バイエルン・ミュンヘン | 1−1 | レアル・マドリッド |
マカーイ 75' | ロベルト・カルロス 83' |
決勝トーナメント1回戦で注目の対決。両チームともある程度はボールをまわすが、チャンスには至らない。20分近辺はバイエルンペース。24分、バラックからのスルーにマカーイが反応、左サイドに抜け出てから中央へ折り返す。ファーサイドのゼ・ロベルトにボールが収まると、ゴール正面に絞りながらシュート。しかしここはGKカシージャスが防いだ。36分にはマカーイのポストからハーグリーヴスがダイレクトシュート。しかし、GKの正面。 42分にはクフォーの後方からの縦へのフィードにゼ・ロベルトが頭でつなぐと、左に開いたマカーイとワンツー。さらにゴール正面に走りこんできたピサロへつなごうとしたが、ロベルト・カルロスにクリアされシュートには至らず。レアルは44分、左サイドからロベルト・カルロスが前線のロナウドへパスを通すと、ロナウドはそのまま強引にシュート。だが、GKカーンにキャッチされた。 後半に入って57分、バイエルンは左サイドサイドをゼ・ロベルトが突破。ゴール真正面にいたマカーイが頭で合わせたが、狙いすぎたのがゴール左にシュートを外してしまった。バイエルンがボールを持つ時間が多くなる。そして75分、右サイドをピサロが抜けるとすばやいクロス、このボールにマカーイがドンピシャのヘッドで合わせ、ついにゴールを奪った。 だが83分、ロナウドへのファールで、レアルに40Mほどの位置からのFKを与えてしまう。ロベルト・カルロスが低い弾道のシュートでゴール右を直接狙う。反応するカーン。だが、手前でバウンドしたボールをつかみきれず、わきの下からこぼれたボールはゴール内に。レアルが同点に追いついた。その後はレアルがイエローカードをもらいながらもバイエルンの攻撃をかわし、ゲーム終了。 |
レアル・マドリッド | 1−0 | バイエルン・ミュンヘン |
ジダン 32' |
ロナウド、ロベルト・カルロスらを欠くレアル。DFのパボンもインフルエンザでベンチスタートという状態。一方のバイエルンは、サニョルも骨折した手を固めての出場と、ほぼベストメンバー。 ゲームは厳しいチェックの応酬となる。その分、両チーム決定的なチャンスは作れずに時間が過ぎる。32分、レアルはバイエルンゴール前でボールを展開。ラウールがファール気味のチャージを受けながらも粘ってボールをつなぐ。そしてベッカムが放り込んだボールがルーズとなったところにサルガドが頭でゴール前に折り返し、ひとり反応したジダンが押し込んでレアルが先制した。 41分、バイエルンはレアルのクリアボールをゼ・ロベルトが遠いところからダイレクトシュート。強烈なボールだったがGKカシージャスが良く反応、何とかゴールを守った。44分にはバイエルンがカウンターで2対1のチャンス。持ち込んだバラックが右のマカーイへパス。マカーイはDFメヒアの足元からゴールを狙ったが、これもカシージャスがすばやい反応でブロック。 さらに続けて得たCKからの流れで、レアルゴール前に高く上がったボールにカシージャスが飛び出すもキャッチできず。こぼれたボールをピサロがゴールに向けて蹴りこんだが、サルガドがぎりぎりのところでクリアした。 後半に入って52分のレアル。ソラーリがインターセプトから一気にゴール前へ。そのままPエリアに入ったところでシュート、これは力ないボールだったがそこにラウールが飛び込む。しかし、先にカーンがキャッチしチャンスをつぶした。 84分、レアルは左からジダンがゴール前に飛び込んできたグティへパス。グティはワントラップ後にシュート、これはカーンが前に詰めて弾き返すも再びボールはグティの元へ。ゴール前に戻そうとしたボールはディフェンダーに当たりゴールへと転がっていく。必死に追いすがろうとしたカーンの手も届かなかったが、幸いゴール前を横切っていった。 85分にようやくバイエルンのチャンス。