〜 準々決勝 〜

'02/04/02,03 第1戦
'02/04/09,10 第2戦


パナシナイコスvsバルセロナ  バイレルン・ミュンヘンvsレアル・マドリッド

デポルティボvsマンチェスターUTD  リヴァプールvsレバークーゼン

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―FIRST LEG―
パナシナイコス 1−0  バルセロナ
バシーナス 79'(P)

 厳しい戦いの末、ホームのパナシナイコスが終盤に1点をもぎ取り、次週のカンプ・ノウでの戦いに臨むことになった。
 雨の中のゲーム。バルサはリヴァウドが怪我のためベンチスタート。パナシナイコスはカラグニスが欠場していた。前半はバルサのクライファートが良い動きをしていたものの、パナシナイコスの堅い守りの前にリードを奪うことはできなかった。

 後半の70分過ぎからリヴァウドが登場、いきなりキレのある動きを見せる。右サイドでボールをキープしたリヴァウドはそのままゴールファーサイドを狙いシュートを放った。パナシナイコスGK・ニコポリディスが反応、全身を目いっぱい伸ばし辛うじてクリアーした。リヴァウドの登場でゲームは急に動き出したが、それはパナシナイコスにとっても同じ事だった。
 それまでも精力的な動きをしながらなかなか攻め切れなかった左サイドのコルッカが、79分、ついにバルサPエリアへ攻め入った。バルサはガブリが対応、ボールをクリアーしたところでアベラルドが追い討ちをかけるようにスライディング。この時コルッカが倒れたことがPKと判定されてしまった。これをバシーナスがGKボナーノの逆をつき、この試合唯一の得点を挙げた。
 試合終了直前にリヴァウドがモッタとのパス交換の後、20メートル強のシュートを放つが、枠の外に外れ得点にはならず、そのままタイムアップを迎えた。



―SECOND LEG―
バルセロナ 3−1  パナシナイコス
ルイス・エンリケ 23' 49'
サヴィオラ 61'
コンスタンチヌ 8'

 開始早々、パナシナイコスGK・ニコポリディスに発煙筒のようなものが投げつけられるハプニングがあり、試合はもめそうな予感。そして、先制したのはそのアウェーのパナシナイコスだった。コンスタンチヌがボールを得ると、軽くフランク・デブールを振り切り25M程の距離から思い切ってシュート、これが豪快にゴール右へ突き刺さった。このアウェーゴールで、バルサは逆転のために少なくとも3点が必要になってしまった。
 だが、この後はバルサがボールを支配するようになる。そして23分、パナシナイコスゴール前でボールをキープしたバルサは、サヴィオラがチップキックでパナシナイコスのDFライン裏を突き、飛び出したルイス・エンリケが胸でトラップした後ダイレクトシュート。ボールはGKの脇を抜けてゴールが決まった。
 28分にはリヴァウドがミドルシュート、GKニコポリディスは右足で何とかクリアーに成功。バルサもパナシナイコスも中盤で厳しいチェックを見せ、お互い好きなようにボールを回させない。パナシナイコスはカウンター主体。対するバルサはボールをつないで打開を図ろうとする。サヴィオラのうまいボールキープが時折目立つが、決定的チャンスまでには至らず前半終了。

