〜 2次リーグ第4節(Round4) 〜


グループA グループB グループC グループD



グループA マンチェスター バイエルンM ボアヴィスタ ナント 得点 失点 勝点
マンチェスター
 ・ユナイテッド
 
△ 1-1
○ 3-0
 
○ 5-1
△ 1-1
2 2 0 10 3 8
バイエルン
  ・ミュンヘン
△ 1-1
 
  ○ 1-0
△ 0-0

○ 1-0
2 2 0 3 1 8
ボアヴィスタ
● 0-3
△ 0-0
● 0-1
  ○ 0-1
 
1 1 2 1 4 4
ナント △ 1-1
● 1-5
● 0-1
 

● 0-1
  0 1 3 2 8 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


バイエルンM  1−0  ボアヴィスタ
サンタ・クルス 81'

 両チームともに後半に惜しいチャンスがあった。ボアヴィスタは、アレシャンドレが抜け出してシュートを放つも右のポストに弾かれてしまった。そしてバイエルンも、ボアヴィスタゴール前混戦からピサロがゴールを狙ったが、左のポストに阻まれてしまう。一進一退のゲームは、ホームのバイエルンが左サイドからのクロスを頭で押し込んだサンタ・クルスのゴールで均衡を破り、勝ち点3をものにした。


マンチェスターUTD  5−1  ナント
ベッカム 18'
スールシャール 31' 78'
スルヴェストレ 38'
ファン・ニステルローイ 64'(P)
ダ・ロシャ 17'

 勝ち点1しか取れていないナントは負ければ2次リーグ敗退が決まってしまう。そのナントが立ち上がりに良く攻め、3分のCKではチェットのヘッドが惜しくもクロスバーに跳ね返され、その後のプレーでファン・ニステルローイのハンドがあったかのように見えたがノーホイッスルだった。しかし17分のナントの攻撃で、左サイドからのクロスに飛び込んできたダ・ロシャが足で合わせ先制ゴールを決めた。
 しかしホームのマンチェはすかさず同点に追いつく。左45度25Mという絶妙の位置からのFK、ベッカムが蹴りこんだ素晴らしいボールはナントの壁の上を越えてゴール左隅に直接突き刺さった。さらに31分、右サイドに抜け出たファン・ニステルローイのクロスを左サイドに張ったギグスが中央へ頭でリターン、待ち構えたスールシャールが難なくヘッドを決めて逆転する。
 その7分後、今度は右サイドのFKでベッカムがゴール前に放り込んだところ、突っ込んできたシルヴェストレが頭で押し込みマンチェが2点差とする。ナントは42分、ダ・ロシャがミドルシュートを放ったが、左ポストに阻まれてしまった。

 後半の59分、ギグスがPエリアで相手DFのミスをつきボールを奪ってシュート、だがポストに当ててしまった。63分にはGKバルデスからのボールをスールシャールの頭を経由しファン・ニステルローイの元へ。そのままPエリアに突入したところでナントDF に引き倒されてPKをゲット。ファン・ニステルローイ自身が決めて更に差を広げた。
 だが、まだ終わらない。途中交代で入ったフォルランが粘り左サイドでFKを得ると、ベッカムがゴールに向かって蹴りこんだボールにスールシャールが頭で軽くコースを変えてゴール!ベッカムはこの日FKから1得点2アシストと大活躍。大量得点でマンチェが勝利した。ナントはここで脱落が決まった。




グループB ローマ バルサ ガラタサライ リヴァプール 得点 失点 勝点
ローマ   ○ 3-0
△ 1-1

△ 1-1
△0-0
 
1 3 0 5 2 6
バルセロナ △ 1-1
● 0-3
  △2-2
 

○ 3-1
1 2 1 6 7 5
ガラタサライ △ 1-1
 

△2-2
  △ 1-1
△ 0-0
0 4 0 4 4 4
リヴァプール
△0-0
● 1-3
 
△ 0-0
△ 1-1
  0 3 1 2 4 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ローマ  3−0  バルセロナ
エメルソン 61'
モンテッラ 74'
トンマージ 92'

