〜 第2節(Round2) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループD: アヤックス vs レアル・マドリッド
グループH: クルージュ vs マンチェスターU





グループA 得点 失点 勝点
ポルト 2 0 0 3 0 6
パリ・サンジェルマン 1 0 1 4 2 3
ディナモ・キエフ 1 0 1 3 4 3
ディナモ・ザグレブ 0 0 2 0 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ディナモ・キエフ 2−0   ディナモ・ザグレブ
グセフ 3
ピバリッチ 33(own)

ポルト 1−0   パリSG
ロドリゲス 83




グループB 得点 失点 勝点
アーセナル 2 0 0 5 2 6
シャルケ 1 1 0 4 3 4
モンペリエ 0 1 1 3 4 1
オリンピアコス 0 0 2 2 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

シャルケ 2−2   モンペリエ
ドラクスラー 26
フンテラール 53(PK)
アイ・ファナ 13
カマラ 90

アーセナル 3−1   オリンピアコス
ジェルビーニョ 42
ポドルスキ 56
ラムジー 90+4
ミトログル 45+1




グループC 得点 失点 勝点
マラガ 2 0 0 6 0 6
ACミラン 1 1 0 3 2 4
アンデルレヒト 0 1 1 0 3 1
ゼニト 0 0 2 2 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

       ゼニト 2−3   ミラン
フッキ 45+2
シロコフ 49
エマヌエルソン 13
エル・シャーラウィ 16
ヒュボチャン 75(OWN)

アンデルレヒト 0−3   マラガ
エリゼウ 45+1、64
ホアキン 57(PK)




グループD 得点 失点 勝点
レアル・マドリッド 2 0 0 7 3 6
ボルシア・ドルトムント 1 1 0 2 1 4
マンチェスター・シティー 0 1 1 3 4 1
アヤックス 0 0 2 1 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

マンチェスターC 1−1   ドルトムント
バロテッリ 90(PK) ロイス 61

       アヤックス 1−4   レアル・マドリッド
モイサンデル 56 Cロナウド 42、79、81
ベンゼマ 48




グループE 得点 失点 勝点
チェルシー 1 1 0 6 2 4
シャフタール・ドネツク 1 1 0 3 1 4
ユベントス 0 2 0 3 3 2
ノアシェラン 0 0 2 0 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

   ユベントス 1−1   シャフタール
ボヌッチ 25 テイシェイラ 23

ノアシェラン 0−4   チェルシー
マタ 33、82
ダビド・ルイス 79
ラミレス 89




グループF 得点 失点 勝点
BATE 2 0 0 6 2 6
バレンシア 1 0 1 3 2 3
バイエルン・ミュンヘン 1 0 1 3 4 3
リール 0 0 2 1 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

バレンシア 2−0   リール     
ジョナス 38、75

BATE 3−1   バイエルン
ヤコベンコ 23
ロジノオフ 78
ブレッサン 90+4
リベリ 90+1




グループG 得点 失点 勝点
バルセロナ 2 0 0 5 2 6
セルティック 1 1 0 3 2 4
ベンフィカ 0 1 1 0 2 1
スパルタク・モスクワ 0 0 2 4 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

スパルタク・モスクワ 2−3   セルティック
エメニケ 41、48 フーバー 12
Dコンバロフ 71(OWN)
サマラス 90

ベンフィカ 0−2   バルセロナ
サンチェス 6
セスク 55




グループH 得点 失点 勝点
マンチェスター・ユナイテッド 2 0 0 3 1 6
クルージュ 1 0 1 3 2 3
ブラガ 1 0 1 2 2 3
ガラタサライ 0 0 2 0 3 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

      クルージュ 1−2   マンチェスターU
カペタノス 14 ファン・ペルシ 29、49

ガラタサライ 0−2   ブラガ
ルベン・ミカエウ 27
アラン 90+4





〜 ゲーム詳細 〜


グループD

       アヤックス 1−4   レアル・マドリッド
モイサンデル 56 Cロナウド 42、79、81
ベンゼマ 48

 勝ち点0のアヤックスホームに勝ち点3のマドリッドが乗り込んだゲーム。
 この両チームは過去2シーズンも同じグループという不思議な巡り会わせだが、その間アヤックスはマドリッドに4連敗を喫している。
 週末にクラシコを控えるマドリッドの前線の構成は、ベンゼマを筆頭にCロナウド、カカ、カジェホンという顔ぶれ。そしてベンチにはケディラ、エジル、モドリッチ、ディ・マリア、イグアインというそうそうたるメンツが列ぶ。

