〜 第3節(Round3) 〜



各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH


ゲーム詳細
グループA: インテル vs トッテナム

グループB: リヨン vs ベンフィカ

グループB: シャルケ vs テルアビブ

グループD: バルセロナ vs コペンハーゲン

グループF: Sモスクワ vs チェルシー

グループG: Rマドリッド vs ACミラン

グループH: アーセナル vs シャフタール





グループA 得点 失点 勝点
FCインテル・ミラノ 2 1 0 10 5 7
トッテナム・ホットスパーFC 1 1 1 9 7 4
ベルダー・ブレーメン 0 2 1 3 7 2
FCトゥベンテ 0 2 1 4 7 2
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

        インテル 4−3   トッテナム
サネッティ 2
エトー 11、35
スタンコビッチ 14
ベイル 52、90、90+1

       トゥベンテ 1−1   ブレーメン
ヤンセン 75 アルナウトビッチ 80




グループB 得点 失点 勝点
オリンピック・リヨン 3 0 0 6 1 9
FCシャルケ04 2 0 1 5 2 6
SLベンフィカ 1 0 2 2 4 3
ハポエル・テルアビブFC 0 0 3 2 8 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

シャルケ 3−1   テルアビブ
ラウール 3、58
フラード 68
シェクター 90+3

   リヨン 2−0   ベンフィカ
ブリアン 21
Lロペス 51




グループC 得点 失点 勝点
マンチェスター・ユナイテッドFC 2 1 0 2 0 7
レンジャーズFC 1 2 0 2 1 5
バレンシアCF 1 1 1 5 2 4
ブルサスポル 0 0 3 0 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

レンジャーズ 0−1   バレンシア
エドゥ 34 エドゥ 46(own)

マンチェスターU 1−0   ブルサスポル
ナニ 7




グループD 得点 失点 勝点
FCバルセロナ 2 1 0 8 2 7
FCコペンハーゲン 2 0 1 3 2 6
FCルビン・カザン 0 2 1 1 2 2
パナシナイコスFC 0 1 2 1 7 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

パナシナイコス 0−0   ルビン    

   バルセロナ 0−2   コペンハーゲン
メッシ 19、90+2




グループE 得点 失点 勝点
FCバイエルン・ミュンヘン 3 0 0 7 3 9
FCバーゼル1893 1 0 2 5 5 3
CFR 1907クルージュ 1 0 2 5 6 3
ASローマ 1 0 2 3 6 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

     ローマ 1−3   バーゼル
ボリエッロ 21 フライ 12
インコーム 44
カブラル 90+3

バイエルン 3−2   クルージュ
カドゥ 32(own)
パニン 37(own)
ゴメス 77
カドゥ 28
クリオ 86




グループF 得点 失点 勝点
チェルシーFC 3 0 0 8 1 9
FCスパルタク・モスクワ 2 0 1 4 2 6
オリンピック・マルセイユ 1 0 2 1 3 3
MSKジリナ 0 0 3 1 8 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

スパルタク・モスクワ 0−2   チェルシー     
ジルコフ 23
アネルカ 43

マルセイユ 1−0   ジリナ  
ディアワラ 48




グループG 得点 失点 勝点
レアル・マドリッドCF 3 0 0 5 0 9
ACミラン 1 1 1 3 3 4
AFCアヤックス 1 1 1 3 4 4
AJオセール 0 0 3 1 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アヤックス 2−1   オセール
デ・ゼーウ 7
スアレス 41
ビルサ 56

レアル・マドリッド 2−0   ACミラン     
Cロナウド 13
エジル 14




グループH 得点 失点 勝点
アーセナルFC 3 0 0 14 2 9
FCシャフタール・ドネツク 2 0 1 5 5 6
SCブラガ 1 0 2 2 9 3
FKパルチザン 0 0 3 1 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

