〜 2次リーグ第2節(Round2) 〜


グループA グループB グループC グループD



グループA マンチェスター ヴァレンシア パナシナイコス Sグラーツ 得点 失点 勝点
マンチェスター
 ・ユナイテッド
 
 
○ 3-1
 

○ 2-0
2 0 0 5 1 6
ヴァレンシア
 
 
△ 0-0
○ 2-0
 
1 1 0 2 0 4
パナシナイコス
● 1-3
△ 0-0
 
 
 
0 1 1 1 3 1
シュトルム  
  ・グラーツ
● 0-2
 

● 0-2

 
  0 0 2 0 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


パナシナイコス  0−0  バレンシア



Sグラーツ  0−2  マンチェスターUTD
スコールズ 18'
ギグス 89'




グループB ACミラン ガラタサライ デポルティボ パリSG 得点 失点 勝点
ACミラン   △ 2-2
 

○ 1-0

 
1 1 0 3 2 4
ガラタサライ
△ 2-2
 
 
○ 1-0
 
1 1 0 3 2 4
デポルティボ ● 0-1
 

 
 
○ 3-1
1 0 1 3 2 3
パリ        
 ・サンジェルマン

 

● 0-1
● 1-3
 
  0 0 2 1 4 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


デポルティボ  0−1  ACミラン
ヘルヴェーグ 45'

 雨の中のゲーム。立ち上がりから両チームとも攻守の切り替えが早い。ボールが良く動き、お互いゴール前で見応えのある惜しいシーンを何度か作り出す。31分にはデポルティボが絶好のチャンス。トリスタンが右サイドに出たスルーパスに素早く反応、タッチライン際で素早く切り返しマルディーニをかわすと、落ち着いて中で待っていたジャウミーニャへ折り返す。ジャウミーニャはキーパー不在のゴールへシュートを流し込もうとしたが、すんでのところでロキ・ジュニオールがクリアした。
 前半の終盤にはややミランペースになっていたが、ついにロスタイムで先制点を挙げる。右のCKがゴール前混戦からこぼれでた所を、ヘルヴェーグが押さえの効いたダイレクトシュートを放ち、デポルティボ守備陣の壁を破った。

 後半もデポルティボがボールを回し、ミランは構えてシェフチェンコのスピードを活かそうとする展開。まずチャンスを迎えたのはミラン。49分、左サイドをココが突破、ゴール前でフリーだったボバンにクロスが上がる。しかしボバンは、決めなくてはならないこのチャンスでシュートを外してしまった。その1分後にはシェフチェンコが自陣ディフェンスラインからのロングボールに反応しデポルティボGK・モリーナと1対1に。シェフチェンコはモリーナをもかわしに行ったが、後ろからナイベトがチェック、ボールはあわやオウンゴールとなるところでパブロがクリアし難を逃れた。シェフチェンコは54分にもロングフィードに反応しデポルティボゴールを脅かした。
 70分にデポルティボはゴール正面20M強のところでFKのチャンス。ジャウミーニャが強烈なシュートを放ったが、アッビアティがきっちり弾き出した。この後、デポルティボの攻撃をミランがきっちり守り、アウェーで貴重な勝ち点3をものにした。



ガラタサライ  1−0  パリSG
ウミト 51'(P)




グループC バイエルン リヨン Sモスクワ アーセナル 得点 失点 勝点
バイエルン 
 ・ミュンヘン
  ○ 1-0
 

 

△ 2-2
1 1 0 3 2 4
リヨン
● 0-1
  ○ 3-0
 

 
1 0 1 3 1 3
スパルタク 
  ・モスクワ

 

● 0-3
  ○ 4-1
 
1 0 1 4 4 3
アーセナル △ 2-2
 

 

● 1-4
  0 1 1 3 6 1
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


アーセナル  2−2  バイエルン
アンリ 4'
カヌー 55'
タルナト 56'
ショル 66'