 後半、パナシナイコスはオリサデベを投入。バルサも前半終了直前にクライファートを入れている。47分、リヴァウドが強烈なミドルシュート、ニコポリディスが前にこぼしサヴィオラが詰めようとしたが、オフサイドの判定。直後、バルサは右サイドでFKを得ると、リヴァウドが左足でゴールへ巻いてはいるようなボールを放り込むと、ルイス・エンリケがジャンプ一番頭で押し込みこの試合の逆転に成功する。
 ホーム&アウェーで逆転するためにもあと1点となり、バルサは押せ押せのムード。パナシナイコスも前掛りのバルサの隙を突き、時々バルサゴールへ襲い掛かる。60分過ぎ、中盤のシャビからトップのサヴィオラへ長いスルーパスが通る。素晴らしい走り出しでパスを受けたサヴィオラはゴール左にシュートを決めて、ついにトータルスコアでもパナシナイコスを上回った。
 サヴィオラの勢いはとまらない。試合再開後すぐ、左に開いたクライファートが中へパスを出すと近くにいたサヴィオラがスルー、後ろにいたルイス・エンリケはそのボールを走り出しているサヴィオラへ再び通す。あっという間にサヴィオラが左側を抜け出しパナシナイコスゴール前へ。ここで中に詰めていたルイス・エンリケへ折り返さず、サヴィオラはゴールを狙った。しかしそのシュートは惜しくもポストに弾かれてしまった。
 80分、パナシナイコスはロングボールをバルサゴール前に放り込む。ここに飛び込んだオリサデベとGK・ボナーノが頭同士を激突、倒れてしまう。こぼれたボールを拾ったのはブラオヴィッチ。キーパー不在のゴールをディフェンス陣が守る中、ブラオヴィッチが折り返したボールをコンスタンチヌがダイレクトに蹴りこむ。決定的なシーンだったが、ゴールライン上で守っていたプジョルが見事クリアーした。ここからパナシナイコスが猛チャージ。だがバルサも守りに入らず更なる得点を狙い攻撃を続ける。だが、ロスタイム7分を含め両チームとも惜しいチャンスを作ったものの、これ以上得点が入ることは無く試合終了。バルサが苦しみながらもベスト4進出を決めた。



―TOTAL―
パナシナイコス 2−3  バルセロナ



 
 




―FIRST LEG―
バイエルン・ミュンヘン 2−1  レアル・マドリッド
エッフェンベルグ 82'
ピサロ 88'
ジェレミ 11'

 クォーターファイナル注目の一戦、タイトルホルダーのバイエルンと一昨年チャンピオンになっているレアルとの対決。この2チームは昨年のクォーターファイナルでも対決している。バイエルンはエウベルとサンタ・クルスの2トップ、レアルのFWはラウールである。
 まずチャンスを作ったのはレアル。9分、左サイドからジダンが上げたクロスにマケレレが頭であわせたが、シュートは枠を外した。しかしその2分後、思わぬ形で得点が入る。レアルがボールを回し右サイドのジェレミへつなぐ。ジェレミは自らボールを持ち込み20M強の距離を直接シュート。ボールは飛び込むカーンの手前でバウンドした後、ゴール右隅に決まった。
 その後もアウェーのレアル攻勢が続く。20分、今度はロベルト・カルロスが左からゴールニアサイドに鋭いクロス、ラウールが走りこんできたが、ロベルト・コヴァチに体を合わされシュートし切れなかった。バイエルンのチャンスは39分。イェレミースが前線のエウベルへボールを放り込むと、エウベルはサルガドを背負いながら反転してシュート、ボールは枠を捉えていたが、GKセサールが弾き出した。

 1点ビハインドのバイエルンは後半53分、レアルゴール前の浮きだまをエウベルがうまく処理しそのまま15Mほどの距離からシュート、だがこれはセサールの正面だった。エウベルは69分にも決定的チャンス。左サイドのリザラスからのセンターリングに頭でピタリとあわせた。強烈なヘディングシュートは、しかしクロスバーに弾かれてしまった。
 バイエルンはすぐさま訪れた更なるチャンスも逃すことになる。70分、右に開いたサンタ・クルスからのリターンをサリハミジッチが受け、そのままレアルのPエリアへ。対応に当たったDFパヴォンが伸ばした足に、サリハミジッチはわざと引っかかりPKをゲットする。エッフェンベルグはこのPK、ゴール右を狙ったが、GKセサールが反応し止められてしまった。バイエルンの必死の攻撃が続き、レアルは形を作れなくなった。そして82分、レアルゴール前混戦から最後はエッフェンベルグがボールを押し込み、ようやく同点に追いついた。
 83分、左サイドのハーグリーブスからセンターリングが入ると、またもやエウベルが強烈なヘッド。GKがワンハンドで押し出した。
 そして、ここまで得点できなかったのが嘘のようにバイエルンが逆転を決める。88分、サリハミジッチが自陣深くから前線へ大きくボールを出し、ピサロが頭で更に前へ。このボールをエウベルが丁寧に落とすと、再びピサロが走りよってシュート、ボールをゴールに蹴りこんだ。
 終盤は少しヒートアップしたが、退場者を出すことは無くそのまま終了。ホームのバイエルンが辛くも勝利を手にした。