   ブラガ 2−0   パルチザン
リマ 35
マテウス 90

アーセナル 5−1   シャフタール
ソング 19
ナスリ 42
セスク 60(PK)
ウィルシェア 66
シャマフ 69
エドゥアルド 82





〜 ゲーム詳細 〜



グループA

        インテル 4−3   トッテナム
サネッティ 2
エトー 11、35
スタンコビッチ 14
ベイル 52、90、90+1

 1勝1分け同士の対戦。
 インテルは今日も、怪我のDミリートの不在を感じさせない絶好調エトーがトップに入る。コウチーニョとビアビアニーもスタメン。
 トッテナムはファンデル・ファールトが出場停止。守備陣ではドーソン、キング、ウッドゲイトら主力を故障で欠いていた。CBにはバソングとギャラスが入り、クラウチのワントップ、その下にモドリッチを置いて臨む。

前半

 試合開始のホイッスルの余韻が残るわずか67秒、いきなりインテルが強烈な先制パンチを食らわす。
 パスをつないでビルドアップするインテル。そしてトップのエトーがうまくDFを離したところでボールを受け、寄せられる前にPエリア左にスルーパスを送る。ここに左からサネッティが回り込み、右足で浮き球のシュート。あっさりとゴールが決まった。
 だが、この試合の序盤のドラマはまだ終わらない。
 7分、センターライン付近左サイドでパスを受けたスナイデルが、高いトッテナムDFラインの裏を突いてゴール正面やや右方向に絶妙なスルーパスを通す。先に助走を始めていたビアビアニがDFアスー・エコトを背後から追い抜き、ボールに触ったところでキーパーのスライディングを受け転倒。このプレーでブラジル代表GKゴメスは一発退場、与えられたPKをエトーがコースを読まれながらも強烈なボールを左に叩き込んで、あっという間にインテルが2点を先制した。
 しかも、トッテナムはGKクディチーニを入れた代わりにモドリッチを早くも下げることとなってしまった。

 じわじわとトッテナムゴールに迫るインテルは14分、トップの位置にまで上がったスタンコビッチに縦パスが入ると、これを直接隣のエトーへ落としてすかさず反転、エトーからのワンツーを拾いシュート。ボールがゴール左に飛び込んで、3点目。序盤で早くも試合が決したかに見えた。

 25分のインテルの右CK。ゴール前に放り込まれたボールにスタンコビッチが頭で合わせたがファーサイドに流れ、これを拾って折り返されたボールを今度はジャンピングボレーで合わせたスタンコビッチだが、キーパーに弾かれて追加点ならず。
 トッテナムは28分、右サイドでレノンがボールキープからファーサイドのクラウチ目掛けてクロスを入れたが、ヘディングシュートはクロスバーを越えてしまった。
 35分、コウチーニョが左からドリブルで仕掛けたタイミングでエトーがDFギャラスの裏を取り、そこにすかさずスルーパスが入る。前を向いてボールを受けたエトーが難無くゴールを決めて、ついに前半だけで4点差がついてしまった。
 その後もコウチーニョ、マイコンらが枠内シュートを撃ち込んだが追加点ならず。トッテナムはシュートわずか1本に止まり、前半終了。

後半

 後半早々、スタンコビッチが右足を痛めてしまい交代。代わりに入ったDFサントンが左ハーフに入り、コウチーニョをスタンコビッチが務めていたボランチに配する意外な布陣を敷く。
 そんな中の52分、攻撃のシーンでルシオが前線まで上がっていたところでボールを奪われ、トッテナムのカウンターを受ける。
 自陣でボールを拾ったベイルがそのままドリブル勝負、サネッティとマイコンの間を破ってスピードに乗り一気にゴールへと迫ると、Pエリア左45度の位置から左足一閃、GKジュリオ・セーザルが一歩も動けないままグラウンダーの鋭いシュートが逆サイドのゴール右ポストにあたって決まり、1点を返すことに成功した。

