ローマ | 2−1 | マンチェスターUTD |
タッディ 44' ヴチニッチ 66' | ルーニー 60' |
ローマはピサーロが不在。一方のマンチェはシルベストル、ガリー・ネヴィル、パク・チソンらを怪我で欠く。 立ち上がりから、ホームのローマが積極的に攻める。後手に回ったマンチェは34分、スコールズがトッティのキレのあるドリブルに足をかけてしまい、2枚目のイエローで退場。早くも10人となってしまった。すると前半終了間際、左CKを得たローマがマンチェの守備体制が整わないうちに素早くリスタート、ゴール正面からタッディが放ったシュートがDFに当たって方向を変え、ゴールとなった。 後半に入って60分、マンチェが一矢報いる。GKファン・デル・サールの早いフィードを受けたクリスチャン・ロナウドがドリブルでボールを持ち込み、右に開いたスールシャールへパス。スールシャールのセンタリングがゴール前のルーニーに渡ると、胸トラで落としてフリーでシュート。同点に追いついた。 この直後にローマはFWヴチニッチを投入。この采配が功を奏し、わずか4分後、マンシーニのシュートをファン・デル・サールが弾いたところ、ヴチニッチがダイレクトボレーで合わせ、ゴール。これが決勝点となり、ローマが先勝した。 |
マンチェスターUTD | 7−1 | ローマ |
キャリック 11' 60' スミス 17' ルーニー 19' Cロナウド 44' 49' エブラ 81' | デ・ロッシ 69' |
ホームの1戦で勝つしかないマンチェは、前節退場したスコールズが出場停止。FWにアラン・スミスを先発させてきた。そのマンチェは、Cロナウドが開始早々ドリブルで鮮やかに3人を抜き去るなど、主導権を奪いに行く。すると11分、Cロナウドのパスを受けたキャリックがゴール正面からややループ気味のシュートをゴール右に放つと、ローマのGKドニは一歩も動けず。早い時間帯にマンチェが先制した。 さらに17分、中盤のギグスがエインセからのパスをワンタッチでDFの裏に通すと、スミスが狙い済ましてゴールを奪う。そのわずか2分後には、右サイドを突破したギグスからの折り返しに、ゴール前へ走りこんできたルーニーがあわせ、ボールをゴール左に沈めてあっという間に 3-0 となった。 あっという間の3失点と勢いづくマンチェの前に、ローマは凡ミスをするなどやや消沈気味。しかしまだ前半はこれだけでは終わらなかった。44分、右サイドに開いたCロナウドがボールを受けると、するするドリブルでゴール前に詰めて、そのままシュート。ボールは見事ゴール右隅に突き刺さった。 前半ロスタイムにゴール正面25m弱のところでローマがFKを得たが、トッティの強烈なシュートはGKファン・デル・サールに弾き返された。マンチェが4点という大差をもって、試合は後半へ。 49分、マンチェはCKでクリアされたボールを再度拾い、左に開いたギグスに渡ると、すかさずゴール前にボールが送られる。ニアサイドに走りこんだスミスはつぶされたが、ファーサイドに走りこんだCロナウドがフォローしゴール、マンチェの勢いは止まらない。 60分にはキャリックが再びミドルシュートをゴール右上に流し込む。今回も狙い済ましたシュートで、GKはどうすることもできなかった。勝敗は既に決しており、マンチェはギグスをスールシャールと交代でベンチに下げた。 ローマは68分、パスをつないでマンチェ陣内にじわじわ攻め込むと、1分後にトッティの右からのクロスにデ・ロッシが右足ボレーを一閃、一矢報いる。だが、またもやマンチェが追加点。81分、やや右よりのPエリア外からエブラが放ったシュートは、ゴール右ポストを叩いてネットを揺らした。 撃てば入るといった感じのマンチェワンサイドのゲームは7-1という記録的な大勝利で終了、マンチェがベスト4に進出した。 |