後半から入ったシュバインシュタイガーがゴール正面をドリブルで持ち込んでシュート。これがサルガドの足に当たってコースを変え、あわやオウンゴールというところだったが、ゴール右に切れていった。 ロスタイム、グティから出たスルーにラウールが反応、飛び出したカーンをも縦にかわしたが、体制を崩しつつコースのないところから放ったシュートはサイドネットだった。 さて、バイエルン。いらいらしているのかラフプレーが目立っていたが、ついに92分、乱闘に。リザラスやクフォーが手を使ってグティやラウールの顔をぶつなど、悪質なもの。試合が終わった後は握手を交わしていたが…。試合はレアルの勝利。通算2-1でベスト8進出を決めた。 |
バイエルン・ミュンヘン | 1−2 | レアル・マドリッド |
Sプラハ | 0−0 | ACミラン |
ACミラン | 4−1 | Sプラハ |
インザーギ 45'+2' シェフチェンコ 66' 79' ガットゥーゾ85' | ユン 59' |
第1戦をスコアレスドローで終えての第2戦。ゲームはホームのミランペース、何度も何度もSプラハ陣内に攻めあがる。9分、自陣深いところからピルロがロングボールを供給、シェフチェンコがSプラハ守備陣の裏を取って独走、ゴールに叩き込んだかのように見えたが、惜しくもオフサイド。 ミランのワンサイドゲームの中、Sプラハが30分に逆襲。ミランゴール前までボールを展開したが、ディフェンスの数がそろっておりPエリア内まで入り込めない。そこでヒュブシュマンがミドルシュート、ゴール右上を狙ったが、GKヂダにがっちりキャッチされた。 34分のミラン。後方からのボールをシェフチェンコが頭で落とし、インザーギがヘッドで狙ったが、GKブラゼクがつめてこれを防いだ。ミランの猛攻に、Sプラハは集中力のある守りでピンチをしのいでいく。徐々にミランの攻撃にも乱れが見られるようになり、Sプラハの展開にはめられたようにも見える。そして、前半はこのまま終了かと思われたロスタイムの2分、右に開いたカフーからセンタリングが入る。ニアにいたインザーギが山なりとなるヘディングシュートをファーサイドに向かって放ち、GKが伸ばした指先を超えて見事ゴール。ミラン1点リードで前半を終えた。 後半、まずはSプラハがカードを切る。57分にFWのユンを投入し2トップに変更。そのわずか2分後、左サイドを上がったミハリクがセンタリング、飛び込んだユンがつま先でボールを押し込み、同点に追いつく。また、このアウェーゴールでトータルでもSプラハ優位に。 しかしミランは66分、左サイドで組み立てるとパンカロがセンタリング。ディフェンスの裏を取るようにファーサイドに開いたシェフチェンコ、頭でボールを叩き込んで再びリードを奪った。 77分にミランのカウンター。トマソン、シェフチェンコ、そして右のカフーへとつながりクロス。ニアに入ったカカがディフェンスの間から飛び込んでシュートを狙ったが、GKブラゼクがすばらしい反応でコーナーに逃れた。79分、カカからのふわりと浮かせたスルーパスにシェフチェンコが反応し独走。Pエリアに持ち込んでからキーパーの足元を狙ったシュートを決めて、ミランがリードを2点に広げた。 さすがに疲れの見えてきたSプラハに対し、ミランは85分、ボール回しからガットゥーゾが前を向いてドリブル、そのままミドルシュートを蹴りこむ。このボールがDFヨハナの足に当たってコースを変え、GKは逆をつかれる格好となりゴール。Sプラハは善戦したが、実力に勝るACミランが最後は点差をつけて、ベスト8進出を決めた。 |
Sプラハ | 1−4 | ACミラン |
セルタ | 2−3 | アーセナル |
エドゥ 27' ホセ・イグナシオ 64' |
エドゥ 18' 58' ピレス 80' |