 失点後にスナイデルが1つポジションを下げてコウチーニョとポジション交代。変わらず左のMFをこなすサントンは、55分には中央に切れ込んでゴール左下を狙った鋭いシュートを放ち、キーパーにダイビングセーブをさせる。
 その1分後にはスナイデルがエトーとのワンツーでPエリアに飛び込んだが、惜しくもバソングをかわそうとしてボールをカットされてしまった。
 62分にインテルはキブを下げてパンデフ投入、サントンがDFに下がった。
 さらに残り15分になったところでビアビアニーとコルドバを交代。少し攻勢を強めてきたトッテナムに対し、インテルは1人多いうえに守備を固めてきた。
 その後は膠着したまま時間が過ぎていったが、最後にまだ波乱が待っていた。

 90分を回る直前、インテルがゆっくり攻めているところでルシオの縦パスがトッテナムのベイルにカットされる。そこからボールがつながって再び左のベイルに渡り3対2の状況に。ベイルはここで最初の得点同様、縦へと仕掛け、同じような位置からゴール右に同じようにシュートを決めて、点差を詰める。
 さらに、インテルのボールで始まったリスタートで、後方で時間を使ったボール回しをするインテルに対しトッテナムがプレスを仕掛け、その結果左DFのサントンがジーナスのチェックでボールをこぼしてしまう。これを拾ったレノンが、勢いそのままゴール正面へと切り込んでいく。サムエル、ルシオが引き付けられたところで左に上がっていたベイルにボールを送ると、またもやベイルは左45度の同じ位置から左足を振りぬいてボールをゴール右サイドに押し込んで、なんとハットトリックを達成。
 ここにきて試合の行方が分からなくなってきた。

 だが、間もなく試合終了のホイッスルが響き、インテルが勝利。
 とはいえ、トッテナムの選手の顔には満足しが表情が浮かび、インテルにとっては何とも後味の悪い結果となってしまった。






グループB

   リヨン 2−0   ベンフィカ
ブリアン 21
Lロペス 51

 2連勝中のリヨンのホームゲーム。11シーズンUCL連続出場、7シーズン連続でグループリーグを突破しており、このゲームも勝つことになれば決勝トーナメントが大きく近づく。
 リサンドロ・ロペスのワントップ。トゥラランが怪我で不在。シェルストレーム、マクンといったところがベンチスタート。
 対するベンフィカはカルドーソを怪我で欠く。
 リヨンのクリス、ベンフィカのルイゾンは、ブラジル代表CBでキャプテン同士の対決にもなった。

前半

 立ち上がりから激しい攻防。まずベンフィカが11分、2列目中央の位置でアイマールがパスを受けると、すかさず最終ラインの裏に抜けるサビオラへスルーパスを送る。だが、惜しくもオフサイドの判定。
 その後も攻守の入れ代わりが早い展開が続く。どちらかというとベンフィカの方がよりゴールに近づいていたがミスも多く、ピンチを自ら招いていた。
 リヨンは21分、左45度の位置でボールを受けたバストスがPエリア少し外から低い弾道のシュートを放つ。キーパーは見送ったものの、これが右ポストを直撃、惜しくもゴールならず。
 しかし跳ね返ったボールをベンフィカが拾ったものの、MFマルチンスからグルキュフがインターセプト、そこから左のバストスにボールが展開、Pエリア内から上げたクロスをファーサイドでフリーとなっていたブリアンがきっちりヘディングで押し込んで、ホームのリヨンが先制した。
 前半終了間際の43分、ベンフィカのDFガイタンが不用意なファールで2枚目のイエローを受け、退場となってしまった。

後半

 人数で優位に立ったリヨンは後半キックオフ直後にいきなりチャンスを作る。右サイドをパスで崩してピアニッチが深くえぐり、ゴール前へと折り返す。このボールにLロペスが右足で合わせたが、ゴールど真ん中に飛んでキーパーにセーブされた。
 49分にも右サイドをブリアンが突破、折り返しにLロペスが右足を延ばして合わせたが、やや遅れたためにシュートは左に外れてしまった。
 その2分後のリヨンの攻撃。センターのブリアンに縦パスが入ると、そのまま振り向いてPエリアの外からシュート。これは左ポストに嫌われてしまったが、右サイドに跳ね返ったボールを回りこんだブリアン自らがゴール前へ放り込み、Lロペスがヘディング。一度はキーパーが横っ飛びでブロックに成功するも、跳ね返りをそのまま足で押し込まれ、リヨンに2点目が入った。