―SECOND LEG―
レアル・マドリッド 2−0  バイエルン・ミュンヘン
エルゲラ 69'
グティ 85'

 レアルは1st Legで負けたものの、アウェーゴールを挙げての1点差負けであり、ここサンチャゴ・ベルナベウではチャンスがある。フィーゴが戻ってきたことも良い材料だ。そのレアルが序盤にチャンスを掴む。6分、右サイドをソラーリが強引に突破しゴール前に鋭いクロスを放り込む。ここにモリエンテスとラウールが飛び込んだが一歩及ばず、ボールは流れてしまった。13分にはフィーゴが右から絶妙なクロスを入れる。モリエンテスがファーサイドで合わせにいったが、わずかに触れたものの、ゴールに押し込むことはできなかった。
 22分、今度はジダンが中央をドリブルで持ち込むと、うまくオフサイドラインをかいくぐる動きを見せたラウールへスルー。ラウールは右に流れながら中央への折り返しを狙ったが、ディフェンダーに頭でクリアされた。守りに忙しいバイエルンも40分、クフォーが粘り、Pエリアで倒れながらも前へパス、これを受けたサリハミジッチが折り返しエッフェンベルグのシュートというところ、後ろからフィーゴがボールをカット、事なきを得た。前半は無得点のまま折り返すことに。

 後半の51分、左サイドを突破したロベルト・カルロスが早いクロスを蹴りこんだが、反応したラウールより早くロベルト・コヴァチがボールをクリアー。2分後、バイエルンゴール前混戦からジダンが一度左サイドに抜け出すと、そのままゴール右上を狙ってシュート。ボールは鋭く弧を描き誰もが一瞬止まったが、惜しくもクロスバーに弾かれてしまった。レアルの怒涛の攻撃は続く。55分。ソラーリが個人技でリンケをかわし左サイドを突破、早いクロスを送ったが、またもや立ちはだかるロベルト・コヴァチの壁を突破することができなかった。
 勢いに乗ったレアル。ジダン、フィーゴ、ソラーリ、ロベルト・カルロスらの多彩な攻撃の前に、バイエルンは必死に耐えしのぐ時間が続く。64分、Pエリア右サイドでボールをキープしたソラーリが倒されたかに見えたがノーファール。しかし69分、ついに均衡が崩れた。レアルの左サイドからのCKの流れのなか、こぼれ出たボールを下がって待っていたジダンがミドルシュート。これは味方に当たってしまったが、左にこぼれ出たボールをロベルト・カルロスが折り返すと、走りこんでいたエルゲラが押し込んでようやく先制点を挙げた。
 ここで、エッフェンベルグが物を放り込むサポーターに抗議、この行為に詰め寄ったフィーゴはイエローをもらってしまい、次節出場停止となった。
 78分、バイエルンはロングスローからレアルPエリア付近でボールをつなぐと、最後はエウベルが強引にシュート。しかしセサールが体を張ってブロック。84分、攻め込んできたバイエルンに対しロベルト・カルロスがボールを大きく前にフィード、これがトップのラウールにつながりカウンターとなる。ラウールはリンケを肘鉄一閃でなぎ倒すとさらにPエリア深くまで持ち込み、1度はロベルト・コバチに止められたものの、次のチャレンジでボールをゴール前へ流す。そこに走りこんできたグティが押し込み、差は2点と広がった。
 残り時間も無くなり、レアルは時間稼ぎのボール回し。業を煮やしたサリハミジッチがソラリに厳しくあたり、一発レッドで退場。その後は大きな動きも無くゲーム終了。レアルがベスト4進出を決めた。セミファイナルの相手はバルサとなる。



―TOTAL―
バイエルン・ミュンヘン 2−3  レアル・マドリッド



 
 




―FIRST LEG―
デポルティボ 0−2  マンチェスターUTD
ベッカム 15'
ファン・ニステルローイ 41'