立ち上がり、何度かアーセナルゴール前にボールをつなぐセルタだが、ことごとく弾き返されてしまう。12分、アーセナルはインターセプトからリュングベリがゴール前に絶妙なボールを放り込む。追いついたアンリはダイレクトでヒールパス、ボールを受けたレジェスがDFをかわしつつシュートに持ち込んだが、GKがキャッチ。 18分、右サイドでFKを得たアーセナル。ファーサイドに放り込まれたボールをアーセナルのエドゥがヘッド、セルタの壁に1度は阻まれたが、エドゥがスライディングで押し込み、アーセナルが先制した。なおこのプレーの際、セルタGKのカヴァジェーロが顔をエドゥの膝に打ち付け流血。鼻を折ってそうな流血だったが、なんとそのままプレーを続行した。 セルタは27分、左サイドでFKを得る。シウヴィーニョが蹴りこんだボールにゴール前のエドゥがフリーでヘッド、見事ゴール右にボールを押し込み、早々と同点とした。 37分、アーセナルGK・レーマンがクリアキックミス、セルタにボールを奪われると最後はエドゥがシュート。しかしここはレーマンが横っ飛びで自らピンチを脱した。 後半開始早々セルタにビッグチャンス。右サイドをエドゥが突破しセンタリング、ゴール正面でモストヴォイが頭で合わす。ボールはしかし惜しくもクロスバーに弾かれた。その後もイグナシオがシュートを放つなど、セルタペースとなる。 アーセナルは56分にカウンター。ゴール正面でボールを受けたアンリが左のレジェスに開くと、レジェスはダイレクトでシュート。GKカヴァジェーロはボールをこぼしてしまうが、すばやく詰めたアンリのシュートはゴール右に外れてしまった。58分、セルタ陣内でアーセナルがボールをつなぐ。最後はエドゥがゴール右隅へループ気味のシュートを鮮やかに決めて、再びアーセナルがリードを奪った。 しかしセルタもその6分後、右サイドのCKをセルヒオが頭で落とし、ホセ・イグナシオが足で詰めてまたもや同点に追いついた。 その1分後、アンリがスルーパスで抜け出しシュートをゴールに流し込んだかに見えたが、わずかにオフサイド。対するセルタは右サイドからの攻撃を徹底し、再三チャンスを作る。75分にはエドゥからのクロスをファーサイドのヴァグネルが頭で合わせたが、GKレーマンがキャッチ。 80分、アーセナルはまたもやセルタ陣内でボールを軽快にまわすと、左からボールを持ち込んだアンリがゴール正面のピレスとワンツー。きれいにパスが通ると、最後はピレスがゴール左にボールを流し込んで、勝ち越し。 この勝ち越しでアーセナルの動きはぐっと良くなり、早いチェックでセルタは自由にボールを回せないようになった。そして試合終了のホイッスル。アーセナルがアウェーで勝利を収めた。 |
アーセナル | 2−0 | セルタ |
アンリ 14' 34' |
第1戦で負けているセルタはアウェーながら積極的なプレー。アーセナルもダイレクトパスが良く回り、試合は目が離せない展開となる。セルタもチャンスを作りはしたが、先制はアーセナル。14分、ベルカンプが個人技でボールをキープ、セルタディフェンスをひきつけた後に右足アウトで絶妙なスルーパス。このボールにオフサイドぎりぎりでアンリが反応、右45度の角度からきっちりゴールに叩き込んだ。 前半34分には流れるような展開で右サイドのリュングベリからゴール前にクロスが入る。このボールをニアにいたセルタのカセーレスが先に頭で触ったが、流れたボールが後方にいたアンリの下へ。アンリは難なくシュートを決めて、大きな2点目を手に入れた。 セルタはアーセナルゴール前までボールを運ぶものの、今ひとつ決め手に欠く。逆に45分、中盤でリュングベリにボールを奪われると、そのままピレスにスルーを出されてしまう。抜け出したピレスはシュートも打てたが、中央のアンリへのパスを選択。アンリが放ったシュートはディフェンスに阻まれ、決定的なチャンスを逃した。 後半最初のチャンスはセルタ。55分に左やや後方で得たFKをゴールファーサイドに放り込むと、アーセナルディフェンダーが頭でクリアしたボールがゴール前に。セルタのヘスリが反応したが、どうにか先にGK・レーマンがキャッチした。その2分後、右サイドを切り込んだアンリから左サイドのピレスにパスが通る。