〜 第3節(Round3) 〜

グループA レアル ローマ アンデルレヒト Lモスクワ 得点 失点 勝点
レアル  
  ・マドリッド
   
○ 2-1
○ 4-1
 
○ 4-0
 
3 0 0 10 2 9
ローマ ● 1-2     
△ 0-0
○ 2-1
 
1 1 1 3 3 4
アンデルレヒト  
● 1-4
△ 0-0
 
   
△ 1-1
0 2 1 2 5 2
ロコモティフ
   ・モスクワ
 
● 0-4
 
● 1-2
△ 1-1    0 1 2 2 7 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ローマ 2−1 Lモスクワ
Chugainov 69'(own)
トッティ 79'
Obradovic 59'



レアル・マドリード 4−1 アンデルレヒト
セラーデス 49'
ラウール 51' 68'
ソラーリ 79'
Dindane 33'

 レアルは前半リードを奪われたものの、後半に大量得点を挙げ3連勝を飾った。
 13分、ロベルト・カルロスの不用意なプレーからアンデルレヒト・Dindaneはゴールチャンス。GKカシージャスと1対1になったが、ここはカシージャスが足でシュートを止めた。
 レアルも攻撃を繰り返す。25分にはラウールが中央突破、GKに倒されるも何とかシュートを放ったが、ボールは枠を外れた。そして33分、ストイカから送られたボールをDindaneがカシージャスに競り勝ちシュート、ゴールが決まってサンチャゴ・ベルナベウスタジアムを静まり返らせた。
 だが、レアルは慌てることなく自らのフットボールを展開、後半開始4分にはマケレレがアンデルレヒトゴールを狙い、これは阻止されたが、リバウンドを拾ったセラーデスがゴールを決めて同点とする。
 そして2分後にはロベルト・カルロスの左後方から一気に前線へ放り込むボールにラウールが反応、ボールを押し込みあっさりと逆転。そこからレアルはさらにアンデルレヒトDFにプレッシャーをかけ始める。3点目を得るまでに時間がかかったが、その3点目は鮮やかなゴールだった。ムニティスからPエリアへのパスを受けたラウールは待ち構えていたGKデ・ビルデをかわすようにチップキック、ボールは見事デ・ビルデの頭上を越えた後ゴールに吸い込まれていった。
 4点目はセラーデスからソラーリへの意表をついたパスからの得点。さらに残り3分というところ、ラウールがハットトリックのチャンスを迎えたが、消極的にモリエンテスへパスを戻してしまう。怪我から復帰したばかりのモリエンテスは、だがこのチャンスを物にすることができなかった。アンデルレヒトはロスタイムにTarek Saidがセラーデスに倒されてPKをゲットしたが、ギレス・デ・ビルデは決めることができず、そのまま試合終了となった。



グループB ボアヴィスタ リヴァプール Bドルトムント Dキエフ 得点 失点 勝点
ボアヴィスタ    
△ 1-1
○ 2-1
 
○ 3-1
 
2 1 0 6 3 7
リヴァプール △ 1-1
 
   
△ 0-0
○ 1-0
 
1 2 0 2 1 5
ボルシア    
 ・ドルトムント
 
● 1-2
△ 0-0
 
   
△ 2-2
0 2 1 3 4 2
ディナモ   
   ・キエフ
 
● 1-3
 
● 0-1
△ 2-2
 
  0 1 2 3 6 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ボアヴィスタ 2−1 ドルトムント
シルヴァ 23'
サンチェス 39'
アモローゾ 76'

 


リヴァプール 1−0 Dキエフ
リトマネン 23'

