〜 2次リーグ第5節(Round5) 〜


グループA グループB グループC グループD



グループA ヴァレンシア マンチェスター Sグラーツ パナシナイコス 得点 失点 勝点
ヴァレンシア   △ 0-0
△ 1-1
○ 2-0
○ 5-0

△ 0-0
2 3 0 8 1 9
マンチェスター
 ・ユナイテッド
△ 1-1
△ 0-0
 
○ 2-0
○ 3-1
△ 1-1
2 3 0 7 3 9
シュトルム  
  ・グラーツ
● 0-5
● 0-2
● 0-2
 
  ○ 2-0
○ 2-1
2 0 3 4 10 6
パナシナイコス △ 0-0
 
△ 1-1
● 1-3
● 1-2
● 0-2
  0 2 3 3 8 2
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


Sグラーツ  0−5  ヴァレンシア
アヤラ 5'
カルー 50'
キリ・ゴンザレス 60'
アロンソ 88' 91'

 ヴァレンシアは、前半のうちに10人となってしまったSグラーツから大量得点を奪い決勝トーナメント進出を決めた。
 前半早々、CKのチャンスでアヤラがヘディングシュートを決め、ヴァレンシアがリードを奪う。ホームでの圧倒的強さを誇るSグラーツはその後数回チャンスを作るが、ヴァレンシアGK・カニサレスの攻守などもあり得点できず。メンディエタやデシャンの献身的な守備も目立つ。逆に35分、カルーの突破を止めようとしたプリラスニクが退場となってしまった。

 後半は得点ラッシュ。開始5分後、右サイドを破ったメンディエタのクロスを1度はGKシドルシュクが防いだが、リバウンドをカルーがものにした。続いて60分、惜しいチャンスを決めれずにいたキリ・ゴンザレスがようやくゴールを奪う。この点差でSグラーツは戦意を喪失、79分から投入されたアロンソにさらに2得点を許し大敗を喫した。Sグラーツは最終節にわずかな望みをかけてマンチェスターに挑む事となった。



パナシナイコス  1−1  マンチェスターUTD
セイタリディス 25' スコールズ 92'




グループB ガラタサライ デポルティボ ACミラン パリSG 得点 失点 勝点
ガラタサライ   ○ 1-0
● 0-2
○ 2-0
△ 2-2
○ 1-0
 
3 1 1 6 4 10
デポルティボ ○ 2-0
● 0-1
  ● 0-1
 
○ 4-3
○ 3-1
3 0 2 9 6 9
ACミラン △ 2-2
● 0-2

○ 1-0
  △ 1-1
△ 1-1
1 3 1 5 6 6
パリ        
 ・サンジェルマン

● 0-1
● 1-3
● 3-4
△ 1-1
△ 1-1
  0 2 3 6 10 2
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ガラタサライ  2−0  ACミラン
ハジ 20'
ジャルデウ 86'

 ホームのガラタサライがボールを支配する展開。前半20分には、後方のカポネからのロングフィードをハジがGK・ヂダより前で触り、ボールは無人のゴールへ転がってホームのガラタサライが先制する。22分にはハジが25MのFKを蹴ったが、ゴール右下を狙ったシュートはヂダのファインプレーの前に防がれた。

 後半に入ってもミランは思うようにボールをまわす事ができない。なんとか打開しようとするあまり、ミランにはファールが多くなる。そして前がかりとなったミランを嘲笑うかのようにジャルデウがディフェンスラインをかいくぐってヂダと1対1に。ジャルデウは冷静にシュートを流し込み決定的な2点目を決めた。ガラタサライの守りは集中を欠くことなく、そのまま勝利をものにし決勝トーナメント進出を決めた。ミランは最終節に2次リーグ突破を賭ける。



デポルティボ  4−3  パリSG
パンディアーニ 57' 76' 84'
トリスタン 60'
オコチャ 29'
ルロワ 43' 55'

 デポルティボが最下位のPSGに苦戦しながらも、後半から投入されたパンディアーニのハットトリックなどで大逆転を決めた。
 先制点はお互いなかなかチャンスが無いまま30分近くがすぎた頃、デポルティボGK・モリーナのクリアボールをPSGのオコチャが反応、20M弾で決めた。PSGは前半終了間際にルロワが左サイドからドリブル、ドナトとパブロを抜き去り素晴らしいシュートを決めてリードを広げた。