 59分のリヨンの右CK。下がり目にいたバストスに対してボールがほうり込まれたところを直接ボレーシュート、鋭く低い弾道のいいシュートだったが、コースが少し甘く、キーパーが阻止した。
 62分、ベンフィカゴールから30M程、やや左の位置でFKを得たリヨン。グルキュフが狙ったシュートは壁にあたり、逆を突かれたキーパーが倒れ込みながらブロック、こぼれ球に反応したバストスのシュートも横になったままワンハンドブロックし、ゴールを死守。
 後半はほとんどノーチャンスのベンフィカ。残り15分となったあたりから何度かリヨンのPエリア内までボールを運ぶが、フィニッシュに至らない。CKを何度も獲得するが、生かすことができなかった。
 結局、リヨンが2-0でベンフィカに快勝した。






グループB

シャルケ 3−1   テルアビブ
ラウール 3、58
フラード 68
シェクター 90+3

 前節のベンフィカ戦で押されながらも勝利を手にすることができたシャルケが、2連敗中のテルアビブをホームに迎える一戦。前節でUCLデビューを果たしたシャルケの内田だが、その時はイエローカードを受けた上に途中交代という結果。それでも直前の国内リーグではフル出場を果たし、この試合も右SBで先発。FWはフンテラールとラウールのコンビ。
 気温4度の中でゲームが行われた。

前半

 ゲーム開始2分、シャルケが後方からのビルドアップの際、内田のパスミスをテルアビブに奪われる。そのあとなんとか潰してピンチには至らなかったが、内田にとっていやな空気が流れた。だがそんな空気もその50秒後、ラウールのゴールで一蹴される。
 左の中盤でボールを持ったフラードからトップのフンテラールめがけてパスが送られたところを、フンテラールがまたいでスルー。ボールはそのまま抜けて裏のラウールに渡ると、キーパーと1対1から左足で丁寧にボールをゴールに蹴りこんだ。
 不調のラウールにとっても、大きな得点となった。

 失点の後は、テルアビブがボールをキープしシャルケが受けに回り、ぱっとしない展開。15分過ぎくらいから内田もオーバーラップをみせるようになるが、パスは引き続き安定感に欠ける。
 20分にはファルファンからの縦パスを内田がダイレクトクロス、ニアサイドのフンテラールがボレーで狙ったが、枠をとらえず。
 24分のシャルケの攻撃では、中央でボールを受けたフラードから縦へのスルーパスでファルファンが抜け出しかけるが、トラップを失敗しチャンスを逃す。
 26分、左に開いたフラードから、DFラインの裏を通して中央のフンテラールへ絶妙なパスが通ったが、Wカップのナイジェリア代表で大活躍したGKエニュアマがしっかりと詰めてシュートをブロックした。
 43分、ファルファンからのパスにフンテラールが反応、ドリブルから20Mほどの距離でシュートを放ったが、GKエニュアマが両手でしっかりとブロック。
 イマイチながらもチャンスを作るシャルケに対し、一方のテルアビブはボールをキープするものの、攻撃には鮮麗されたものがなく、セットプレーも精度に欠けるためチャンスを作り出すことができない。そんなテルアビブを攻略しぐあねるシャルケ、という流れのまま前半終了。

後半

 後半、シャルケがいくらか積極的にボールを奪うようになる。
 57分、テルアビブのPエリアの右サイドすぐ外で、シャルケのFK。ゴール前に放り込まれたボールをキーパーがタッチ、浮き球をラウールがつないでフンテラールが頭で合わせたボールはクロスバー直撃。リバウンドを再びフンテラールがヘディングで狙ったがこれもクロスバー。結局押し込み切れずに得点ならず。
 しかしその1分後、テルアビブが2枚選手を入れ替えてすぐに、シャルケが追加点を決める。
 左サイドを53分から出場したラキティッチがドリブルで持ち込み中央フンテラールとワンツー、そしてそのボールを直接ゴール前に通したところに詰めていたのは、ラウール。右足でボールをニアサイドに流し込み、ラウール自身、欧州大会での得点記録となる70点目となった。

