A5判 58頁 重量95g
本体頒布価格 500円 (送料別)
2013年12月 初版発行
原書は、1860年にオランダで出版された『歩兵の武器や大砲に関する規則』と題する教本。
これを幕府陸軍所が、元治元年(1864)に翻訳・出版した。翻訳者は大築保太郎。
小銃の撃ち方や手入れの仕方、射撃の訓練方法などを解説しており、兵卒を教育する教官向けに書かれた模様。 図解や表も多用される。
幕府陸軍のほか諸藩でも、また正規軍だけでなく農兵隊の訓練にも使われたと思われる。
司馬遼太郎『燃えよ剣』に、土方歳三の愛読書として登場。
作中では、土方歳三が松平太郎から譲り受け、夢中で読みふけった。
小説の中だけでなく、実際に読まれた可能性もある。
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