 なんと絶好調だったオーウェンがまたもや怪我で離脱してしまった。ゲーム序盤チャンスを作ったのはリヴァプール。4分、右サイドでキャラガーが相手DFのクリアミスを奪うと素早くセンタリング、中央でゴールを背にしてボールを受けたヘスキーが反転してすかさずシュートを放ったが、キーパーがはじき出した。直後のCKでリトマネンのヘッドがゴールを割ったが、その前のキーパーチャージを取られてしまった。8分、リヴァプールは右サイドから再び攻撃、リーセがワンツーで抜け出し最後はラボーナ(立ち足のうしろから足を交差させるように蹴るキック)で折り返し、ディナモゴールを脅かす。またもや直後のCKでディナモGKフィリモノフのミスセーブから流れたボールをリトマネンが頭で押し込もうとしたが、DFがクリアーした。
 そして23分、ゴール正面30Mほどの距離で得たリヴァプールのFKで、キャラガーが放ったシュートはDFに当たった後ポストに弾かれたが、ここで詰めていたのがリトマネン。倒れながら叩き込んだシュートはクロスバーの下にぶちあてるシュートを決めて、ついにリードを奪う。
 後半55分、リヴァプールはカウンター。右のバームビーにボールが渡るとすかさず繰り出したクロスにヘスキーが走りこむ。しかしシュートはGKフィリモノフの素早い反応で防がれてしまう。直後にはオフサイドをくぐったヘスキーがフィリモノフと1対1になったが、フィリモノフが素早く詰めていたため、ヘスキーの放ったシュートは右へと外れていった。59分、リヴァプールのCKからの流れでバームビーが放ったシュートは左のポストを叩く惜しいものだった。
 ディナモも攻撃を見せるが、リヴァプールの素早いプレスとボールを奪ってからの即効の前に勢いを引き寄せることができず、試合終了間際に得たゴール前でのFKも、DFの壁に当ててしまいリヴァプールに敗れた。



グループC パナシナイコス マジョルカ アーセナル シャルケ 得点 失点 勝点
パナシナイコス   ○ 2-0
 
○ 1-0
 
 
○ 2-0
3 0 0 5 0 9
マジョルカ  
● 0-2
  ○ 1-0
 
 
○ 1-0
2 0 1 2 2 6
アーセナル  
● 0-1
 
● 0-1
  ○ 3-2
 
1 0 2 3 4 3
シャルケ ● 0-2
 
● 0-1   
● 2-3
  0 0 3 2 6 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


シャルケ 0−1 マジョルカ
エトー 66'

 マジョルカはアウェーということもあり守備的にゲームを進める。そして66分、マジョルカは自陣から縦へ縦へときれいにパスをつなぐと、左サイドのルケからのゴール前への折り返しをエトーが押し込みゴールを決めた。この1点を守りきりマジョルカが2勝目を挙げた。シャルケは3敗目で1次リーグ突破は厳しくなった。


パナシナイコス 1−0 アーセナル
カラグニス 25'


 アーセナルはディフェンスの選手の何人かを怪我で欠く。ベルカンプも飛行機を使った遠征のため不参加。ゲームは両チーム拮抗し、中盤での駆け引きが多くなる。オリンピアコスは11分、CKでブラオヴィッチがヘッドでゴールをねらいGKシーマンの逆をついたが、DFのコールに頭でクリアーされゴールを割れず。だが25分、右サイドを上がったミカイルセンからのクロスをカラグニスがダイビングヘッド、シーマンもボールに触ったが防ぐことはできず、ホームのパナシナイコスが先制した。
 37分のパナシナイコスの攻撃、縦のロングボールにオリサデベが反応、飛び出したシーマンをかわしたが、難しい体制でのシュートは枠を外れた。

 後半、アーセナルは選手を交代するなどして点を取りに行くが決定的なシーンは少なく、パナシナイコスのディフェンスが守りきった。パナシナイコスはこれで3連勝。




グループD ナント ガラタサライ PSV ラツィオ 得点 失点 勝点
ナント   ● 0-1
 
○ 4-1
 
 
○ 3-1
2 0 1 7 3 6
ガラタサライ  
○ 1-0
   
● 1-3
○ 1-0
 
2 0 1 3 3 6
PSV         
 ・アイントホーフェン
 
● 1-4
○ 3-1
 
  ○ 1-0
 
2 0 1 5 5 6
ラツィオ ● 1-3
 
 
● 0-1
 
● 0-1
  0 0 3 1 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ナント 0−1 ガラタサライ
セルゲン 79'

 ナントが序盤から押し込みガラタサライが守る展開となった。だが79分、ガラタサライが厚い攻撃を仕掛け、最後はセルゲンがナントの壁をこじ開け先制する。その後もナントには惜しいチャンスがあったが、クロスバーに阻まれるシーンもあり結局得点できず。ホームで勝ち点を挙げることができなかった。


PSV 1−0 ラツィオ
ホフランド 40'

 ラツィオはアウェーとはいえ、相変わらず精彩を欠いていた。ネスタ、スタム、クレスポも不在。次第に流れをつかみ始めたPSVは40分、CKからの混戦でホフランドがゴールを決め先制する。ラツィオは試合終了直前、ポボルスキーからのすばらしいスルーパスにS・インザーギが反応し、PSVキーパー・クラリが飛び出してインザーギを倒してしまったがファールの笛は吹かれず。結局ラツィオは3連敗を喫してしまった。



