〜 第2節(Round2) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループA: バイエルン vs マンチェスターC

グループB: CSKA vs インテル

グループD: Rマドリッド vs アヤックス





グループA 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 2 0 0 4 0 6
ナポリ 1 1 0 3 1 4
マンチェスター・シティー 0 1 1 1 3 1
ビジャレアル 0 0 2 0 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

バイエルン 2−0   マンチェスターC
ゴメス 38、45+1

ナポリ 2−0   ビジャレアル
ハムシク 15
カバーニ 17(PK)




グループB 得点 失点 勝点
トラブゾンスポル 1 1 0 2 1 4
インテル 1 0 1 3 3 3
リール 0 2 0 3 3 2
CSKAモスクワ 0 1 1 4 5 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

CSKAモスクワ 2−3   インテル
ザゴエフ 45+3
バグネル・ラブ 77
ルシオ 6
パッツィーニ 23
サラテ 79

トラブゾンスポル 1−1   リール     
コルマン 75(PK) ソウ 30




グループC 得点 失点 勝点
バーゼル 1 1 0 5 4 4
ベンフィカ 1 1 0 2 1 4
マンチェスター・ユナイテッド 0 2 0 4 4 2
オツェルル・ガラツィ 0 0 2 1 3 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

マンチェスターU 3−3   バーゼル
ウェルベック 16、17
ヤング 90
Fフライ 58
Aフライ 61、76(PK)

オツェルル・ガラツィ 0−1   ベンフィカ
ブルーノ・セーザル 40




グループD 得点 失点 勝点
レアル・マドリッド 2 0 0 4 0 6
オリンピック・リヨン 1 1 0 2 0 4
アヤックス 0 1 1 0 3 1
ディナモ・ザグレブ 0 0 2 0 3 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

       リヨン 2−0   ディナモ・ザグレブ
ゴミ 23
コネ 42

レアル・マドリッド 3−0   アヤックス   
Cロナウド 25
カカ 41
ベンゼマ 49




グループE 得点 失点 勝点
チェルシー 1 1 0 3 1 4
レバークーゼン 1 0 1 2 2 3
バレンシア 0 2 0 1 1 2
ゲンク 0 1 1 0 2 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

バレンシア 1−1   チェルシー
ソルダード 87(PK) ランパード 56

レバークーゼン 2−0   ゲンク     
ベンダー 30
バラック 90+1




グループF 得点 失点 勝点
オリンピック・マルセイユ 2 0 0 4 0 6
アーセナル 1 1 0 3 2 4
ボルシア・ドルトムント 0 1 1 1 4 1
オリンピアコス 0 0 2 1 3 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アーセナル 2−1   オリンピアコス
オクスレイド・チェンバレン 8
アンドレ・サントス 20
フステル 27       

マルセイユ 3−0   ドルトムント
アイェウ 20、69(PK)
レミ 62




グループG 得点 失点 勝点
アポエル 1 1 0 3 2 4
ゼニト 1 0 1 4 3 3
ポルト 1 0 1 3 4 3
シャフタール・ドネツク 0 1 1 2 3 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ゼニト 3−1   ポルト
シロコフ 20、63
ダニー 72
Jロドリゲス 10

シャフタール・ドネツク 1−1   アポエル      
ヤジソン 64 トリツコフスキ 61




グループH 得点 失点 勝点
ACミラン 1 1 0 4 2 4
バルセロナ 1 1 0 7 2 4
BATEボリソフ 0 1 1 1 6 1
プルゼニ 0 1 1 1 3 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

     BATE 0−5   バルセロナ
Aボロジコ 19(OWN)
ペドロ 22
メッシ 38、56
ビジャ 90

ACミラン 2−0   プルゼニ
イブラヒモヴィッチ 53(PK)
カッサーノ 66





〜 ゲーム詳細 〜


グループA

バイエルン 2−0   マンチェスターC
ゴメス 38、45+1

 第2節注目のカード、好調のチーム同士の一戦。
 ホームのバイエルンは今シーズン、国内リーグ初戦を除き公式戦完封負けなしを続けている。CL第1節もアウェーでビジャレアルを一蹴。
 攻撃陣はミュラー、クロース、リベリー、そしてトップにマリオ・ゴメスを配する。今期移籍した宇佐美は、ロッベンらとともにベンチ入り。
 対するマンチェスターCは第1節をナポリと引き分けたものの、ジェコとアグエロの強力2トップに、シルバ、そしてアーセナルから加入したナスリが早くもフィットと、他のチームにとって脅威となる破壊力を備える。