 マンチェとデポルティボの顔合わせは既に1次リーグで2度あり、いずれもマンチェが敗れている。デポルティボのホーム、リアソールのピッチは水がたまってボールがあまり転がらないイマイチのコンディション。立ち上がりからボールをキープしたのはマンチェ。何度かデポルティボゴール前を脅かす。12分には左を突破したギグスからの折り返しをファン・ニステルローイがダイレクトにゴールを狙ったが、キーパー正面だった。
 15分、ベッカムが思い切って25Mほどの距離からシュート。ボールは大きな弧を描きゴール左に見事吸い込まれ、マンチェスターが先制した。
 24分、今度はデポルティボの攻撃。右サイドからスカローニがセンタリング、これをニアサイドにいたヴィクトールがスルー、後ろにいたトリスタンがゴール正面でボールを受けたが、慌てたのがシュートは空振りしてしまった。
 両チームなかなか当たりが厳しく、ファールでちょくちょくゲームが中断する。デポルティボは何度もマンチェゴールに襲い掛かる。37分にはマンチェゴール前の混戦から、セサールが振り向きざまにシュート。しかしバルデスにキャッチされた。38分にヴィクトールが放ったシュートもバルテスにさばかれ、得点を挙げるには至らない。そうこうするうちに、マンチェはセットプレー後の流れから左に開いたシルベストレがクロス、これをゴール正面で待っていたファン・ニステルローイが合わせ、大きな追加点を挙げた。
 なんとしても点を返したいデポルティボは激しいプレーを見せる。その中で、セルヒオに深いタックルで倒されたロイ・キーンが左膝を痛め、退場してしまった。

 後半も立ち上がりから攻勢に出るデポルティボ。だが、シュートはことごとくバルテスに止められてしまう。逆にマンチェは64分、ファン・ニステルローイからのスルーを受けたギグスが抜け出しビッグチャンス。ギグスのシュートは飛び出したGKの脇を抜けあわや3点目というところ、カバーに入ったセサールがぎりぎりでクリアー、チームを救う。直後にもギグスは相手のミスをつき抜け出したが、GKモリーナが守り勝った。78分にスールシャールが放ったシュートは、左ポストを直撃するもゴールならず。
 点差は変わらずロスタイム、マンチェが時間を稼いでいると、ボールを持っていたベッカムに対しトリスタンがあまりにもひどいスライディングを見舞い、ベッカムも退場してしまった。(後に軽傷と診断された。)
 後味の悪い雰囲気を残し、アウェーのマンチェが2点差を保って勝利した。





―SECOND LEG―
マンチェスターUTD 3−2  デポルティボ
スールシャール 32' 56'
ギグス 69'
ブラン 44'(OWN)
ジャウミーニャ 91'

 アウェーの2点で断然有利なマンチェ。1st Legで終盤負傷退場したベッカムはこの試合に間に合った。9分、デポルティボDF陣のルーズなクリアボールにフォーチュンが詰めてシュート、だがGKモリーナがかろうじて触り、ゴールならず。12分にはデポルティボのチャンス。ヴァレロンからのスルーに反応したトリスタンが抜け出したが、バルテスがうまく詰めてシュートをさせなかった。14分、今度はマンチェのベロンが素晴らしいボールをディフェンスラインの裏へ送り、ファン・ニステルローイが抜け出す。しかし後ろからエクトルが戻り、シュートを阻止した。

 16分、ボールを持ったベッカムに対し、ドゥーシェルが両足の裏を見せて飛び込む悪質なスライディングを見せ、ベッカムは1回転した上頭を抱えてうずくまってしまった。先週も痛めた左足首を激しく削られ、自らピッチサイドに出たもののそのまま交代。病院へ直行し診察の結果、左足の甲を骨折しており全治6〜8週間と診断されてしまった。UCLはおろか、W杯出場も絶望的となった。ベッカムを削ったドゥーシェルはその場でイエロー。58分にはファン・ニステルローイにもカード寸前のレイトタックルを見舞い、抗議したスカローニが2枚目のイエローで退場、さらに75分、ボールを離したバットの足を引っ掛けに行ったプレーで、ドゥーシェル自身が2枚目のイエローをくらい退場と、まったくの悪役であり、ゲームも壊してしまった。

