〜 準々決勝 〜

'12/03/27,28 第1戦
'12/04/3,4 第2戦


アポエルvsレアル・マドリッド  ベンフィカvsチェルシー

マルセイユvsバイエルンM  ACミランvsバルセロナ


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―FIRST LEG―
     アポエル 0−3  Rマドリッド
ベンゼマ 74、90
カカ 82



―SECOND LEG―
Rマドリッド 5−2  アポエル
Cロナウド 26、75
カカ 37
カジェホン 80
ディ・マリア 84
マンドゥカ 67
ソラーリ 82(PK)



―TOTAL―
アポエル −  Rマドリッド
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―FIRST LEG―
ベンフィカ 0−1  チェルシー
カルー 75

ベンフィカホームの1stレグ。
チェルシーはFトーレスが先発。ドログバ、スタリッジ、エッシェン、ランパードといったあたりをベンチに置き、ターンオーバーを使ってきた。
ベンフィカは変わらずポルトガルの選手がいない顔触れ。

序盤、アウェーのチェルシーは手堅い組み立てか個人技によりチャンスを作り、ベンフィカは攻撃性を重視したパスワークでチェルシーゴールへと迫る。
しかし前半は決定的なシーンはなく終了。

後半も同じ流れでゲームが進む。
59分のベンフィカの攻撃の際、Pエリア内でマキシ・ペレイラの放ったボレーがテリーの手に当たったが、ノーホイッスル。チェルシーはPKを取られずに救われる。
直後のツェフのゴールキック、ワンバウンドしてベンフィカDFラインの裏に出たボールにマタが反応、慌てて飛び出すキーパーを最初のタッチで左にかわし、無人のゴール目掛けてシュートを放ったが、左のポストに当たってゴールならず。
67分、ベンフィカが右のCKでいったんクリアされたボールを再び持ち直して左のガイタンに展開。ガイタンが左足でゴール前にクロスを放り込むと、ファーサイドに飛び込んだCBジャルデウの頭にピタリと合ったが、ツェフが見事な反応でブロックしゴールを守る。
さらにベンフィカは70分、交代で入ったばかりのロドリゴが左から絶妙なグラウンダーのクロスをトップのカルドソ目掛けて放り込んだが、テリーがギリギリ足を伸ばしてボールに触り、ツェフのキャッチにつなげた。
74分、攻め上がったベンフィカからボールを奪ってチェルシーのカウンター。右サイドを粘りのあるドリブルでラミレスが敵陣中程まで持ち込み前方のトーレスへとつなぐ。トーレスは最初のタッチで相手のチェックをかわして右サイド深く持ち込むと、狙い済ましてゴール前のカルーヘパス。これをカルーがきっちり押し込んで、チェルシーの得点でついに均衡が崩れた。

 残り5分を切ったところで、攻勢を強めていたベンフィカにアクシデント。ジャルデウが左のハムストリングを痛めてしまったが、交代枠を使い切っていたためやむなくピッチに残す。
 そのままロスタイムの5分も経過し、第1戦はアウェーのチェルシーが勝利した。


―SECOND LEG―
チェルシー 2−1  ベンフィカ
ランパード 21(PK)
ラウール・メイレレス 90+2
ハビ・ガルシア 85



―TOTAL―
ベンフィカ  1−3  チェルシー



 
 






―FIRST LEG―
  マルセイユ 0−2  バイエルンM
ゴメス 44
ロッベン 69

 19年ぶりのベスト8進出を果たしたマルセイユのホームゲーム。リーグ戦は8戦未勝利と不振が続いているが、インテルを下してこの舞台に臨む。
 大黒柱マンダンダが出場停止、第3キーパーを先発に用いてきた。ディアワラは出場停止に加え故障もあって不在。
 年明けから不調に苦しんだバイエルンだが、このところ調子を上げてきている。メンバーはほぼこのところと同様の顔ぶれとなった。

 試合はどちらかというとバイエルンペース。
 だが、あまりチャンスのないまま間もなくハーフタイムというところで、バイエルンがカウンターから一気に攻め込むと、右のロッベンからのスルーパスに走りこんだゴメスがそのままダイレクトシュート。キーパーのイマイチな対応もあってゴールが決まり、良い時間帯にバイエルンがアウェーゴールを手に入れた。

 後半も、流れはバイエルン。マルセイユは運動量が少なく、チャンスを作るにも単発で連動していない。
 59分、バイエルンは右からボールを運び、ミュラーがPエリア内のゴメスへパスを送る。フリーとなっていたゴメスはこれをダイレクトでシュートしたが、キーパーに阻まれた。
 直後、マルセイユは縦へのボールにレミが反応、Pエリア内でCBボアテングとのボールの奪い合いに勝ってゴールに押し込もうとしたが、寄せてきたキーパーのノイアーにカットされてチャンスを生かせず。
 69分のバイエルンの攻撃。右サイドをロッベンがドリブルで絞って行き、さらに中のミュラーとのワンツーでDF2枚をかわしてPエリアに突入。待ち構えるキーパーの脇からシュートを押し込んで、バイエルンが大きな2点目を奪った。