前半

 前半立ち上がりは両チーム積極的に攻め合う展開。4分にはシティのリチャーズが右サイドからゴール前に入り込むジェコへパスを通したが、絶好のチャンスでジェコのシュートは難無くキーパーにキャッチされた。
 緊張感を保ったまま、どんどん時間が過ぎていく。
 36分のバイエルン、グスタボのインターセプトから速攻、右のミュラーが蹴りこんだクロスにシュバインシュタイガーがゴール前にフリーで飛び出し右足で合わせたが、シュートはクロスバーを越えてしまった。
 続く38分、今度はゆっくりとした組み立てから左サイドでボールを持ったリベリがドリブルで中へと切り込み鋭いシュートを放つ。これにはキーパーのハートが反応し横っ飛びでブロック、すかさずミュラーが詰めたが、倒れた状態で手を伸ばしたハートにまたも跳ね返されてしまう。だが、間髪入れず走り込んできたゴメスが今度こそボールをゴールに押し込んで、バイエルンが先制した。

 前半ロスタイムに左サイドでFKを得たバイエルン。クロースが蹴ったボールにニアでファンブイテンがヘッドで流し込もうとしたところを、ハートが素早い反応でブロック、しかしこぼれたボールに反応したゴメスにまたも押し込まれ、シティは2点のビハインドで後半へ折り返すこととなった。

後半

 後半も集中を切らさないバイエルンに対し、シティは前半ほどの勢いが見られず、バイエルンペースで試合が進む。
 10分ほどたつと、ジェコを守備的なデヨンクと代える消極的とも取れるカードを使ったマンチーニ監督。その結果、シティは自陣で釘付けにされる時間が増えてしまった。
 さらに69分、得点につながるプレーが期待できるナスリを下げてミルナーを投入したマンチーニ。
 その3分後に攻撃的な、しかしDFであるコラロフを入れるカードを切ったシティ。これら不可解な交代劇は、試合後のインタビューでテベスが交代指示を無視したとのマンチーニ監督による怒りのコメントから、一因が想像できる。

結局前半の好ゲームが後半なりをひそめ、バイエルンが完封でシティを下した。
 




 
 
グループB

CSKAモスクワ 2−3   インテル
ザゴエフ 45+3
バグネル・ラブ 77
ルシオ 6
パッツィーニ 23
サラテ 79

 シーズン開幕から5戦勝ちなしという結果を受けて早々にガスペリーニ監督を解任、ラニエリ新監督でアウェーゲームに臨むインテル。
 フォーメーションはガスペリーニの3バックではなく、ラニエリ初采配となった週末のボローニャ戦同様4バック。右SBに長友が入る。中盤ではオビとアルバレスが先発。パッツィーニとミリートの2トップ。 スナイデル、マイコン、ラノッキア、スタンコヴィッチ、といったあたりを怪我で欠く。
 対するCSKAは第1戦リールを相手に引き分けとしている。こちらも本田やネチドなど、中盤の主力がが離脱中。ドゥンビア、バグネル・ラブらが前線を務める。会場のルジニキスタジアムは人工芝のピッチ。アウェーチームにとっては不利と働くか。

前半

 開始5分でインテルが最初のCKをゲット。右サイドからゴール前に放り込まれたボールにCSKAの選手とキーパーが重なるようにクリアに行ってしまい、ファーサードに流れたボールをルシオが落ち着いてゴールに押し込み、インテルが幸先よく先制した。

 10分には右に開いたパッツィーニからの折り返しをオビがヘディングシュート、14分には左からオビが蹴りこんだボールのクリアミスを、素早く反応したミリートがPエリア内でゴールを背にした状態からボレーシュート。だが、いずれもキーパーに防がれた。
 インテルペースでゲームは進み、23分、長友が敵陣右サイドでボールを受けると、対峙するDFを股抜きで突破しPエリア内までドリブル、シュート性の早いボールをゴール前へ蹴り込む。これにパッツィーニが右足で合わせ、インテルが追加点を挙げた。

 30分、CSKAにチャンス。後方からのロングボールをドゥンビアが頭で落とすと、Pスポット付近でザゴエフが反転しながらボレーシュート、しかしGKジュリオ・セザールがパンチングでクリア。
 続く右CKにドゥンビアが今度はヘディングシュートを放ったが、右のポストに阻まれてしまった。
 前半ロスタイム、CSKAはゴールほぼ正面、20M強の位置でFKをゲット。ザゴエフが蹴りこんだボールはインテルの壁が作ってしまった隙間を通り、ゴールイン。ラストプレーで1点を返して前半終了。

後半

 後半立ち上がりはCSKAペース。インテルの守りの時間が多くなる。
 開始4分でインテルはパッツィーニを下げてサラテ投入。
 76分、インテルが左のCKを得たが、そこからCSKAのカウンターを受ける。インテルはいったん攻撃をしのいだものの、長友が左、サネッティが右に回るなど、ポジションを崩した状態になると、その左サイドを突いてバグネル・ラブがドリブルからサネッティ、ルシオをかわしてシュート。見事ゴール左隅に流し込んで、同点に追いついた。

 だが、インテルはすぐに反撃。カンビアッソが中盤でボールを奪うと前線のサラテへ浮き球のパス。サラテは肩でボールを落とし、そのままシュートを決めてすぐにリードを奪い返す。

