N. IDEMITSU - Profile
インターネットによる情報収集入門(日本語教育編)
2001/7/4 出光
2001/11/20 改訂
1−1. 目的に特化した総合情報サイトの利用
- 日本語オンライン
書籍情報や求人情報、学校・団体等のデータベースなど、いろいろ充実しています。
1−2.検索ページの利用
- インターネットの情報の海の中から必要な情報を探し出すには、検索サービスを活用する。検索ページ、検索エンジンとも言う。
- 検索ページは、その検索の仕組みから、大きく分けて2つのタイプに分けられます。もちろん、その両方の機能を持ったものもあります。
1-2-1 カテゴリー(デレクトリー)型 Yahoo! など
WWWページをその内容で分類している。情報は基本的に人手を経て登録されており、全文検索型に比べて登録数は少なくなるが、不必要な結果を避けやすい。
利用法は、(1)
分類(カテゴリ)を辿って目的のページを探していく; (2)
カテゴリの名称、WWWページの名称、200字程度の概要文を対象に、キーワード検索を行って検索する。
1-2-2 全文検索型 google など (WWWロボット型とも言う)
WWWロボットと呼ばれるプログラムが、自動的にWWWページの内容(全文)を、データベースに記録していく。デレクトリー型に比べて登録数は桁違いになる。
キーワードにより検索するが、検索するキーワードを含むあらゆるページが出てくるので、関係ないジャンルのものも検索結果に出てくる。
- 両者の違いの例。「桜美林大学」で検索すると、Yahoo!
では数件の結果で、殆どが桜美林関係者によって作られているページですが、google
では検索結果千数百件となり、桜美林大学関係者以外の作ったページでも、「桜美林大学」の文字が含まれるページが対象になるので、例えば、高校、短大の進学実績のページなども結果に出てきます。
- 沢山の結果が出てしまう場合、複数のキーワードを空白で区切って入力すると、結果を絞り込むことが出来ます。
E.g. 「桜美林大学 進学」 「桜美林大学 編入」
- Yahoo
でキーワード検索した際、結果の表示ページに表れる、「ページ検索」という箇所をクリックすると、google
での検索結果が表示されます。Yahooのデーターに全くマッチしない場合は、自動的に
google による検索が行われ、結果が表示されます。
1-2-3.具体的な事例
【日本語学校の名称・住所・電話の一覧を探す】
- 例えば、日本語学校の住所、電話番号の一覧を探すとします。そういった情報を整備している団体や協会等(その情報を公開しているはず)を知っていれば、カテゴリー型の検索エンジンで、その団体や協会の公式ページを探し、そのサイトの中を探すと良いでしょう。
- しかし、そういった情報を提供しているサイト名がわからない場合はどうするか。ずばりその情報(日本語学校の名称と住所と電話番号)を持っているページにて、用いられていそうな言葉を並べて全文検索型のエンジン(Yahoo
内からはページ検索)で、探します。検索語に、「日本語学校 住所 電話 一覧」と指定して検索すると、様々な団体等が開設しているサイトが出てきます。
【日本語教師の募集情報をさがす】
- 全文検索で「日本語 教師 募集」等のキーワードで探します。「教師」の他に「教員」「講師」という言葉でも検索した方が良いでしょう。
goo!
の場合は、3週間以内に更新された情報を、「最新の結果」という区分で表示してくれますので便利です。
2−1.Webページ上の画像などの利用
【Webページの中の特定の画像をコピー・貼り付け】
- 貼り付けたい画像にマウスポインターを合わせ、マウスの右ボタンをクリック。表れたメニューの中の「コピー」を選択。
- Wordの画面にきりかえて、画像を貼り付けたいところにカーソル(点滅する縦棒)を持ってきて、メニューの「編集」→「貼り付け」
【アプリケーション画面のコピー・貼り付け】
Word(他のワープロソフトでも大体同じ)と、ブラウザーの両方を起動する。
貼り付けたい画面(ページ)をブラウザーに表示したら、「Alt」キーを押しながら、「Print
Screen」キーを押す。
Wordにきりかえて、画像を貼り付けたいところにカーソル(点滅する縦棒)を持ってきて、メニューの「編集」→「貼り付け」
必要なら、画像の大きさを調整します。
*「Print
Screen」キーのみだとパソコンの画面全体が、「Alt」キーを押しながら、「Print
Screen」キーを押すと、アクティブウィンドウ(上が青くなっている窓)のみがコピーされます。
2−2.様々なデータファイルのダウンロード
- インターネット上には、ブラウザーで表示されるページの他、専用アプリケーションで利用できる様々な形式のファイルがあります。
- ダウンロード =
ブラウザー上で表示するのではなく、ファイルとして目の前のパソコン(ハードディスクかフロッピーなど)に一旦保存すること。
- マウスのポインター(矢印)をファイルへのリンク(矢印が手の指差しの形になる)にあわせ、マウスの右ボタンを押す。現れたメニューの中の、「ファイルに保存」を選択。
●画像ファイル *.gif *.jpg *.jpeg
●ビデオファイル *.mov *.avi *.mpeg
●Excel ファイル *.xls
- 代表的な表計算ソフト、エクセルのファイル。数値(文字)データのみならず、グラフも記載可能。
*Excelファイルを閲覧し印刷するだけの機能を持ったソフト、Excel
Viewer は、マイクロソフト社のホームページから無料でダウンロードして利用出来る。
例:総務庁統計局
●CSV ファイル *.csv
- どのような表計算ソフトにも利用可能な、数値(文字)データのファイル。表計算ソフトのセルに相当する区切りが、","
comma によって区切られている。
例:内閣府世論調査
●Wordファイル *.doc
- 代表的なワープロソフト、Word形式のファイル。
*Wordファイルを閲覧し印刷するだけの機能を持ったソフト、Word
Viewer は、マイクロソフト社のホームページから無料でダウンロードして利用出来る。
●プログラムファイル *.exe プログラムのファイル。
●PDF ファイル
- 印刷イメージのファイル。文字でも画像でも何でも可。閲覧と印刷には、アドビ社のホームページ
やパソコン雑誌の付録CD-ROMに収容されている
AcrobatReader が必要。
例:国際交流基金「海外の日本語教育の現状(概要版)」