 62分のシャルケの攻撃。ファルファンが右サイドからゴール前に放り込んだクロスがファーサイドにこぼれ、これをラキティッチがボレーで合わせたが、GKエニュアマがワンハンドでカットするファインセーブでゴールを守った。
 68分、Pエリア内左サイドでボールを受けたフラードが、右足で狙い澄ましてボールをゴール右上隅に叩き込み、シャルケが勝ち点を手繰り寄せる大きな3点目を奪った。

 74分、シャルケは左サイドから大きなサイドチェンジで上がっていた内田にボールが入る。DF2枚が寄せてきたところを、体を当ててきた1枚を倒して縦へと抜け、ゴールライン際で対峙した1枚は強引に突破。ニアサイドに蹴りこんだボールに途中出場のハオが絡み、落としたボールにフンテラールが反応したが、シュートはDFに当たってしまった。
 終盤になるにしたがって、シャルケの調子が上がってきた。特にラウールの献身的なディフェンスが、大きくスタンドを沸かせる。
 試合終了直前のロスタイム3分、テルアビブが中盤で得たFKを直接ゴール前に放り込んだところ、ボールがこぼれてシェクターが押し込み1点返されたシャルケ。終わりはいまいちだったが、これで試合終了。シャルケが勝ち点を6に伸ばした。テルアビブは3試合終わって勝ち点0と、グループ突破の望みが遠くなった。






グループD

   バルセロナ 0−2   コペンハーゲン
メッシ 19、90+2

 今年のバロンドール候補23人に6人を送り込んでいるバルセロナ。そのバルセロナはアキレス腱を痛めているシャビがベンチでマスチェラーノ先発。GKバルデスは体調不良により、ピントが入る。

 最初のチャンスは4分のバルセロナ。中央をメッシがドリブルで持ち込み、Pエリア内左のビジャへパス。ビジャは3回切り替えしてから右足でループ気味のシュートを打ったが、惜しくもクロスバーに跳ね返されてしまった。
 17分には中央イニエスタからのPエリア右へのボールをダニエウ・アウベスが落とし、メッシがヘッドで押し込もうとしたが、キーパーがキャッチ。
 うまくバルセロナの攻撃をしのいでいたコペンハーゲンだが、19分、イニエスタからのパスを受けたメッシがゴール正面20Mの位置からシュートをネットに突き刺して、均衡が破れた。
 32分にもイニエスタからPエリア右にボールが入りDアウベスが頭で落としてチャンスを作るというリプレイのような場面で、ここはビジャが強烈なボレーシュートを放ったが、キーパー正面でゴールならず。
 そのほかにもバルサはオフサイドによりゴールとならなかったシーンが幾つかあったものの、7割近くを支配しながら結局1得点のみで前半終了。

 後半もコペンハーゲンの不調もあって一方的なバルサペース。
 それでも一矢報いたいコペンハーゲンは67分、前線のヌンドイエが後方からの浮き球をプジョルとの駆け引きに勝って裏を取ると、そのまま右45度の角度から右足を一閃。強烈なシュートだったがクロスバーを激しくたたき、ゴール正面サンティンの元へとボールが跳ね返ったが、無人のゴールへ押し込むだけのヘディングシュートを外してしまった。
 73分にも右サイドから絶好のクロスが放り込まれてコペンハーゲンにチャンスが訪れる。ゴール前に途中出場のボラーニョスが走り込んで合わせようとする直前、Dアウベスが追いつき辛うじて先にボールに触り、シュートを阻止してピンチを防いだ。

 89分のバルサ。右サイドからPエリア内までドリブルで持ち込んだDアウベスがそのまま放ったシュートは、左のポストに阻まれる。
 そしてロスタイム。バルサが右CKからボールをつないでコペンハーゲンを攻めたて、最後はメッシが左サイドから蹴り込まれたボールをうまくゴール前で受けて、シュート。ようやく2点目が入ったところで試合終了のホイッスルが響き、バルサが苦労しながらも順当な勝ち星を挙げた。