 まだゲームが落着かない時間帯にアーセナルが先制する。左サイドをピレスが持ち上がり中へパスを流すと手前のアンリがスルー、裏を走っていたカヌーにボールが渡る。カヌーはバイエルンDFを引き付けてからアンリへ折り返し、流れるようなプレーのフィニッシュとしてアンリがゴールを決めた。17分、バイエルンは自陣でのアーセナルのCKからの分厚い攻撃を凌ぎカウンター、Pエリアすぐ外でショルが倒されFKを得る。だが、このチャンスはアーセナルの壁に弾かれた。36分、アーセナルの4本目のCK。アダムスが放ったヘッドはバイエルンのリンケが頭で弾き、ボールはポストを直撃し跳ね返されてしまった。

 後半からバイエルンはエウベルに加えFWにパウロ・セルジオを投入、更に両者激しく攻め立てる。55分、アーセナルは再びきれいな流れの中で得点を決める。右サイドをアンリが深く持ち込むと丁寧にマイナス気味に折り返し、走り込んできたカヌーがシュート。GK・カーンはわずかに触れたが、ボールは左のポストを叩いてゴールへ吸い込まれた。
 だが、あっという間にバイエルンは1点を奪い返す。右サイドで得たFK、エッフェンベルグがゴール前に放り込むとエウベルがボールをうまく落とし、最後はタルナトが流し込んだ。バイエルンはこの1点で試合を支配するようになった。そして64分にスフォルザが倒され25MのFKを得る。1度蹴り直しとなり時間のかかったFKだったが、2度目にショルがゴール左上の角に落とすシュートを決めて、ついに同点に追いついた。



リヨン  3−0  Sモスクワ
マルレ 2'
アンデルソン 31' 42'





グループD レアル アンデルレヒト リーズ ラツィオ 得点 失点 勝点
レアル   
 ・マドリッド
  ○ 4-1
 

○ 2-0

 
2 0 0 6 1 6
アンデルレヒト
● 1-4
 
 
○ 1-0
 
1 0 1 2 4 3
リーズ ● 0-2
 

 
 
○ 1-0
1 0 1 1 2 3
ラツィオ
 

● 0-1
● 0-1
 
  0 0 2 0 2 0
勝点:勝ち=3点、引分け=1点、負け=0点  上がホーム、下がアウェー


ラツィオ  0−1  リーズ
スミス 80'



レアル  4−1  アンデルレヒト
モリエンテス 12'
フィーゴ 23'(P)
エルゲラ 44'
ロベルト・カルロス 73'
ストイカ 89'

 レアルにとってはトヨタカップの敗戦から1週間で迎えたゲームだが、左サイドを基点に序盤から攻め込む。アンデルレヒトもコラーとラジンスキーを中心に攻める。9分、左サイドから放ったコラーのシュートは惜しくもクロスバーを直撃。直後にエルゲラからトップのラウールへミドルパスが通りゴール前でフリーに。しかしラウールのシュートはデ・ビルデの正面へ行ってしまった。そして12分、レアルのゆっくりしたパス回しから一転エルゲラが前線のモリエンテスへパスを通すと、モリエンテスはうまいシュートフェイントの後、きっちりボールをゴールへ蹴り込み先制点を挙げた。
 そしてここからレアルのショータイムが続く。アンデルレヒトは再三ピンチを凌いだが、23分のラウールの突破にはPKを与えてしまう。続く3点目は前半終了間際の右のCKから。フィーゴが高めに上げたボールは下がり目に待っていたエルゲラの足元に。フリーのエルゲラは難なくボレーを決めた。

 もはや点を取るしかないアンデルレヒトは後半立ち上がりこそ積極的にプレスをかけたが、徐々にレアルペースに戻る。56分、オフサイドラインをかわしてモリエンテスが一人抜け出すが、シュートまで時間がかかり戻ったディフェンスにカットされてしまった。73分にはマケレレがゴール正面、Pエリアすぐ外でFKを奪う。ここはもちろんロベルト・カルロス。手拍子で迎えられたこの日2度目の彼のFKは、壁の隙間を弾丸のようにすり抜け、デ・ビルデが辛うじて触ったものの止めることはできなかった。
 もはやレアルのワンマンショー。アンデルレヒトはなすすべも無く終わってしまうところだったが、終了間際にストイカが放ったミドルシュートがレアルゴールに突き刺さり、辛うじて一矢を報いた。ゲームはレアルの快勝で終了した。