各グループへのショートカット | |||
グループA | グループB | グループC | グループD |
グループE | グループF | グループG | グループH |
グループA | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
ポルト | 2 | 2 | 0 | 5 | 3 | 8 |
マルセイユ | 2 | 1 | 1 | 5 | 3 | 7 |
リヴァプール | 1 | 1 | 2 | 10 | 4 | 4 |
ベジクタシュ | 1 | 0 | 3 | 2 | 12 | 3 |
リヴァプール | 8−0 | ベジクタシュ |
クラウチ 19、89 ベナユン 32、53、56 ジェラード 69 バベル 78、81 |
ポルト | 2−1 | マルセイユ |
セクティウィ 27 リサンドロ・ロペス 78 | ニアン 47 |
グループB | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
チェルシー | 2 | 2 | 0 | 5 | 2 | 8 |
ローゼンボリ | 2 | 1 | 1 | 5 | 3 | 7 |
シャルケ | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 4 |
ヴァレンシア | 1 | 0 | 3 | 2 | 6 | 3 |
ヴァレンシア | 0−2 | ローゼンボリ |
イべルセン 31、58 |
シャルケ | 0−0 | チェルシー |
グループC | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
レアル・マドリッド | 2 | 2 | 0 | 8 | 5 | 8 |
ラツィオ | 1 | 2 | 1 | 6 | 6 | 5 |
オリンピアコス | 1 | 2 | 1 | 6 | 6 | 5 |
ブレーメン | 1 | 0 | 3 | 5 | 8 | 3 |
ラツィオ | 2−1 | ブレーメン |
ロッキ 57、68 | ディエゴ 88(PK) |
オリンピアコス | 0−0 | レアル・マドリッド |
グループD | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
ACミラン | 3 | 0 | 1 | 10 | 4 | 9 |
シャフタール | 2 | 0 | 2 | 4 | 7 | 6 |
セルティック | 2 | 0 | 2 | 3 | 4 | 6 |
ベンフィカ | 1 | 0 | 3 | 2 | 4 | 3 |
セルティック | 1−0 | ベンフィカ |
マクギーディー 45 |
シャフタール | 0−3 | ACミラン |
インザーギ 66、90+3 カカ 72 |
グループE | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
バルセロナ | 3 | 1 | 0 | 7 | 0 | 10 |
レンジャーズ | 2 | 1 | 1 | 5 | 3 | 7 |
リヨン | 2 | 0 | 2 | 6 | 8 | 6 |
シュツットガルト | 0 | 0 | 4 | 3 | 10 | 0 |
リヨン | 4−2 | シュツットガルト |
ベン・アルファ 6、37 シェルストレーム 15 ジュニーニョ 90+3 | ゴメス 16、56 |
バルセロナ | 2−0 | レンジャーズ |
アンリ 6 メッシ 43 |
グループF | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
マンチェスター・ユナイテッド | 4 | 0 | 0 | 10 | 2 | 12 |
ローマ | 2 | 1 | 1 | 6 | 4 | 7 |
スポルティング | 1 | 1 | 2 | 5 | 6 | 4 |
ディナモ・キエフ | 0 | 0 | 4 | 3 | 12 | 0 |
マンチェスターUTD | 4−0 | ディナモ・キエフ |
ピケ 31 テベス 37 ルーニー 76 Cロナウド 88 |
スポルティング | 2−2 | ローマ |
リードソン 22、64 |
カッセッティ 4 ピサロ 90 |
グループG | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
インテル | 3 | 0 | 1 | 8 | 4 | 9 |
フェネルバフチェ | 2 | 2 | 0 | 5 | 2 | 8 |
PSV | 1 | 1 | 2 | 2 | 5 | 4 |
CSKAモスクワ | 0 | 1 | 3 | 6 | 10 | 1 |
