アトレティコ | 2−2 | ポルト |
マキシ 3 フォルラン 45+2 | リサンドロ・ロペス 22、72 |
ポルト | 0−0 | アトレティコ |
リサンドロ・ロペス 86 |
|
アトレティコ |
2−2 アウェーゴール差でポルト勝利 | ポルト |
リヨン | 1−1 | バルセロナ |
ジュニーニョ 7 | アンリ 67 |
ホームのリヨンはベンゼマのワントップ。対するバルサはエトー、メッシ、アンリの3人が前線に並ぶ。終盤にペースが落ちるまでは、目の離せない展開のゲームとなった。 序盤はバルサがボールを回しリヨンが守る、お互いのカラーを出した展開。そして6分、リヨンは左サイドでの粘り強い組み立てから、あまり角度のないサイドライン際でFKを獲得する。ファールによるストップも悪くはない、それほど危険な位置ではないと思われた。 キッカーは勿論、最も警戒すべきジュニーニョ。キックの瞬間、GKバルデスは見誤って前に出たが、ボールは鋭い曲線を描きファーサイドの右上隅に吸い込まれ、見事最初のFKを難しい位置から決めてきた。リヨンが早くも先制。 さらにリスタート直後の8分、ロングボールがバルサDFラインの裏に抜け、ベンゼマがGKと1対1に。しかしこのチャンスでベンゼマが放った左足のシュートは、ゴール前を横切りラインを割った。 10分には、先程より絶好のゴール左45度の位置でジュニーニョのFKを迎えたが、ボールは壁に阻まれる。 押され気味のバルサは14分に反撃。シャビのスルーがトップのエトーに通る。DFのチェックを受けながらも右足を伸ばしてシュートを押し込もうとしたが、惜しくも左ポストに阻まれてしまった。 その後はゲームはやや膠着状態に。23分にバルサがゴール正面25Mの位置でFKを得たが、シャビのシュートはバーの上。 26分のバルサ陣内の攻防。前線から引いてボールを受けたベンゼマ、そのまま体をひねってシュートを狙ったが、ボールは右のポストを叩いた。 前半の残り時間、両チームとも早いパス回しと攻撃的なパス、それを阻止する集中したディフェンスのハイレベルな攻防が続き、あっという間にハーフタイムを迎えた。 だが後半も10分を過ぎると、こう着状態に。 66分にバルサは左CKを得る。このときニアに走りこんだピケがヘディングでゴールを狙ったが、GKロリスが弾いてゴールを守る。続けて今度は右のCK。ニアに上げたボールをマルケスが頭でファーサイドへつなぐと、このボールをアンリがダイビングヘッドで押し込んで、バルサがセットプレーから同点に追いついた。 リヨンは運動量が落ち、前線と最終ラインとの間が開き始めた。守備でボールをカットしてもカウンターに人数をかけられなくなり、機能しなくなった。何度かバルサゴール前にボールが放り込まれたが、詰める選手が間に合わず、チャンスを生かすことができない。 一方のバルサも、疲れと厳しい守りの前に好機を作れず。 そのままロスタイムも終了。バルサは貴重なアウェーゴールを含むドローでゲームを終えた。 |
バルセロナ | 2−5 | リヨン |
アンリ 25、27 メッシ 40 エトー 43 Sケイタ 90+5 |
マクン 44 ジュニーニョ 48 |
第1戦を1-1と、アゥエーゴールを許す形で引き分けたリヨンは、この第2戦、カンプノウで最低でも1点を挙げる必要があった。しかしバルサの猛攻の前に、そんな目論見は一蹴されることになった。 バルサはプジョルが怪我で欠場。チームはしばらく公式戦の勝ち星から遠ざかっていたが、先日6試合ぶりに勝利、勢いに乗ってこの試合に臨んだ。 試合立ち上がりは、中盤での激しい主導権争いでボールがなかなか落ち着かない。しかし10分近くになると、相変わらずきれているメッシを中心に、バルサがペースをつかみ始める。対するリヨンは全体が徐々に下がりだす。 13分にはバルサにゴール正面19mのPエリアすぐ外でFKを与えてしまうが、これは壁で弾いて凌いだ。 その1分後、リヨンは自陣でのパスミスから最後はエトーにPエリア内でシュートを撃たれ、続く16分にはバルサのイニエスタがPアーク内からシュート。さらに17分、18分と続けてPエリア内に入り込んだFWエトーにボールが渡るなど、バルサの猛攻の前にリヨンがなす統べなく耐える時間が続く。 そんなリヨンも19分、左サイドで隙をついてベンゼマが抜け出し、ゴール前に走り込むエデルソンへパスを通したが、DFのチェックを受け、リヨンのファーストシュートは左に逸れた。 さらに1分後、今度はベンゼマがポストプレーで後方のジュニーニョへボールを落としてすかさず反転、ジュニーニョからダイレクトでDFラインの裏に放り込まれたボールにDFマルケスと競いながら追いつき、なんとかシュートに持ち込んだが、今度も枠を外した。