グループE ユーベ セルティック FCポルト ローゼンボリ 得点 失点 勝点
ユベントス   ○ 3-2
 
   
△ 1-1
1 1 0 4 3 4
セルティック  
● 2-3
  ○ 1-0
 
  1 0 1 3 3 3
FCポルト    
● 0-1
   
○ 2-1
1 0 1 2 2 3
ローゼンボリ △ 1-1
 
  ● 1-2
 
  0 1 1 2 3 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


セルティック 1−0 FCポルト
ラーション 36'

 CKからのこぼれ球をラーションが押し込みセルティックが先制。後半に入るとポルトが反撃、58分にはカプーショのシュートがポストを叩くなどしたが、セルティックが逃げ切って勝ち点3を手にした。


ローゼンボリ 1−1 ユベントス
スカンメルスルッド 89'(P) デルピエロ 85'

 序盤からユーベがローゼンボリに攻めかかるが、なかなか得点には至らない。後半開始後15分にサラスを投入したユーベは、デルピエロのシュートがバーを叩くなど、さらにチャンスを作り出す。均衡が破れたのは85分。トレセゲが強引にPエリアに突入しローゼンボリDFをひきつけてからバックパス、これをデルピエロが右隅に決めてユーベが先制した。
 だが、その4分後、ローゼンボリFW・BrattbakkをGKブッフォンが倒してしまいPK、これをスカンメルスルッドが決めてユーベは同点に追いつかれてしまい、1-1のドローで終了した。



グループF Bレバークーゼン バルセロナ リヨン フェネルバフチェ 得点 失点 勝点
バイヤー     
・レバークーゼン
  ○ 2-1
 
 
○ 1-0
  2 0 0 3 1 6
バルセロナ  
● 1-2
     
○ 3-0
1 0 1 4 2 3
リヨン ● 0-1
 
     
○ 1-0
1 0 1 1 1 3
フェネルバフチェ   ● 0-3
 
● 0-1
 
  0 0 2 0 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


レバークーゼン 2−1 バルセロナ
バストゥルク 52'
ノイビル 69'
ルイス・エンリケ 22'

 前半はバルセロナペース。そして22分、クライファートからの絶妙なスルーパスを受けたルイス・エンリケがディフェンスを一人かわしてシュート、先制点を挙げた。27分にも同じようにクライファートは絶好のボールをルイス・エンリケに出したが、今度はディフェンスに詰められゴールならず。
 レバークーゼンは27分、ゴール前でアンデションがバラックを倒したとしてPKを得る。ここできっカーはなんとGKのブット。だが、彼は狙いすぎてシュートを左に外してしまった。しかしその後はレバークーゼンがバルセロナゴール前でチャンスを作り出す。が、得点には至らず。

 後半からレバークーゼンはバストゥルクをセベスセンに変えて投入、彼はわずか7分後にシュートを豪快に決め、チームに同点をもたらした。レバークーゼンは俄然攻撃にリズムが出てきた。そして69分、カウンターのプレーから右サイド・シュナイダーがゴール前にセンタリング、これをノイビルがダイレクトボレー、ついにバルサからリードを奪った。
 レバークーゼンは直後にもバラックが強烈なミドルを放ち、ホームの観客を沸かせた。中盤でのボールの奪い合いが多くなり、バルサはフィニッシュまで持ち込めなくなる。レバークーゼンもカウンターで何度か追加点を狙ったがバルサDFに防がれてしまった。ゲームはこのまま2-1で終了、レバークーゼンは逆転でホームでの勝ち点3をものにした。



フェネルバフチェ 0−1 リヨン
Delmotte 89'






グループG デポルティボ マンチェ リール オリンピアコス 得点 失点 勝点
デポルティボ  
・ラ・コルーニャ
  ○ 2-1
 
  △ 2-2
 
1 1 0 4 3 4
マンチェスター
 ・ユナイテッド
 
● 1-2
  ○ 1-0
 
  1 0 1 2 2 3
リール    
● 0-1
  ○ 3-1
 
1 0 1 3 2 3
オリンピアコス  
△ 2-2
   
● 1-3
  0 1 1 3 5 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


デポルティボ 2−1 マンチェスターUTD
パンディアーニ 86'
ナイベト 89'
スコールズ 40'

