〜 2次リーグ第3節(Round3) 〜


グループA グループB グループC グループD



グループA マンチェスター ヴァレンシア Sグラーツ パナシナイコス 得点 失点 勝点
マンチェスター
 ・ユナイテッド
 
△ 0-0

○ 2-0
○ 3-1
 
2 1 0 5 1 7
ヴァレンシア △ 0-0
 
  ○ 2-0
 

△ 0-0
1 2 0 2 0 5
シュトルム  
  ・グラーツ
● 0-2
 

● 0-2
  ○ 2-0
 
1 0 2 2 4 3
パナシナイコス
● 1-3
△ 0-0
 

● 0-2
  0 1 2 1 5 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


バレンシア  0−0  マンチェスターUTD

 バレンシアは新戦力のアイマールを投入、無難に仕事をこなしたが、両チームとも決定的なシーンを作り出せず、スコアレスドローに終わった。


Sグラーツ  2−0  パナシナイコス
ハス 60'
コチジャン 85'

 立ち上がりからパナシナイコスが攻め続け、惜しいシーンを何度も作る。だが、ホームで滅法強いSグラーツがその力を発揮、後半に2得点を挙げパナシナイコスを退けた。



グループB ガラタサライ ACミラン デポルティボ パリSG 得点 失点 勝点
ガラタサライ  
△ 2-2
○ 1-0
 
○ 1-0
 
2 1 0 4 2 7
ACミラン △ 2-2
 
 
○ 1-0
△ 1-1
 
1 2 0 4 3 5
デポルティボ
● 0-1
● 0-1
 
 
○ 3-1
1 0 2 3 3 3
パリ        
 ・サンジェルマン

● 0-1

△ 1-1
● 1-3
 
  0 1 2 2 5 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ACミラン  1−1  パリSG
レオナルド 27' アネルカ 30'

 ミランはサンシーロにPSGを迎えての1戦。前半27分、ミランはレオナルドが素早い反転からの技ありシュートで先制点を奪う。だがその3分後、PSGアネルカがオフサイドをかいくぐって独走、きっちりゴールを奪い、ミランはPSGに追いつかれてしまう。さらに42分、ロキ・ジュニオールの後ろからのチャージが1発レッドとなり万事休す。後半PSGが優位に展開、アウェーと言えどグループ最下位のPSGには勝ち点3が欲しいところだが、56分にドミの惜しいシュートがあった以外、決定的なシーンは訪れなかった。結局1対1の引き分けに終わった。


ガラタサライ  1−0  デポルティボ
スアト 11'

 両チームとも立ち上がりからゴール前でのチャンスを数回迎える。そのチャンスを物にしたのは、ホームのガラタサライ。左サイドからハサンがグラウンダーのボールを中央へ蹴り込み、待っていたスアトが鋭いシュートを叩き込んだ。1点ビハインドとなったデポルティボは攻めに転じるが、ガラタサライはしっかりと守り失点することなく前半を終了。
 後半になるとますますガラタサライは守り重視に。デポルティボはサイドから中へ放り込むも、そこから思うように展開できない。78分、右のCKからのボールが一つ頭を経由してナイベトの正面へ。ナイベトは素早く頭で反応したが、押し込むだけだったシュートは惜しくも左サイドに外れてしまった。82分、ガラタサライは右からのクロスにジャルデウが反応しボレー、惜しいシュートを放ったが、これはオフサイド。結局デポルティボは活路を見出せず、ガラタサライの守備の前に敗れた。



グループC バイエルン アーセナル リヨン Sモスクワ 得点 失点 勝点
バイエルン 
 ・ミュンヘン
 
△ 2-2
○ 1-0
 
○ 1-0
 
2 1 0 4 2 7
アーセナル △ 2-2
 
 
○ 1-0

● 1-4
1 1 1 4 6 4
リヨン
● 0-1
● 0-1
 
  ○ 3-0
 
1 0 2 3 2 3
スパルタク 
  ・モスクワ

● 0-1
○ 4-1
 

● 0-3
  1 0 2 4 5 3
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


バイエルン  1−0  Sモスクワ
エウベル 79'

 バイエルンはモスクワの強固なディフェンスとGKフィリモノフの前に苦しんだが、残り時間11分というところでブラジル人ストライカー・エウベルの得点により勝利を手にした。
 立ち上がりは静かだったが、バイエルンが次第にチャンスを作り出すようになる。モスクワのGK・フィリモノフはエッフェンベルグやイェレミースの攻撃を良く防いでいたが、31分過ぎのエウベルのシュートは突破されてしまう。だが、幸いにもボールはクロスバーの角に弾かれ失点を免れた。その6分後に再び訪れたエウベルのチャンスには、フィリモノフがきっちり対応した。モスクワのチャンスは36分、イリスメトフがお手本の様なオーバーヘッドを見せたが、バイエルンのGK・カーンがファインセーブでゴールを守った。
 後半になると、モスクワはバイエルンの攻撃を押え込むようになった。68分のショルの素晴らしいボレーシュートも、またもやフィリモノフがセーブ。だが、79分、リザラスのロングスローからボールがつながりエウベルの元へ。エウベルは鋭い反応でこれを決めて、ようやく勝ち越した。
 終始守りに徹してきたモスクワにもはや攻撃の力はなく、グループ最下位に落ちてしまった。


