〜 第1節(Round1) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループF: ドルトムント vs アーセナル

グループH: バルセロナ vs ミラン





グループA 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 1 0 0 2 0 3
ナポリ 0 1 0 1 1 1
マンチェスター・シティー 0 1 0 1 1 1
ビジャレアル 0 0 1 0 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

マンチェスターC 1−1   ナポリ    
コラロフ 74 カバーニ 69

ビジャレアル 0−2   バイエルン
クロース 7
ラフィーニャ 76




グループB 得点 失点 勝点
トラブゾンスポル 1 0 0 1 0 3
CSKAモスクワ 0 1 0 2 2 1
リール 0 1 0 2 2 1
インテル 0 0 1 0 1 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

    リール 2−2   CSKAモスクワ
ソウ 44
ベドレッティ 57
ドゥンビア 72、90

     インテル 0−1   トラブゾンスポル
チェルストカ 76




グループC 得点 失点 勝点
バーゼル 1 0 0 2 1 3
マンチェスター・ユナイテッド 0 1 0 1 1 1
ベンフィカ 0 1 0 1 1 1
オツェルル・ガラツィ 0 0 1 1 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

      バーゼル 2−1   オツェルル・ガラツィ
Fフライ 39
Aフライ 84(PK)
ベナ 58

   ベンフィカ 1−1   マンチェスターU
カルドソ 24 ギグス 42




グループD 得点 失点 勝点
レアル・マドリッド 1 0 0 1 0 3
オリンピック・リヨン 0 1 0 0 0 1
アヤックス 0 1 0 0 0 1
ディナモ・ザグレブ 0 0 1 0 1 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ディナモ・ザグレブ 0−1   バルセロナ    
ディ・マリア 53

アヤックス 0−0   リヨン 




グループE 得点 失点 勝点
チェルシー 1 0 0 2 0 3
バレンシア 0 1 0 0 0 1
ゲンク 0 1 0 0 0 1
バイヤー・レバークーゼン 0 0 1 0 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

  チェルシー 2−0   レバークーゼン
ダビド・ルイス 67
マタ 90+2

  ゲンク 0−0   バレンシア




グループF 得点 失点 勝点
オリンピック・マルセイユ 1 0 0 1 0 3
アーセナル 0 1 0 1 1 1
ボルシア・ドルトムント 0 1 0 1 1 1
オリンピアコス 0 0 1 0 1 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

オリンピアコス 0−1   マルセイユ  
ルチョ・ゴンザレス 51

ドルトムント 1−1   アーセナル
ペリシッチ 88 ファン・ペルシ 42




グループG 得点 失点 勝点
FCポルト 1 0 0 2 1 3
アポエル 1 0 0 2 1 3
シャフタール・ドネツク 0 0 1 1 2 0
ゼニト 0 0 1 1 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

        ポルト 2−1   シャフタール・ドネツク
フッキ 28
クレベル 51
ルイス・アドリアーノ 12

アポエル 2−1   ゼニト
マンドゥカ 73
アイウトン 75
ジリャノフ 63




グループH 得点 失点 勝点
ACミラン 0 1 0 2 2 1
バルセロナ 0 1 0 2 2 1
BATEボリソフ 0 1 0 1 1 1
プルゼニ 0 1 0 1 1 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

バルセロナ 2−2   ミラン
      ペドロ 36
ビジャ 50
パト 1
チアゴ・シウバ 90+2

プルゼニ 1−1   BATE  
バコシュ 45+1 ブレサン 69





〜 ゲーム詳細 〜


グループF

ドルトムント 1−1   アーセナル
ペリシッチ 88 ファン・ペルシ 42

 ドルトムントの香川にとって初めてのUCLのゲーム。ドルトムントとしても9シーズンぶりの出場となる。
 サヒンが移籍、バリオスが怪我と、主軸が抜けて国内リーグでは調子が上がらずにいる。4-2-3-1の布陣でレバンドフスキのワントップ、香川がトップ下に入る。
 対するアウェーのアーセナルも、セスクとナスリを放出した影響から低空飛行を続けており、ようやく先週末に国内リーグ初勝利をあげたばかり。
 急遽補強したベナユンが初スタメン。トップを務めるのはファン・ペルシ。ベンゲル監督はベンチ外の処分、宮市は遠征に帯同したがメンバーには入らなかった。パク・チュヨンはベンチスタート。

