しっかり知りたい!

Hiraoka先生の命を守る部屋

その2

今、あなたにできること

心臓マッサージ

血液を送り出せなくなっている心臓の代わりに,あなたの手で心臓を収縮させて,少しでも血液を循環させる手技が,救命法としての「心臓マッサージ」です。

倒れた人を仰向けにしても,手足を動かさず呼吸もしていないようなら心臓マッサージの開始です

肩をたたき、声をかけてみましょう。

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自分の両手のひらを,倒れている人の左右の乳頭のちょうど真ん中(体の正中,胸骨と呼ばれる骨の上)に重ねて置いて下さい。左右にずれていると,圧迫するときに肋骨を損傷する危険もあり,有効な心臓マッサージができません。

次に肘を伸ばして,手のひらに体重をかけ(この時指の方に力が入らない様に注意します)胸が4〜5cmしずむ様に真下へ押し,すぐに力を抜いて下さい。エンジンのピストンのようにこれを繰り返します。

床に倒れている人なら,あなたは「立て膝で」行うのが良いでしょう)

早さは1秒に2回程度が適切です(早すぎても,遅すぎても効果は減弱するといわれています)。

一人で10分間続けるには,かなりの体力がいるかも知れません.人数がいれば交代で行っても良いですが,できるだけ中断しない事が大切です(秒単位で考えて下さい)。

乳幼児の場合や、子供の場合は、大人より浅くします。

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次のページではあなたにできること。

人工呼吸についてお話ししましょう。

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