〜 第1節(Round1) 〜


各グループへのショートカット
グループA   グループB   グループC   グループD
グループE   グループF   グループG   グループH

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グループA 得点 失点 勝点
バルセロナ 1 0 0 5 0 3
チェルシー 1 0 0 2 0 3
ブレーメン 0 0 1 0 2 0
レフスキソフィア 0 0 1 0 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

バルセロナ 5−0 レフスキソフィア
イエニスタ 7'
ジュリ 39'
プジョル 49'
エトー 58'
ロナウジーニョ 90'+3'

チェルシー 2−0 ブレーメン
エッシェン 24'
バラック 68'(PK)




グループB 得点 失点 勝点
バイエルン・ミュンヘン 1 0 0 4 0 3
スポルティング・リスボン 1 0 0 1 0 3
インテル 0 0 1 0 1 0
スパルタク・モスクワ 0 0 1 0 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

スポルティング・リスボン 1−0 インテル
カネイラ 64'

バイエルン・ミュンヘン 4−0 スパルタク・モスクワ
ピサロ 48'
サンタ・クルス 52'
シュバインシュタイガー 71'
サリハミジッチ 84'




グループC 得点 失点 勝点
ボルドー 0 1 0 0 0 1
リヴァプール 0 1 0 0 0 1
PSV 0 1 0 0 0 1
ガラタサライ 0 1 0 0 0 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ガラタサライ 0−0 ボルドー

PSV 0−0 リヴァプール




グループD 得点 失点 勝点
ローマ 1 0 0 4 0 3
ヴァレンシア 1 0 0 4 2 3
オリンピアコス 0 0 1 2 4 0
シャフタール 0 0 1 0 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

オリンピアコス 2−4 ヴァレンシア
コンスタンティノウ 28'
カスティージョ 66'
モリエンテス 34'、39'、90'
アルビオル 85'

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ローマ 4−0 シャフタール
ロドリゴ・タデイ 67'
トッティ 76'
デロッシ 79'
ピサーロ 89'




グループE 得点 失点 勝点
ステアウア・ブカレスト 1 0 0 4 1 3
リヨン 1 0 0 2 0 3
レアル・マドリッド 0 0 1 0 2 0
ディナモ・キエフ 0 0 1 1 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ディナモ・キエフ 1−4 ステアウア・ブカレスト
レブロフ 16' ギオネア 3'
バデア 24'
ディカ 43'、79'

リヨン 2−0 レアル・マドリッド
フレッヂ 11'
チアゴ 31'

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グループF 得点 失点 勝点
マンチェスター・ユナイテッド 1 0 0 3 2 3
ベンフィカ 0 1 0 0 0 1
コペンハーゲン 0 1 0 0 0 1
セルティック 0 0 1 2 3 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

マンチェスターU 3−2 セルティック
サハ 30'(PK)、40'
スールシャール 47'
フェネゴール 21'
中村 43'

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コペンハーゲン 0−0 ベンフィカ




グループG 得点 失点 勝点
アーセナル 1 0 0 2 1 3
CSKAモスクワ 0 1 0 0 0 1
ポルト 0 1 0 0 0 1
ハンブルガー 0 0 1 1 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

ポルト 0−0 CSKAモスクワ

ハンブルガー 1−2 アーセナル
サノゴ 90'+1' ジルベルト・シウバ 12'(PK)
ロシツキー 53'




グループH 得点 失点 勝点
ACミラン 1 0 0 3 0 3
リール 0 1 0 1 1 1
アンデルレヒト 0 1 0 1 1 1
AEKアテネ 0 0 1 0 3 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点

アンデルレヒト 1−1 リール
パレハ 41' フォーベルゲ 80'

ACミラン 3−0 AEKアテネ
インザーギ 17'
グルクフ 41'
カカ 76'(PK)





〜 Details Of Game 〜


グループF
マンチェスターU 3−2 セルティック
サハ 30'(PK)、40'
スールシャール 47'
フェネゴール 21'
中村 43'

 日本人としてUCLへの参戦4人目となる、中村俊輔が所属するスコットランドのセルティックと、イングランドのマンチェとの英国対決。マンチェはクリスチャーノ・ロナウドが出場停止、パク・チソンが足首靭帯損傷による長期離脱により、不在。

 前半、マンチェはサハが何度かチャンスを作るが、先制はアウェーのセルティック。21分、フェネゴールがGKからのボールをマンチェDF・ファーディナンドに競い勝ってものにすると、そのまま反転してきっちりシュートを流し込んだ。
 だが、サハのゴールでマンチェが逆転に成功する。ギグスがGKに倒されて得たPKを30分に決めると、その10分後には中盤でキャリックがインターセプトしたボールをスコールズがスルー、サハのシュートはGKに当たりながらも、ゴールに転がり込んだ。
 前半も残り少ないところで、セルティックにビッグチャンス。ゴールやや右、20M強の位置でFKを得ると、キッカーはもちろん俊輔。強めに蹴りこんだボールはジャンプしなかったサハの頭のわずか上を越えてゴール右へ。GKファン・デル・サールが一歩も動けない見事なゴールは、日本人として記念すべき第一号となった。