ピレスは最初のワンタッチコントロールが大きく、GKカヴァジェーロにクリアされた。58分、セルタはまたもやFKでチャンス。右後方からファーサイドに放り込まれたボールにカセーレスがヘッド。ボールはゴール左上隅に飛んだが、レーマンがワンハンドでクリアした。 アーセナルは一人一人がボールを長めに持つようになる。62分、しばらくアーセナルがボールをキープし、中盤まで上がってきていたヴィエラにボールが渡った時、セルタ選手の足が止まった。そこを見透かしたかのように、ヴィエラはトップにいたベルカンプへちょこんと浮かしたボールを送る。ベルカンプは振り向きざま、飛び込んできたカヴァジェーロをかわすようにループシュートを狙ったが、枠は外れた。 73分にアーセナルの速攻。左サイドを交代で入ったレジェスが駆け上がったところ、コントレラスが体で止めてしまう。このプレーが2枚目のイエローとなり、退場。これでほぼゲームが確定。大きな動きは無く、アーセナルがセルタに2連勝し、ベスト16に進出した。 |
セルタ | 2−5 | アーセナル |
Lモスクワ | 2−1 | モナコ |
イズマイロフ 32' マミノフ 59' | モリエンテス 69' |
ロコモティフのホームスタジアムは、途中から雪の降る気候となった。このゲーム、モナコはスキラッチが怪我で不在。Lモスクワはイグナシュヴィッチが移籍してしまうなど、戦力の入れ替えが発生している。 立ち上がりはホームのLモスクワペース。4分、Lモスクワは縦へ放り込まれたパスにアシュヴェティアが詰めるも、ボールに触れずチャンスを逃す。32分には左サイドのロスコフからのセンタリングに、ホフロフがヘディングと見せかけてスルー。裏を走っていたイズマイロフがDF2人をかわし、見事先制ゴールを叩き込んだ。 モナコは41分、シセがロングシュート。ロコモティフGKはボールを前に弾いたが、DFがクリアしピンチを救った。 後半に入って59分、Lモスクワのロスコフが左サイド後方からゴール前に絶妙なボールを供給、走りこんできたエヴセエフが頭で合わせたが、モナコGKがパンチングでクリアー。続くCKのチャンス。ボールはルーズとなるが、後方にこぼれた所をグレンコがミドルシュート。このボールは前線に残っていたエヴセエフに当たってしまうが、それをマミノフがダイレクトでゴールに叩き込み、Lモスクワに2点目が入った。 対するモナコは69分。左サイド、Pエリア付近で得たFKのチャンス。ゴール前に放り込まれたボールが競り合いから後方に流れたところ、良い位置にいたモリエンテスが頭で押し込み1点を返す。 89分、LモスクワのロスコフがモナコDFラインの裏にふわりとしたパスを放り込むと、オビオラーとパークスが反応、キーパーと2対1に。だがこの絶好機に、オビオラーはシュートを左に外してしまった。ゲームはそのままLモスクワの勝利で終了。 |
モナコ | 1−0 | Lモスクワ |
プルソ 60' |
初戦で勝っているLモスクワは引き分け以上でOK。ただしアウェーゴールを奪われており、このゲームで1点は奪っておきたいところ。逆にモナコは1-0の勝利でも、アウェーゴールが効いて勝ち抜けることができる。ただし1失点でもすれば有利が吹き飛んでしまう。そんな両チームの思惑があってか、新調な立ち上がりを見せる。 18分、モナコは左サイドを上がったロテンがトップのアデバイヨルへセンタリング、飛び出したロテンはDFパチニンに引っ張られる形で倒され、PKを得る。微妙な判定でもあったためLモスクワの選手が抗議、倒したパチニンに加えロスコフがイエローをもらってしまう。このPKのキッカー、プルソはゴール右下隅を正確に狙ったが、GKオフチニコフがすばらしい反応でこれをブロック、ピンチを救う。 22分、ロスコフがモリエンテスに対し後ろからチャージ、早くも2枚目のイエローにより退場となってしまう。