インテル | 4−2 | CSKAモスクワ |
イブラヒモヴィッチ 32、75 カンビアッソ 34、67 |
ジョー 23 バグネル・ラブ 31 |
フェネルバフチェ | 2−0 | PSV |
マルセリス 28(OWN) セミフ 30 |
グループH | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
アーセナル | 3 | 1 | 0 | 11 | 0 | 10 |
セビージャ | 3 | 0 | 1 | 8 | 6 | 9 |
スラヴィア・プラハ | 1 | 1 | 2 | 4 | 12 | 4 |
ステアウア | 0 | 0 | 4 | 2 | 7 | 0 |
ステアウア | 0−2 | セビージャ |
レナト 25、65 |
スラヴィア・プラハ | 0−0 | アーセナル |
リヴァプール | 8−0 | ベジクタシュ |
クラウチ 19、89 ベナユン 32、53、56 ジェラード 69 バベル 78、81 |
ホームのリヴァプールはここまで予想外の勝ち点1で最下位。前節途中出場でベジクタシュ相手に機能していた高さのあるクラウチを頭から使ってきた。ベジクタシュは前節リヴァプールから挙げた勝ち点3で、ここまでグループ3位。 前半立ち上がりから早速リヴァプールはクラウチをポストに使った攻撃を組み立ててきたが、ベジクタシュもカウンターで応酬。オープニングシュートはベジクタシュのメフメト・セデフ。右からの折り返しにニアに入りゴールを狙ったが、ボールは枠の外だった。 3分過ぎのリヴァプール、右後方から放り込まれたボールをPエリア内のクラウチが頭でボロニンに落としたが、体勢を崩しながら打ったボロニンのシュートも枠を捉えず。さらに7分、左からのリーセのクロスをクラウチが頭でシュート、しかし大きく枠を外した。 12分過ぎにリヴァプールの流れるような攻撃。中盤マスチェラーノから右前方にオーバーラップしたアルベロアにパスが通ると、ドリブルで縦に抜けてゴール前にパス。ニアサイドに入り込んでいたベナユンが左足インサイドで合わせてゴールを狙ったが、惜しくもポスト直撃。ベナユンの軽快な動きが目立つ。 18分過ぎのリヴァプールの攻撃。精力的に動き回って目立っていたボロニンが、トップのクラウチの足元へパスを送る。ボールはそれたものの、ベジクタシュDFがカットしたボールがゴール方面に流れ、クラウチが奪ってシュート。真正面から撃たれたシュートをGKは素早く反応し一度はブロックしたが、はじいたところを詰めていたクラウチが決めてリヴァプールが先制。これが、ゴールラッシュとなるゲームの幕開けとなった。 ゴールから3分後のリヴァプールの左CK。ファーサイドにいたリーセが頭で狙ったが、DFがライン上でクリア。27分にはベナユンからPエリア内のクラウチに鋭いパスが通ったが、トラップしたところをDFがクリア。 ベジクタシュも時折リヴァプール陣内に攻め入り、攻守の切り替えが早い展開。ただし、ベジクタシュはシュートまでつなげていない。 そして32分、リヴァプールはリーセの素早いスローインを受けたボロニンが左サイド深く持ち込みセンタリング。逆サイドのベナユンにボールが通ると、ベナユンは完璧なトラップからシュートをゴールに叩き込み、リヴァプールが前半のうちに追加点を挙げることに成功した。 結局、前半ベジクタシュは最初のシュート1本のみに終わり、リヴァプール2点リードで後半へ。 後半に入ってわずか7分、リーセが左をドリブルで上がり、さらに外のボロニンへ渡して自らはPエリア内へ。ボロニンは中に切り込んでからフリーとなったリーセへ戻すと、リーセは反転してシュート。これはGKがよくはじいたが、ボールはベナユンの目の前へ。これを難なく押し込んで、大きな3点目をリヴァプールが挙げた。 その1分後にリヴァプールのカウンター。右サイドを上がったボロニンからのセンタリングがゴール前のクラウチにピタリと入ったかに見えたが、オフサイド。 直後のベジクタシュ、リスタートのボールをDFラインで回しているうちにボロニンのチェックにつかまり、ファール。左45度の位置でリヴァプールFKを与えてしまう。ジェラードが蹴り込んだ強烈な低いシュートはGKの手前で変化し、はじいたところをベナユンが再び詰めて、ゴール。決定的な4点目、そしてベナユン自身ハットトリックとなった。 今日のリヴァプールの攻撃は止まらない。63分過ぎ、ジェラードが途中出場のバベルとパスをかわしながらPエリア内に突入、シュートを放ったがこれはGKがブロック。跳ね返ったボールを拾ったバベルが続けてゴール左下を狙ったが、これもGKが横っ飛びでクリアした。69分にはリヴァプールのカウンター。