だが、リヨンはサンドバック状態からは脱したように見えた。 しかし25分、リヨンは気が緩んだか、オフサイドトラップの失敗でDFにギャップができてしまったところにアンリへのパスが通り、アンリはGKと1対1に。難なくシュートを決めて、バルサが先制した。 このゴールで勢いを取り戻したバルサ。リヨン陣内での執拗なボール回しから、やや左でフリーになったアンリへパスが回るとアンリは左足を一閃。グラウンダーのシュートがリヨンゴールに叩き込まれ、アンリはわずか2分で2得点を決めた。 点差が開いたことで、バルサは余裕のあるボール回しで流れを支配。そして40分、今度は右サイドでボールを受けたメッシが個人技で魅せる。細かいドリブルとエトーとのワンツーでリヨンの選手4人をかわし、ゴール正面まで切り込んでシュート。リヨンにとって絶望的な3点目が入った。 だが、まだ前半は終わらない。43分、リヨンDFのクリアミスからゴール真正面フリーでボールを手にしたエトー。ネットにシュートを突き刺して、バルサFW陣のゴールショーとなった。 とどめを刺された体のリヨンだが、直後に得た初めてのCKをマクーンが頭で決めて、前半の内に一矢を報いることはできた。 大きなビハインドを背負ったことでモチベーションを失った状態で後半を迎えたリヨン。開始早々中盤でFKを得て、ジュニーニョが絶妙なボールをバルサゴール前に放り込んだものの、合わせたベンゼマのプレーは軽く、簡単にチャンスを逸した。 しかし緊張感に欠けたのはバルサも同じなのか、48分、左サイドをデルガドに突破されると、折り返されたボールへのケアも薄く、裏でフリーのジュニーニョまで渡ってしまい、ゴールを許してしまう。 この得点で息を吹き返したリヨン。度々ファールに頼りながらも、バルサと五分の展開へ持ち直した。 バルサは59分、左サイドのアンリがオフサイドぎりぎりでスルーパスに反応、独走からGKと1対1に。この絶好機に、しかしアンリは簡単なシュートを選択、GKに止められてしまった。 その後ゲームはやや膠着し、75分にはアンリがSケイタと、87分にはエトーがボージャンと交代で下がる。 残り時間もなくなったロスタイム、ジュニーニョが暴言でイエロー2枚目、あきらめとも取れる行為で退場となる。 試合終了直前には、スルーパスに追いついたSケイタが飛び出してきたGKをも縦にかわし、追加点。トータルスコアを6−3とし、ゲーム終了。バルサがリヨンを粉砕した。 |
リヨン | 3−6 | バルセロナ |
アーセナル | 1−0 | ローマ |
ファン・ペルシ 37(PK) |
ホームのアーセナルはアデバイヨール、セスク、ウォルコットといった中心選手を怪我で欠き、国内のゲームでは得点力不足に苦しんでいる。 試合立ち上がり、アウェーのローマは引き気味にアーセナルの様子を見る。 6分のアーセナルの攻撃。右サイド縦パスに抜け出したナスリがPスポット付近でフリーのベントナーへパスを送るが、やや後ろにずれたことでトラップに手間取り、ベントナーはシュートチャンスを逃した。 その後もアーセナルペースで進む中、16分にようやくローマが反撃。右サイドをドリブルで上がったモッタがミドルシュート、わずかに枠を外した。 25分あたりから、ローマもポジションを押し上げて、アーセナル陣内に攻め入るシーンが出始める。 35分、アーセナルの攻撃でファン・ペルシがPエリア内でドリブルを仕掛けると、ローマのメクセスが足をかけてしまい、PK。これをファン・ペルシ自ら右隅に決めて、アーセナルが先制した。 その後もアーセナルにチャンスが続く。39分、ファン・ペルシが今度はPエリア内右サイドを突破、ゴール前に走り込んだベントナーへ合わせたが、DFも詰めておりシュートを阻止された。1-0のまま、前半を終了。 後半も開始から怒涛の攻撃を見せるアーセナル。52分には中盤ディアビのカットから右サイドをワンタッチ、ツータッチのパスを7本つないでローマの守りを翻弄。そして抜け出したエブエがボールをゴール真正面のファン・ペルシへ送る。シュートモーションに入ったところで後ろから追いついたローマのタッデイがカット。こぼれたボールが左のベントナーへ渡ったが、チャンスをことごとく潰しているベントナー、GKと1対1のシーンで大きくシュートを外した。 直後にはベントナーが左を突破、ゴール前にボールを折り返したが、わずかにナスリと合わず。 55分、ディアビがゴール真正面20M弱の位置からミドルを放つが、ローマGKドニが素早く反応しクリア。 66分、ローマDFモリアがロングボールの処理をミスし、アーセナルのチャンス。ボールを手にしたエブエが2対1となるが、モリアが必死に食らいつき、シュートは枠を外した。 70分辺りから、徐々にローマのペースに。アーセナルも選手交代などで活性化を図り流れを取り戻しにかかるが、さすがに前半のような動きを見せることはできず、両チームともがっぷり四つの展開のままロスタイムも終了。結局アーセナルがPKの1点で勝利を手にし、ローマは最小点差でローマでの第2戦を迎えることとなった。 |
