエルナンデスのコンビ。トップ下にルーニー、香川は左MFの位置に入る。

前半

 開始早々の2分、ブラガのなんてことのない左からのクロスで、ビュットナーがアランに競り負け、ユナイテッドがあっさり先制を許してしまう。
 さらにブラガは20分、左サイドでボールを受けたエデルが絶妙なターンでキャリックを縦にかわしてゴールライン際まで持ち込み、マイナスのパス。これをアランが押し込んで、リードを早くも2点に広げた。

 追い掛けるユナイテッドは25分、左サイドでファン・ペルシが粘ってボールがこぼれたところを、拾った香川がファーサイドのエルナンデスを狙い済まして浮き球のパスを供給。エルナンデスはこれを頭で押し込んで、1点を返す。

 27分に香川にアクシデント。ボールを奪おうとタックルをしかけた際に、左足の膝を痛めてしまう。一度外に出たものの続行を選択、前半一杯プレーして、ナニと交代となった。
 この怪我により、結局4週間以上の離脱となってしまった。

後半

 後半、ユナイテッドはルーニーが左、ナニが右に入る。
 そして、ユナイテッドペースで試合は進む。  62分に右CKを得たユナイテッド。Pエリア中央に走り込んだエバンスは最初右足で空振りしたものの、ルーズボールにすかさず左足を出し、ボールがゴールへと転がり込む。これで試合は振出しに戻った。

 71分、ブラガが久しぶりにユナイテッド陣内に攻め込んだが、パスミスを奪われカウンターを受ける。
 ハーフライン左サイドでボールを受けたエルナンデスがドリブルで持ち込み、右に上がってきたナニへパス。ナニはワントラップから鋭いシュートを放ったが、惜しくもキーパーの正面。
 その4分後、ユナイテッドは遅攻から右サイドに開いたクレバリーがゴール前に絶妙なクロスを蹴り込むと、ファーサイドに飛び込んだエルナンデスが頭で叩き込み、ついに逆転に成功した。

 このあとスコアは動かず、ユナイテッドがホームで勝ち点3を得た。