リヨン  0−1  アーセナル
アンリ 59'





グループD レアル リーズ アンデルレヒト ラツィオ 得点 失点 勝点
レアル   
 ・マドリッド
 
○ 2-0
○ 4-1
 
○ 3-2
 
3 0 0 9 3 9
リーズ ● 0-2
 
  ○ 2-1
 

○ 1-0
2 0 1 3 3 6
アンデルレヒト
● 1-4

● 1-2
  ○ 1-0
 
1 0 2 3 6 3
ラツィオ
● 2-3
● 0-1
 

● 0-1
  0 0 3 2 5 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


リーズ  2−1  アンデルレヒト
ハート 74'
ボウヤー 87'
ストイカ 65'

 前半は大きな見所も無く、リーズディフェンスの前にアンデルレヒトはゴールを脅かすには至らなかった。また、リーズも10分、FW・スミスがヘディングシュートを放ったが、GKに止められてしまった。アンデルレヒトGK・ミロイエヴィッチは前半良く仕事をし、ハーフタイムが近づくにつれ攻撃を強めてきたリーズを無得点に押さえて後半へ折り返した。
 48分のアンデルレヒト、デポルティボのバックパスの隙を突きエムレがシュートを放ったが、GKマーティンが身体を張って防いだ。しかし65分、ゴールのヒールパスからPエリア内でストイカがシュートに持ち込み先制した。
 この失点を受け、後半途中から投入されたキューウェルが素晴らしい動きでチームをひっぱりだした。そして74分、ハートが30MのFKを低い弾道で直接叩き込み同点に追いつく。さらに終了間際、ボウヤーがアンデルレヒトのゴール前でDFを振り切り、GK・ミロイエヴィッチの脇からボールをゴールへ流し込み、勝ち越しを決めた。最後のラジンスキの反撃をGK・マーティンがスーパーセーブで防ぎきり、リーズは勝ち点3をゲット。グループ突破が見えてきた。


レアル  3−2  ラツィオ
モリエンテス 32'
エルゲラ 81'
フィーゴ 43'(P)
クレスポ 4'
ゴッタルディ 83'

 立ち上がり早々お互いに攻め合い、4分にラツィオが先制。この冬移籍してきたばかりのカストロマンの素晴らしいパスを受けたクレスポは、シュートフェイント1発でディフェンスをかわすと落ち着いてゴール。11分にもクレスポはDFラインから出たロングボールに反応しGKカシージャスと1対1になったが、さばききれずに防がれてしまった。レアルは18分、フィーゴが右サイドから意表を突いてロングシュート。ボールは惜しくも遠いサイドのポストを叩いた。
 32分、レアルは流れるようなプレーで同点に追いつく。中盤のエルゲラから前線左サイドに張ったラウールへボールが通ると、ラウールは振り向きざまに中央へ素早い折り返し。このパスがモリエンテスへドンピシャで渡り、ワンタッチ後のシュートはゴール右角に決まった。前半終了間際にはマクマナマンが中央へドリブルで切り込みシュート一閃、しかしボールはバーに阻まれ、1対1のまま前半終了。

 後半最初のチャンスはまたもやクレスポ。49分に中盤のボールカットからのカウンターで抜け出し、再びカシージャスと1対1に。カシージャスは慎重にクレスポに対処、サイドに追いやられたクレスポは最後にはシュートコースをなくしてしまい、ボールはサイドネットを揺らした。74分、ヴェーロンが審判へ抗議しイエロー、次節に出れなくなってしまった。81分、レアルは左CKのこぼれ球をつなぎロベルト・カルロスがクロス、これを最後にムニティスが押し込みついにリードを奪った。
 負けられないラツィオはその2分後に追いつく。左サイドのパンカロからゴール前に挙げられたクロスをカシージャスがハンブル、ゴッタルディがすかさず詰めてゴールを奪うことに成功したのだ。更に追加点を挙げ勝ち点3をものにしたいラツィオ。ホームで同点に終わりたくないレアル。両者の熾烈なしのぎあいは、43分にムニティスが倒されレアルがPKを得るという結果に。ラツィオGK・ペルッツィはフィーゴのシュートに反応したが、枠の外に押し出すまでには至らなかった。その後はレアルがボールをまわし、そのままホイッスルとなった。