26分、モナコはジコスからのロングパスにアデバイヨルが抜け出したが、追いかけてきたパチニンのプレッシャーがあってか、シュートをゴール左に外してしまった。38分のモナコ。イバーラがドリブルからミドルシュート、このボールをGKオフチニコフが前にこぼしてしまう。すばやくつめに行ったプルソがPエリアで転倒、しかしこれはシュミレーションだった。 前半終了間際のモナコCK、流れの中からベルナルディがシュートを決めたかのように見えたが、オフサイドの判定。ロスコフへの2枚を含めた計7枚のイエローが出た荒れた前半はここで終了。 後半の60分、モナコの攻めに対し引いて守るLモスクワだが、パスをつないだモナコはベルナルディが左サイドから折り返したボールをプルソがダイレクトシュート。このボールがゴール左に決まり、ついに均衡が崩れた。勢いに乗るモナコは64分、左後方からのFKがファーサイドのモリエンテスのところまで流れ、モリエンテスはボレーでゴールを狙う。完璧なシュートだったが、GKオフチニコフが横っ飛びのスーパーセーブでこれをはじき出した。 その後も攻め続けるモナコ。終盤には時間を稼ぐプレーを見せ、一人少ないLモスクワにはチャンスらしいチャンスもないまま試合終了のホイッスル。モナコは初戦のアウェーゴールが生きて、ベスト8進出となった。 |
Lモスクワ |
2−2 アウェーゴールによる決着 | モナコ |
デポルティボ | 1−0 | ユベントス |
ルケ 37' |
ユベントス | 0−1 | デポルティボ |
パンディアーニ 12' |
デポルティボ | 2−0 | ユベントス |
シュツットガルト | 0−1 | チェルシー |
メイラ 12'(own) |
まずは7分、ホーム・シュツットガルトのチャンス。左サイドからクラニーがクロス、ボールはファーサイドまで流れ、再び折り返す。ボールを受けたマイスナーがゴール右を狙ったが、チェルシーGK・クディチーニが横っ飛びでこれを止めた。12分、チェルシーのDF・ジョンソンがワンツーから右サイドを上がると、早いクロスをゴール前に放り込む。GKは飛び出せず、しかしボールにはクレスポが反応しているという絶体絶命のピンチ。クレスポに併走していたシュツットガルトDF・メイラは先に足を延ばしてボールをクリアしに行ったが、なんとそのままオウンゴール。意外な得点でアウェーのチェルシーが先制した。 その後、シュツットガルトペースでゲームが進むが32分、チェルシーはハーフライン付近からジェレミがクレスポへスルーを通す。クレスポは少し溜めた後、中央へボールを折り返すと、走りこんできたグジョンセンがダイレクトシュート。決定的なチャンスだったが、グジョンセンはシュートをふかしてしまった。 後半の68分、シュツットガルトのラームが左サイドからジェレミとジョンソンを同時にかわしてPエリアへ。深く切り込んでからマイナス気味に折り返したが、ボールは味方に渡らなかった。88分にはクレブが左サイドを突破しよううとしたところ倒され、FKのチャンス。リスタートでPエリア内混戦となったが、シュートまでには至らず。食後には再びラームが切れのあるスピードでドリブル突破。Pエリア内に入ってからセンタリングを上げるものの、ゴールには結びつかなかった。 結局シュツットガルトが押し気味にゲームを進める展開だったものの、早い時間のオウンゴールによる失点が響き、アウェーのチェルシーに凱歌が上がった。 |
チェルシー | 0−0 | シュツットガルト |
シュツットガルト | 0−1 | チェルシー |
ポルト | 2−1 | マンチェスターUTD |
マッカーシー 29' 78' | フォーチュン 14' |