 ローマは左サイドのデルベッキオから何度か攻撃を組み立てるが、シュートに至らない。バルサはミドルシュートを放っていくが、決め手に欠く。両チーム得点無く後半へ折り返し。
 後半早々、ローマはモンテッラからバティに絶妙なパスが通るかに見えたが、GKレイナが飛び出しセーブ。48分にはセットプレーからバティが頭で落とすと、そのままモンテッラがダイレクトシュート。ボールはネットを揺らしたが、その前のバティがオフサイドだった。その後もローマはバルサゴールに襲い掛かるが、攻めが単調なためディフェンス陣に弾き返されてしまう。だが60分過ぎ、ローマ攻撃陣はバルサPエリア内でボールを展開、バルサDFもぴったりマークしなかなかチャンスを作らせなかったが、下がり目にいたカンデラが強引にシュート、ボールはエメルソンに当たってコースが変わり、ついにレイナの壁を破ることに成功した。
 続いて74分、トッティからパスを受けたモンテッラが自らPエリアに持ち込むとそのままゴール右サイドにシュート、ローマが追加点を挙げる。バルサも厚い攻撃を見せるが、攻撃の密度が濃すぎるため、逆にうまくボールが通らない。両チーム積極的に攻め、ゲーム展開が早い。84分、ローマDFのクリアボールがモンテッラを経由し前線のトッティへ。トッティはそのまま独走、最後はGKを交わすシュートを放ったが、ボールはゴール右にそれてしまった。
 もはやこの時間になるとローマは引いて守り、バルサの攻撃もフィニッシュまで持ち込むことができなくなる。そしてロスタイム、ローマは自陣深い位置のFK、これを効果的につないで最後はトンマージが20Mのシュート。きれいなシュートが決まり、3-0でゲームは終了した。


ガラタサライ  1−1  リヴァプール
ニクレスク 71' ヘスキー 79'

 両チーム無理をしない立ち上がり。ガラタサライは早いチェックで試合の流れをつかもうと試みる。リヴァプールはロングボールで打開を図ろうとする。
 15分のリヴァプールのCK。マーフィが放り込んだボールへリーセが頭で合わせシュート、たたきつけるようなシュートを、しかしガラタサライGK・モンドラゴンがブロックした。
 16分にガラタサライのエルギュンが放ったミドルシュートをリヴァプールGK・カークランドがキャッチミス、すかさずアリフとギョクタンが詰めに行ったがカークランドとディフェンスが必死にゴールを守った。21分、今度はリヴァプールの攻撃。トップでボールを受けたオーウェンが溜めを作った後に走りこむスミチェルへ絶妙なパス。スミチェルはボールを受けた後、飛び出すモンドラゴンを抜くようなグラウンダーのシュートを蹴ったが、モンドラゴンが足を伸ばしてクリアーした。
 24分には再びリヴァプールのディフェンスにミスが出る。ゴール前のなんでもないボールをキャラガーがクリアミス、ボールはGKとガラタサライ攻撃陣の間へ。ニクレスクが蹴りこもうとしたところへカークランドが慌てて飛び込み足でカット。ルーズボールに今度はギョクタンがGK不在のゴールへ向けてヘッド、しかしヒーピアが倒れながら片足でクリアー。さらにそのボールがつながりギョクタンが強烈なシュート、だがここでも素早く反応したカークランドが右手でボールをはじき出すファインプレーを見せ、辛うじて失点を逃れた。

 後半の60分ごろからリヴァプールが怒涛の攻撃。中央をドリブルで上がったスミチェルが左のリーセへパス、リーセはエリア内に入ってからシュートを放ったが、モンドラゴンに当ててしまう。その後もガラタサライゴール前でボールを回し、オーウェンがミドルシュートを放ったりしたが、得点には至らず。そして、チャンスをものにできなかったリヴァプールに対し、ガラタサライが先制する。左サイドから放り込まれたボールをニクレスクが強烈なヘッド、ついにリヴァプールゴールをこじ開けた。
 しかしリヴァプールもついにチャンスを物にする。79分、ロングスローからガラタサライゴール前で混戦へ持ち込むと、最後はヘスキーがシュートをゴールに突き刺し、同点に追いついた。この後もお互いチャンスはあったものの点にはつながらず、前節に続きドローに終わった。




グループC レアル パナシナイコス Sプラハ ポルト 得点 失点 勝点
レアル
  ・マドリッド
  ○ 3-0
 

○ 3-2
○ 1-0
○ 2-1
4 0 0 9 3 12
パナシナイコス
● 0-3
  ○ 2-1
○ 2-0
△ 0-0
 
2 1 1 4 4 7
スパルタ
   ・プラハ
● 2-3
 
● 0-2
● 1-2
 
○ 1-0
1 0 3 4 7 3
ポルト ● 1-2
● 0-1

△ 0-0
● 0-1
 
  0 1 3 1 4 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ポルト  1−2  レアル
カプチョ 28' ソラーリ 7'
エルゲラ 20'