 反撃しなくてはならないマルセイユだが、その後もギアをチェンジすることができずに時間が経過し試合終了。
 バイエルンはアウェーゴール2つを持って、第2戦のホームゲームを迎えることになった。


―SECOND LEG―
バイエルンM 2−0  マルセイユ   
オリッチ 13、37



―TOTAL―
マルセイユ 0−4  バイエルンM



 
 






―FIRST LEG―
ACミラン 0−0  バルセロナ

 グループステージのグループHで衝突した両チーム。その時は1勝1分けでバルセロナがミランを上回った。
 ミランはチアゴ・シウバが負傷。ネスタと組む代わりのCBはメクセス。SBは左にアントニーニ、右にボネーラ。中盤をセードルフ、ノチェリーノ、アンブロジーニが務め、ボアテング、ロビーニョ、そしてイブラヒモヴィッチが攻撃を担う。キーパーはアッビアーティ。
 バルセロナはメッシ、イニエスタ、サンチェスが前線。シャビ、ケイタ、ブスケッツが中盤、最終ラインはDアウベス、ピケ、マスチェラーノ、プジョル。キーパーはバルデス。セスク、ペドロ、テージョといったあたりが控え。
 ミランのホーム、ジュゼッペ・メアッツァのピッチは荒れており、パスサッカーが身上のバルセロナに少なからず影響を与えることになる。

前半

 立ち上がりの2分にいきなりミランにチャンス。最終ラインでパスをつないでいたバルサだが、ブスケッツがパスをミスしセードルフに奪われる。ここからボールをつないでゴール正面、Pエリアわずか外からボアテングがシュートを狙ったが、ピケが体でブロック。浮いたボールをしっかり落下点にポジションを取ったイブラヒモヴィッチがゴール前のロビーニョへ頭でパス、絶好のチャンスだったが、ロビーニョのボレーは大きく枠を超えてしまった。
 9分にバルセロナの攻撃。パスを回してじわじわとミランゴールに迫ると、中央のシャビからPエリア内左のメッシへパスが入る。メッシは対峙したボネーラの股下からシュートを狙うと、アッビアーティがハンブル。そこにDアウベスが走りこんだが、ボールは外に出てゴールキックとなった。
 バルセロナの攻撃に対し、ミランは飛び込まずにしっかりポジションを取ってブロックを作り対応する。
 15分、メッシが倒されて得たゴール正面30MほどのFKで、バルセロナはトリックプレー。大きく下がったDアウベスが蹴るのではなく、そばにいたシャビからさらに前のブスケッツへパスを出す。その瞬間、壁に入っていたサンチェスが反転しゴールへ向かうと、ブスケッツからダイレクトパスが入る。サンチェスが抜け出しかけたところをノチェリーノが背後からチェック、さらにアッビアーティが飛び出した結果、サンチェスはシュートまで至らなかった。
 さらに17分、メッシがドリブルで中盤を持ち込み、左に流れながら中央のシャビへパス。シャビはそこから右サイドのDアウベスへと渡し、Dアウベスがゴール前に蹴りこんだボールを走りこんでいたメッシがゴールに押し込んだが、これはオフサイド。
 20分はミラン。セードルフのパスに右からゴール正面に入り込んできたイブラヒモヴィッチがワンタッチからシュートに持ち込んだが、バルデスがしっかりとキャッチ。
 26分、バルサはパス回しからシャビが中央をメッシとのワンツーで強引に行くと、Pスポット付近からシュートを狙うが、アッビアーティが弾いてゴールを守る。
 31分、イニエスタのドリブルから最終ラインの裏を狙うサンチェスにパスが入る。サンチェスはシュートではなくボールをはたくと、走りこんだシャビがシュートを放つが、ネスタに当ててしまった。
 35分にバルサのカウンター。Dラインの裏に落ちたボールをサンチェスが拾ってPエリアまで運んだが、アントニーニがしっかりついてシュートをカットした。
 前半はスコアレスで終了。