自陣からパスをつなぎ、最後はジェラードがトップに位置したボロニンとのワンツーで抜け出しシュート、強烈なボールがDFに当たってコースを変える形でネットに突き刺さった。5-0。 77分、ジェラードに変わって入っていたMFルーカスが左から右に開いたベナユンへボールを展開。ベナユンがゴール前に折り返したグラウンダーのボールを、ニアに入り込んだバベルがヒールで流し込み、さらにリヴァプールが点差を広げる。 そしてその3分後、得失点差タイ記録の7点目は意外な形で入る。ベジクタシュゴール前に放り込まれたロングボールをDFがクリアしたところ、バベルに当たってボールはゴールへ。 83分、ベジクタシュのFWボボが後方からのクロスを頭で狙ったが、GKキャッチ。なんとこれがベジクタシュ初のゴールマウスをとらえたシュートだった。 その直後、リヴァプールは簡単に左サイドでボールをつないで前線のキューウェルまで渡ると、センタリング。これをバベルが頭で合わせたがクロスバーに阻まれ、大会記録更新と自身ハットトリックならず。ただし、記録達成を成す勢いは確かにあった。 そして88分、ハーフライン付近のマスチェラーノから右に開いたベナユンへ大きく展開。ベナユンからゴール前にクロスが入り、フリーとなっていたクラウチがヘディングシュート。ついにリヴァプールが大会新記録を達成した。 そして、大量得失点差もあり、オンタイムでゲーム終了。リヴァプールは30本中19本がオンターゲット、ベジクタシュは4の1という一方的な結果で終了した。 |
シャルケ | 0−0 | チェルシー |
ホームのシャルケは攻撃の要のクラニーが前節に続き不在。他に、中盤のエルンストとアルチントップ、DFのパンダーとコビアシビリが離脱。スタメンのアサモアも万全ではなく、ベンチの選手がたった5人という厳しい状況。直近の国内リーグでも低調な結果に終わっている。 一方のチェルシーは公式戦7連勝中と調子は上向き。シャルケの苦戦が予想される中、ゲーム開始。 前半6分、シャルケDFのミスからチェルシーにチャンス。ボールをつないで最後はドログバがゴール正面Pエリア内からシュートを放ったが、シャルケGK・ノイアーが好セーブでゴールを守った。 18分過ぎからはシャルケのチャンスが続く。本職のセンターバックではなく左サイドDFで出場しているベスターマンが19分にオーバーラップ、中に切れ込んでから放ったミドルシュートは嫌なバウンドとなったが、チェルシーGK・ツェフに弾き出された。続くCKではボールがファーサイドに流れたところをFWラルセンがダイレクトで狙ったが、惜しくもサイドネットの外。 ベスターマンは22分にも同じようにオーバーラップ、DFをよけながら中央まで切れ込んでミドルを放つが、ここもツェフがクリア。そして今度のCKはゴール真ん前に飛び込んだボルドンの頭にピタリと合ったが、シュートはクロスバーを越えてしまう。 その3分後にもシャルケにCKのチャンスが訪れる。ゴール前に放り込まれたボールに、ツェフがキャッチに行くもハンブル。こぼれたボールをベスターマンが押し込もうとしたが、すかさずカバーに入ったDFベレッチがライン上でクリアし、ピンチを逃れた。 その後もシャルケにチャンスが続くが、ゴールをあげるには至らない。チェルシーは41分過ぎ、ジョー・コールがドリブルで中央を持ち込み、シャルケ最終ラインの手前でスルーパス。これがドログバに通り1対1の局面となったが、GKノイアーは落ち着いてシュートをブロック。両チーム得点なく前半を終了。 後半に入るとチェルシーはチェックスピードを上げ、互角の立ち上がり。 50分、チェルシーのCKをGKノイアーがクリア、ここからシャルケの速攻。ボールを拾ったラキティッチから左サイドを上がっていたエツィエルにロングパスが通ると、足がもつれたマケレレを抜き去り、Pエリアに入ったところでシュート。だが、後半から代わって入ったGKクディッチーニの正面。 57分過ぎにシャルケは左CKのチャンスにラキティッチがショートコーナーを使う。ボールを受けたアサモアが再び戻したボールを、交代したGKが狙ってか、ラキティッチは直接シュート。ニアサイドにいやらしいバウンドのシュートが飛んだが、GKクディッチーニはセーフティーに弾き出した。 試合も70分近くになると、さすがにシャルケの運動量が落ちてきて、チェルシーがボールを回せるように。だが、次のチャンスもシャルケ。72分、左サイドを上がったロベンクランズのクロスが右に流れたところ、ボールを拾ったラフィーニャがループを狙う。意外な狙いだったが、惜しくもクロスバーを直撃。跳ね返ったボールをロベンクランズが頭で押し込もうとしたが、DFがクリアした。 77分過ぎのチェルシーの攻撃。右後方エッシェンから前方のジョーコールに絶妙なミドルパスが通ると、ゴール前ニアサイドに走りこんできたマルダに対してパスをつないだが、マルダは一歩届かず。その後はシャルケに凡ミスが見られるようになってくるが、チェルシーに決定的なチャンスは与えず。 残り3分をきったところでシャルケに決定的チャンスが訪れる。ハーフライン手前からラキティッチが左前方にロングパス、追いついたロベンクランズが抜け出し強烈なシュートを打ち込んだが、右のポストをたたいてしまった。 シャルケは予想に反しチェルシー相手に好パフォーマンスを見せたが運が無く、ゲームはスコアレスドローに終わった。 |