グループF

スパルタク・モスクワ 0−2   チェルシー     
ジルコフ 23
アネルカ 43

 気温2度、人工芝ピッチのルジニキスタジアムで、ここまで2勝同士の対決。ホームのスパルタク・モスクワはアレックスを怪我で欠き、チェルシーもランパードが怪我で、ドログバがインフルエンザで不在。

 両チームとも様子見といった立ち上がりの中、この試合最初のチャンスはSモスクワに訪れる。10分、自陣からDFパルシブリュクが右サイドをドリブルで一気に持ち込み、Pエリアに入ったところで横にパス。ゴール正面やや左でフリーとなっていたコンバロフが左足でシュートを狙ったが、ボールがアウトにかかって枠を外した。
 14分には左からPエリア内へのパスをDFを背負いながら受けたヴェリトンが、うまいトラップから反転しDFをかわしてシュートに持ち込んだが、GKツェフがきっちりブロック。
 Sモスクワの攻めるシーンが目につき始めたところで、チェルシーが得点を挙げる。23分、縦への長いボールをSモスクワのDFが頭で跳ね返したボールに、後ろから走り込んだロシア代表のジルコフがダイレクトシュート。ドライブがかった強烈なシュートがネットに突き刺さった。

 38分、SモスクワのミスからDFラインの裏にアネルカが抜け出したが、GKが体を張ったスライディングでボールを止めて、事なきを得た。
 しかしチェルシーは43分、エッシェンが中央のドリブルから左のアネルカへスルーパス、これを受けたアネルカがPエリアに持ち込み、一度切り替えしてから右足シュート。ゴール右にボールを流し込み、前半を2点リードで折り返した。

 後半、両チームがそれぞれゴールに迫り何度かチャンスを作るが、最後のところで食い止められてゴールには至らない。
 73分にはチェルシーのカルーが右サイドを深くえぐってマイナスのボールを折り返すと、ボールを受けたエッシェンがPスポット上からシュートを放ったが、わずかに左に外れてしまった。
 Sモスクワも何度もチェルシーのPエリア内まで攻め込んだが、GKツェフの好セーブなどもあり、結局チェルシーの守りを崩せずに試合終了。
 チェルシーがアウェーの一戦をものにし、3連勝とした。






グループG

レアル・マドリッド 2−0   ACミラン     
Cロナウド 13
エジル 14

 昨年に続きグループリーグでの顔合わせとなった。
 2連勝で迎えるホームのマドリッドはイグアインをトップに、2列目にディ・マリア、エジル、Cロナウドの組み合わせ。
 ACミランはイブラヒモヴィッチ、パト、ロナウジーニョの3トップ。キーパーはジェノアから移籍してきたアメリアが初めて務める。

前半

 開始早々観客が一人ピッチに乱入し試合が一時中断。しかしすぐに再開。
 マドリッドが10分過ぎ、右CKのセカンドボールをシャビ・アロンソが拾ったところにパトが後ろからプッシュし、ゴール真正面Pアーク内でFKのチャンスを得る。キッカーはCロナウド。彼にとっては若干近い距離。だが、壁を作っていたイブラヒモヴィッチとセードルフの間を狙って蹴り込まれたボールがわずかに空いた隙間を通り抜け、キーパーが反応できないままにボールがゴール右に飛び込んで、幸先よく先制した。

 このゴールの余韻もさめきらない、わずか1分後。マドリッドはインターセプトから左をCロナウドが持ち上がり、DFを引き付けたところでゴール正面でフリーとなったエジルへパス。ダイレクトでエジルが放ったシュートが目の前のDFボネーラに当たってコースが変わり、ボールがゴールへと転がり込む。あっという間にマドリッドが2点を奪ってしまった。