ローマ | 1−0 | アーセナル |
ファン 9 |
アーセナル |
1−1 (延長) 0−0 (PK) 7−6 | ローマ |
インテル | 0−0 | マンチェスター・U |
マンチェスター・U | 2−0 | インテル |
ヴィディッチ 4 Cロナウド 49 |
インテル | 0−2 | マンチェスター・U |
レアル・マドリッド | 0−1 | リヴァプール |
ベナユン 82 |
名門同士の対決。戦列を離れていたレアルのグティ、リヴァプールのジェラードが、それぞれベンチ入り。 立ち上がりから激しい奪い合いをする両チーム。4分、レアルのラウールがPエリア内でロッベンのスルーを受け、ファーストシュート。だが、GKがキャッチ。 その後はレアルの前線からのチェック、リヴァプールの自陣での人数をかけた潰しがそれぞれ機能し、流れが落ち着かない。 20分、リヴァプールはGKからのボールがレアルのDFライン裏にこぼれ、FWトーレスに渡る。トーレスはドリブルでPエリア右サイドに持ち込みシュートを撃ったが、GKカシージャスが弾いてゴールを守った。 前半は、この後大きなチャンスがないままに終了。 後半も両チーム球際の厳しさは相変わらず。48分、リヴァプールがレアルゴールに襲いかかるが、GKカシージャスらが跳ね返す。 レアルは後半から入ったグティを真ん中に置き、50分あたりから攻めにでる。対するリヴァプールもカウンターなどで応酬、次第に中盤のスペースが間延びしだす。 しばらくレアルの攻撃に耐える時間が続いたリヴァプールだが、残り10分を切ったところでFKのチャンス。右サイド33Mのところからファビオ・アウレリオが左足を振り抜いてゴール前に放り込んだボールが鋭く落ちたところを、小兵ベナユンがヘッド。シュートは見事ネットに突き刺さり、アゥエーのリヴァプールによる得点でついに均衡が崩れた。 なんとしても追いつきたいレアル。しかし選手は力が入りすぎてプレーがつながらず、ベンチもカードを2枚残しながらも動かず。ロスタイムに入るとアウェーに駆けつけたリヴァプールサポーターからはYou'll Never Walk Aloneの歌声が響き、労せずリヴァプールペースのまま試合終了。 レアルはホームで痛い敗戦を喫した。 |
リヴァプール | 4−0 | レアル・マドリッド |
Fトーレス 16 ジェラード 28(PK)、47 ドッセーナ 88 |
リヴァプールは第1戦で決勝点を挙げたベナユンが練習中の怪我で不在。MFリエラは出場停止。前はベンチスタートだったジェラードは、先発に名を連ねた。 ホームのアンフィールドはゲーム前から大いに盛り上がり、選手を強く後押しする。 対するレアルは勝利のためにはゴールが必須条件。UCL出場123試合出場、64ゴールの記録をもつラウールに期待がかかる。 試合は立ち上がりから素早いパス回しと鋭いチェックの応酬を見せ、目を離せない展開。そんな中、ホームのリヴァプールが度々レアルゴールを脅かす。 3分にはセンターサークルでボールを持ったジェラードが一旦左サイドにドリブルで持ち込み、そこから切り返してゴール正面のFWトーレスへ鋭いパスを送る。トーレスはこのボールを後ろ足の変則的なトラップ一発でDFカンナバーロを置き去りPエリアに突入、右足でゴールを狙う。だが、GKカシージャスが素早い反応でシュートをクリア、いきなりのハイレベルの応酬を見せる。 続くCKのこぼれ球をマスチェラーノがミドルでゴール右上を狙ったが、これもカシージャスが左手を伸ばしてクリア、ボールはバーに当たってラインを割った。 16分、リヴァプールの勢いは判定にも影響したか、ラッキーな形で早くも先制する。リヴァプールDFからのロングボールの処理をレアルのカンナバーロが誤り、バウンドが頭上を超えてしまう。裏を狙っていたトーレスが先に触り、カバーにきたDFぺぺに対しては後ろから肩をつかんで引き倒すと、右サイドでルーズとなったボールをカイトがゴール前に折り返す。これをトーレスが押し込んで、ファールかとも思われたがゴールが認められた。 リヴァプールはさらに22分、右サイドで得たセットプレーから、レアルゴール前に放り込まれたボールをシュクルテルがヘディングシュート。