 ルロワはハーフタイム後の間も無いうちにアルジェリーノのクロスからシュートを決めて、ついに3点もの大差がついた。しかしこの得点の直後、デポルティボはパブロのクロスをパンディアーニがヘッドで決め、反撃ののろしを上げる。次の得点は60分のコーナーのチャンス。1分前に投入されたトリスタンのファーストタッチとなるヘッドがゴール、あっという間に1点差と迫った。
 こうなると押せ押せのデポルティボ、再びパンディアーニのヘッドが炸裂しついに同点とすると、残り6分のところでまたもやCKからヘディングでゲット、大逆転をやってのけた。デポルティボは決勝トーナメント進出に向けて大きく前進した。




グループC バイエルン アーセナル リヨン Sモスクワ 得点 失点 勝点
バイエルン 
 ・ミュンヘン
 
△ 2-2
○ 1-0
● 0-3
○ 1-0
○ 3-0
3 1 1 7 5 10
アーセナル △ 2-2
 
  △ 1-1
○ 1-0
○ 1-0
● 1-4
2 2 1 6 7 8
リヨン ○ 3-0
● 0-1
● 0-1
△ 1-1
  ○ 3-0
 
2 1 2 7 3 7
スパルタク 
  ・モスクワ
● 0-3
● 0-1
○ 4-1
● 0-1

● 0-3
  1 0 4 4 9 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


リヨン  3−0  バイエルン
グヴォー 13' 20'
レグル 71'

 フォエやマルレら主力を欠いたリヨンが、若いFW・グヴォーの2得点などでバイエルンを退けた。グヴォーは8分にエリア内でダイブしたとしてイエローをもらったが、13分にアンデルソンからのボールを右サイドから叩き込んで先制点を挙げる。その7分後にも今度は中央からシュートを決めて、早くも2点のリードを奪った。
 前半終了間際に3点目かと思われたゴールは、アンデルソンのオフサイドで幻となったが、71分にバイエルンの中途半端なクリアボールをレグルが直接叩き込み3点差、そのままゲームは終了した。


アーセナル  1−0  Sモスクワ
アンリ 82'


 前半からアーセナルが右サイドのピレス、ベルカンプを中心に積極的に攻める。シュートチャンスを何度も迎えるが、なかなかヒットせずもどかしい時間が続く。結局前半シュートを8本も放ちながら得点できず、対するモスクワはわずか1本のシュートで後半へ折り返す事となった。

 後半は雨で迎えられた両チームイレブン。アーセナルの猛攻は続く。51分にはFK、CKあわせて5本を畳み掛けたが結果は出ず。残り20分となったところでアーセナルはベルカンプをあきらめ、カヌーとヴィルトールを投入。アーセナルは運動量を落とさず攻め続け、80分にはヴィルトールがモスクワPエリア内でディフェンダーを振り切りながらシュート。このボールは惜しくもゴールの前を横切ってしまった。
 しかしその1分後、ついにCKからアンリが素晴らしい高さのヘディングシュートを決め、アーセナルは勝ち越しに成功。そのままなんとか1点を守り切り、アーセナルはようやくホームで勝ち点3を手にした。モスクワはここで2次リーグ敗退が決定した。




グループD レアル リーズ ラツィオ アンデルレヒト 得点 失点 勝点
レアル   
 ・マドリッド
  ○ 3-2
○ 2-0
○ 3-2
△ 2-2
○ 4-1
 
4 1 0 14 7 13
リーズ ● 0-2
● 2-3
 
○ 1-0
○ 2-1
○ 4-1
3 0 2 9 7 9
ラツィオ △ 2-2
● 2-3
● 0-1
 
  ○ 3-0
● 0-1
1 1 3 7 7 4
アンデルレヒト
● 1-4
● 1-4
● 1-2
○ 1-0
● 0-3
  1 0 4 4 13 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


レアル  3−2  リーズ
ラウール 7' 60'
フィーゴ 41'
スミス 6'
ヴィドゥカ 54'

 既に決勝トーナメント進出を決めている両チームの対戦だが、激しい点の取り合いとなった。まず6分、右サイドのヴィドゥカから上がったクロスにアラン・スミスが合わせ、リーズがリード。しかしわずか1分後、レアルはフィーゴのFKがゴール前に放り込まれるとこれをラウールが叩き込んで同点とする。
 前半終了前にはレアルがフィーゴのドリブルから決めたゴールで1歩リードを奪う。だが、後半に入ってヴィドゥカがCKのチャンスにヘディングシュートを決め、再び同点となった。しかしこの同点も長くは続かない。フィーゴが上げたボールをラウールがヘッド、ボールはネットに突き刺さりレアルが勝ち越す。
 リーズはあきらめることなく戦ったがヴィドゥカのシュートがクロスバーを叩くなどの不運もあり、そのまま試合は終了した。グループDは1位レアル、2位リーズで決定した。


ラツィオ  2−1  アンデルレヒト
クラウディオ・ロペス 40'
バローニオ 77'
ストイカ 49'