ゼロアベ的妄想生活〜たんぽぽ編
バカップルワールドへようこそ
夕焼けに小さくなる くせのある歩き方
ずっと手をふり続けていたいひと
ゼロ様、これ…。
今日は夜試合だって話だったから、向こうで食べる軽い食事も
あった方がいいかな、と思って、お弁当作ってみたんです。
どうぞ、持っていって下さい。
…気をつけて下さいね。怪我なんて、しないように…。
………いってらっしゃい。
………………。
…何で、ゼロ様はいつも、真っ赤になって走っていくんだろう。
多分、君のエプロン姿と言動とのマッチングのせい
風に乗り飛んで来た はかない種のような
愛はやがて来る冬を越えていく
あ、それですか？
窓からたんぽぽの種が入ってきたから、古い皿に植えてみたんです。
ほら、もう芽が出てるでしょう？
季節外れですけど、家の中に置いてあるし、大切に育てていけば、きっと咲きます。
え？咲いたら嬉しいかって？
すごく嬉しいです。
………………。
…ゼロ様、そんなに水あげたら、種流れちゃいます。
ゼロファンの方々に、まず伝えておこうと思いマス。…ごめんなさい
君はダンデライオン
傷ついた日々は 彼に出会うための
そうよ 運命が用意してくれた
大切なレッスン
今 素敵なレディになる
…あの、ゼロ様…。
新しい服は嬉しいんですけど。
これ、何だか、布が多くありません？
（何でこんなにふりふりしてるんだろう…。
ちょっと動きづらそうに見えるんだけど）
え。
エプロンってそういうものなんですか？
エプロンには白ブラウスとフレアスカートって、それも決まってるんですか？
ごめんなさい、よく知らなくって。
は、はい。すぐ着替えてきます。
ゼロファンの方々に、まず伝えておこうと思いマス。…すみません
つみ取って捧げたら ひとに笑われそうな
私にできる全てを受け取って
ゼロ様。僕、ゼロ様が望むんだったら、何だって叶えたいと思ってます。
何でもしようって、そう思ってますけど、でも…。
それは、それだけは。
駄目です、できません。
…な、泣きたくなんか、ないんですけど。
ふるさとの両親が よこす手紙のような
ぎこちないぬくもりほど泣きたくなる
泣くほど嫌って、そういう訳じゃなくて。
…膝枕だなんて、恥ずかしいじゃないですか。そうじゃありませんか。
……何で怒るんですか。いつもの僕の言動の方が恥ずかしいって、
それ、一体、どういう…。
だから、するんだったら、構いませんったら。
だけど、ゼロ様の膝枕なんて、使える訳ないでしょう。
って言ってるのに、あーあーあーーーっっ。
ゼロファンの方々に、まず伝えておこうと思いマス。…申し訳ないデス
君はダンデライオン
本当の孤独を 今まで知らないの
とても幸せな寂しさを抱いて
これから歩けない
私はもう あなたなしで
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
僕は、我が儘を言っています。
例え、誰に許されなくても、構いません。
邪神の劫火に１００万回焼かれたって、いいのです。
だけど、彼といたいのです。
僕が僕でいられる最後の瞬間まで、僕は彼と一緒にいたいのです。
彼にも、ひどい事をしているのかもしれません。
本当の事を告げず、ただ、今日のこの日が明日も続けばいいと願う。
他愛のない事で笑い合って、ごく自然に笑い合って。
こんな暖かな日が、ずっと続けばいいと思う。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
とても幸せな寂しさを抱いて
これから歩けない
だけど神様、お願いします。
私はもう あなたなしで
どうか、この人を僕に下さい。
ＥＮＤ ・
ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ／松任谷由実／アルバム「ＶＯＹＡＧＥＲ」より
ゼロファンの方々に以下同文。
でも、楽しー。（うっとり
こーいうのって、すっごい楽しいです。もうもろバカップルってカンジが。
（ギャグですから、ギャグですから、ミナサマ）
しかし、たまにはこーいうのもいいよね、と思いながら、
何となく最後に締めらしきものをもってきてしまうのって、
書き手のサガっつーか。
バカ話にもシリアスにも、どちらにもなり切れてない
ハンパなあたりが恥ずかしっぽい。
カラオケビデオ調おバカなゼロアベを目指してみました。
どーかさらっと、読み流して下さいまし。
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