 デポルティボはホームということもあり、立ち上がりは積極的に攻める。13分にはフランが絶妙なスルーをトリスタンに通したが、マンチェDFが素早くつめて守った。34分にはフランのCKをマカーイが頭で流し込もうとしたが、バルテスがファインセーブ。攻撃ではほとんど決定的な形が作れていなかったマンチェだが、40分にギグスのカウンターからスコールズ、ファン・ニステルローイに一度当てた後、再びスコールズがボールを拾いシュートを決めて先制した。

 後半はさらにデポルティボが猛攻を仕掛け、何度となくマンチェゴール前に攻め込む。だが、マンチェも守りに人数をかけ、ゴールを割らせない。71分には逆にキーンがシュートを狙ったが、これはGK正面だった。これでもかというデポルティボの攻撃、それに対して時折みせるマンチェの鋭いカウンターという展開がとうとう終盤まで続く。
 そして残り5分をきったところで、ついにマンチェのゴールが破られた。中盤のバレロンから供給された浮かしたボールを胸で受けたバレロンが、ペナルティスポット付近から強烈なシュートを叩き込んだ。さらに勢いづくデポルティボとスタジアムの観衆。43分には20M強のFK、トリスタンがゴール左上を狙うがバルデスがはじき出す。そしてついに89分、左サイドからのクロスにナイベトが走りこみ、シュートを決めてデポルティボが逆転した。
 マンチェもスールシャールを投入するなどしたがすでに時遅し。マンチェはあと少しのところで勝ち点を逃してしまった。



リール 3−1 オリンピアコス
バカリ 33'
シェイル 44'
タフォロー 79'
ジャンナコプーロス 91'

 リールは33分、分厚い攻撃から最後はバカリが押し込み先制する。前半終了間際にもシェイルの胸でワントラップしてからの20Mボレーシュートが決まり、2-0で後半へ折り返す。そして79分には、バカリの右からのクロスをオリンピアコスのGKがハンブル、これをタフォローが押し込みついに3点差とした。
 オリンピアコスもジャンナコプーロスがロスタイムに1点を返したがそれまで。リールが1勝目を挙げた。



グループH Sプラハ Bミュンヘン フェイエノールト Sモスクワ 得点 失点 勝点
スパルタ 
 ・プラハ
   
△ 0-0
○ 4-0
 
  1 1 0 4 0 4
バイエルン  
 ・ミュンヘン
△ 0-0
 
     
○ 3-1
1 1 0 3 1 4
フェイエノールト  
● 0-4
     
△ 2-2
0 1 1 2 6 1
スパルタク 
 ・モスクワ
  ● 1-3
 
△ 2-2
 
  0 1 1 3 5 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


Sプラハ 4−0 フェイエノールト
ハルチグ 24'
ラバント 38'(P)
キンクル 71'
ミハリク 74'

 両チーム慎重な立ち上がり。特にフェイエノールトはアウェーということもあり、バックラインでボールをまわすことが多い。次第にプラハが攻め込むようになる。そして23分、プラハはゴール前の粘り強い攻撃からヤロシクが倒されるも、こぼれたボールをハルチグがつめて先制した。その後もフェイエノールトは精彩を欠き、プラハの攻撃にさらされ続ける。36分、プラハのシオンコがカウンターから独走、追いすがったファン・ホッベルがPエリアで倒してしまい2枚目のイエローで退場、PKもきっちりと決められてしまった。

 後半も積極的に動き回りフェイエノールトにプレッシャーを与え続けるプラハ。一人少ないことも手伝って、フェイエノールトは殆どチャンスを作れない。多少中だるみした展開になったが、71分、左サイドMichalikが自陣からの絶妙なロングフィードを送ると、これにKinclが反応しGKと1対1に。KinclはGKが飛び出てきたところを軽く浮かすシュートでゴールを決めた。
 そのわずか3分後にはロングスローから最後はMICHALIKが15Mほどの距離で正面からシュートを叩き込み、ついに4点差とする。
 77分にはシオンコがPエリアで倒されたがノーホイッスル。その後もプラハがボールを支配、残り2,3分となるとフェイエノールトもボールを追わず、ただ時間のみが過ぎてゲームは終了した。



Sモスクワ 1−3 バイエルンM
バラノフ 64' サリハミジッチ 16'
エウベル 41' 74'