レアル・マドリッド | 1−1 extra0-1 | ガラタサライ |
ラウール '79(P) |
ジャルデウ '41(P) extra'12
|
UCLの覇者・レアルは昨シーズンからチームを大幅改造。レドンドとアネルカを放出したが、今期の移籍で最大の目玉となったフィーゴ獲得の他、スペイン代表FW・ムニティスらを補強している。しかしシーズン開幕前で100%のコンディションとは言えない。FWモリエンテスが膝の怪我で、マクマナマンは契約のごたごたで不在。 対するUEFAカップをPK戦で制したガラタサライは、ユーロ2000ベスト8メンバーが中心。ハカン・スクールら中心選手を放出したが、ポルトよりブラジル代表のジャルデウを補強、チームにとっては大きなプラスになりそうだ。また、すでに今シーズンの国内リーグが始まっており、UCL予選突破も決めている。
レアルのボールで前半は始まった。立ち上がりは両チーム厳しいプレス、中盤でボールが激しく動く。そして徐々にレアルが押し気味に。11分、Pエリアに入ったフィーゴが鋭いシュートを放つが、ボールはタファレルがキャッチ。その直後、ゴールから25Mの距離でレアルはFKを得る。ここで蹴ったのはフィーゴ、しかしボールは大きくバーを越えた。15分、中盤左のロベルト・カルロスから早いロングクロスがガラタサライDFとGKの間に入る。この素晴らしいボールにラウールは何とか追いついたが、体制を崩したシュートは枠を外れた。 メンバーの交替無く開始された後半。まず48分に再び25M程のFKを得たレアル、今度はロベルト・カルロスが強烈なシュートを放ったが、タファレルの正面だった。50分過ぎにレアルはムニティスを投入。そのムニティスが62分、左サイドを抜け出すと中央へ折り返し、ラウールがフリーでシュートを放つ。しかしゴールを外してしまった。レアルは前半から攻めてはいるのだが、ガラタサライの守りは厚い。そのガラタサライはハジが要所要所で活躍していたが、ロベカルとのマッチアップで消耗したのか途中で交代した。 残りもあと15分となったところで、思わぬ形でレアルにチャンスが訪れた。サビオが左サイドをえぐってクロスを上げたところで、スアトの手に当ってしまいPKを得たのだ。このPKをラウールがど真ん中にきっちり決めて、ゲームは振り出しに戻った。 その後、レアルは何度かムニティスが鋭い動きでDFラインの裏を狙うも、きわどい判定からオフサイドにされてしまう。87分、レアルのショートコーナーからムニティスが中へボールを流すと、サビオがダイレクトにシュート。しかしこれはポストに阻まれた。そのまま後半終了まで両チームシュートを放って行ったが、ゴールを奪う事はなく、延長戦となった。 延長はゴールデンゴール方式。最初にシュートを放ったのはコンセイソンだったが、大きく枠を外した。レアルは、この試合何度もガラタサライゴール前に攻めあがるのだが、DFが速攻を許さないため、結果的には厚い守りに待ち構えられてしまっていた。5分のサビオもPエリアで粘ったものの、結局つぶされてしまう。ガラタサライはジャルデウ頼み、一発の逆襲に賭けるが、ついにそれは結果を生んだ。12分、左サイドからファティが放ったミドルシュートぎみのボールを、ゴール前で張っていたジャルデウが軽くあわせ、ボールは反応できないカシージャスの脇をすり抜けゴールへ吸い込まれていった。 これでスーパーカップはUCLチャンピオンが4連敗となってしまった。 |
レアル・マドリッド |
ガラタサライ |
GK カシージャス DF カンポ ('67 フラビオ・コンセイソン) エルゲラ ジェレミ ロベルト・カルロス MF フィーゴ マケレレ セラデス (延長'9 サルガド) サヴィオ FW グティ ('53 ムニティス) ラウール |
GK タファレル DF カポネ ('85 ファティ) ポペスク ブレント ハカン・ウンサル MF オカン ('81 ハサン) エムレ スアト ハジ ('72 ブレント・アキン) FW ウミト ジャルデウ |