 2-2で後半に折り返したが、あっという間にマンチェが勝ち越し。セルティックのグラベセンからのパスを奪ったスコールズからサハにボールがつながり、シュート。GKボルツがこれをすばらしい反応で1度は弾いたが、こぼれたボールをサハがつなぎ、途中出場のスールシャールがフィニッシュ。
 その後もマンチェペースでゲームは展開。64分にサハが放ったヘディングシュートはGKボルツがファインセーブ。69分には右サイドをえぐったファーディナンドがゴール前にボールを折り返したが、ルーニー届かず。ルーニーは直後に中央を突破しゴール正面からシュートを放つが、これもボルツが跳ね返した。
 ボルツは84分のあわやオウンゴールというシーンでも、スーパーセーブを見せた。だが、セルティックの攻撃に関しては、後半はほとんど見せ場無し。俊輔は試合を通して中盤右サイドで攻守に貢献したが、後半目立つシーンは少なかった。試合はこのまま終了。セルティックはアウェーで2得点を挙げながらも、勝ち点0で最下位からのスタートとなった。



グループD
オリンピアコス 2−4 ヴァレンシア
コンスタンティノウ 28'
カスティージョ 66'
モリエンテス 33'、39'、90'
アルビオル 85'

 試合はホームのオリンピアコスペースで進む。序盤、ヴァレンシアは守備で集中を欠き、チャンスを作ることもできない。28分にはプレッシャーが甘くなったところでMFストルティディスが前線へパスを送ると、簡単に抜け出したコンスタンティノウがシュートを流し込み、オリンピアコスが先制する。
 しかしヴァレンシアも徐々にバランスを回復すると、33分、エドゥからのパスを受けたビジャがPエリア内左を突破し折り返すと、ゴール正面で今期加入のモリエンテスがあわせて同点とする。さらにその6分後、カウンターから抜け出したアングロのシュートをGKが弾いたところに、詰めていたのはモリエンテス。シュートをゴールに蹴りこんで、ヴァレンシアがリードし後半へ折り返した。

 後半もヴァレンシアは勢いを維持。50分、51分、54分と続けざまにビジャがシュートを放つが、GKニコポリディスがセーブ。オリンピアコスも54分、左に開いたリヴァウドからの絶妙なクロスにコンスタンティノウが頭で合わせたが、GKカニサレスが見事な反応でシュートをはじき出した。
 66分、オリンピアコスは前線へのロングパスにカスティージョが胸でトラップ、そのまま左足を振り抜き、同点に追いついた。ゲームはそのまま残り5分というところまで進んだが、CKのチャンスにこぼれ球を豪快に蹴りこんだアルビオルのゴールで、ヴァレンシアが勝ち越しを決めた。さらにロスタイム、再びCKから、今度はモリエンテスが高い打点のヘッドでゴールを奪い、ハットトリック。4点を奪い、ヴァレンシアがアウェーゲームをものにした。



グループE
リヨン 2−0 レアル・マドリッド
フレッヂ 11'
チアゴ 31'

 昨年の1次リーグと同じ顔合わせ。リヨンはレアルに1勝1分の成績で、グループトップ通過を決めた。レアルはジダンが引退したものの、例年通り大型補強を敢行。一方のリヨンは大きな変動はなく、円熟味を増している。ゲームもリヨンペースで展開した。
 6分、ゴール正面30M強の位置でFKを得たリヨン。もちろんキッカーはジュニーニョ。ボールはGKカシージャスの正面だったが、不規則な変化にキャッチは諦めパンチングで処理をした。そのジュニーニョが11分に先制点をお膳立て。自陣深いところから、最前線でDFラインの裏を狙うフレッヂにあわせてロングパスを放り込む。このボールが鮮やかにカンナバーロの頭を超え、フレッヂはただ飛び出してきたGKをかわすようにループシュートを流し込むだけ。リヨンが早い時間に先制点を挙げた。
 レアルは連携がイマイチ。14分のリヨンのCKの際にも、ノーマークにしたマルダに強烈なヘディングシュートを見舞われたが、GKカシージャスがなんとかセーブしピンチを救った。だが31分、リヨンは左サイドからレアルを崩すと、パスをつないで最後はチアゴがシュートを押し込み、点差を2に広げる。
 直後にセンターサークルに程近いところでFKを得たリヨン。ここでもジュニーニョが無回転シュートで直接ゴールを狙うと、カシージャスはたまらずパンチング。だが、ボールを正面に弾いてしまう。ここに頭から飛び込んだのはフレッヂ。シュートは枠を捉えていたが、カシージャスがすかさず反応しピンチを逃れた。
 36分にもリヨンはレアルを中央から崩し、フレッヂからのPエリア内でのラストパスからゴール真正面でレベイエールがシュートを打つが、ミートせずに止められてしまった。41分にはロングボールにゴール前でフレッヂが粘り、後ろから走りこんだマルダがシュート。しかし、惜しくもクロスバーを叩いた。
 前半終了直前、レアルのカンナバーロがクリアミス。慌ててGKへロブ気味のバックパスを送ると、マルダに競られてカシージャスはクリアできず。こぼれたボールにフレッヂが頭で狙ったが、クロスバーを越えてしまった。

 後半に入って58分、Pエリアの右寄り、わずか外からジュニーニョのFK。シュートはわずかに右に外れた。ジュニーニョは62分に左寄りの全く同じような位置でFKを蹴ったが、これはカシージャスがブロック。レアルはカードを3枚切ってきたが効果を挙げることはできず、リヨンGKクペのセーブはわずかに2つ。リヨンがレアルに完勝した。