ローマ | 3−8 | マンチェスターUTD |
チェルシー | 1−1 | ヴァレンシア |
ドログバ 53' | シルバ 30' |
ヴァレンシア | 1−2 | チェルシー |
モリエンテス 32' |
シェフチェンコ 52' エシアン 90' |
チェルシー | 3−2 | ヴァレンシア |
ACミラン | 2−2 | バイエルン |
ピルロ 40' カカ 84'(PK) | ファン・ブイテン 78'、90'+3' |
過去の成績で、イタリアでのゲームに相性のよくないバイエルン。GKカーンも出場停止で欠いている。一方のミランは、マルディーニとネスタ、2人のCBが復帰しほぼフルメンバーとなった。 ACミランは15分、右CKのチャンスにゴール正面でフリーのアンブロジーニがヘディングシュート。だが、ボールはGK正面となってしまい、クリアされた。 やや押し込まれ気味のバイエルンは、ロングシュートで打開を狙う。しかし次の決定的チャンスもミラン。36分、ネスタがセンターライン付近から右前方に絶妙なパスを蹴りこむ。バックスピンのかかったボールがワンバウンドして減速、ラインを割る前に、1月にミランに復帰したDFオッドが追いつきクロス。このボールにジラルディーノが頭から飛び込んだが、この日バイエルンのゴールを守るレンジングが左手1本で跳ね返し、ピンチを防ぐ。 だが40分、ミランの左CKの流れから、一度後方に下がったボールがバイエルンDFラインの裏に放り込まれ、オフサイドラインをかいくぐって飛び出したピルロが絶妙なループヘディングシュートを決めて、ホームのミランが先制し前半を終えた。 後半もミランペースだったが、78分、ミランゴール前に掘り込んだボールがこぼれたところをファン・ブイテンが詰めて、バイエルンが同点とした。 83分、左サイドを攻めあがるカカに対し、バイエルンのルシオが後方からタックル。きっちりボールに行ったためCKとなるところ、審判の判定はPK。ミスジャッジのチャンスを逃さず、カカがきっちりゴールを決めて、再びミランが勝ち越した。カカはこれで今シーズン7得点目、この時点で単独得点王となる。 ゲームはミランリードのままロスタイムへ。ピッチ中ほどでバイエルンがFKを得る。ラストプレーになりそうなシーンのため、長いボールがゴール前に放り込まれた。するとボールはルーズになり、一番後方にいたファン・ブイテンがボールをゴールに蹴りこんで、最後の最後に同点に。ミランにとっては痛恨の、バイエルンにとっては勝ちに等しいアウェーでの2得点をあえての引き分けとなった。 |
バイエルン | 0−2 | ACミラン |
シードルフ 27' インザーギ 31' |
ACミラン | 4−2 | バイエルン |
PSV | 0−3 | リヴァプール |
ジェラード 27' リーセ 49' クラウチ 63' |
グループリーグに続き今シーズン3度目の顔合わせ。グループCではリヴァプールが1勝1分とPSVに勝っている。くわえてPSVは故障者が多く、ホームとはいえ苦しい状況。それでも、PSVが積極的にゲームを運ぶ。だが27分、ワンツーであっさりPSV陣内右サイドを突破したリヴァプールDFフィナンがボールを折り返すと、ジェラードが頭でゴールに押し込み、先制したのはリヴァプールだった。 後半開始4分には、PSVのDFシモンがピッチ中央へミスクリアしたボールをリーセが拾うと、そのままミドルシュートをゴールに突き刺し、リードを2点に広げたリヴァプール。さらに63分、プレーに余裕の無くなったPSVをあざ笑うかのように、フィナンの右からのクロスにクラウチが高い打点のヘッドであわせ、3点目。アウェーで3点とリヴァプール圧勝で第1戦を終えた。 |
リヴァプール | 1−0 | PSV |
クラウチ 67' |
PSV | 0−4 | リヴァプール |