前半

 ゲーム開始からボールが落ち着かない展開が続いたが、5分にアーセナルはドルトムントPエリア内でジェルビーニョの目の前にボールが転がり出るもシュートに至らず。逆にクリアボールを速攻につなげたドルトムントが香川も絡んでゴールに迫るが、グロスクロイツがシュートまで持ち込んだが、大きく枠を外した。
 9分には最終ラインからのボールに反応した香川が抜け出し、肩でワントラップ挟んでPエリアに入るところで正面から左足を振り抜いたが、クロスバーを大きく超えてしまう。
 ドルトムントにチャンスが続く。11分、アーセナル左SBギブスのトラップミスをゲッツェが奪って右から左へと流れながら、DFラインの裏を狙うレバンドフスキへパスを通す。レバンドフスキは右に流れながらキーパーをもかわしシュートを放ったが、サニャがカバーに間に合いこれをぎりぎりクリア、ピンチをしのいだ。
 ドルトムントのバランスの取れた全体でのディフェンスの影響もあり、アーセナルは攻撃に結び付く効果的なパスやドリブルが出せないまま時間が過ぎる。アルテタやベナユンが下がってボールを受けるが、後方でのパス回しに終始してしまっていた。香川も2列目で効果的に守備とパスへの顔出しを行い、ドルトムントペースの一翼をになっていた。
 しかし42分、若干パスの制度が低かったドルトムントDF陣だったが、ここもケールのミスパスを奪われると、ファン・ペルシに突破を許し、アーセナルに先制されてしまった。

後半

 後半は1点リードしたアーセナルが自陣で守りを固め、ドルトムントが攻めつづける展開。ただ、アーセナルの固い守りの前にドルトムントはなかなかゴールに迫れない。
 ようやく81分、ドルトムントの左CKのチャンスでボールがゴール前に流れてきたところをスボティッチが押し込もうとしたが、キーパーのスライディングに防がれた。
 85分、香川が交代でピッチを後に。すぐにアーセナルもファン・ペルシとジェルビーニョを下げて、シャマフ、アンドレ・サントスを投入。
 するとその2分後、ドルトムントは右サイド距離のあるところでFKをゲット。ゴール前に放り込んだボールはアーセナルの壁に跳ね返されたが、そのボールを直接ベリシッチが左足ボレーでゴール右上に蹴りこんで、ついに同点に追いついた。

 ロスタイムにもCBのスボティッチが敵陣中ほどまで持ち込んだところからゴール前のレバンドフスキにボールを入れたが、トラップしたボールにキーパー・シュチェスニが飛び込んでシュートを阻止。さらにアーセナルゴールを攻めたてるドルトムントだったが、アーセナルが最後まで耐えきり、試合は引き分けに終わった。




 
 
グループH

バルセロナ 2−2   ミラン
      ペドロ 36
ビジャ 50
パト 1
チアゴ・シウバ 90+2

 バルセロナはプジョル、セスクがベンチ。ペドロ、ビジャ、メッシの攻撃陣に、シャビとイニエスタが2列目に揃う。
 ミランはパレルモから加入したイタリア代表のMFノチェリーノが先発、ファン・ボメルとセードルフで中盤を形成し、パト、カッサーノ、ボアテンクが前線を務る。フラミニは離脱中、ガットゥーゾとメクセスが出場停止で不在。インザーギは登録メンバーからも外れている。
前半

 ミランのキックオフで始まったゲームはわずか24秒で得点が入る。センターサークル内でパスを受けたパトが、高いバルセロナ最終ラインを逆手にとって長めのボールをライン裏へ蹴り混み自らダッシュ、あっという間に振り切って独走となる。そのまま持ち込みゴール真正面からGKバルデスの足元を破ってゴールを決めた。

 このあとはいつものように、バルセロナがボールを回し相手がそれを受ける展開となる。10分頃になると、ミランゴールを度々シュートが襲うようになる。
 ミランも16分、17分とパトが抜け出しゴールに迫ったが、バルサ守備陣が守りきった。
 18分、メッシのドリブルを止めに行ったネスタがファール、ゴール真正面25Mほどの位置でバルセロナにFKのチャンス。これをメッシ自ら狙ったが、右ポストに阻まれてしまった。
 ボール支配率がどんどん高まるバルサ。ミランも要所を押さえて守るものの、苦し紛れのクリアやパスでことごとくボールを失ってしまう。
 33分、ミランはボアテンクが背中を痛めてしまい、早くも交代のカードを使ってしまう。代わりに入ったのはアンブロジーニ。
 35分を回るところ、バルセロナのミラン陣内でのパス回しから、中央2列目でメッシがパスを受けるとPエリア内へ強引に突破を図る。このプレーで3人を抜くと、がら空きとなったゴール前へボールを折り返し、これにペドロが詰めて1対1に追いついた。

 38分、今度はバルセロナにアクシデント。イニエスタがハムストリングを痛めてしまい、ピッチを後に。代わりにセスクが入った。

後半

 後半に入って5分、ゴール正面わずか左、30M弱の位置でFKを得たバルセロナ。ビジャが右足で狙ったシュートはドライブしながらゴール左に飛び込んで、良い時間帯にバルセロナが逆転に成功した。

 後半全く良いところのないミランは62分に守備に追われるカッサーノをあきらめ、中盤のエマニュエルソンを投入。
 ミランはボールキープもままならず後半ノーチャンスで迎えたロスタイム、右のCKを手に入れる。ここでゴール前に放り込まれたボールにチアゴ・シウバがたたき付けるようなヘディングでボールをゴールに突き刺し、土壇場のワンチャンスでスコアをイーブンに戻した。
 試合はこのまま終了し、勝ち点1を分け合った。