 試合はこのままアウェーのインテルがリードを守って終了。インテルが勝ち点3を手にした。




 
 
グループD

レアル・マドリッド 3−0   アヤックス   
Cロナウド 25
カカ 41
ベンゼマ 49

 ホームのマドリッドは第1節のザグレブ戦に勝利したものの、マルセロが退場したことによりこの試合は出場できず。ベンゼマをトップに置き、その下にCロナウド、エジル、そしてこの試合カカを先発。

前半

 開始1分足らずでアヤックスがインターセプトからマドリッドゴールに迫るが、右のクロスに合わせたブリフテルのシュートをGKカシージャスが見事な反応でブロック、いきなりの失点は免れた。
 アヤックスはアウェーであってもDFラインを高く保ち、バランスの良い布陣でマドリッドにスペースを与えない。試合はイーブンな展開で進む。
 17分、マドリッドはアヤックス陣内深くまで攻め込んだが、Pエリア右サイドからケディラがマイナスに折り返したボールをベンゼマがフリーにも関わらず左に外してしまう。
 膠着してきた22分、中盤の底のシャビ・アロンソからDFラインの裏へ絶妙なボールが放り込まれる。ここにCロナウドが反応したがキーパーが寄せてブロック、跳ね返ったボールに今度はケディラが詰めたものの、このシュートもキーパーのフェルメールとDFが壁となって防いだ。
 1分後にはエジルがボールを持って4対4の状況となり、左のベンゼマへパス。ベンゼマはそのままPエリア内でシュートを放ったが、ボールは右へと切れた。

 チャンスが続きながらゴールが遠かったマドリッドだが、25分に見事なプレーからゴールを奪う。
 攻め込んできたアヤックスから右SBのセルヒオ・ラモスがボールを奪い、Pエリアそばまで下がっていたエジルにパス。そこから前線の4人がスピードに乗った速攻を仕掛ける。
 エジルがドリブルで中央に空いたスペースへと運び、センターサークル内の左でフリーとなっていたCロナウドへパス。すぐにDFが寄せて来るところ、右から近づくカカへ簡単に叩き、カカもワンツーで対応、ボールの勢いを殺さぬままあっさりかわす。ワンツーを受けたボールをCロナウドは中央を上がるエジルに対し絶妙なコースを通すダイレクトパス、エジルもこの流れを切らずに右サイドを駆け上がるベンゼマに向けて、一瞬溜めてからパスを送る。ゴール前にCロナウドとカカが殺到する中、ベンゼマからしっかりコースを狙ったボールが折り返されると、Cロナウドが右足で合わせ、シュートがアヤックスゴールに突き刺さった。
 最初のエジルのパスから6本のワンタッチパスをゴールまでつなぐ、鮮やか過ぎるパスワークからの得点でマドリッドが先制。

 41分のマドリッドの攻撃。左のCロナウドへ大きくボールが展開、ロナウドは中央に寄ってきたカカヘボールを出すと、縦にダッシュする。カカはこの動きをおとりに使って緩いDFの隙間を狙って左足を振り抜き、ゴール右にシュートを叩き込んで点差を2点に広げた。

後半

 後半に入って3分過ぎにも、シャビ・アロンソの的確なロングパスからマドリッドがチャンスを迎える。左サイドに上がったアルベロアがボールを受けると、Pエリアに飛び込むカカヘスルーパス、カカはキーパーが寄せて来る直前にさらにゴール前へボールをつなぐと、これをベンゼマがゴールに押し込み、早くも3点目をゲット。

 アヤックスは51分にエノーを中盤へ投入していくらか守備が機能しだし、マドリッドゴールに迫るシーンも出てきた。
 57分、アヤックスのPエリア内左サイドでボールを拾ったカカが、背後から寄せてきたMFエノーに対し股抜きフェイントを使ってファールを誘ったが、PKは取ってくれず。
 65分、マドリッドの速攻。右サイドを抜け出たエジルが2列目からゴール前に入り込むフリーのカカヘ折り返す。カカはキーパーの動きの逆を突くようにゴール右を狙ってシュートを放ったが、外してしまった。75分、そのカカがディ・マリアと、足を痛めたベンゼマがイグアインと交代。
 81分のアヤックス。マドリッドのパスをカットすると、ポストプレーによるワンツーからCBフェルトンゲンが抜け出しPエリアに持ち込む。しかし背後からCBのバランがファールなしでスライディングクリア、チャンスを消した。
 その2分後にはマドリッドゴール正面30M程のところからFKのチャンス。エリクセンがDFラインとキーパーの間に放り込んだボールにフェルトンゲンが頭であわせて決まったかに思えたが、カシージャスの好セーブでゴールならず。
 終盤何度かマドリッドDFを慌てさせたアヤックスだったがマドリッドの前に得点ならず、3-0で試合は終了した。