前半

 2分にアヤックスが鋭い攻撃を見せ、マドリッドをヒヤリとさせる。
 攻守の切り替えの早い駆け引きが数分続いた後、マドリッドの攻撃をアヤックスが受ける形成となる。
 16分、アヤックスPエリア内の混んでいるところを強引にカカがシュート。キーパーが弾いたところをベンゼマが畳み掛けたが、これもキーパーにブロックされた。
 アヤックスはPエリアの前でブロックを作り、マドリッドには簡単に突破を許さない。38分に左からベンゼマがPエリアに突入、マイナス気味のパスでマルセロにシュートを撃たせたが、ここもキーパーが跳ね返す。
 だが42分、良い時間帯にマドリッドがリードを奪う。シャビ・アロンソが起点となってマドリッドがカウンター。左サイドでベンゼマがボールを受けて、ニアサイドにマルセロ、ファーサイドにCロナウドという形。ベンゼマはなかなかボールを離さないままゴールライン際までうまくボールを運んで折り返すと、これがDF陣にあたってゴール正面にこぼれる。そこに詰めたCロナウドが、ゴールにフリーで押し込んだ。

後半

 後半に入ってわずか2分、自陣でアヤックスにFKを与えたマドリッドだが、これを守ってすかさずカウンター。マルセロが自陣からドリブルで持ち上がり、ハーフラインから10mほど入ったところで右のカカへボールをつなぐと、カカはワンタッチから狙いすましてファーサイドへ浮かせたボールを送る。これを走り込んでいたベンゼマがオーバーヘッド気味のボレーシュートでゴールに叩き込み、鮮やかな得点でマドリッドがリードを広げた。

 56分に左CKを得たアヤックス。ファーサードゴールに近いところに放り込まれたボールをモイサンデルが頭で叩きつけ、カシージャスの足元を破って1点を返すことに成功した。

 その後もアヤックスが流れをキープ。68分には右サイドにひらいたバベルからマドリッドゴール前に絶妙なクロスが入る。ゴール正面に飛び込んだデ・ヨングはわずかに届かず、その裏に詰めていた途中出場のフーセンはどフリーだったものの、なんとシュートは枠を外してしまい、チャンスを逃す。
 79分、前掛かりのアヤックスからボールを奪ったマドリッドがカウンター。左サイドをベンゼマが持ち込み、マイナスのパスをCロナウドへ送ると、20m強の距離からゴール右隅を狙い済まし、1stレグ同様の低いドライブ気味のシュートを叩き込んだ。この一発で、追い上げムードのスタジアムを黙らせることに成功した。

 さらにその2分後、再びマドリッドは自陣でのボール奪取から反撃に移ると、途中出場のケディラからDFラインの裏に抜けるCロナウドへスルーパスが通ってキーパーと1対1に。Cロナウドは落ち着いてループシュートを決め、自身UCLでは初となるハットトリックを達成。試合も決した。



 
 
グループH

      クルージュ 1−2   マンチェスターU
カペタノス 14 ファン・ペルシ 29、49

 勝ち点3同士の一戦。敵地に乗り込んだユナイテッドの香川はベンチスタート。ファン・ペルシとエルナンデスの2トップ、ルーニーが中盤に入る。

前半

 試合は序盤からユナイテッドがボールを支配しクルージュがカウンターをうかがう展開となる。 この日のメンバーはサイドを突くタイプがいないユナイテッド。必然的にパスワークによる中央突破が中心となる。
 14分になるところ、クルージュが中盤でのパス回しから右前方に長いボールを蹴り込み、これが右MFスグゥに通る。
 エブラが寄せる前にゴール前へと折り返されたボールを、フリーのFWカペタノスが正面でダイレクトシュート。なんとホームのクルージュが先制した。

 20分あたりからシュートが見られるようになったものの、ぱっとしないユナイテッド。しかし、29分に左45度の位置でFKを得ると、ルーニーのインスイングの浮き球をファン・ペルシがヘッドで合わせて、同点とすることに成功した。

その後、ファン・ペルシに惜しいチャンスが一度あったもののシュートは決まらず、前半終了。

後半

 後半、開始から4分でユナイテッドが逆転に成功。
 中盤右サイドでボールを受けたルーニーがDFとキーパーの間にロビングのボールを放り込むと、ここに走り込んだファン・ペルシが出遅れたキーパーの前で軽く左足アウトで合わせてコースを変え、ボールはゴールへと転がり込んだ。

 ここから10分ほど、クルージュが押し込む時間帯となったが、これをユナイテッドがいなした後はゲームが膠着。75分あたりからのユナイテッドは露骨にゲームを急がなくなる。
 ロスタイムにクルージュに惜しいシュートシーンが訪れたが、デヘアに防がれ試合終了。
 ユナイテッドが2連勝を飾った。なお、香川は出場機会がなかった。