 さて、試合のほうだが、頭を抱えながらタンカで運び出されたベッカムに変わり、21分からスールシャールがピッチに登場。ファーストタッチは直後にギグスが倒されて得たセットプレーだった。左45度25M強の位置からヴェロンがゴール前にボールを放り込むと、するするとゴール正面に入り込んだスールシャールが足で押し込み、先制点となった。
 その後マンチェが無理をしなくなり、デポルティボはボールを回すもなかなか攻め込むことができず、大きなチャンスの無いまま時間が過ぎた。だが44分、デポルティボは左サイドをロメロがえぐりゴール前に折り返すと、マンチェDF・ブランが触ったボールがそのままゴールイン。オウンゴールから同点に追いついて後半へ折り返した。

 後半立ち上がりはデポルティボが攻めている時間が目立つ。だか、ベロンが一本の決定的なスルーパスでこの状況を打開した。センターライン付近でボールをもらったベロンは、右のアウトサイドで切れのあるスルーを前線のスールシャールへ通す。ピタリと足元に収まったボールを、スールシャールはそのまま強引にねじ込み、再びデポルティボを突き放した。
 前述したように、59分にはスカローニが退場。さらに69分、ベッカム退場後右サイドに回っていたギグスが細かいステップのドリブルでゴール前まで入り込みそのままシュート、ゴールは見事右隅に決まって、マンチェの勝ち抜けは決定的となった。勢いに乗るマンチェは71分、右のギグスのクロスにファン・ニステルローイが頭で合わせたが、これはクロスバー。73分にマンチェはヴェロンを下げ、その2分後にはドゥーシェルが退場した。
 試合終了直前、デポルティボが25Mほどの距離のFKを得、ジャウミーニャが蹴ったボールが壁に当たって方向を変えゴール、1点を返すがここまで。マンチェがベスト4進出を決めたが、デポルティボ相手の戦いはキーン、ベッカムという2枚のカードを失ってしまった。



―TOTAL―
デポルティボ 2−5  マンチェスターUTD



 
 




―FIRST LEG―
リヴァプール 1−0  レバークーゼン
ヒーピア 44'

 リヴァプールとレバークーゼンは昨夏のフレンドリーマッチで対決しており、この時はリヴァプールが勝ってる。
 リヴァプールは中盤に人数を割いて、前線のオーウェンとヘスキーへパスを通しチャンスを狙う。9分、自陣深いところから出てきたボールを受けたヘスキーは、レバークーゼンDF・ラメロウをかわしてシュート、しかしボールは枠の外へ。その後は両チームともしっかりした守りを見せ、中盤は割とパスを回せるものの、フィニッシュまで持ち込むことができない時間が続いた。だが前半終了間際に均衡が崩れる。右サイドのCKを得たリヴァプール。リーセが蹴りこんだボールは逆サイドのオーウェンへ。オーウェンはトラップ後に再びゴール前へ折り返すと、ゴール正面にいたヒーピアボールを押し込み先制する。

 後半に入るとビハインドを背負ったレバークーゼンがボールを持つ時間が増える。しかし時折繰り出されるリヴァプールのカウンターもあってか、攻めあがりに勢いが無い。逆に56分、リヴァプールはスミチェルの左からのCKにリーセがオーバーヘッド。しかしこれは力なく、キーパーにクリアされた。レバークーゼンは67分左サイドをゼ・ロベルトとバシュトゥルクで崩すと、ゼ・ロベルトがセンタリング。ゴール前でフリーだったバラックがシュート。しかし狙いすぎたのか、押さえ気味のシュートはゴール右に外れてしまった。
 この時間になると、ゲームはヴァプールサイドで展開される時間が多くなり、レバークーゼンの攻めが目立つようになってきた。リヴァプールはそれこそ攻撃はカウンターのみに絞り、徹底して守っている。レバークーゼンは遠くからシュートを放つに止まり、1点差を詰めることはできずに試合は終了した。