マンチェはこの冬にフラムから加入したサハがファン・ニステルローイと2トップを組む。立ち上がりは両チームとも中盤で早いプレスをかけ、攻守がめぐるましく入れ替わる。14分、ポルトのファールでマンチェがゴール正面25MほどのところでFKのチャンス。スコールズが豪快に蹴りこんだボールをGK・バイアが前にこぼしてしまい、詰めてきたフォーチュンがこれを押し込んでマンチェが先制した。 続く16分のマンチェの攻撃。左サイドに開いたフォーチュンからのセンタリングをポルトDFがクリアしきれず、ファーサイドのファン・ニステルローイの下へ。ファン・ニステルローイは頭で合わせに行ったがシュートまで持ち込むことができず、チャンスを逃した。逆に29分にポルトの攻撃。右サイドに開いたアレニチェフが反転しざまにクロス、ゴール正面のマッカーシーがこのボールをダイレクトボレー、みごとゴールに叩き込んでポルトが同点に追いついた。 後半、ポルトボールの時間帯が増える。マンチェゴール前で、マンチェの選手が必死にボールをクリアするシーンも。なかなか均衡は破れなかったが、78分、ポルトは左サイド後方からゴール前にボールを放り込むと、マッカーシーが打点の高いヘッド。これがクロスバーをたたきながらゴールネットを揺らし、ついに逆転する。 マンチェは87分、ロイ・キーンがスルーパスに反応した際、飛び出してきたGKを踏みつけてしまい、一発レッドで退場。これで万事休す。まずはポルトが先勝した。 |
マンチェスターUTD | 1−1 | ポルト |
スコールズ 32' | コスティーニャ 90' |
ロイ・キーンは出場停止。そのマンチェは23分、ポルトの選手のバックパスがオフサイドの位置にいたファン・ニステルローイへのパスとなり、チャンスを迎える。ゴールに向かってドリブルするファン・ニステルローイ。しかし、激しい密着ディフェンスでドリブルが大きくなり、GKにキャッチされてしまった。 32分のマンチェ。左サイドをオシェアがワンツーで突破、一度切り返してディフェンスを振り切った後にクロスを放り込む。これをゴール正面でスコールズがドンピシャヘッドを決め、先制。2試合トータルでもアウェーゴールの分、ポルトをマンチェが上回った。 ポルトはジョルジュ・コスタが35分に右太もも裏を痛めてしまい交代。そのポルトの最初のチャンスは38分、右サイドのアレニチェフがマンチェゴール前に放り込んだボールをジェンバ・ジェンバがクリアミス。こぼれたところにアルベルトがすばやく寄せてシュートを放つ。だが、GKハワードがすばやい反応でこれをブロック、ゴールを守った。 前半ロスタイムにマンチェは30強の位置からFK。ゴール前に放り込まれたボールから混戦となり、最後は最前線に張ったスコールズが押し込んで2点目と思われたが、オフサイドと判定されて帳消し。この厳しいジャッジが後で響くことに。 後半早々の47分、ポルトは右からのクロスにマニシェがシュート。ボールはディフェンダーに当たってループシュート気味になったが、ハワードが下がりながらも手ではたき出し、ピンチを救う。マンチェは75分にロナウドを投入、しかし足を痛めて83分にスールシャールと交代。ゲームは拮抗した状態が続き、刻一刻と終了が近づく。 そんななかでの89分、マンチェはゴール正面25MのところでFネヴィルがファールを犯し、ポルトにFKを与えてしまう。いやな時間にいやな位置。ここでマッカーシーが直接ゴール右上を狙ったボールをGKハワードがブロック、しかしボールはサイドではなく正面に弾いてしまい、コスティーニャが詰めて土壇場で同点に追いついた。騒然とするオールドトラフォード。 残り少ない時間で反撃に出るマンチェは92分、左サイドからのスローインをGネヴィルが放り込みルーズとなるが、そのままポルトゴール前を横切ってしまった。次々とロングボールを放り込むマンチェ。だがしかし、ついに試合終了のホイッスルが響き、マンチェは決勝トーナメント1回戦で敗れてしまった。ポルトは大逆転でベスト8進出を決めた。 |
ポルト | 3−2 | マンチェスターUTD |
Rソシエダ | 0−1 | リヨン |
シュレール 18'(own) |
リヨン | 1−0 | Rソシエダ |
ジュニーニョ 77' |
Rソシエダ | 0−2 | リヨン |