 15分過ぎ、またもやロナウドがドリブルで左サイドから仕掛け、Pエリアに持ち込んだどころでガットゥーゾに足をかけられ転倒。だが笛は吹かれず、ミランは命拾い。
 29分、ミランは右45度、25M程の距離でFKのチャンス。ピルロはここで中に合わせずに直接ゴール右上を狙う。しかしGKカシージャスがきっちりと反応しパンチングでクリアした。
 34分には右サイドから攻撃を組み立てるミラン。そこから逆サイドでフリーとなったセードルフにサイドチェンジ、チャンスを作り出すが、セードルフが放ったシュートはバーを超えた。
 この後、マドリッドが何度もミランゴールに迫る。

 37分、マドリッドのカウンター。Cロナウドがドリブルでピッチのやや左を駆け上がり、Pエリア10Mほど手前でトップスピードから左のヒールを使った右への切り返しでブレーキをかけ、さらに右足のシュートフェイントでもう一度左に切り返し、すかさずシュート。鋭い弾道はゴール左の枠を捕らえていたが、GKアメリアが好反応で弾き出した。
 40分にはPエリア内右に流れたCロナウドにディ・マリアからパスが入り、そこからダイレクトでゴール前へ折り返されたところに再びディ・マリアが詰めようとしたが、少し反応が遅れたためにガットゥーゾにクリアされた。
 42分にもカウンターから4対2のチャンスを迎えたが、ボールを運んでいたディ・マリアはフリーのロナウドらにパスをせずに自ら仕掛け、結果的にはシュートも打てずにチャンスを潰してしまった。  44分にCロナウドとのワンツーでPエリア右サイドからエジルが放ったシュートはキーパーが倒れ込みながらボールを跳ね返した。
 マドリッドがかなり押し込んだものの序盤の2点から追加点は生まれず、前半終了。

後半

 後半はマドリッドが余裕のあるボール回しをすることで、ゆったりとした展開。52分に右サイドに長いボールを放り込んだマドリッド、追いついたエジルが後方へつなぎ、ディ・マリアがふわりとしたクロスを入れ、ゴール前でイグアインが競り合いながら頭で合わせるが、キーパーがキャッチ。
 53分には右の深い位置からイグアインが低いボールをゴール前に折り返したところに、飛び込んだディ・マリアがヒールでボールを押し込もうとしたが失敗。
 71分、マドリッドのマルセロが左サイドからドリブルでミランゴール前へと持ち込んで、中央へラストパス。ゴール正面に走り込んでいたCロナウドだが、ミスキックでチャンスを逃す。
 押し込まれる一方のミラン。75分にはペナルティアークの真ん中でエジルを倒し、途中出場のボアテングにイエロー。先制点と同じような位置で再びCロナウドがキッカーを務めたが、壁にねじ込んだボールは今度は枠の外へと転がっていった。

 78分、ミランはパトに代えてインザーギを投入。ここから流れがミランに変わる。80分にボアテングがドリブルで中央を持ち込み、DF3枚を引き付けたところで右のインザーギへパス、インザーギはゴール前に走り込むイブラヒモヴィッチを狙い澄ましてグラウンダーのボールを折り返す。しかしイブラヒモヴィッチに体を寄せていたアルベロアと体を倒してきっちり防いだカシージャスの前に、チャンスをつぶされてしまった。
 83分、ボアテングのミドルシュートがDFに当たってこぼれたところを、こちらも交代出場のロビーニョがすかさずシュートで狙ったが、カシージャスが枠の外へと弾きだす。
 しかしさすがにこの後はミランもチームとして足が止まり、攻撃も単発に。ロスタイムの3分が経過し、まずはマドリッドがホームで快勝した。