コースはゴール左隅を突いたが、ここもカシージャスが横っ飛びでゴールを守る。 その1分後には、レアル自陣の右サイドでボールを持つセルヒオ・ラモスからシャビ・アロンソがインターセプト。Pエリア内のトーレスにボールをつなぐと、トーレスはDFをかわしてクロスボールを放り込む。これをジェラードがファーサイドに回り込みながらスライディングボレーシュート。逆を突かれる形となったGKカシージャスだが、またもや好反応でピンチを救った。 カシージャスの奮闘をよそに、27分、またもやレアルは厳しいジャッジから失点してしまう。 Pエリア内でDFエインセが線審にハンドをとられ、抗議した結果イエローまで受けてしまう。だが、実際には肩でトラップしていた。この判定が覆ることは無く、ジェラードがきっちりシュートを沈めて2−0に。 レアルはDFから中盤につなぐところで度々リヴァプールの網にかかり、組み立てることができない。それでも得点しなければならないレアルは前掛かりになると、リヴァプールの流れるようなカウンターがレアルゴールに襲い掛かる。 2点差のまま、ややジャッジによって左右された前半が終了。 後半開始からレアルは存在感の薄かったロッベンを下げ、マルセロを投入。だが、その効果を見る間もなく、決定的な1点がリヴァプールに入ってしまう。46分過ぎ、レアル陣内の左サイドをえぐったバベルがゴール前に折り返したところ、走りこんできたジェラードがダイレクトでボールをゴールに叩き込む。これで後半早い時間にレアルにとっては最低でも4点を奪わなくてはならなくなってしまった。 51分、レアルはセルヒオ・ラモスが右サイドから上げたクロスにラウールがゴール前で合わせたが、難しい体勢となってしまいシュートは枠を外した。 54分、リヴァプールはまたもやシャビ・アロンソのインターセプトから流れるようにパスをつないでレアルの守備陣を翻弄、最後はジェラードがゴール真正面20mの位置からフリーでシュートを放ったが、孤軍奮闘のカシージャスがここも反応、両手で跳ね返す。 ここまで動きの無かったレアルだが、64分にファン・デル・ファールトをカンナバーロに代えて投入。エインセをDFの中に配し、遅まきながらもいくらか攻撃的な布陣へ移行する。すると早速その2分後に、ファン・デル・ファールトが粘ったところでファールを受け、リヴァプールゴールの正面やや左、Pエリアのわずか外でFKのチャンスを作る。だが、スナイデルのシュートはゴールのはるか上を越えてしまった。 リヴァプールは73分、2枚目のカードでジェラードを下げる。レアルは77分にようやくグティを投入。徐々にレアルもシュートのチャンスが出てくるが、決め手を欠く。 81分、またもやインターセプトからリヴァプールの攻撃を許し、Pエリア内左からトーレスにシュートを撃たれるが、GKカシージャスが横っ飛びでクリア。 レアルは83分に左のCKのチャンス。ファン・デル・ファールトが頭で落としたボールをイグアインが押し込むが、これはオフサイド。 直後にリヴァプールはトーレスも下げ、DF登録のドッセーナを投入。そのドッセーナが、カイトから始まったカウンターのチャンスで左後方から一気に前線まで走り、ゴール前に折りかえってきたボールをカシージャスのゴールに叩き込んで、ついに4−0というスコアに。 そして3分間のロスタイムを経て、試合終了のホイッスル。思わぬ大差をもって、リヴァプールがベスト8進出を決め、レアルはまたもやベスト16止まりで姿を消すことになった。 |
レアル・マドリッド | 0−5 | リヴァプール |
チェルシー | 1−0 | ユベントス |
ドログバ 12 |
ユベントス | 2−2 | チェルシー |
ヤクインタ 19 デル・ピエロ 74(PK) |
エッシェン 45+1 ドログバ 83 |
チェルシー | 3−2 | ユベントス |
ビジャレアル | 1−1 | パナシナイコス |
ロッシ 67(PK) | カラグニス 59 |
パナシナイコス | 1−2 | ビジャレアル |
マンジオス 55 |
イバガサ 49 ジョレンテ 70 |
ビジャレアル | 3−2 | パナシナイコス |
スポルティング | 0−5 | バイエルン |
リベリ 42、63(PK) クローゼ 57 トニ 84、90+1 |
バイエルン | 7−1 | スポルティング |
ポドルスキ 7、34 ボウガ 39(OWN) シュバインシュタイガー 43 ファン・ボメル 74 クローゼ 82(PK) ミューラー 90 | ジョアン・モウチーニョ 42 |
スポルティング | 1−12 | バイエルン |