 ここまで3連勝のレアルは、ラウール、フィーゴ、ジダン、モリエンテスらを温存してこの試合に望んだ。先制したのはそのレアル。ゴール前のクロスボールにソラーリが頭で合わせ、ネットを揺さぶった。さらに20分、今度はポルトゴール前の混戦からエルゲラが押し込みレアルは追加点を挙げる。
 ポルトも28分、右サイドを破ったポスティガが中央へ折り返すと、ゴール正面でボールを受けたカプショが押し込み1点を返す。
 ポルトは後半に入っても攻めつづけチャンスを作ったがレアルの牙城を崩せず、1点差のままホイッスル。レアルは4連勝で準々決勝1番のりを決めた。


パナシナイコス  2−1  Sプラハ
コンスタンチノウ 15' 47' クレイン 90'


 ホームのパナシナイコスは序盤から積極的に攻める。そして15分、カウンターからコンスタンチノウがシュートを決めて派無し内向すが先制する。コンスタンチノウは後半開始早々にもヘッドでゴールを決めて、2点差とする。試合終了間際にプラハのクレインにヘッドでゴールを決められたが、パナシナイコスが勝利を物にした。



グループD デポルティボ アーセナル ユーベ レバークーゼン 得点 失点 勝点
デポルティボ
 ・ラ・コルーニャ
  ○ 2-0
 
○ 2-0
△ 0-0

● 0-3
2 1 1 4 3 7
アーセナル
● 0-2
  ○ 3-1
 
○ 4-1
△ 1-1
2 1 1 8 5 7
ユベントス △ 0-0
● 0-2

● 1-3
  ○ 4-0
 
1 1 2 5 5 4
バイヤー
 ・レバークーゼン
○ 3-0
 
△ 1-1
● 1-4

● 0-4
  1 1 2 5 9 4
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


アーセナル  4−1  レバークーゼン
ピレス 5'
アンリ 7'
ヴィエラ 48'
ベルカンプ 83'
セベッセン 86'

 アーセナルは立ち上がり早々ゴールラッシュ。まず5分、ヴィエラが奪ったボールをピレスがドリブルで持ち込み、そのままゴール右隅にシュートを流し込んだ。その2分後、中盤でベルカンプを中心とした流れるようなパスワークから、最後は右のヴィルトールから丁寧に送られたボールをアンリが落ち着いて決め、あっという間に2点差。
 後半早々にはセットプレーから追加点。ゴール前に放り込まれたボールを一度レバークーゼンDFが頭でクリアしたが、そのボールに直接ヴィエラが頭で合わせての得点だった。
 さらにアーセナルの攻撃は続く。83分、ベルカンプが相手Pエリア前でボールをキープ、そして振り向きざまにループシュート。これが見事にGKの頭上を越えて決まり、4点差となった。
 そして残り10分となったところで稲本が2度目の出場を果たす。その直後、レバークーゼン・セベッセンの突き刺すようなゴールを決められたがもはや勝敗に影響無し。アーセナルの完勝で終わった。


デポルティボ  2−0  ユーベ
トリスタン 8'
ジャウミーニャ 77'

 立ち上がりからデポルティボが攻勢に出る。何度も左サイドを破りユーベDFを翻弄、ついに8分、右サイドから入ったクロスをトリスタン体を併せるフェラーラを押しのけヘッド、先制点を挙げた。14分にはマウロ・シルバ、バレロン、トリスタンの3名の見事なパスワークでユーベゴール正面へ襲い掛かったが、シュートのタイミングでユーベGK・ブッフォンに抑えられてしまった。
 20分あたりからユーベがボールをキープできるようになったが、チャンスまでには至らない。しばらくすると再びデポルティボに押し込まれるようになる。特に左サイドからトリスタンとバレロンが何度となくユーベゴールを脅かした。前半終了直前の44分にはバレロンのスルーを受けたトリスタンがユーベディフェンスラインを抜けてGKと1対1。しかしシュートの直前にフェラーラのチャージを受け、シュートは力なくブッフォンに抑えられてしまった。しかしデポルティボの一方的な展開で後半へ折り返す。

 後半は五分五分の展開。しかし73分、ダーヴィッツが主審への抗議から連続2枚のイエローをもらってしまい、あっという間に退場となってしまった。そして数が多くなったデポルティボは76分、ユーベゴール前でボールをキープすると、右サイドのセルジオからクロスが入りジャウミーニャがたたきつけるようにヘッド、これがブッフォンをすり抜けユーベゴールに転がり込んだ。
 激しい雨もあってか、徐々に激しいプレーが多くなる。85分、ペッソットが放り込んだボールをデポルティボDFが後ろにそらしてしまう。そこを突いたトレセゲがそのままシュートを狙ったが、ゴール前を横切ってしまった。点数も人数も優位のデポルティボはもはや無理をしないゲーム運び。これ以上試合が動くことは無く終了した。