マンチェスターUTD | 4−0 | ディナモ・キエフ |
ピケ 31 テベス 37 ルーニー 76 Cロナウド 88 |
ホームのマンチェはここまで3連勝。この日の結果次第でグループリーグ突破が決まる可能性がある。ギグス、ファーディナンドをベンチから外して温存してきた。後のないディナモは前節のマンチェ戦からスタメンを7人も入れ替える、大胆な策でアウェーに臨む。 ゲームはマンチェが攻め、ディナモが守る展開だが、マンチェもチャンスなく試合が進む。試合が動いたのは開始から30分たったところ。マンチェのナニが倒され、右サイドでFKを得る。Cロナウドがディナモゴール前に放り込んだボールにキャリックが頭で反応、だがボールは味方のテベスの頭に当たって跳ね返ってしまう。チャンスが費えたかと思われたが、落ちてきたボールをマンチェDFのピケが頭で押し込み、マンチェが先制に成功した。 36分過ぎ、マンチェのテベスが自陣左サイドでディナモからボールを奪うと、そのまま一気にドリブルで持ち込む。ずるずる下がるディナモの最終ラインをルーニーとのワンツーで突破すると、20Mほどの距離からシュートをゴールに叩き込み、マンチェ追加点。 前半はマンチェが74%の圧倒的なポゼッションを奪った。 後半、ディナモは攻撃的なレブロフとリンコンを投入。一方のマンチェはGKをクシュチャクに代えてきた。そのリンコンは49分に早速攻めの姿勢を見せる。マンチェゴール前のパス交換からゴール正面Pエリアに入ったとこでシュートを撃ったが、これはGKがブロック。マンチェも直後にパスをつないで攻め込むと、最後はナニが20Mほどのシュートを放ったが、こちらもGKショフコフスキーがクリアしゴールを守った。 57分、ディナモがマンチェ陣内に攻めていたが、DFビディッチがボールを奪いマンチェのカウンター。Cロナウドがボールを受けると、ハーフラインから左前方のルーニーへDFの裏をつく絶好のパスが通る。そのルーニーも、ゴール前に走りこむテベスに対しDFの間をきれいに通すパスを送り、決定的チャンス。ここでテベスはキックフェイントでDF一人をかわすが、その間に後ろから追いついたDFエル・カドゥリにボールを奪われ、チャンスを逸してしまった。 その2分後、今度はディナモが左のスローインからチャンスを作る。マンチェゴール前でパスをつなぎ、右サイドを上がったDFマルコビッチに渡ったところでゴール正面へクロスが入ったが、飛び込んだリンコンの足はわずかに届かなかった。 64分、マンチェのDFエブラが左サイドをドリブルで持ち上がると、さらに左を回ったナニとのワンツーでPエリア内でボールを受ける。ディナモのDFが詰めていたがこれを個人技でかわすと、一気にゴールに迫り、そこからマイナス気味にテベスへパス。テベスはボールを受けて反転してからシュートを放つも、GKがクリア。マンチェはさらにボールをつなぎ、シンプソンが右からグラウンダーのシュートを打ったが、これもGKショフコフスキーがブロックした。 70分、ディナモMF・ギオアネがミレフスキとのパス交換からPエリア内に入りシュートまで持ち込んだが、GKクシュチャクが横っ飛びでブロック。 後半はなかなか見ごたえのあるゲームとなっていたが、76分、右サイドをドリブルで持ち上がったナニからゴール正面に走りこむルーニーに簡単にパスが通ってしまい、ダイレクトであわせたルーニーのシュートも難なく決まり、決定的な3点差となった。 77分のマンチェのチャンス。左に開いたルーニーの折り返しをナニが狙ったが、ディナモDFがわずかに触ったことでパスコースがずれ、シュートのタイミングも遅れゴールならず。80分にはディナモのパスミスを奪って途中出場のサハが右サイドを突破、折り返したボールをロナウドが狙ったが、ディナモのDFマルコビッチのチェックもあってシュートはバーを大きく越えた 88分、左後方エブラから前方のCロナウドにスルーパスが通り、マンチェのチャンス。ロナウドはヒールを使った絶妙な切り返しで迫るDFをかわし、そのままPエリア内に入り込んでシュート。ゴールも決まる。 マンチェが得点4、失点0で快勝、グループリーグ4連勝で突破を決めた。対するディナモは4連敗で敗退が決定している。 |