グループH

アーセナル 5−1   シャフタール
ソング 19
ナスリ 42
セスク 60(PK)
ウィルシェア 66
シャマフ 69
エドゥアルド 82

 これまでの2試合で9得点と力の差を見せつけているアーセナル。ウクライナの国内リーグでも好調なシャフタールと2連勝同士の顔合わせとなった。
 アーセナルは待望のセスクが怪我から明けて1か月ぶりにスタメンに復帰。セスク不在の間に名を挙げた若手のウィルシェアもそろって中盤での起用となった。
 他にも離脱していたウォルコット、ベントナーも控えに名を連ねてきた。アルシャービンが今日はベンチスタートとなり、代わりにロシツキが右で先発。
 間もなく復帰するといわれるファン・ペルシのほか、GKアルムニア、ヴェルメーレン、サニャ、コシエルニーが怪我でメンバーから外れている。
 シャフタールベンチに控える今夏アーセナルから移籍したエドゥアルドにとっては、ロンドンへの凱旋となった。

前半

 序盤はホームのアーセナルがボールを回すものの、シャフタールもしっかりと対応する均衡した展開。
 しかしに迎えたアーセナルの右CKからのシーンで、GKピアトフがまさかのハンブル。こぼれたボールを最後はソングにラボーナで押し込まれ、残念な形で失点してしまう。
 23分のアーセナル。右中盤からシャフタールゴール前に放り込まれたボールをシャマフが頭で後方へ落とし、これをナスリがボレーシュート。しかしボールはキーパー正面。
 42分、ボールをつないで攻め込むアーセナルは、右に開いたソングからのクロスがナスリに通り、うまいボールコントロールでDFをかわして左足を振り抜き、ボールをネットに突き刺して2-0とする。
 シャフタールはボールを奪ってもなかなか前に持ち込めない状況が続く中で、前半を終了。

後半

 後半最初にチャンスを迎えたのはシャフタールだった。47分にアーセナル陣内へ攻め込むと、ソングにいったんカットされたボールをムヒタリャンが奪え返し、DFの裏に走り込むルイス・アドリアーノへパスが通る。アドリアーノは左に流れながらシュートを放ったが、GKが正面でブロックした。
 その後もシャフタールが攻撃色を強めるが、チャンスを作るまでに至らない。そんな中、アーセナルはセスクがオブストラクションを受けて右45度の位置で得たFKのチャンスで、Pエリア内に柔らかいボールを放り込んだ際にジュルーがLアドリアーノに腕をかけられて倒され、これがPKに。セスクがゴール左上にきっちりと決めて、アーセナルが3点差とする。

 このゴールでアーセナルのパスが軽快につながるようになる。また、結果が見えたアーセナルはセスクを下げ、デニウソンを投入。同時にシャフタールはLアドリアーノを下げてエドゥアルドをピッチへ送る。
 すると66分、アーセナルのパス回しから最後はゴール前でウィルシェアがロシツキとのワンツーで抜け出すと、飛び込んできたキーパーをかわすチップシュートをゴールに流し込み、鮮やかなパスワークから追加点を決めた。

 アーセナルのゴールラッシュはまだ止まらない。
 またもやワンタッチ、ツータッチのパスをつないでシャフタールを翻弄すると、並んでしまった最終ラインの正面でパスを受けたナスリが、詰めようとするシャフタールの意表を突き、裏にループパスを放り込む。このボールを受けたシャマフはぎりぎりオフサイドにならず、シャフタールはラインを押し上げていたためにノーマーク。全くの余裕をもってキーパーと対峙し、さらに副審を確認する余裕を見せたうえでボールをゴールに押し込んで、5点目。
 3節終了で14ゴールはUCL新記録を樹立したアーセナルは、シャマフとナスリをウォルコット(今シーズンUCL初出場)とアルシャービンに交代。

 大量得点の後もアーセナルは攻撃をやめない。そして、シャフタールも一矢報いるべくアーセナルゴールへ向かう。
 すると82分、アーセナル陣内にボールを運んだシャフタールは、右へ展開したボールをジャジソンが再びゴール前に折り返したところ、2列目の位置から走り込んだエドゥアルドがダイレクトで合わせ、ゴール左にシュートを決めた。このゴールに、余裕のあるアーセナルファンからも拍手が送られ、場内アナウンスもまるでアーセナルの得点のようなコールだった。

 試合はこのまま終了。アーセナルが完勝で決勝トーナメント進出が早くも見えてきた。