後半

 後半も同じような展開で進む。
 56分にミランがカウンター。ボアテングが中央をドリブルで持ち込み、右を上がるノチェリーノへパス。ノチェリーノはボールにPエリア内で追いついたが、シュートをせずに中への折り返しを狙ったところ、追いすがるプジョルにカットされてしまう。再びミランがボールを拾って分厚い攻めを続けたが、シュートまで持ち込めずに逆にバルサのカウンターを受け、突破を図るメッシをネスタがイエローカードと引き換えに止める羽目になってしまった。
 67分、ミランはボアテングに替えてエマニュエルソンを投入。すると再開直後のアッビアーティからのゴールキックから、イブラヒモヴィッチがポストプレーからうまいタイミングで右のエマニュエルソンにボールを送る。完全に抜け出してPエリア内でボールに追いついたエマニュエルソン。だが、トラップを誤りシュートを撃てず、このビッグチャンスを逃してしまう。
 87分にバルサに最後のチャンス。右からメッシとDアウベスがパスを交換しながらPエリアまで持ち込むと、ミランDFが足を取られて体勢を崩す中、メッシがシュート。アッビアーティが弾いて逆サイドにボールが転がると、ここにテージョが走り込み右足を振りぬいたが、アントニーニのスライディングブロックの前に弾き返された。
 ロスタイム3分でもゴールが決まることなく、試合終了のホイッスル。
 ホームでできれば勝ちたかったミランだが、なかなか完封されることのないバルセロナを抑え込むことには成功。2ndレグに勝負をかけることとなった。


―SECOND LEG―
バルセロナ 3−1  ACミラン      
メッシ 11(PK)、41(PK)
イニエスタ 53
ノチェリーノ 32

 1stレグをスコアレスドローで終え、カンプ・ノウで迎える第2戦。
 バルセロナは前線にクエンカを抜擢。他に、メッシとセスクが入る。
 ミランはこのところの顔触れ通りのスタメン。イブラヒモヴィッチトとロビーニョの2トップ。ファン・ボメル、チアゴ・シウバ、ガットゥーゾ、カッサーノ、フラミニらは離脱中。

前半

 バルセロナは立ち上がり、Dアウベスが右サイド高い位置に陣取り、3バックで入る。ミランも第1戦と異なり前からボールを奪いに行き、その結果攻め合いとなる。
 5分、ミランがバルセロナゴールに迫るが、クロスボールをブスケッツがクリア。すかさずバルセロナが逆襲、センターライン付近右サイドでパスを受けたメッシがドリブル、左に流れながらPエリア内に侵入しシュートまで持ち込むが、キーパーのアッビアーティがセーブ。
 7分にはバルセロナがミラン陣内でのボール回しからゴールに迫る。右のDアウベスがPエリア内中央へ折り返したボールを、ワンタッチでセスクがDFラインの裏に放り込む。反応したメッシが抜け出すと肩で落としつつ右足シュート。しかしボールは左に外れた。
 9分過ぎ、ミランは右の高い位置でスローインを得るが、ボールをCBメクセスに下げたところでメッシのプレッシャーを受け、後方に大きくこぼれる。同時に追いかけるもののあっという間にメッシがスピードで置き去りにしてボールに追いつき、そのままドリブルで一気にゴール前へ。対峙するキーパーの手前でマイナスに折り返したボールをシャビが拾ったものの、次のパスをミランがカット。そこでルーズボールに反応したメッシがアントニーニのスライディングに倒れ、PKを手に入れた。メッシ自らPKを左隅に決めて、バルセロナが先制した。

 攻められ続けながらも時折鋭い反撃を見せるミランは32分、バルセロナ陣内でのパス回しから一転、ロビーニョがドリブルで仕掛ける。マスチェラーノをかわして中央に絞り、ポストに入ったイブラホモヴィッチニにボールを預けると、イブラヒモヴィッチハはすかさず右のノチェリーノにスルーパスを送る。Pエリア内に抜け出たノチェリーノが右45度の位置からシュートを決めて、ミランがアウェーゴールをゲット。バルセロナから半歩リードを奪う。

 しかし40分に迎えたバルセロナCKのシーンで、Pボックス内でブスケッツをマークしていたネスタがプジョルのスクリーンにあい、ブスケッツを逃がすまいとシャツをつかみつづけたことでファールを取られ、もったいない形でまたもやPKを与えてしまう。
 これをメッシが今度は右サイドに決めて、再びバルセロナがリードを奪った。これでメッシはUCLのシーズン最多得点記録を14点に伸ばした。

 バルセロナはこのあとDアウベスを右SBに下げて4バックに戻し、後半へ。

後半

 53分、メッシがドリブルから放ったミドルシュートはミランのDFに当たったものの、そのままラインの裏にこぼれて走り込んでいたイニエスタにつながる。イニエスタはワントラップからゴール右にボールを流し込み、試合を左右する次の1点はバルセロナが手に入れた。

 61分、バルセロナがボールを下げたところへロナウジーニョがチェックに行くと、ピケがクリアしようとしたボールを体に当てて奪いバルサゴールへと襲い掛かる。しかしこのプレーはハンドとされ、チャンスにはならない。
 このあともバルセロナがボールを支配しつつも、チャンスシーンは両チーム同程度に訪れたが、スコアは変わらず試合終了。
 バルセロナがミランを下して、こちらもUCL記録となる5シーズン連続でのベスト4進出を決めた。


―TOTAL―
ACミラン 1−3  バルセロナ