―SECOND LEG―
レバークーゼン 4−2  リヴァプール
バラック 16' 64'
ベルバトフ 68'
ルシオ 84'
ザビエル 42'
リトマネン 79'

 1st Legで1-0ながら一歩リードを奪いこの試合に臨んだリヴァプール。対するレバークーゼンはホームゲームで逆転を狙う。立ち上がり早々、まず形を作ったのはアウェーのリヴァプール。リヴァプールは守りに入ることは無く、速攻から左のリーセがトップのヘスキーへ絶妙なパスを通す。しかしヘスキーはファーストタッチをミス、シュートは苦しい体制からとなり、枠を捉えられなかった。
 この後はレバークーゼンがペースを掴む。そして16分、ゴール正面25Mほどのところでボールを得たバラックは簡単な切り替えしでリヴァプールの選手を1人振り切ると、そのまま豪快にシュートを蹴りこみ先制点を挙げた。
 20分にはリヴァプールDF陣のミスからキルステンにチャンスが訪れたが、ボールをうまく処理しきれず。直後にリヴァプールの逆襲。中盤でボールがつながり最後はこぼれ出るようにオーウェンのもとへ。しかしレバークーゼンGK・ブットが素早く飛び出し、オーウェンのシュートを防いだ。
 39分、レバークーゼンは右サイドのシュナイダーからのクロスをブルダリッチがダイレクトボレー。シュートは枠を捉えていたが、GKデュデクがワンハンドでクリアーした。リヴァプールはヘスキーを下げリトマネンを投入。その直後の42分、左のCKのチャンスにザビエルがフリーでヘッド、シュートはワンバウンドしてゴールに決まり、同点に追いついた。

 後半に入って49分、リヴァプールはGKデュデクからのボールをマーフィーが頭で前へつなぐと、ボールはレバークーゼンDF3枚の裏に抜けてあっという間にオーウェンとGKが1対1に。オーウェンはゴール右を狙い済ましてシュートしたが、惜しくもポストの根元に弾かれてしまい決められず。55分、今度はレバークーゼンがゼ・ロベルトからブルダリッチに絶好のパスが通り、GKと1対1。しかしブルダリッチはシュートを躊躇しチャンスを逃したしまった。返す刀でオーウェンにスルーパスが通る。しかし少しボールが長く、再び良い反応を見せたブットに防がれてしまった。
 決定的なチャンスが続き、ようやく追加点を挙げたのはレバークーゼンだった。63分、右サイドから上がったクロスをバラックがヘッドで押し込み、再びリードを奪う。そのわずか4分後、今度は左サイドのゼ・ロベルトの切り込みからリバプールゴール前で混戦に持ち込むと、最後はノイヴィルのシュートがエンショズに当たって跳ね返ったところをベルバトフが押し込み、点差を広げることに成功した。この1点でトータルゴールでもレバークーゼンが3-2とリヴァプールを上回ることになり、本当の意味で逆転となった。
 しかし試合はまだ終らない。79分のリヴァプールの攻撃。ボールをつないで最後は左サイドのリトマネンへ。リトマネンはPエリアに入りゴール正面までボールを持ち込むと、レバークーゼン守備陣6人を翻弄した挙句ゴール右サイドにシュートを決めて、トータルスコアイーブン、アウェーゴールを考慮するとリヴァプールがレバークーゼンを一歩リードする形になった。
 残り時間10分を切り、レバークーゼンは攻め急ぐ。そして84分、バシュトゥルクからのスルーパスをオフサイドぎりぎりで受けたルシオが豪快にシュート、GKデュデクは防ぐことができず再びレバークーゼンがリードを奪った。その後もレバークーゼンは守りに入ることは無く、88分には左サイドをうまく抜けたバシュトゥルクが絶好のクロスをゴール前に送る。ここにノイヴィルが走りこみ頭でゴールを狙ったが、なんと空振りしてしまった。
 だが、二転三転したすごいゲームもようやく終了。レバークーゼンが粘った末に逆転勝利を決めた。



―TOTAL―
リヴァプール 3−4  レバークーゼン